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Lascivious Trap
淫欲~前編
しおりを挟むいつものように電車に乗り、職場に向かう。
この時間がとにかく憂鬱だ。
四流大学を卒業したはいいものの
就職すら難しいと言われた俺が、
なんとかたどり着いた今の職場。
拾ってもらった・・・というほうが正しいかもしれない。
それでもまさかこれほど
毎日が辛いと感じることになるとは、
最初は考えもしなかった。
そう、俺の職場はほぼ女性しかいない。
医療メーカーの総務部という部署柄なのかもしれないが、
30人近くいる部員の中で男性は俺を含めて5人だけ。
しかも平社員となるとたった一人という有様だ。
お世辞にもルックスがよいであるとか、
身長が高いということもない。
どちらかといえばモブに分類される
というほうが伝わるだろうか?
入社当初から人間というより
家畜ぐらいの扱いをうけ続けてきた。
とにかく日々ストレスがたまっていくばかりではあるが、
不思議と「辞めろ」とは言われたことはない。
だから今日までなんとか続いているともいえる。
しかし、ここのところ会社で自分の物がなくなったり、
身に覚えのないミスをしたことにされたり、
かなり極限状態に近づいていることは自覚している。
電車に揺られ、外を見ているときに
ふとこんなことを考えた。
俺がもし女性だったらこんなことには
ならなかったんじゃないか?と。
男性だから、なんの特徴もないモブだから、
こんなことになっているんじゃないか??
そんな想いが頭の中で急に湧き上がってきた。
もう、いっそのこと女性になってしまいたい!!
なぜかわからないが強くそう願っている自分がいた。
自分を家畜にように扱う女性達のようになりたいと。
とはいえ、そんなことが起こるはずがない。
そう現実に戻ろうとした瞬間、スマホが振動するのを感じた。
思わずスマホの画面を見た。
なにかの通知がきている。
ロックを解除してその通知を見た。
「願いの叶うシール、特別販売中」
願いの叶うシール??
なにかのアプリの怪しい広告だろうと、
すぐに閉じようとしたのだが、
無意識にその通知をタップしていた。
すぐにあるウェブサイトが開く。
いつも見慣れた通販サイトだった。
そして、そこに先ほどの通知にあった
「願いの叶うシール」という商品が表示されていた。
なんと値段は特別価格の100円と書いてある。
どんなものかもわからないがとりあえず購入ボタンを押した。
まさかこれが、思いもよらぬ事態を巻き起こすとも知らずに。
そんな小さな不思議はありながらも電車は職場の最寄り駅に到着した。
駅から数分歩くと到着する会社につくと、
席に着く間もなく上司に呼び出された。
自分がしたミスでもないことで頭をさげ、
同僚に罵倒されるだけの1日がはじまり、
あっという間に終わっていった。
そしてまるで戦場から逃走するように帰路についた。
自宅に到着するといつものようにポストを確認する。
するとなにか袋のようなものが入っていた。
送り主はよく利用する通販サイトだった。
その瞬間、朝の出来事を思い出した。
まさかもう届いたのか?
半信半疑ながらそれを手にとり部屋に入った。
リビングの電気をつけると疲れがどっと襲ってくるように感じた。
それでも手洗いとうがいをして、とりあえず簡単に夕食を食べた。
正直食欲もほぼないのだが、
とりあえず死なない程度に栄養を取るという作業だ。
それでも少しお腹がふくれると気分も落ち着いてきた。
晩酌の缶ビールをあけ、ソファーに座ってテレビを見ることにする。
そして、先ほど届いていた袋を開けてみることにした。
小さな袋の中には1枚のシールのようなものと、
なにか説明が書いてある紙が1枚だけ入っていた。
もちろん納品書も入っていた。
いつもの通販サイトから届いたことに間違いないようだ。
さっそく説明がが書いてある紙を見てみるのだが、
そこには文字の説明はなくこのシールを張る場所が図解されていた。
へその下、下腹部に赤い丸印が書いてあるあるだけだが。
そしてよくよく見ると裏面になにやら文字が書いてある。
これは後で読むことにした。
肝心のシールをよく見てみると少し横長でなにかの紋章だろうか?
特に見たことがない模様だが、
よくあるタトゥーシールのようにも見える。
こんなものを下腹部に貼ったからといって願いが叶うのだろうか?
そもそもこんないたずらのような商品をなぜ買ってしまったのか?
自分でも不思議なぐらいだが、
せっかく買ったのだから試しに貼ってみることにした。
先ほどの裏面の説明を読んでみると、
リラックスできるベッドの上などで作業をするように書かれている。
パジャマなどのすぐに眠ってしまってもよい服装でとも指定がある。
一体これはどういうものなのか?急に不安になってきたが、
もしかするとなにか起こるかもしれない、
という根拠のない期待のほうが不安を上回った。
早速、パジャマに着替えてベッドの上に座った。
そして先ほど届いたシールを手に取る。
台紙からシールをはがして、
先ほど指定された下腹部にそっと添えてみた。
そして軽く押さえつけるように貼り付けた。
少し押さえつけるようにしたあたりから、
下腹部がじんわりと暖かくなるのがわかる。
そしてその暖かさが徐々に熱さへと変わる。
なにかまずいものを貼ってしまったのではないか?
