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リクエスト02
夢と帝人(3)
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慎重に、帝人は事を進めた。
伝は、はっ、はっと浅い呼吸を繰り返し、身体を強張らせる。
「ああ……このまま進めたら、結腸抜いちゃうな」
そうぼやいた帝人の額から、汗がしたたり落ちた。
ギクリと震えた伝の手がすがるように帝人の背を抱く。
「苦しい?」
問いにコクコクと頷く伝の眦から、涙がこぼれる。その頬はリンゴのように赤らんでいて、帝人はゾクゾクと腹の底から湧き上がる衝動に喉を鳴らした。
「……苦しい、か。でも……その割には、中、ゆっくり開いてきてる」
脈動する粘膜に、先端が潜り込んでいく感触。
帝人は腰を止めると、涙で濡れた伝の顔にキスを落とした。
「ねぇ、伝くん。……限界、超えてみようか」
そして、ニコリと微笑んで告げた。
「っ……!」
伝が目を見開く。ぶんぶんと顔を左右に振る。
逃れるように動くものの、がっつりと帝人に組み敷かれているため、その小さな抵抗は更に距離を縮める結果となった。
帝人はとろけるような笑みを浮かべて伝の唇を吸うと、じわりじわりと体重をかけていく。
「ぅ……ぅ……」
本来ならば暴かれることのない繊細な部分が押し開かれていき――
「あァァアアッ!」
次の瞬間、裏返った声を上げて、伝は背を弓なりにしならせた。
帝人は構わず彼の尻を掴み、一息に距離を詰める。
伝の爪先が跳ねた。
一目でわかるほど激しく、彼は絶頂した。
白濁が、栓が壊れたようにボタボタと竿肌を濡らす。
「凄いイキっぷり……かーわいい……」
「ふ、ぇ……っ」
鼻水と涙で顔をぐちゃぐちゃにしながらすすり泣く伝に、帝人は舌なめずりした。
感じたことのない危うげな興奮に胸が震える。
彼は伝の首筋に噛みつくように口付けると、激しい抽送を始めた。
「ひっ、や、……ぁ、帝人さっ、あっ……!」
肌と肌がぶつかる乾いた音が鳴る度に、擦れ合う下腹部が濡れていく。
「……凄いよ、伝くん。突き上げる度に、イッてる」
「んンゥ~~~ッッ!」
伝の意識が高みへと放られた瞬間を狙い、腰を強く押しつければ、最奥がぐちゅりと開いて、帝人の膨らむ先端をガッチリと咥え込む。
「は……これ、ヤバ……」
うねり、小刻みに収縮する肉襞に帝人は歯を食いしばった。
ともすれば、果ててしまいそうだった。
「うっ、ぅう、ふぅ……」
絶頂に次ぐ絶頂に、伝は泣きながら帝人の腕に爪を立てた。
「も、もう、ムリッ、もう、出ないっ……みかどさっ……! 奥やだ、いやだ、あっ、あぁっ……!」
泣きじゃくる伝を抱きしめて、深呼吸を繰り返す。彼の頭をそっと撫でる。
それからゆっくりと腰を引いた。搾る腸壁は束の間抵抗の後、屹立を離した。
その最奥の扱きは、あまりにも心地良く――
「ごめん、動くよ」
「ひぐっ……!」
激しいベッドの軋む音が部屋に響く。
ローションの粘着質な水音が跳ねる。
「も、う、うっ、ぅごかないで……っ、ほんと……おかしくっ……い、イギたぐないのにッ、出ちゃう出て……ぁ、あ、またっ、また来てるっ……」
髪を振り乱し、伝は必死に帝人を押しやろうとした。
