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由美子編
ドライブデート 前編
しおりを挟むそれは本当にあった!?かもしれない、ちょっと大人な体験談です。
会社の同僚から半ば強引に紹介された由美子さん。
とてもキレイな人で正直まだ、騙されているんじゃないか?と思うほどだ。
しかし、紹介された日以降、毎日のようにメッセージのやりとりをしている限り、
騙されているというより幸運というほうが正解ではないかと思い始めていた。
そんな由美子さんとドライブに行くことになった。
お互い車好きという話で盛り上がり、
ちょっとドライブに行こうということになったのだ。
なんといっても同僚のセフレらしき人からの紹介だったので、
期待してないといえば嘘になる。
しかし、まだ半信半疑なので何かあって、
訴えられてもたまったものではない。
少し身構えつつ、約束の日を少し楽しみに待っていた。
当日、由美子さんがウチの近くの駅まで来てくれることになった。
電車に乗ったという連絡があったので、
少し緊張しながら車で迎えにいった。
約束の時間の少し前に駅のロータリーに到着した。
車をとめて車の種類と色をメッセージした。
由美子さんもあと数分で到着ということだった。
メッセージを見たあとにちょうどメールが着信したので、
返信をしていたところ、窓をコンコンと叩く音がした。
そこには先日も素敵だったが、
かなりしっかりとメイクをして、
色気が溢れんばかりの由美子さんがいた。
急いでロックを解除してドアを開けた。
「おはようございます!なにかされてたんですか?」
「いえいえ、ちょっと仕事のメールがきたので返信していたんですよ。」
「あら、大丈夫でした?」
「大丈夫ですよ。今日はちゃんと有給とってますから」
「よかった。じゃ、お邪魔します」
そう言って由美子さんが助手席に座った。
白いタイトめなブラウスに黒いショートなタイトスカート、
黒いストッキングがキレイな足を強調している。
その姿だけでもクラクラして理性を保つのがやっとだ。
とはいえ、半信半疑な気持ちがなんとか踏みとどまらせた。
「では、いきましょうか」
「ですね!そうそう。私、行きたいところあるんですがいいですか?」
「いいですよ?どこですか?」
由美子さんはスマホであるホテルを表示していた。
どうやらレストランのランチが絶品らしい。
早速、そのホテルをカーナビに目的地設定をして走り出した。
だいたい1時間半ぐらいで到着しそうだ。
道中、いろいろな話を聞いた。
正直にこちらはまだなにかあるんじゃないか?
ということを打ち明けてみたところ、
由美子さんの結婚してからのことやセックスレスの悩み、
ここのところのメッセージのやり取りがとても楽しい事など、
色々と話をしてくれた。
ここまで聞いて疑うのも人間としてどうなのだろうか?というぐらいだったので、
まずは信じて時間を楽しもうと決めた。
高速道路を一部使ったので、途中のサービスエリアで休憩をした。
車を降りたときに由美子さんが腕を掴んで寄り添ってきた。
かなりボリュームある胸が腕にあたる。
もうそれだけでもドキドキが止まらないが、
ニコリと微笑む由美子さんの可愛さにさらにクラクラした。
傍目にみればカップルにみえる自然なかんじでサービスエリアで休憩をした。
コーヒーを飲みながら一息ついて出発した。
少し山の上にひっそりとあるホテルらしく、
高速道路を降りてからは曲がりくねった山道を進んだ。
そして、ようやく目的地に到着した。
まるでお城のようなホテルで若干非日常を感じる建物だった。
車を降りるとホテルのレストランに向かった。
どうやら由美子さんは初めてではないらしく、
慣れた感じで進んでいくのを一緒に歩いていった。
レストランに到着すると由美子さんが予約しているとことを係の人に伝えていた。
この人は段取りのよい人なんだなとなんだか関心した。
指定された席につくと前菜から順番に料理が運ばれてきた。
いままで食べたことがない美味しさだった。
思わずがっついてしまっている様子を見た由美子さんがニコニコと微笑んでいた。
「ほんと、美味しそうに食べますね。そういうの大好きです」
「いやー。お恥ずかしい。ちょっと夢中で食べちゃいました」
「なんか可愛くていいですよ?」
「可愛いと言われる歳じゃないですよ」
「んー、おそらく私より年下じゃないかな?」
「えっ??」
「えーとね、今年○○歳になるの」
「・・・ちょっと待ってください。全くわからないですよ。ほんとに年上だ」
「ふふふ。ありがとう。なんかそう言われると自信つくな」
人間は年齢と外見が一致しない人はいるのだなと痛感した。
しかし、これは素敵すぎる展開としかいいようがない。
そんなこんなしているとあっという間にデザートになった。
最後は紅茶もいただいて大満足だった。
「ふぅ。。。こんなに食べたの久しぶりです」
「よかった。美味しかった?」
「ええ、とっても!」
そう言うと由美子さんの表情が一段と柔らかくなった。
「じゃ、そろそろ行きましょうか?」
「そうですね。」
由美子さんが慣れた感じでホールの人を呼ぶとなにやら話しかけた。
しばらくしてないか紙を由美子さんが受け取るとすっと立ち上がった。
「はい、支払いおしまい。いきましょうか?」
「えっ?だめですよ。払いますよ。」
「いいの。付き合ってくれたお礼」
「いえいえ、もらいっぱなしはなんか失礼ですよ」
「そう?じゃ、別のことで返してくれる?」
「別のこと?」
由美子さんはそう言うとホテルのフロントに歩きだした。
フロントでなにやら話をしているな?と思ったところ、
ルームキーらしきものを持ってこちらに戻ってきた。
「じゃ、部屋にいきましょうか?」
「えっ!?どういうことですか?」
「だって、たくさん食べたら休憩したいでしょ?だから部屋もとっておいたのよ♪」
まったく、ここまで用意周到とは。
しかし、先ほど奢ってもらったこともあり嫌だというわけにもいかない。
というより、正直ドキドキしている自分に気がついてしまった。
由美子さんに案内されるままに部屋についた。
これはスイートルームというやつか?
人生で一度も入ったことがないので判別は難しいが、
どう考えても普通の部屋ではない。
「えっと、これどんな部屋なんですか?」
「えっ?ロイヤルスィートよ?せっかくだもん」
この人はすごい生活を普段しているんだなと、
なんだか遠くの世界の人のように感じたが、
いまはそんなことを言っていてもしょうがない。
「やっぱりベッドは大きくてふかふかがいいのよね~!」
由美子さんはそう言ってベッドルームでゴロンと横になった。
「こっちいらっしゃいよ~」
「わかりました~!」
さて、こうして思いもよらずホテルのスィートルームで二人にきりになったわけですが、
もう皆さんお分かりですよね?
続きは次回。
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