添い寝専門店

夢遊病

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後編

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 「もうすぐ出勤すると思うので、着替えてお待ちください。」
「分かりました。」
俺を部屋に案内した受付の女性は恭しく頭を下げ、部屋を出て行く。俺の手には女性が部屋から出て行く前に渡された白いおしぼり状の物が握られている。

 俺が今いるのは『添い寝専門店』という店の中にいくつかある、ベッドと服を入れておくためのカゴだけが置かれた部屋の一つだ。俺が初めてこの店に来たのは先週の土曜日の夜中だ。休日出勤で身も心も疲れ果てた俺は気まぐれにこの店に入り、ミサという女子高生と出会った。その子に一晩添い寝をしてもらい、その時に受けた接客が忘れられず、再び来てしまった。ただ、正確には来店するのは三度目だ。明日は仕事がある日曜の夜である今日来ている理由は、昨日来た時には既にミサが他の客と添い寝をしていたからだ。受付の女性からは他のスタッフがいることを教えられたが、もう一度ミサの接客が受けたかった俺は、翌日の指名だけ入れてその日は帰宅してしまった。そして今日、わざわざ翌日着るためのスーツを着替えとして持って来店した。

 「お兄さーん。お待たせしてごめんねー。……ってまだ着替えてる途中だった。ごめんごめん。」
ペーパーショーツに着替えるために服を脱いでいると、ノックもせずにミサが入って来た。パンツと靴下だけの俺の姿を見たミサは軽い口調で平謝りしてベッドを挟んだ向かい側に来る。
「アタシ今さっき出勤したばかりだからまだ着替えてないんだよね。ここで着替えていい?」
俺と向かい合って立っているミサはそう聞いてくる。
「全然大丈夫だよ。」
直ぐにそう返す。ミサの裸体が拝めるので断る理由は無かった。「ありがと」と返したミサはサッとトップスとスカートを脱いでいく。その下からは紫色で統一されたレースの付いた下着が出てくる。胸も尻も大きいミサは下着姿になるだけで情欲を煽るとてつもない破壊力を生み出している。

 「お兄さんも着替えなよ?」
ミサのストリップに見惚れていた俺は自分の着替えをすっかり忘れていた。
「え、あ、そうだね。」
自分からこの場で着替えていいか聞いてきたミサは見られていたことを気にもしないだろうが、俺は少し焦って自分の着替えの方に戻る。靴下を急いで脱いで他の衣服が入ったカゴに入れ、パンツに手を掛ける。正面にはミサがおり、下せば間違いなく俺の肉棒が彼女の目の前に露わになってしまうが、気にせず一番下まで一気に下す。目の前ではミサもブラジャーを外して小麦色の円錐型をした胸を曝け出している。ミサのストリップや胸を見た俺の肉棒は早くも半勃ちになっており、地面と平行になっている。既に雄の反応を示している俺の肉棒を見たミサは満足げに目を細めた。その仕草に肉棒をビクンと跳ねさせてしまう。ミサのこういう細かい色気のある仕草は俺の情欲を的確に刺激してくる。ベッドに置いておいたペーパーショーツを手に取り、解いて広げていると、ミサはショーツに手を掛け下そうとし始める。先週添い寝した時は見られなかったミサの秘部が見られると思うと嬉しさと興奮が込み上げ、ペーパーショーツを手に持ったままミサの姿を凝視してしまう。俺の視線を感じたらしいミサは俺の顔を覗き込むように見てくる。そして一切隠そうとも、恥ずかしそうにもせずにスルッとショーツを下す。角度的にミサの秘部は見えないが、恥毛だけは見ておこうと思っていた俺だが、生えているハズの場所には毛が一本も生えていなかった。
「毛見れると思った? ざんねーん。全部剃ってまーす。」
表情に出ていたのか、ミサにからかわれてしまった。見てみたい気持ちもあったが、今晩添い寝してくれる女子高生の股間が丁寧に手入れされたパイパンだと知れただけでも十分だった。
「お兄さーん。アタシの着替え見ても良いけど、ショーツ履かないで丸出しにしたままは良くないよ?」
ミサに指摘された俺は自分の恰好を思い出し、大慌てでペーパーショーツを履いた。いくらミサが恥ずかしがらなくても堂々と見せつけるのは流石に良くない。
「ちゃんと着替えてえらい。アタシもブラとショーツ着るから見てて良いよ。」
そう言って部屋に入った時に持っていたバッグの中から先週着ていた物と同じデザインのペーパーブラジャーとペーパーショーツを取り出す。どちらも直ぐに着られる形状のためものの十秒でミサの胸や股間は隠されてしまったが、女子高生の着替えを見られた俺は満足だった。

