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第1章 レッツスローライフ
謎すぎる職業 (3)
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「なんてツッコミどころ満載なステータスなんだ………」
自分のステータスが衝撃的すぎる。まさかオール1だとは思わなかった。ひどい。これはひどい。
「スキルがまともそうなのがせめてもの救いよ………」
泣かないよ。泣かないよ。私は強い子だからね。目尻に溜まってるのは汗だからね!!!
と、とりあえずスキルを確認しよう………。
鑑定……対象物の詳細情報を知ることができる。ただし力の差がありすぎると鑑定不能
分解……指定したものを好きなサイズにまで分解することができる
再構築……バラバラのものを元の形に組み直す、あるいは自由に組み直すことができる
瞬間記憶……発動中に見聞きしたことを永遠に忘れない
異次元収納……アイテムボックス。中に入れたものは時間経過で劣化しない上、無限に入る
「スキルパネェ!!!」
チートすぎる!!分解再構築とかどこの劣等生だよ、お前!!扱いきれる自信がまったくない!!
その二つはともかく、鑑定と瞬間記憶と異次元収納はありがたいな。異次元収納の中に放り込めば、さっき回収した青い果実も劣化させずに保管できるしね。
まあ、とりあえずスキルはどれも至極まともなものだったからいいだろう。
だが、このステータスのツッコミどころはまだ終わらない。
「希望の星って、何?」
私のメインジョブのところに希望の星とある。職業、希望の星って………何?
「と、とりあえず説明文を………」
希望の星……エンシェールの希望の星
「謎すぎるーーーー!!!!」
これ以外の感想をどうやって持てと!!全く持って説明になってないよ!!私は何すりゃいいんだよ!!
そもそも希望の星とか大雑把すぎるでしょ!!何に対する希望の星だよ!!
「異世界の神よ………私に何を目指せというのだ」
私は膝と手をついてうなだれた。もうツッコミどころが満載すぎて意味がわからない。
異世界人に何を期待してるんだよチクショーーー!!
ぐーきゅるるるるるる。
…………………。
「………ご飯食べよ」
食料をゲットしたのに、虎に追いかけ回されたりステータスにツッコミまくったりして未だに食べれていなかったというね。
せっかくだから、食べる前に鑑定してみよう。鑑定スキルの練習にもなるだろう。
私は青い果実を対象に鑑定を発動させた。
『黄金りんご』
「全然黄金じゃないじゃん!?」
全く黄色い要素ないよ!?むしろ真っ青だよ!?ブルーハワイもびっくりだよ!?
もうなんなのこの世界。辛い。
「でもとりあえず食用可能だから食べますけど…………」
りんごとか言っといてまずかったら泣くよ?
カリッ。
モグモグ………。
……………。
…………。
………。
……。
「なんでスイカ味なのーーー!?」
なんで!?なんでりんごなのにスイカ!?しかもご丁寧なことに中の果実は赤いし、種も黒い!!
本当になんなのこの世界!?
「ますます黄金りんごじゃない!!」
なんで黄金りんごなんて名前にしたの!?名前と現実が一切合切かすってないよ!?青空スイカではダメだったのか!?
「………もう諦めよう」
無理だ。私の許容範囲を余裕で逸脱してるよ、この世界。
「食べてすぐに寝たら、私は牛になるぅ~」
いろいろオワタな状況に置かれているけど、とりあえず今は全ての思考を放棄しよう。もう脳がまともに機能してない。フリーズだフリーズ。
ちょっと15時間ぐらい夢の世界に旅立ってくるわ。
自分のステータスが衝撃的すぎる。まさかオール1だとは思わなかった。ひどい。これはひどい。
「スキルがまともそうなのがせめてもの救いよ………」
泣かないよ。泣かないよ。私は強い子だからね。目尻に溜まってるのは汗だからね!!!
と、とりあえずスキルを確認しよう………。
鑑定……対象物の詳細情報を知ることができる。ただし力の差がありすぎると鑑定不能
分解……指定したものを好きなサイズにまで分解することができる
再構築……バラバラのものを元の形に組み直す、あるいは自由に組み直すことができる
瞬間記憶……発動中に見聞きしたことを永遠に忘れない
異次元収納……アイテムボックス。中に入れたものは時間経過で劣化しない上、無限に入る
「スキルパネェ!!!」
チートすぎる!!分解再構築とかどこの劣等生だよ、お前!!扱いきれる自信がまったくない!!
その二つはともかく、鑑定と瞬間記憶と異次元収納はありがたいな。異次元収納の中に放り込めば、さっき回収した青い果実も劣化させずに保管できるしね。
まあ、とりあえずスキルはどれも至極まともなものだったからいいだろう。
だが、このステータスのツッコミどころはまだ終わらない。
「希望の星って、何?」
私のメインジョブのところに希望の星とある。職業、希望の星って………何?
「と、とりあえず説明文を………」
希望の星……エンシェールの希望の星
「謎すぎるーーーー!!!!」
これ以外の感想をどうやって持てと!!全く持って説明になってないよ!!私は何すりゃいいんだよ!!
そもそも希望の星とか大雑把すぎるでしょ!!何に対する希望の星だよ!!
「異世界の神よ………私に何を目指せというのだ」
私は膝と手をついてうなだれた。もうツッコミどころが満載すぎて意味がわからない。
異世界人に何を期待してるんだよチクショーーー!!
ぐーきゅるるるるるる。
…………………。
「………ご飯食べよ」
食料をゲットしたのに、虎に追いかけ回されたりステータスにツッコミまくったりして未だに食べれていなかったというね。
せっかくだから、食べる前に鑑定してみよう。鑑定スキルの練習にもなるだろう。
私は青い果実を対象に鑑定を発動させた。
『黄金りんご』
「全然黄金じゃないじゃん!?」
全く黄色い要素ないよ!?むしろ真っ青だよ!?ブルーハワイもびっくりだよ!?
もうなんなのこの世界。辛い。
「でもとりあえず食用可能だから食べますけど…………」
りんごとか言っといてまずかったら泣くよ?
カリッ。
モグモグ………。
……………。
…………。
………。
……。
「なんでスイカ味なのーーー!?」
なんで!?なんでりんごなのにスイカ!?しかもご丁寧なことに中の果実は赤いし、種も黒い!!
本当になんなのこの世界!?
「ますます黄金りんごじゃない!!」
なんで黄金りんごなんて名前にしたの!?名前と現実が一切合切かすってないよ!?青空スイカではダメだったのか!?
「………もう諦めよう」
無理だ。私の許容範囲を余裕で逸脱してるよ、この世界。
「食べてすぐに寝たら、私は牛になるぅ~」
いろいろオワタな状況に置かれているけど、とりあえず今は全ての思考を放棄しよう。もう脳がまともに機能してない。フリーズだフリーズ。
ちょっと15時間ぐらい夢の世界に旅立ってくるわ。
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