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三章 魔法王国アーウィン
魔法王国アーウィン 8
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車内は、重い沈黙が続いていた。
「さっきの男は、恋人ですか?」
「えっ」
初めて乗る“魔道車”に緊張していると、隣に座る親衛隊隊長がアレクサンドラに話しかけてきた。
「ち、違います」
アレクサンドラは手を振って否定する。
(ザックと私が、恋人。そんな風に見えたのかな)
アレクサンドラがドキドキしていると、「それならいいのですが」と隊長が首を振る。
「あなたには婚約者がおりますから」
「こん、やくしゃ?」
「はい。王女殿下にふさわしいお方です。これまでの市井の人生は、全て捨てていただくことになるでしょう」
「そんな……」
本で読んだ知識で、王侯貴族は概ね政略結婚であることは知っていた。しかし、まさか自分がその世界に飛び込むことになるとは思ってもみなかった。
(だけど、ザックは会いに来るって……)
アレクサンドラはチェニックの胸元を掴んで、俯いた。
大勢の人たちを、自分だけが助けられるというから来たのだ。国家の駒として嫁ぐためではない。
(早く来て、ザック)
別れたばかりなのに、ザックに会いたくて仕方がなかった。アレクサンドラの心は深く沈んだ。
――そんなやりとりがあってから親衛隊隊長も口を噤んでおり、車内は静まり返っていた。馬車とは違って驚くほど静かで揺れも殆どなかった。
魔道車が、浮いているからだ。
まず、促された乗り物を見て、アレクサンドラは驚いた。車輪がなかったからだ。四人乗りだという車内のシートは二人ずつ横並びで、全て進行方向を向いている。運転席はなく自動操縦だという。
アレクサンドラと親衛隊隊長が後列、親衛隊の二人が前列に乗りこむと、車体が数十センチ浮かび上がって、馬車とは比べものにならないスピードと安定感で走り出した。
(これが、マナの力)
次々と移り変わる車窓からの景色を眺めていると、連なる山の間に、木のようなシルエットが見えてきた。
「まさか」
アレクサンドラは遠近感を疑った。
「山のように大きな聖樹」とオスカーが言っていたのを思い出した。太い幹から左右に枝葉を伸ばし、周囲に大きな影を落としている。頂上付近は雲に届かんばかりだ。
比喩ではなく、文字通り山のような樹だったのだ。
「これが、マナの樹」
(でも、なんだか、不気味だわ)
聖樹という言葉から、生命に満ちた大樹を想像していた。しかし、葉は茶色に変色し、枝は垂れ、無数に垂れ下がる蔓がユラユラと揺れて、まるで無脊椎動物の触手のようだった。
「生きているみたい」
「生きています」
隊長もマナの樹を見ていた。
「マナの樹は精霊のようなもの。二十年ほど前は美しい木でしたが、今は飢え、もがき苦しんでいるのです。王女殿下だけが、マナの樹に力を与えられる。何とか間にあいました。マナの樹が死んでしまえば、国民と共に国家も潰れていたでしょう。お戻りくださったこと、心から御礼申し上げます」
隊長の礼を、アレクサンドラは複雑な気持ちで受け止めた。
「アーウィン領に入りました」
前列の隊員が言った。領内に入ったら教えてほしいと予め伝えていたのだ。
――魔法王国の領内に入ったら、街をよく見ておけ。王都の華やかさに惑わされるな。郊外が、あの国の真実だ。
ザックが言っていた言葉を反芻する。
集中しようと、アレクサンドラは窓に額をつけんばかりに覗き込んだ。しばらくは荒野が続いている。
アレクサンドラは街の形成が気になっていた。マナの樹の下には、大きな枝葉で影ができるせいか、建造物のない平野が広がっている。マナの奥には山脈が、左手には広い湖があるため、手前に扇状に町が広がっていた。それは領土に対してかなり狭い範囲だ。
(山岳地帯でも沼地でもないのに、なんであんなに土地を余らせているんだろう)
よほど人口が少ないのだろうか。
ほどなく、まばらではあるが建物が見え始める。過去は立派だったと思われる建物が廃墟となっていた。壁はひび割れて崩れ、ガラスは破れていた。水路は枯れるかヘドロのようになっており、ゴミが溜まっている。疫病でも蔓延しそうな環境でゴーストタウンのようだ。
(違う。誰かいる)
アレクサンドラは目を凝らした。