 「よし。早速添い寝する? それとも先週みたいにマッサージでもする?」
お互い着替え終わった後、ミサはそう聞いてくる。
「マッサージをお願いしようかな?」
添い寝自体も良かったが、マッサージも気に入っていた俺はせっかくの機会だと思いお願いする。
「あいよ。じゃあうつ伏せに寝て。」
言われた通りに俺はベッドにうつ伏せになる。背中をマッサージするために先週同様俺の頭の前にミサは立つ。先週はそれだけで背徳感を覚えどぎまぎしてが、ついさっきミサの裸体を見て、先週は寝る前に一度射〇させてもらったので興奮はしても動じはしなかった。
「お兄さん昨日来てくれたんだって? アタシが他のお客さんの添い寝してたから担当できなくて予約だけして帰ったって今朝言われたよ?」
背中の指圧マッサージをしながらミサは昨日のことについて聞いてくる。
「ああ。昨日も仕事があって疲れたからまた癒されに来たんだけど、先客がいたみたいでね。他のスタッフをすすめられたんだけど、予約しておけるって聞いたから予約だけして帰っちゃったんだよね。」
「あー、そうだったんだ。他のスタッフも癒すの上手いから指名すれば良かったのに。……それとも、またアタシにお願いしたかったの?」
「そう。リスト見て他の子も良いなとは思ったけど、もう一回ミサに添い寝してほしかったからね。」
「もしかして、お〇ぱい目当て?」
「え、いや違う違う。……いや、無くも無いけど……。」
ミサの言葉に慌てて返すが、自信を持って否定しきれなかった。
「別にいいよ。スタッフの中だと一番大きいのアタシだからソレ目当てで来るお客さんけっこういるし。ソレ売りにしてるとこもあるし。」
チラっとミサの表情を見てみたが、何ともないといった表情をしていた。そのことについて嫌に感じてはいなさそうだったので安心した。

 「次足しよっか。仰向けになって。」
一通り背中をマッサージし終えたミサにそう言われ、俺は仰向けになる。
「また指名してくれたお礼にこれ、サービス。」
そう言うとミサは十数分前に着たばかりのペーパーブラジャーを抜き取って近くのカゴに入れてしまう。ミサのGカップの胸が下から丸見えになった。
「ごめん、やっぱりけっこう目当てで来てたかも。」
ミサの巨乳を前に俺は茶化したようにそう言う。
「やっぱりー。」
半分笑いながらミサは少し不満そうに言う。

 「じゃ、太ももやってくから少し足開くよ。」
そう言って俺の足を少し開かせる。ミサがマッサージする手の直ぐ傍のペーパーショーツはすっかり盛り上がってしまっていたが、俺もミサも大して気にしていなかった。むしろ俺は、触れてくれないかな、なんて考えてしまっていた。

