ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里

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見知らぬ女性編

スマホゲームで知り合ったあの人 前編

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このお話は本当にあったのか!?
という、ちょっと大人な出会いのお話です。

毎日の移動時間の暇つぶしにとスマホゲームをはじめた。
歴史モノで他のユーザーと協力しながら進めていくゲームだ。
基本ポチポチ押すだけというともあり日々の隙間時間で楽しんでいた。

そんなある日いつもどおりゲームにログインしてチャットを眺めていると、
よく話しかけてくれる男性アイコンのユーザーがいた。

このゲームではユーザー同士でアイテムを一度交換すると、
直接チャットができるようになるという仕組みで、
ちょうど欲しいアイテムを交換希望と出されていたので、
是非お願いしますと書き込みをしたところあっさり交換が成立した。
その後、お礼の直接チャットを送付したときに
とても丁寧な挨拶が返ってきたこともあり、
それがきっかけに時々チャットをするようになった。

その人はゲーム内では「さとし」という名前が表示されているので、
今回のお話では”さとしさん”として話を進める。

話を聞くとさとしさんも暇つぶしが目的で遊んでいることで、
普段は結構忙しいというような日常的な話を徐々にするようになった。

そんなある時、チャットの中でふとお酒の話になった。
BAR大好きな自分としては好きなお酒の話をついつい熱く語ってしまった。
あとで我に返ってみて、これは迷惑だったかなぁ、、、と反省していたところ、
ぜひおすすめのBARに行ってみたいという話になった。
いいですね!ということで早速プチオフ会の日時を決めた。

幸い、ゲームのチャットがあるので連絡に困ることはない。
色々と紹介するお店を考えたのだが、一番落ち着いているお店をチョイスした。
そしてお店の最寄り駅のシンボル的な場所を集合場所に指定した。
その旨チャットしたところ、
その駅は行ったことがあるからわかりますとのことだった。

そうして数日が過ぎ、あっという間に当日となった。
なにせゲームでの知り合いというだけのことで
万が一すっぽかされることも想定して、
集合時間の5分ほど前に現地に到着するように向かった。

現地に到着したらゲーム内のチャットで連絡するという約束だった。
当然というか名前もゲーム内のものしか知らない上に、
たぶん男性だろう(男性アイコンなので)ぐらいの認識で
集合場所あたりにいる人を探してみた。

しかし、どうにもそれらしい人が見当たらない。







集合場所あたりにいる人で目についたのは、
長身で体のラインがくっきりわかるタイトな服をきた、
ちょっと童顔な美人さんだけだった。
しかも、胸が遠くからでもはっきりわかるぐらいのボリューム。
思わず見とれてしまいそうだった。

が、今日はナンパしている場合じゃないので、
早速ゲーム内のチャットで連絡をする。



「こちら、集合場所に到着しました。そちらはどうですか?」



こちらがベージュのジャケットを着ていたのでそれを目印に連絡もした。
するとすぐに連絡がきた。



「もう現地ですよ~。ロングヘアーなのですぐわかるかと思うんですが」



・・・・えっ??ロングヘアー!?

完全に男性と待ち合わせと思い込んでいたので、
何が起こっているのかだいぶ混乱した。
集合場所でロングヘアーの人というと、
さっき目についた女性ぐらいしかいないのだが。
しかもちょうど今スマホを操作している。
もしかしてと意を決して確認してみることにした。



「もしかして、さとしさんって女性ですか?」



するとすぐにこう返信があった。



「あれ?言ってませんでしたっけ? そうですよ!」



こういうことってホントにあるんだなぁ。。。と。
今思い返してもみればさっき見かけた時にも、
たしかにメッセージがくる直前スマホを操作していたなと。
そうとなれば思い切ってその女性に話しかけてみることにした。



「あの。。。失礼ですが、さとしさんでしょうか?」



だいぶドキドキしながら尋ねてみた。



「あっ、はい。そうです。さとしです!」



あまりに想定と違いすぎていることに理解が追い付いていない状況ではあったが、
改めてお互い自己紹介をして目的のお店に二人で歩き始めた。



「すみません。。。すっかり男性だと思いこんでいて。」

「いえいえ、ゲームではナンパとか嫌なので男性アイコンにしてたんですよ。」

「そうなんですね~。しかし、こうやって実際に会うって怖くなかったんですか?」

「基本ないんですけど、お酒の話にすごい興味が湧いたので。。。まぁ、来た人があまりに怪しかったら逃げてましたけどね。」


ちょっと最初なのでギクシャクした会話にはなっていたが、
徐々にいつものチャットをするようなノリになっていった。
話をしながら歩いているうちに目的のお店に到着した。