けれど帝人は奥歯を噛み締めながら動き続ける。
伝は拳を握り締めると、彼の背中を叩いた。
「バカ、帝人さんの、バカッ……早く……う、うぅ、っ、イッて……イッてくだざいっ……みかどざんっ……!」
といっても、握る握力は赤ん坊のように緩く、振り上げる腕に力は無かったが……。
帝人は、汗で貼り付いた伝の前髪を掻き上げ額に口付ける。
それから、うっとりするような優しい微笑みを浮かべて言った。
「い・や」
ついで強く腰を打ち付けると、伝の耳朶に唇を寄せた。
ベタベタの下腹部をまさぐりながら、耳穴に尖らせた舌先を伸ばす。
内を蹂躙する先端が、再び奥の奥へと潜り込み、伝はもう何度目かもわからない絶頂に咽び泣いた。
帝人は耳の輪郭をなぞり、耳たぶを甘噛みし、引っ張り……しつこいほど伝の耳を味わってから、クスリと笑った。
「イッて、って君は言うけどさ……動いてるのは俺だよ?さっきから伝くんひとりでイキ狂ってるのに、さっさと俺にもイけっていうのは……勝手過ぎない?」
挑発的に伝を見下ろし、口の端を吊り上げる。
「伝くんがイカせてくれてもいいんだよ?」
「ぼ、僕が……?」
呂律の回らない口調で、伝が繰り返す。
「そう。俺の上で腰振ってさ。そうしたら、俺も射精に集中できると思うし」
帝人は涙で濡れる伝の眼差しを見つめて、内心苦笑をこぼした。
……気がつけば、意地悪をしている。
傷つける必要は無いと言いながら、ぐちゃぐちゃに泣かせてよがらせたくてたまらない。
この気持ちはなんだろう?
伝は胸を喘がせて、何度も目を瞬いた。
涙がポロポロと落ちる。
「ぼ……僕が、動いたら……帝人さん……い、……ぃ、イけるんですか……?」
「今よりかはイキやすいと思うよ」
帝人は笑顔で嘘を付く。
「わ……わかりました。僕が……動きます……だ、だから……1度……」
「うん。抜くね」
提案を受け入れるとは思っていなかった帝人は、少し意外そうに、けれど素直に身体を離した。
伝は灼熱の楔から解放され束の間の安息に胸を撫で下ろす。
しかし律儀なことに、彼はそのまま休んだりはせず、のろのろと身体を起こした。
それから俯き加減に、腰が抜けているのか何度もへたり込みながら、寝転がった帝人に跨がった。
「……っ」
伝は隆起する帝人の欲望に手を添える。
その喉が、ゴクリと上下した。
彼はギュッと目を閉じると、ソコを目がけて腰を下ろしていく。
激しい抽送ですでにとろけた肉穴は、帝人の欲望を再びやすやすと受け入れた。
「う……動きます……」
伝はか細い声で言うと、顔を真っ赤にしながら、帝人の恥骨の辺りを手で押さえ身体を上下させ始める。
「はっ、はっ……」
その拙い腰遣いは先ほどよりも帝人を愉悦から遠ざける結果になったが、必死に動く伝は気付かない。
「ふっ、く、ぅ、う……」
慎重に自身の快楽スイッチを避けて彼は動き続けた。
帝人はしばらくそんな伝を眺めてから、彼の腰を掴んだ。
「どうして、いいとこ避けてるの?」
「んはぅっ!?」
問いと共に強く突き上げれば、伝の半開きの唇から唾液がこぼれ落ちる。
帝人はそのまま彼を揺すぶった。
「伝くん、ここ……好きだろうっ?」
「ひっ、ぁ、んあっ、ンッ、あぁあっ!」
伝は羞恥心に表情を歪めながら、帝人の上で尻を弾ませる。
「あ、あっ、ふぁっ」
