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Revenge Chemistry ~ ある研究者の復讐
三章 - 発動の刻
しおりを挟む突然の胸の痛みで自分の胸元を手で押さえる梶原。
そして、ついに気が付いてしまったのだ。
「な。。。なんなんだこれは!?」
その時、あるはずがない自分の胸に
小さな膨らみがあることに初めて気が付いたのだ。
「梶原よ。もう手遅れなんだがな。
俺の研究の最初の被験者はお前って訳だ。」
「えっ!?どういうことだ。。。うわぁ~~~!!!
痛い・・・痛い!」
C2Sがプログラムされたとおりに梶原を女性に変化させている。
ゆっくりと、しかし確実にそれは見てわかるレベルになってきた。
「俺を。。。どうする気だ!?」
「さぁな。そのうちわかるじゃないか?
ほら自分の身体をよく見てみろよ?」
「言われなくても。。。なんだこりゃ!?」
着ていた服がブカブカになってきていき、
驚くと同時に徐々に形づくられていく胸。
ゴツゴツした手がつるんとした肌の手に変わっていくなど、
その身体が変わっていくことに梶原は痛みよりも、
恐怖と不安で怯えていた。
「頼む。。。わかった。。。謝る。
いままでのことは謝る、だから。。。」
「だからなんなんだ!?
お前がしてくれたことは謝られたぐらいで
チャラにできるようなものじゃないんだぞ?」
「そんな。。。私が何をし。。。えっ?」
C2Sが浸透してきているので声が明らかに変わっているのと、
思考回路も徐々に女性へと上書きされているのだ。
「おまえ、今、「私」って言ったよな?」
「違う、そうじゃない。違う違う。。。」
「もう遅いんだよ。
身体も心も全部書き換わっていくんだ。
どうだ?気分は?」
「このクソ研究者が。。。」
「なんとでも言えよ。
ほうほう、もうすっかり
誰かわからなくなってきたな。」
一見してわかるぐらい身体が変わっている。
いよいよ変化の速度が速くなってきたのか、
髪の毛が凄いスピードで伸びていく。
激痛で表情を歪める梶原のまさに男顔という顔面が、
女性らしい顔に変化していっている。
体つきの変化が加速したことで、
更に激痛が走ったようだ。
「ぐぁぁぁ、、、くっ、、、、
苦しいぃぃ、、、もうやめて、、、」
そう言って5分ほどのたうち回った梶原。
C2Sの濃度が65%を示したところで
どうやら激痛は収まったようだ。
「はぁはぁはぁ、、、
やっと収まってきた、、、」
そういう梶原に俺は、
事前に用意しておいた姿見鏡を向けた。
「おい、梶原。鏡を見てみろよ。」
「何を。。。えっ!?誰!?これは誰!?」
口調もすっかり女性っぽさが増してきた。
そこに映っていたのは
まだ梶原の面影が残ってはいるが、
ほぼ女性といっていってほど変化した状態だった。
「そうか、、、、あの研究を、、、
アナタは本当に完成させたいたのか」
「そうだよ。お前のおかげで
嘘だのでっち上げだのと言われ、
研修室まで終われた俺の研究の成果を
今お前が自身が体験しているってわけさ。」
「それでこの後、
私をどうしようっていうんだ?!」
この状況になっても鋭い眼光でこちらを睨み付けくる。
「まだそんな目をできるとはな。
そうだな、あとはお前の身体が
教えてくれるんじゃないかな?」
「それはどういう。。。うっ。。。。あぁ。。。」
そういって、うずくまる梶原。
なにかを必死にこらえているようだ。
「どうした?
なにを我慢しているんだ?」
「わ、、、わからない、、、
けど、なんかこう、、、」
梶原は口ではそう言いながら、
中途半端に変化した自分の胸を
両手で揉み始めた。
「わかんない!、、、わけがわかんない!!
身体が勝手にこうするんだ、、、、」
モニターを確認すると、
もうC2Sの濃度は80%に達している。
身体が発情している状況で
自然にオナニーを始めている
というところだろうか?
初めての実験のようなものだ。
じっくりと拝見させてもらおうと
遠目に眺めていると、
膨らんできた胸の乳首を触りながら、
まだ形が残っている
男のアレを必死にこすっている。
なんともいびつな状況だが、
こういうのも悪くない。
しばらくして、
梶原は最初の絶頂に達するようだ。
女性の性感帯からの快楽とはいえ、
まだ男としての快楽がメインなのだろう。
男のアレが小さいながらもパンパンになっている。
「はぁはぁはぁ、、、、足りない、、、
もっと、、、、もっと、、、、
でる、、、でるぅ~!!!」
梶原はもう快楽に取りつかれてしまったのだろう。
性感帯からの女性的な快楽に溺れてしまい、
残っている男のアレから、
たっぷりと精液を放出した。
そのまま後ろに倒れこむようにぐったりしている。
放心状態の梶原をよく見ると、
さきほどより胸が大きく、
男のアレが小さくなっているようだ。
それとともに顔つきや体つきも
ますます女性らしくなっている。
梶原は男と女の絶頂を同時に体験するという、
なかなかない状況に
完全に飲み込まれてしまったようだ。
しかし、C2Sは更に梶原を発情させる。
体温が上がり、汗ばんでくると
梶原は身体のアツさに耐えられなくなり、
着ている服を全部脱いで全裸になった。
真っ裸になった梶原を改めて観察すると、
以前として中途半端なかんじだが、
だいたいの箇所は女性化が完了してきているようだ。
よく見れば股間に割れ目らしきものが見えている。
そのまま全裸でオナニーを続けた梶原は、
ますます小さくなった男のアレから
またも精液をたっぷりと放出した。
そして、精液が小さなアレから飛び出すごとに
アレがますます小さく小さくなっていく。
それと同時に胸がますます大きく膨らみ、
腰がくびれ、お尻が大きくなっていく。
髪の毛もすっかりロングヘアーというぐらいだ。
そして、モニターに目をやると、
C2S濃度が90%を超えた。
さぁ、もう少しで第一段階が完了するというものだ。
梶原は自然と女性のような
オナニーをはじめている。
喘ぎ声もすっかり女性のそれだ。
男のアレはますます小さくなり、
クリトリスへと変化していく。
うっすら見えていた割れ目が
はっきりと確認できるレベルになった。
その出来上がったばかりのクリトリスと、
あっという間に大きくなった
胸の乳首を触り続ける梶原。
声ももう俺が知るヤツの声ではない。
誰が聞いても女性とわかる高く色気のある声だ。
「あぁぁぁ、、、ダメ、、、、
イク、、、、イク、、、いっちゃうぅぅ~。」
C2Sは神経細胞から思考や仕草、
話し方までも変化させる。
梶原はオナニーを繰り返している間に、
すっかり女性のような言い方をしていた。
そして、まもなく絶頂に達したようだ。
エビぞりながらビクンビクンと身体を痙攣させる。
その痙攣はますます梶原の身体を変化させていていく。
こうして梶原を女性にフォーマットする作業が終わった。
最後はさっき梶原に想像させた
グラビアアイドルのように仕上げるだけだ。
ついに俺の研究が一つの成果をあげようとしている。
そのことに口元が自然と緩んでしまう。
さぁ、復讐のグランドフィナーレといこうじゃないか。
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