ちょっと路地裏にあるBARの扉を開くと、
店主のバーテンダーがこう声をかけてくる。



「いらっしゃいませ。お二人ですか?」

「はい。カウンター大丈夫ですか?」

「大丈夫ですよ。こちらにどうぞ。」



一応常連客という分類には入るので、
店主のバーテンダーが席に案内してくれる。
バーカウンターの一番奥に二人で座った。



「うわぁ。。。ほんとこういうお店初めてで。。。どうしたらいいですか?」

「大丈夫ですよ。甘いのとかすっぱいのとか好みを言えばなにか作ってくれますから。」



そんな話をしていると店主も話にはいってきてくれて、
まずは甘めのロングカクテルからオーダーをした。

軽やかなシェーカーの音がした後にオレンジ色のキレイなカクテルが運ばれてきた。



「うわぁ。。。キレイ~」

「早速どうぞ。氷が溶けちゃうまえに飲んじゃうのがいいですよ。」



そう言うとさとしさんはゴクゴクとカクテルを飲んだ。



「とっても美味しい!! もっと色々飲みたいです。」

「気にってもらえてよかった。」



そんなやりとりをしながら、何杯かのカクテルを飲んだ。
飲みながらゲームの話や、普段のことを少し話した。
さとしさんは自営業でデザイナーをしているとのこと。
部屋で一人で作業が多いので、気分転換にとスマホゲームをはじめたとのこと。

そうして、いろいろな話をしながらしばし飲んだ。
それなりに酔いも回ってきたところで、さとしさんがこう言った。



「私、カラオケも好きなんですけど、一人だとあまりいけなくて。。。もしよろしければこの後ご一緒にどうですか?」



初めて会った日に個室で二人きりになるお誘いを断る理由もない。
更に気心もしれた美人となればなおのこと。
すぐにいいですよと答えた。

店主にチェックをしてもらい、支払いを済ませた。



「あっ、私の分払いますよ。いくらでしたか?」

「いえいえ、お誘いしたのはこちらなのでここは大丈夫ですよ。」

「なんか申し訳ないですが、ありがとうございます。 じゃ、次は私が払いますね!」

「わかりました。」



そんな話をしながら街中へ歩いていくとカラオケ店が目に入った。



「カラオケありますね。ここで大丈夫ですか?」

「いいですね。ちょっとお腹も空いたので少し食べられそうですし。」



そうしてカラオケに入店した。
初めて会う美女と個室で二人きりというシチュエーションで
ドキドキしてしまったがまずは食べるものと飲み物を二人で選んだ。

そして、さとしさんはすぐに曲を検索してはじめている。
嬉しそうに検索をする姿を見るとよほど来たかったことがわかる。

そこからしばらくはさとしさんが歌っていくのだが、
びっくりするぐらい歌がうまくすっかり聞き入ってしまうほどだ。

さとしさんが3曲一気に歌い上げた頃に注文してあった食べ物や飲み物が到着した。

それをテーブルに置いてもらって店員さんが部屋を出ていくと、
いきなりさとしさんが隣に座ってきた。



「ごめんなさいね。ほんとこういう機会がなくて私ばっかり楽しんじゃって。」

「いえいえ、とっても歌がうまいので聞き入っちゃいましたよ。」

「ふふふ。ありがとう。じゃ、食べましょ。」



そう言って、届いた食べ物を食べていく。
飲み物はもうちょっと飲みたいねとアルコールが入ったものにしていた。
すっかり食べて飲んでしているとお腹も膨れたことと、
アルコールもすっかりまわっていい気分になってきた。

そんなときにさとしさんがこちらをじぃ~っと見つめてくる。



「どうしたんですか?気分悪かったりします?」

「ううん、、、そうじゃなくてね。。。」



さとしさんはそう言うと不意に頬にキスをしてきた。

えっ?という顔をこちらがしたのを確認したさとしさんはこう言った。




「お酒も入って、こうやって楽しい気分になるとさ。。。そんな気分にならない?」



さとしさんはこちらにより身体を近づけてくると、
こちらの実はビンビンになっていたアレを手のひらでスリスリとこすり始めた。
身体が密着すると、見るからに大きい胸の弾力が一段とこちらを興奮させる。



「あら。。。おっきい。。。想像通り素敵。でもここじゃこれ以上はまずいわね。。。場所変えましょうか?」



もうそういうお誘いなのはいうまでもなかった。
すぐに部屋を出て会計を済ませて店をでた。


こうして長い夜は始まっていくのだった。
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