愉悦が羞恥心を上回ったのか、だんだんと伝の腰もいやらしく揺れ、大胆になっていく。
「み、帝人さっ……」
「本当……エロいな……」
帝人は開脚した中央の屹立を扱いてやった。
伝はいやいやと首を振りながらも、その手を払ったりはしなかった。
気力がないのか、快感に柔順なのか……
たぶん後者だと帝人は思う。それこそ類や寧太がそうしたに違いない。
そのとろけた表情を前に、帝人の熱が限界に到達するまでそう時間はかからなかった。
「……そろそろイけそうかも」
帝人は伝を見上げて言った。
視線を向けられている事実に今更思い至ったのか、伝が唇を戦慄かせる。
「み、みにゃいでくださいっ……」
「君も俺のこと見てるんだから、おあいこだよ」
帝人は自身の上で跳ねる伝の太股を指の跡が残るほど掴んだ。舐めるように伝を見つめて。
目を閉じれば、蒼悟を抱いているように感じることもできるというのに……
帝人はそれをしない自分を、ふと、不思議に思う。
「ん……ほら、伝くんも動いて。……そうそう、凄く気持ちいいよ……先端が引っかかって、咀嚼されてるみたいだ」
それは腰が反射的に浮く快感。
「! 帝人しゃ……っ、奥、だめ……奥、だめです……入っちゃう……また、また、奥、入っちゃっ……か、ら……っ、あっ……!」
「だって……これが、気持ちいいんだもの……伝くんだって、悪くはないだろう……?」
「こわ、こわい……んです……帝人さ……ぁ、……また、また、凄いの来ちゃってる……っ!」
「は、……伝くん……出るよ……」
コクコクと伝が頷く。
「類も出したことない奥、真っ白に汚してあげるからね」
囁けば、中がキツく反応した。
帝人は一層激しく腰を打ち付けた。
脱力して胸に倒れ込んできた伝を抱きしめる。
ふたりはがむしゃらに唇を重ねた。
そうするのが自然だったからだ。
恋し合っているわけではないのに。
射精衝動はそれほどまでに強い衝動なのだろう。
「イクよ、伝くん」
帝人は伝の耳朶を噛んだ。
彼の腰をしっかりホールドして。
「出る……出るからね……っ」
やがて帝人は込み上げる熱情の全てを――
伝は、はっ、はっと浅い呼吸を繰り返し、身体を強張らせる。
「ああ……このまま進めたら、結腸抜いちゃうな」
そうぼやいた帝人の額から、汗がしたたり落ちた。
ギクリと震えた伝の手がすがるように帝人の背を抱く。
「苦しい?」
問いにコクコクと頷く伝の眦から、涙がこぼれる。その頬はリンゴのように赤らんでいて、帝人はゾクゾクと腹の底から湧き上がる衝動に喉を鳴らした。
「……苦しい、か。でも……その割には、中、ゆっくり開いてきてる」
脈動する粘膜に、先端が潜り込んでいく感触。
帝人は腰を止めると、涙で濡れた伝の顔にキスを落とした。
「ねぇ、伝くん。……限界、超えてみようか」
そして、ニコリと微笑んで告げた。
「っ……!」
伝が目を見開く。ぶんぶんと顔を左右に振る。
逃れるように動くものの、がっつりと帝人に組み敷かれているため、その小さな抵抗は更に距離を縮める結果となった。
帝人はとろけるような笑みを浮かべて伝の唇を吸うと、じわりじわりと体重をかけていく。
「ぅ……ぅ……」
本来ならば暴かれることのない繊細な部分が押し開かれていき――
「あァァアアッ!」
次の瞬間、裏返った声を上げて、伝は背を弓なりにしならせた。