 「昨日担当した客ってどんな人だったのか聞いてもいい?」
太もものマッサージを受けながら、俺は昨日からずっと気になっていたことをミサに聞く。
「えー、あんま言っちゃダメなんだけどなー。」
「話せる範囲で教えてほしいな。」
言い難そうにしていたが、少し押してみる。
「まぁ、ちょっとなら大丈夫か……。昨日アタシが担当したのは四十代の常連のおじさんだよ。週に二回は来てる人。アタシのことけっこう気に入ってるみたいで週一で担当してるんだよね。いつもは水曜とかにアタシを指名するんだけど、今週はアタシに添い寝してほしい気分って言って二回連続で担当したんだよ。」
「そうだったのか。」
週二回で来れるとなると、その客は会社で高い役職就いてる人なのだろう。時間と金に余裕がある様に思える。常連の客なら俺がしてもらった様なことも日常的にしてもらっているだろう。あるいはそれ以上のことも。
「その客にはどんなことしたの?」
「えー、どんなことって? 添い寝してお客さんを眠らせるだけですよ? なかなか眠れないお客さんにはマッサージしてますけど。」
その内容が気になってしまい、良くないことだとは思いつつもダメ元で聞いてみた。が、はぐらかされてしまう。大っぴらに言えることでもないので当然だとは思うが。これ以上はミサに迷惑を掛けると思い、「そうだよね」と返して聞くのは止めようと思った。
「冗談冗談。……じゃあ、昨日のお客さんにしたこと、今日お兄さんにしてあげようか?」
「え? いいの?」
思ってもみないミサの提案に驚き、子供の様な反応をしてしまった。
「いいの?って、何するかはまだ教えてないよ? まぁ、ヒドいことはしないから安心してほしいけど。」
そんな俺を見てミサは苦笑する。

 「じゃ、ちょっと上失礼するよー。」
そう言うとミサは俺の頭の上を跨ぐ。俺の体の上で四つん這いになる恰好だ。真上を見上げる俺の視線の先にはペーパーショーツに覆われたミサの股間がある。
「ショーツずらすね。」
そう言ってミサは俺のショーツのフロント部を横にずらし、太くそそり立った肉棒を露出させる。
「それじゃ、いただきまーす。」
俺の肉棒の根本を支えたミサがそう言うと、暖かくぬめぬめとした感触が肉棒全体を包む。
「うおっ!」
人生で初めての感触に俺は無様な声を上げてしまった。
「あれ? もしかしてフェラ初めてだった?」
「うん……。」
熟れた|《こな》様子のミサとは対照的な自分の経験の無さが恥ずかしく感じる。
「そっか。じゃあ、アタシがいっぱい気持ちよくしてあげるから楽しんでね。」
そう言って再び俺の肉棒を奥まで咥え、上下に頭を振る。
「あぁ……。」
口内の粘膜と肉棒が擦れ、肉棒全体から好ましい快感が流れる。先週ミサにしてもらった手〇キよりも快感自体は弱いが、全体を温かく柔らかい感触で包まれるのは快感以上に充足感がある。

 ミサの足の間から自分の股間の方を見ると、ジュポジュポと音を立てながら俺の肉棒に口淫するミサの様子が見える。角度の問題で表情はほとんど見えないが、無理をしている様子は無かった。ミサが頭を上げ、唾液が絡み付いた肉棒が出てくる生の光景はなかなかにいやらしく、俺の興奮を煽ってくる。ふと視線を自分の股間からミサの股間へ移してみる。この位置ならショーツを横にずらせば着替えの時には見られなかったミサの秘部を見ることができる。ずらしたい衝動に駆られるが、いくらミサでも勝手にそんなことをすれば怒ると思い抑える。
「そんなにアタシのアソコ気になるの?」
そんな風に迷っているとミサに声をかけられる。内心思っていたことを言い当てられ、俺はドキリとしてしまう。
「アハハ。図星ってカオしてるー。お兄さんの動き童貞っぽくてカワイイ。フェラ初めてなんだしどうせ童貞なんでしょ?」
「はい……。」
けっこう気にしてることを容赦無く指摘されてしまった。俺の方がミサより九歳年上だが、性経験に関しては俺は子供みたいなものだ。恐らく経験豊富であろうミサからすれば人見知りな幼い子供の様な反応に見えるのだろう。
「そんなにしょんぼりしないでよ。ワンチャン今日卒業するかもしれないんだよ? アタシが昨日の常連さんとヤってたらお兄さんも今日ヤれるんだから。」
ミサは俺を励ます様に言う。正直ミサとシたい俺は昨日の常連の客がミサとシていたことを祈る。

