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第1章

天狼人との遭遇

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今、二人は樹海をさまよっている

「、、、本当に、こっちで間違いないんだよな?」

「間違うてへんよ。まぁ、そう言いたくなるのも分かるけどな」

「なら、始めから言っておいてくれ。樹海を通るって」

「正確には、樹海の中に村があるってことやけどなぁ」

「・・・天狼ってことは、狼系統だよな?」

「せやな〜」

「なら、なんで草原に村を作らない!」

「そら、世界樹の苗を守護するためやん」

「世界樹の苗?木じゃ、ないのか?」

「木の方は、大陸の中央部にあるなぁ」

「ここは?」

「西の端っと、着いたなぁ」

「ん?門すら見えてないのに、何、言ってる?」

「あぁ、あんさんには、まだ、わからへんやろなぁ。ここは、もうすでに天狼人のテリトリーやで。ほら、来た」

そう言って、夜泉が指差した方を見てみると、数人の獣人が、こっちに向かって来ていた。

「止まれ。ここから先は、我らのって、天騎使長様でしたか!?申し訳ありません。こちらから来る者などほとんどいませんので、警戒しておりました。どうか、無礼をお許し下さい、それで、本日は、何用で?」

「あ、あぁ、世界樹の苗の様子を確認したいのだが、、、」

「分かりました。では、私たちは、一足先に戻り、歓迎の準備をしてこようと思います。では!」

そう言うと、先ほど来た獣人達は戻って行った。

「どういうわけか、説明して欲しいのだが」

「うちもすっかり忘れとったわ。天騎使は、元々、個体数が、少ない上、滅多に中央部の世界樹から降りてこんくてなぁ、それが天騎使長なら、なおさらやで」

「・・・行かないというのは?」

「もう会ってしもとるさかい、行かんわけにはなぁ」

「どう考えても面倒事にしかならない気がするんだが」

「腹括り。どう足掻いても、行かんゆう選択肢は出てこんけん」

「チクショウ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~

(  l u l  ):生存報告。今、書き貯めしているから、もう少し待っててください!
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