帝人は構わず彼の尻を掴み、一息に距離を詰める。
伝の爪先が跳ねた。
一目でわかるほど激しく、彼は絶頂した。
白濁が、栓が壊れたようにボタボタと竿肌を濡らす。
「凄いイキっぷり……かーわいい……」
「ふ、ぇ……っ」
鼻水と涙で顔をぐちゃぐちゃにしながらすすり泣く伝に、帝人は舌なめずりした。
感じたことのない危うげな興奮に胸が震える。
彼は伝の首筋に噛みつくように口付けると、激しい抽送を始めた。
「ひっ、や、……ぁ、帝人さっ、あっ……!」
肌と肌がぶつかる乾いた音が鳴る度に、擦れ合う下腹部が濡れていく。
「……凄いよ、伝くん。突き上げる度に、イッてる」
「んンゥ~~~ッッ!」
伝の意識が高みへと放られた瞬間を狙い、腰を強く押しつければ、最奥がぐちゅりと開いて、帝人の膨らむ先端をガッチリと咥え込む。
「は……これ、ヤバ……」
うねり、小刻みに収縮する肉襞に帝人は歯を食いしばった。
ともすれば、果ててしまいそうだった。
「うっ、ぅう、ふぅ……」
絶頂に次ぐ絶頂に、伝は泣きながら帝人の腕に爪を立てた。
「も、もう、ムリッ、もう、出ないっ……みかどさっ……! 奥やだ、いやだ、あっ、あぁっ……!」
泣きじゃくる伝を抱きしめて、深呼吸を繰り返す。彼の頭をそっと撫でる。
それからゆっくりと腰を引いた。搾る腸壁は束の間抵抗の後、屹立を離した。
その最奥の扱きは、あまりにも心地良く――
「ごめん、動くよ」
「ひぐっ……!」
激しいベッドの軋む音が部屋に響く。
ローションの粘着質な水音が跳ねる。
「も、う、うっ、ぅごかないで……っ、ほんと……おかしくっ……い、イギたぐないのにッ、出ちゃう出て……ぁ、あ、またっ、また来てるっ……」
髪を振り乱し、伝は必死に帝人を押しやろうとした。
けれど帝人は奥歯を噛み締めながら動き続ける。
伝は拳を握り締めると、彼の背中を叩いた。
「バカ、帝人さんの、バカッ……早く……う、うぅ、っ、イッて……イッてくだざいっ……みかどざんっ……!」
といっても、握る握力は赤ん坊のように緩く、振り上げる腕に力は無かったが……。
帝人は、汗で貼り付いた伝の前髪を掻き上げ額に口付ける。
それから、うっとりするような優しい微笑みを浮かべて言った。
「い・や」
ついで強く腰を打ち付けると、伝の耳朶に唇を寄せた。
ベタベタの下腹部をまさぐりながら、耳穴に尖らせた舌先を伸ばす。
内を蹂躙する先端が、再び奥の奥へと潜り込み、伝はもう何度目かもわからない絶頂に咽び泣いた。
帝人は耳の輪郭をなぞり、耳たぶを甘噛みし、引っ張り……しつこいほど伝の耳を味わってから、クスリと笑った。
「イッて、って君は言うけどさ……動いてるのは俺だよ?さっきから伝くんひとりでイキ狂ってるのに、さっさと俺にもイけっていうのは……勝手過ぎない?」
挑発的に伝を見下ろし、口の端を吊り上げる。
「伝くんがイカせてくれてもいいんだよ?」
「ぼ、僕が……?」
呂律の回らない口調で、伝が繰り返す。
「そう。俺の上で腰振ってさ。そうしたら、俺も射精に集中できると思うし」
帝人は涙で濡れる伝の眼差しを見つめて、内心苦笑をこぼした。
……気がつけば、意地悪をしている。
傷つける必要は無いと言いながら、ぐちゃぐちゃに泣かせてよがらせたくてたまらない。
この気持ちはなんだろう?
