幼女ライフを送っていたら、恋人の左手に知らない指輪が存在しているのですが

「これは俺と大切な人との繋がりなんだ」

そう言ってレオ・ブラッドリーは自身の左手の薬指にはめてある指輪に口づけをを落とした。

それを見つめて死んだ魚のような目をするのは、十歳になったばかりのマリー・ブラッドリー。
実はマリーはレオと恋人関係であったフィオナである!
敵国の魔法薬で幼女になってしまったフィオナは、なんとか生き延びて偽名マリーとして姿を偽り、元の姿になって自国に帰ろうと奮起していた。

レオや仲間が敵国に潜入したことで、なんとか戦いが終わったのはフィオナが幼女マリーになって六年過ぎた後の話だった。その間、まだ幼女である。

敵国の中将に飼われていたフィオナ、幼女マリーは牢屋生活だろうと思っていたけど、なんと待っていたのはレオとの同棲。
いつか自分をフィオナと気付いてもらえたら、と期待していたがある日レオがマリーにある物を見せる。

それは左手の薬指にはめてある指輪。
え?なにそれ?知らないんですが。私持ってないですよ?大切な人との繋がり?

フィオナは悟る。もうレオには新しい大切な人が出来ていて、私とレオの関係は自然消滅していると。

これ、私がフィオナってバレたらいけないやつなのでは?

※ハッピーエンドです
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