髪が乱れてボロボロの服を着た女性、やせ細って倒れている子供。家の庭先で火を起こしている肌の爛れた男性。まだ幼い子供が更に小さい子供を殴っているのは、食糧を奪っているからか。
文化レベルが低く物々交換をしていたアレクサンドラの集落とも生活が違う。明らかに貧しく、飢え、病んでいた。
「この人達は?」
振り返って隊長に尋ねた。
「アーウィン領にはおりますが、この者たちは我が国民ではございません」
「じゃあ、なんで……」
「お気になさらず。お見苦しいものをお見せしました」
全ての車窓ガラスが曇っていく。外が見えなくなってしまった。
「なんで白くなっちゃうの。いいから見せて」
「王都まで、もうしばらくかかります。静かにお待ちください」
そう言うと隊長は目を瞑って黙ってしまった。前席の二人も同様だ。窓が開かないかと試してみたが、初めて見る車の構造で操作が分らなかった。
なんと酷い暮らしなのだろう。
(私はきっと、あの人たちを救うために呼ばれたんだ)
なんとか外を見ようとあがいていると魔道車が軽く振動した。目的地に到着したようだ。
隊長は車を降りるとアレクサンドラ側のドアを外から開けて「どうぞ」と招かれた。
「うわあ」
アレクサンドラから感嘆の声がもれた。
ドアから出ると、目の前には白亜の王宮が広がっていた。高名な建築家・室内装飾家たちの手によって設計されたという豪奢な宮殿だ。広大な敷地には本殿以外に離宮が複数ある。
振り返ると、複数の花が咲き誇る庭園も見事だった。それ以上に目を奪われたのは、空に浮かぶ物体だった。明らかに鳥ではない、人工的なものだった。
「何か浮いてる」
「主に荷物を運ぶ無人航空機です。あれは旧型で、決まったものを定期的に運ぶなら、自動で品物を届ける転送装置が主流です」
親衛隊隊長がアレクサンドラに説明する。
「転送、装置」
今まで人を眠らせたり、水の壁を作ったり、傷を治したり、炎を出したりと、色々な魔法を見てきた。その力があれば、空に浮いたり、物を瞬間移動させることだってできるのだろう。
「閣下、陛下のお出ましです」
宮殿から兵士が一人、親衛隊隊長に駆け寄って報告した。隊長は周囲に合図を送ると、宮殿の扉からの軌道をあけて両サイドに寄り、片膝をついた。立っている者がいなくなり、アレクサンドラも真似た方がいいのかと慌てているうちに、宮殿から人影が現れた。
アーウィン王国国王だった。
「さっきの男は、恋人ですか?」
「えっ」
初めて乗る“魔道車”に緊張していると、隣に座る親衛隊隊長がアレクサンドラに話しかけてきた。
「ち、違います」
アレクサンドラは手を振って否定する。
(ザックと私が、恋人。そんな風に見えたのかな)
アレクサンドラがドキドキしていると、「それならいいのですが」と隊長が首を振る。
「あなたには婚約者がおりますから」
「こん、やくしゃ?」
「はい。王女殿下にふさわしいお方です。これまでの市井の人生は、全て捨てていただくことになるでしょう」
「そんな……」
本で読んだ知識で、王侯貴族は概ね政略結婚であることは知っていた。しかし、まさか自分がその世界に飛び込むことになるとは思ってもみなかった。
(だけど、ザックは会いに来るって……)
アレクサンドラはチェニックの胸元を掴んで、俯いた。
大勢の人たちを、自分だけが助けられるというから来たのだ。国家の駒として嫁ぐためではない。
(早く来て、ザック)
別れたばかりなのに、ザックに会いたくて仕方がなかった。アレクサンドラの心は深く沈んだ。
――そんなやりとりがあってから親衛隊隊長も口を噤んでおり、車内は静まり返っていた。馬車とは違って驚くほど静かで揺れも殆どなかった。
魔道車が、浮いているからだ。
まず、促された乗り物を見て、アレクサンドラは驚いた。車輪がなかったからだ。四人乗りだという車内のシートは二人ずつ横並びで、全て進行方向を向いている。運転席はなく自動操縦だという。
アレクサンドラと親衛隊隊長が後列、親衛隊の二人が前列に乗りこむと、車体が数十センチ浮かび上がって、馬車とは比べものにならないスピードと安定感で走り出した。
(これが、マナの力)
次々と移り変わる車窓からの景色を眺めていると、連なる山の間に、木のようなシルエットが見えてきた。
「まさか」
アレクサンドラは遠近感を疑った。
「山のように大きな聖樹」とオスカーが言っていたのを思い出した。太い幹から左右に枝葉を伸ばし、周囲に大きな影を落としている。頂上付近は雲に届かんばかりだ。
比喩ではなく、文字通り山のような樹だったのだ。