 「お兄さんただフェラされてるだけだと暇でしょ? 太ももとかお尻、触っていいよ?」
「いいの?」
「いいよいいよ。その方がアタシも気分高まるし。」
そう言われれば俺が触らない理由はないので、両手をミサの両太ももに伸ばす。ミサの尻が大きいため必然的に太ももも平均的なサイズよりも太い。だが肉がしっかりと付いているお陰ですぺすぺな肌とむっちり吸い付く感触が手の平全体に広がる。上下に擦ってみれば軽い摩擦音が鳴る。普通では触れない場所なので興奮はするが、性感を高める程ではなかった。意を決してミサの尻に触れることにする。一度俺の肉棒を咥えている方を見ると、ミサが視線で「いいよ」と言っていた様な気がした。俺はミサの足の付け根辺りまで触っていた手を更に上まで伸ばす。面積の狭いペーパーショーツのバック部から大きくはみ出したミサの尻たぶを掴むと、太ももとは違う柔らかさと弾力の共存した感触がした。張りのあるミサの尻は撫でるとすべすべとした感触が、揉むとみっちりと詰まった肉が反発して確かな抵抗を感じる。その好ましい感触に俺は夢中になって揉みしだいてしまう。

 「ふぅ、はぁ……。」
体感四分程ずっとミサの尻の感触を楽しんでいたが、次第に俺の肉棒が限界を迎える。
「もう出そう?」
俺の反応からミサも分かったのか、足の間から俺の顔を覗いてそう聞いてくる。
「出そう。」
限界近くで口淫を止められ、寸止め状態になっていた俺は余裕がなく、ただそれだけ返す。
「じゃ、一気に搾り取ってあげる。」
そう言うとミサはギンギンに勃ち上がった俺の肉棒を全て咥え込み、ジュポジュポと激しい水音を立てながら大きく頭を振る。竿やカリ首辺りをミサのぷっくりとした唇が扱き上げ、口内の粘膜が先端全体を激しく撫で回す。肉棒全体を苛む強い快感に耐える様に俺はミサの尻をがっしりと掴む。快感で細まる目が指と指の間からはみ出るミサの尻肉を捉える。そして尻たぶと尻たぶの間にあるペーパーショーツのクロッチ部に覆われた部分に目が行く。ダメだと考えつつも、少しなら大丈夫だろうという思いが湧いてしまう。ミサの秘部を見ながら射〇したいと思った俺は親指をクロッチの縁に掛け、横にずらす。露わになったミサの陰唇は腕や足と同様小麦色をしており、肉裂からは肉ビラがはみ出て花の様に広がっている。その肉裂は潤っており、僅かに光を反射している。
「うあ、出る。」
それを見た瞬間、俺はミサの口内に放出した。ミサの舌が這った俺の肉棒は何度も脈打ちながらミサの口内を白濁液で埋めようとする。俺が出している間、ミサは肉棒を吸い上げて全て絞り出そうとしてきていた。