伝は胸を喘がせて、何度も目を瞬いた。
涙がポロポロと落ちる。
「ぼ……僕が、動いたら……帝人さん……い、……ぃ、イけるんですか……?」
「今よりかはイキやすいと思うよ」
帝人は笑顔で嘘を付く。
「わ……わかりました。僕が……動きます……だ、だから……1度……」
「うん。抜くね」
提案を受け入れるとは思っていなかった帝人は、少し意外そうに、けれど素直に身体を離した。
伝は灼熱の楔から解放され束の間の安息に胸を撫で下ろす。
しかし律儀なことに、彼はそのまま休んだりはせず、のろのろと身体を起こした。
それから俯き加減に、腰が抜けているのか何度もへたり込みながら、寝転がった帝人に跨がった。
「……っ」
伝は隆起する帝人の欲望に手を添える。
その喉が、ゴクリと上下した。
彼はギュッと目を閉じると、ソコを目がけて腰を下ろしていく。
激しい抽送ですでにとろけた肉穴は、帝人の欲望を再びやすやすと受け入れた。
「う……動きます……」
伝はか細い声で言うと、顔を真っ赤にしながら、帝人の恥骨の辺りを手で押さえ身体を上下させ始める。
「はっ、はっ……」
その拙い腰遣いは先ほどよりも帝人を愉悦から遠ざける結果になったが、必死に動く伝は気付かない。
「ふっ、く、ぅ、う……」
慎重に自身の快楽スイッチを避けて彼は動き続けた。
帝人はしばらくそんな伝を眺めてから、彼の腰を掴んだ。
「どうして、いいとこ避けてるの?」
「んはぅっ!?」
問いと共に強く突き上げれば、伝の半開きの唇から唾液がこぼれ落ちる。
帝人はそのまま彼を揺すぶった。
「伝くん、ここ……好きだろうっ?」
「ひっ、ぁ、んあっ、ンッ、あぁあっ!」
伝は羞恥心に表情を歪めながら、帝人の上で尻を弾ませる。
「あ、あっ、ふぁっ」
愉悦が羞恥心を上回ったのか、だんだんと伝の腰もいやらしく揺れ、大胆になっていく。
「み、帝人さっ……」
「本当……エロいな……」
帝人は開脚した中央の屹立を扱いてやった。
伝はいやいやと首を振りながらも、その手を払ったりはしなかった。
気力がないのか、快感に柔順なのか……
たぶん後者だと帝人は思う。それこそ類や寧太がそうしたに違いない。
そのとろけた表情を前に、帝人の熱が限界に到達するまでそう時間はかからなかった。
「……そろそろイけそうかも」
帝人は伝を見上げて言った。
視線を向けられている事実に今更思い至ったのか、伝が唇を戦慄かせる。
「み、みにゃいでくださいっ……」
「君も俺のこと見てるんだから、おあいこだよ」
帝人は自身の上で跳ねる伝の太股を指の跡が残るほど掴んだ。舐めるように伝を見つめて。
目を閉じれば、蒼悟を抱いているように感じることもできるというのに……
帝人はそれをしない自分を、ふと、不思議に思う。
「ん……ほら、伝くんも動いて。……そうそう、凄く気持ちいいよ……先端が引っかかって、咀嚼されてるみたいだ」
それは腰が反射的に浮く快感。
「! 帝人しゃ……っ、奥、だめ……奥、だめです……入っちゃう……また、また、奥、入っちゃっ……か、ら……っ、あっ……!」
「だって……これが、気持ちいいんだもの……伝くんだって、悪くはないだろう……?」
「こわ、こわい……んです……帝人さ……ぁ、……また、また、凄いの来ちゃってる……っ!」
「は、……伝くん……出るよ……」
コクコクと伝が頷く。
「類も出したことない奥、真っ白に汚してあげるからね」
囁けば、中がキツく反応した。
帝人は一層激しく腰を打ち付けた。
脱力して胸に倒れ込んできた伝を抱きしめる。
ふたりはがむしゃらに唇を重ねた。
そうするのが自然だったからだ。
恋し合っているわけではないのに。
射精衝動はそれほどまでに強い衝動なのだろう。
「イクよ、伝くん」
帝人は伝の耳朶を噛んだ。
彼の腰をしっかりホールドして。
「出る……出るからね……っ」
やがて帝人は込み上げる熱情の全てを――
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