「これが、マナの樹」
(でも、なんだか、不気味だわ)
聖樹という言葉から、生命に満ちた大樹を想像していた。しかし、葉は茶色に変色し、枝は垂れ、無数に垂れ下がる蔓がユラユラと揺れて、まるで無脊椎動物の触手のようだった。
「生きているみたい」
「生きています」
隊長もマナの樹を見ていた。
「マナの樹は精霊のようなもの。二十年ほど前は美しい木でしたが、今は飢え、もがき苦しんでいるのです。王女殿下だけが、マナの樹に力を与えられる。何とか間にあいました。マナの樹が死んでしまえば、国民と共に国家も潰れていたでしょう。お戻りくださったこと、心から御礼申し上げます」
隊長の礼を、アレクサンドラは複雑な気持ちで受け止めた。
「アーウィン領に入りました」
前列の隊員が言った。領内に入ったら教えてほしいと予め伝えていたのだ。
――魔法王国の領内に入ったら、街をよく見ておけ。王都の華やかさに惑わされるな。郊外が、あの国の真実だ。
ザックが言っていた言葉を反芻する。
集中しようと、アレクサンドラは窓に額をつけんばかりに覗き込んだ。しばらくは荒野が続いている。
アレクサンドラは街の形成が気になっていた。マナの樹の下には、大きな枝葉で影ができるせいか、建造物のない平野が広がっている。マナの奥には山脈が、左手には広い湖があるため、手前に扇状に町が広がっていた。それは領土に対してかなり狭い範囲だ。
(山岳地帯でも沼地でもないのに、なんであんなに土地を余らせているんだろう)
よほど人口が少ないのだろうか。
ほどなく、まばらではあるが建物が見え始める。過去は立派だったと思われる建物が廃墟となっていた。壁はひび割れて崩れ、ガラスは破れていた。水路は枯れるかヘドロのようになっており、ゴミが溜まっている。疫病でも蔓延しそうな環境でゴーストタウンのようだ。
(違う。誰かいる)
アレクサンドラは目を凝らした。
髪が乱れてボロボロの服を着た女性、やせ細って倒れている子供。家の庭先で火を起こしている肌の爛れた男性。まだ幼い子供が更に小さい子供を殴っているのは、食糧を奪っているからか。
文化レベルが低く物々交換をしていたアレクサンドラの集落とも生活が違う。明らかに貧しく、飢え、病んでいた。
「この人達は?」
振り返って隊長に尋ねた。
「アーウィン領にはおりますが、この者たちは我が国民ではございません」
「じゃあ、なんで……」
「お気になさらず。お見苦しいものをお見せしました」
全ての車窓ガラスが曇っていく。外が見えなくなってしまった。
「なんで白くなっちゃうの。いいから見せて」
「王都まで、もうしばらくかかります。静かにお待ちください」
そう言うと隊長は目を瞑って黙ってしまった。前席の二人も同様だ。窓が開かないかと試してみたが、初めて見る車の構造で操作が分らなかった。
なんと酷い暮らしなのだろう。
(私はきっと、あの人たちを救うために呼ばれたんだ)
なんとか外を見ようとあがいていると魔道車が軽く振動した。目的地に到着したようだ。
隊長は車を降りるとアレクサンドラ側のドアを外から開けて「どうぞ」と招かれた。
「うわあ」
アレクサンドラから感嘆の声がもれた。
ドアから出ると、目の前には白亜の王宮が広がっていた。高名な建築家・室内装飾家たちの手によって設計されたという豪奢な宮殿だ。広大な敷地には本殿以外に離宮が複数ある。
振り返ると、複数の花が咲き誇る庭園も見事だった。それ以上に目を奪われたのは、空に浮かぶ物体だった。明らかに鳥ではない、人工的なものだった。
「何か浮いてる」
「主に荷物を運ぶ無人航空機です。あれは旧型で、決まったものを定期的に運ぶなら、自動で品物を届ける転送装置が主流です」
親衛隊隊長がアレクサンドラに説明する。
「転送、装置」
今まで人を眠らせたり、水の壁を作ったり、傷を治したり、炎を出したりと、色々な魔法を見てきた。その力があれば、空に浮いたり、物を瞬間移動させることだってできるのだろう。
「閣下、陛下のお出ましです」
宮殿から兵士が一人、親衛隊隊長に駆け寄って報告した。隊長は周囲に合図を送ると、宮殿の扉からの軌道をあけて両サイドに寄り、片膝をついた。立っている者がいなくなり、アレクサンドラも真似た方がいいのかと慌てているうちに、宮殿から人影が現れた。
アーウィン王国国王だった。
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