 全て出し終えて上体を起こすと、顔を上げたミサが喉を鳴らして俺の出したものを全て飲み込んでいた。
「ん、いっぱい出たね。」
「はぁ……はぁ……。めちゃくちゃ気持ちよかった。」
「そっか。なら良かった。……でも最後アタシのショーツずらしてアソコ見たでしょ?」
ミサと向き合う様に座るとそう言われてしまい、勝手にしたことを思い出し焦る。
「いや、えっと、その……。ごめん、興奮しすぎちゃって、つい……。」
勝手なことをしたせいで店や警察に言われるのではと不安になった俺は舌が上手く回らなかった。
「別に怒ってないよ。でも勝手にするのはナシだよ。……と言っても、昨日の常連さんみたいな何度も担当してるお客さんは最近は勝手に触ったり捲ったりしてくるんだよね。アタシも毎回ちゃんと言ってるわけじゃないからだと思うけど。」
不安を感じていた俺とは対照的に、ミサは冗談めかしてそんなことを言う。明るくノリの軽いミサに何度も担当してもらっていたらつい調子に乗って勝手に触ってしまう他の客の気持ちも分かる。
「昨日の常連の客はどんなことしたの?」
「アタシがフェ〇してる間、アソコに指入れたり舐めたりしてたよ。というか部屋に入ってすぐ全部脱げって言われたし。完全にエッチ目当てだったよ。まぁ、アタシを指名してる時点でエッチ目当てなところあるから気にしてないけど。」
「そうだったのか。」
ミサの言葉に正直納得してしまう。俺自身またミサにシてもらいたいと思って指名していた。
「それよりもー……。」
先ほどまでの友達に話しかける様な口調から変わり、色気のある誘う様な口調になる。
「昨日の常連さんにシたの、まだあるんだけど。常連さんはフェ〇が終わった後すぐシたんだけど、お兄さんはどうする? もちろんエッチなことなんだけど、休みたいなら休んでからでいいよ?」
「いや、直ぐにお願いするよ。」
普段だったら少し休んでからじゃないとできなかったが、今の俺の肉棒は一度出したにも関わらずギンギンに硬くなったままだったので直ぐに次の行為をお願いした。

 「おけ。じゃあ、また仰向けに寝転がって。」
「分かった。」
ミサに言われた通りに俺は再び仰向けになる。横になる前にペーパーショーツは脱いで近くのカゴに入れていたので、剥き出しになった俺の肉棒が真上を向いてそそり立っている。
「アタシもショーツ脱いじゃう。」
俺の体を跨いで立っているミサはそう言うとショーツをずり下す。足から引き抜いたショーツを近くのカゴに投げ入れ、ミサは俺を見下ろす。俺はミサの楽しそうな笑顔と一切隠されていない秘部に交互の視線を向ける。クロッチをずらして見た時よりもミサの肉裂は開いて濡れており、興奮していることが分かる。
「じゃ、ゴム着けるよー。」
ミサは俺の肉棒の前にしゃがみ込むと、いつの間にか手に持っていたコンドームを開けて被せ始める。経験の無い俺は当然コンドームを着けたことが無いので、肌に着く薄いゴムの感触に少し窮屈さを感じてしまう。
「ゴムの感触気持ち悪い? でも着けないとダメだよ?」
そう言いながらミサはコンドームを下げていく。

 「よし。じゃあシよっか。」
そう言ってミサは俺の肉棒の上に跨ると、ゆっくりと腰を下していく。薄いゴムに覆われた肉棒がぬるぬるとした肉穴に入り、中にあるヒダを掻き分けながら奥へと突き進む。
「うわあぁぁ……。」
みっちりと詰まった肉の圧迫感に俺は思わず声が漏れてしまう。ついさっきミサの口淫で出したハズだが、それでもまた直ぐに出てしまいそうになる程の快感だ。
「童貞卒業おめでとー。どう? 気持ちいい?」
「すごく気持ちいい……。気抜いたら直ぐ出ちゃいそう。」
快感に耐えている俺は絞り出す様な声しか出せなかった。
「まぁそうだよね。童貞にはヤりまくってるアタシのアソコはキツいよね。慣れるまではゆっくり優しくするね。」
「頼む。」
そう言うとミサは二秒で一往復程度のペースで腰を上下に振る。刺激を弱めるために肉棒を半ばまでしか出し入れしていないが、うねるヒダが肉棒の先端を刺激するのでしっかり快感が生まれる。
「慣れるために頑張るのも良いけど、ちゃんと楽しんでよね。」
「分かってる……。」

