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新潟県はラーメン屋がいっぱい
燕三条背油中華そば 自家製餃子 1
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今日の予定をどうするかなんて考えていたからか、ユーチューブの動画の内容はほとんど頭に入っていなかった。
駅前まで行くにはなんだか面倒な気分だったし、もうこのまま寝てしまおうかってぐらいに、だらけきっていた。
残念な事に部屋につまみになりそうなものはなく、ピザでも頼もうかと思い値段を見てうーんと一人唸る。
どうにも空腹に抗えなくて支度をする。アパートから出てドアを施錠し、タバコに火を付ける。
車社会で生きるものにとってわずかな距離でも歩くのは億劫だ。だらだらと何を注文しようか考えていると目的の店にたどり着く。タバコをもみ消して尻のポケットに吸殻を押し込む。
かっこつける訳じゃあないが、今の世の中どんな行動がトラブルに繋がるか分からない。
洗濯する時に忘れないで捨てておかないといけないなと思いながらドアを開けた。
店に入ると客はまばらでカウンター席は十分に空いていた。
「一人だけど」
お決まりの挨拶を済ませると返答を聞く前にカウンターに向かう。
お冷を持ってきた店員さんにとりあえず生ビールを注文。
「お決まりになりましたらお声掛けください」
はいっと小さく返事をしてメニューに目を通す。ここは基本はラーメン屋なのだが
来るたびに業態が変わっている気がする。前はもっと居酒屋的なおつまみが充実していた気がするのだが、どうやらあまり人気がなかったらしい。前に来たときにあったメニューはなくなっていた。
所謂二郎系ラーメンが看板メニューだが、今回は他に頼みたいラーメンがあったので、そこはスルーする。後は軽くつまみがほしかったのだが新メニューを見る限りは……
「すいません、背油ラーメンと餃子3……5個で」
餃子の数に迷ったが腹の虫には逆らえない。一つ思い出して注文に付けくわえた。
「ラーメンは背油多めにできますか?……そしたら多めで」
新潟県といえばコシヒカリが有名だが人口当たりのラーメン屋の数は全国都道府県の中でも五本の指に入る。その中でも燕三条背油ラーメンといえば背油ラーメンの発祥とも言われ、僕はこの三条背油ラーメンが大好きだった。
大量の背油を食べると必ずと言ってもいいほどお腹を壊すのだがそれでもあのジャンク感はとても魅力的だった。
駅前まで行くにはなんだか面倒な気分だったし、もうこのまま寝てしまおうかってぐらいに、だらけきっていた。
残念な事に部屋につまみになりそうなものはなく、ピザでも頼もうかと思い値段を見てうーんと一人唸る。
どうにも空腹に抗えなくて支度をする。アパートから出てドアを施錠し、タバコに火を付ける。
車社会で生きるものにとってわずかな距離でも歩くのは億劫だ。だらだらと何を注文しようか考えていると目的の店にたどり着く。タバコをもみ消して尻のポケットに吸殻を押し込む。
かっこつける訳じゃあないが、今の世の中どんな行動がトラブルに繋がるか分からない。
洗濯する時に忘れないで捨てておかないといけないなと思いながらドアを開けた。
店に入ると客はまばらでカウンター席は十分に空いていた。
「一人だけど」
お決まりの挨拶を済ませると返答を聞く前にカウンターに向かう。
お冷を持ってきた店員さんにとりあえず生ビールを注文。
「お決まりになりましたらお声掛けください」
はいっと小さく返事をしてメニューに目を通す。ここは基本はラーメン屋なのだが
来るたびに業態が変わっている気がする。前はもっと居酒屋的なおつまみが充実していた気がするのだが、どうやらあまり人気がなかったらしい。前に来たときにあったメニューはなくなっていた。
所謂二郎系ラーメンが看板メニューだが、今回は他に頼みたいラーメンがあったので、そこはスルーする。後は軽くつまみがほしかったのだが新メニューを見る限りは……
「すいません、背油ラーメンと餃子3……5個で」
餃子の数に迷ったが腹の虫には逆らえない。一つ思い出して注文に付けくわえた。
「ラーメンは背油多めにできますか?……そしたら多めで」
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