と急いで剥がそうとしてみたが、
すでに下腹部にしっかりと張り付いてしまい剥がれる様子はない。
しかも最初はシールだったその紋章が、
少しづつ皮膚にタトゥーのように刻まれていくのが目で見てわかる。
ますます熱くなる下腹部にすっかり皮膚と一体化した紋章。
これはどうしたものか?と途方に暮れていると、
その紋章がじわじわと光を帯びてきた。
光が徐々に強くなってくると紋章からなにかが飛び出してきた。
「あ~ら?あなたが私を呼んだのかしら?」
一体なにが起こったいるのか全く理解ができなかった。
しかし、目の前の空間にゲームなどでみる悪魔のような容姿の
とても美しく、そして色気溢れる女性が浮かんでいた。
これはどういうことなのか??
思わずそう聞いてみた。
「えっとね~、あなたがいま貼った紋章は私、
淫魔が封印されていたものなのよ。
それをあなたが封印を解いた。
ということになるのかしら?」
全く意味がわからなかった。
「そうよねぇ。何のことかわからないって顔してるわね。
でも、淫魔である私がここにいるってことは
あなた、なにか強い欲望を抱いたりしなかった?
例えば女の子になりたい!!とかさ?」
思わずドキリとした。ほんの一瞬そう願ったことは事実だったからだ。
心当たりがあることは自然と表情に表れていたようで、
次に淫魔はこう言った。
「あら?図星? なるほどね。それで私がの封印が解かれたわけね。
ちなみに今もそう願っているの?」
いきなりそう聞かれてなんと答えていいのか混乱するばかりだった。
しかし、あまりに非日常な出来事を目の前のしたこともあり、
思わずそうだと答えてしまった。
「へぇ~、そうなんだ。わかったわ。
でもね、それにはちょっと私に協力してもらう必要があるんだけどいい?」
もうどうにでもなれと半分やけになったこともあり、コクリと頷いた。
「じゃ、いまから起こることを耐えきれたら願いを叶えてあげる」
耐える?どういうことだ?
そう思ったときにはもう遅かった。
体が操られるように自然とベッドに横になる。
そして下半身が再び熱を帯びてきたかと感じたら、
アレがいままでなかったぐらい固く大きくなった。
「ふふふ。これよこれ。さぁ、あなたの欲望をいただくわよ」
淫魔はそう言って、大きくなったアレに近づくと、
手で大きさと硬さを確認するように触る。
触られただけで今まで感じたことのない快楽がアレから全身に伝わってくる。
すぐにでも射精してしまいそうになる。
「まだダメよ?ゆっくりいただくんだから」
淫魔はそういいながら、アレを股間にあてがい、
ゆっくりと自分のアソコに挿入していく。
ズブズブと吸い込まれていくが途中でもう我慢が限界になり射精をしてしまった。
「こらこら。でもいいわね。この調子でもっと頂戴」
淫魔はこちらに容赦などなく、奥までアレをアソコでくわえ込むと、
ゆっくりと動き始めた。少しでも動くごとに快楽が全身に伝わる。
それは時間を追うごとに強くなってくる。
間もなく2回目の射精が行われるのはいうまでもない。
「いいわね。もっとよ、もっと感じて快楽に溺れなさい。
それが私の一番の栄養なんだから」
もうなにかを考えることは不可能だった。
ただ、淫魔にまたがられて、液体を搾り取られるだけだった。
何度も何度も射精を繰り返すとだんだん意識が朦朧としてきた。
数えきれないぐらいの回数射精をしたところで意識が遠のいたのを感じた。
「ふふふ。たっぷり栄養補給できたわ。
しかし、よく生きてるわね。これはいい素材かもしれないわ。
じゃ、お望みどおり作り変えてあげるわね。」
淫魔はそう言うと意識を失った俺から離れて再び空中に浮いた。
そして、両手を俺にかざすと下腹部の紋章が光を放つ。
その光はやがて俺の全身を覆いつくし、大きな卵のような形になる。
「さて、じゃこれからゆっくり私の妹に作り変えてあげるわね」
淫魔はそういうと目を閉じ、
なにか念を込めるように両手を大きな卵のような光にむかってかざした。
光の卵は七色に輝くとゆっくりと大きさを増していく。
ある程度の大きさになったところで真っ白な卵に変わった。
「よし、完成。あとは目覚めるのを待つだけね」
淫魔はそういってニヤリとほほ笑んだ。
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