 「はぁ……はぁ……。どう? 慣れてきたっぽい?」
ミサは俺の腰の上で息を荒げながらそう聞いてくる。もう三分程はゆっくりとしたペースで腰振っているので息が荒くなっている。
「ちょっとね。……腰振るペース上げてもらってもいい?」
「刺激が足りなくたってきた?」
「いや、このまま続けても直ぐに出そうだから、どうせなら思いっきりシてほしいだけ。」
「そっか。じゃあ、ペース上げる、というか本気でいくよ。」
「ああ。」
そう言うとミサは伸ばしていた背筋を曲げ、俺に覆いかぶさる様に姿勢になる。そして今までのゆったりとしたペースから一秒間に一・五往復程度の速いペースに上げる。振る高さも肉棒の半ば程度からカリ首辺りまで一気に引き抜き、思い切り根本まで咥え込む激しい動きだ。愛液で濡れたミサのみっちりした肉ヒダが肉棒に絡みついて扱き上げる。グチョグチョという水音が肉穴から鳴り、パンパンという肉と肉がぶつかり合う音が響く。
「ほら、お〇ぱいも触っときな。その方が気持ちいいでしょ?」
息を荒くしたミサが俺の手を取って自分の胸に押し付ける。ミサの巨乳に触れた瞬間、俺は貪る様に手の平でその柔らかさを味わう。

 「やばい……、出そう。」
一瞬で限界まで追い込まれた俺は今にも爆発しそうになる。必死に下腹部に力を入れ、ギリギリのところで耐えている。
「もうちょっとガマンして。アタシもイけそうだから。」
激しく腰を振りながら、ミサは自ら肉芽を指で刺激している。肉穴から溢れ出てくる愛液の量も増えており、余裕の無さそうな声と表情から同じく限界が近いのだろう。
「我慢するけど、けっこうもう限界。」
「おっけ。じゃあもう出しちゃお。頑張ってアタシが合わせるから。」
そう言うとミサは更に腰と肉芽を弄る指の動きを速める。
「うっ、出るっ。」
「アタシも、イく。」
限界を超えた俺の肉棒は激しい快感の中爆発した。ミサもほとんど同じタイミングで達したのか肉ヒダが蠢いて更に絡みついてくる。ドクンドクンと音が聞こえそうな程の量と勢いで俺はコンドームの中に吐き出していく。

 「はぁ……はぁ……。どう? 気持ちよかった?」
たっぷり十秒程かけて全て出し終えた俺は息を荒げながらぐったりとしてしまった。そんな俺を見て、俺の腰の上で同じく息を荒くしてミサが聞いてくる。
「生きてきた中で一番気持ちよかった……。」
覗き込んでくるミサを見て俺はそう返す。
「なら良かった……。っと、ゴムぱんぱんじゃん。」
肉棒を引き抜いてコンドームを確認したミサは笑いながら言う。ミサの言う通り、俺の肉棒に着いているコンドームの先端には俺が出した白濁液が大量に溜まっていた。今日二度目の、それも一度目から直ぐだとは思えない量だ。
「やっぱゴムして良かったね。こんな量生で出してたら絶対妊娠してたよ。」
コンドームを肉棒から外して仰向けで寝てる俺の隣に寝転んだミサはたっぷり溜まったものを俺に見せながらそう言う。俺もコンドームを着けておいて良かったなと思いつつも、直接中に出したら満足感が凄かったんだろうなとも思ってしまう。

 「じゃあ、今日は寝よっか。アタシすっごい疲れた。お兄さんも疲れたっしょ? 二回も出したんだから。」
「あぁ、もう疲れ切って眠くなったよ。今日もありがとうね。」
「いえいえ。……じゃ、おやすみ~……。」
「おやすみ。」
そう言って俺たちは全裸のままタオルケットを掛けて眠りにつく。意識が消えていく中、俺は来週も来ようと思っていた。
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