普通の僕が性王と呼ばれる世界【R-18】

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種馬生活の始まり 1

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「ねえ、私良かったかしら?」

セックスの後、僕に背を向けていた瑠璃が身体をこっちにひねって囁いてくる。
その拍子に体に掛かっていた毛布がずれて形の良い胸が露わになる。
そんな姿と相まって、すれた女が使う情事の後の定型句みたいに聞こえる。

だから、思ってしまう。
お前、さっきまで処女だったろう。
セックスなんてしたく無いって思ってたよな?
本当は処女を散らしたく無かったんだろう。
その女のセリフか?

「お前、何言ってんだよ?」

「あら、気になるじゃ無い」

「そう言う問題か?」

「そう言う問題よ!
貴方に処女を捧げたのよ。
だから、貴方は私に最上の賛美を送る必要があるのよ。
それなのに終わったら、私に触れもしないでほったらかしじゃ無い。
私は西条瑠璃なのよ。
世の中の男の賛美を集める存在なの。
それなのに貴方ったら‥‥」

なんだか、恋人の痴話喧嘩みたいな言葉だな。
僕達ってそんな存在だったけ?
さっきはご主人様って言ってたはずなのになんなんだろう?

しょうがないから有耶無耶にする為に瑠璃を抱き寄せる。
そしてキスをする。

「キャッ、いきなり何するのよ」

ふ~ん、普通の高校生みたいな反応もするんだ。

「なに、キスぐらいで騒いでるんだよ。
さっきまで、ここにちんぽを入れて腰を振ってたんだぞ」

「やっ、どこ触ってるのよ。
バカじゃないの」

まんこを触ってももうその程度の反応なんだ。
随分と距離感が詰まったよな。
それに、随分と砕けた感じだな。
なら、ここは合わせるか。

「バカ?
バカって言う方がバカなんだぞ。
それで、優しいキスと激しいセックスのどちらがお望みなんだ」

「そんなの決まってるじゃない」

僕に顔を向けて目を瞑る瑠璃。
甘いキスがお望みですか。

瑠璃のぷるんとした唇。
少し開いている所が悩ましい。

そんな唇を指で優しく撫でる。
微かな声と共に唇が少し開く。

唇を重ねて開いた唇を割り開き舌を入れる。
瑠璃の舌が僕の舌を求めてくる。
2人の舌が絡み合う。
瑠璃の舌は僕を求めて激しく動く。
僕は受け身になり、瑠璃のしたいままに任せる。

くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ

飲み込まれない唾液が瑠璃の口に溜まり、舌の動きに合わせて音が出ている。
瑠璃の舌が僕の口に侵入して口内を貪り始める。
すっかり、瑠璃に主導権を取られたな。

少し、好きにさせすぎたようだ。

「キャン」

瑠璃からの激しいキスが終わる。

「なにするのよ!」

乳首はやっぱり敏感なようだ。
軽く抓っただけで飛び跳ねるんだ。

「いや、これ以上続けると瑠璃がまたしたくなるだろう」

「なによ、貴方は私を抱きたくないって事?」

「そうか、瑠璃はまだ僕に抱かれたいんだ。
でも今日はもう抱かない」

「はあ~なんなのよ。そんなに私に魅力が無いって言いたいわけ」

「いや、瑠璃は魅力的だよ。
でも、初めてなんだから今日はお仕舞いだな」

「ふ~ん、私の体の事を心配してくれるんだ」

「まあ、多少はな」

「そう、なら良いわ」

瑠璃が蕩けるような雌の顔で僕を見つめている。
なんだ。瑠璃ってちょろいんじゃん。

瑠璃の頭を撫でながら僕はそんな事を考える。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

次の日の放課後。
僕はまた生徒会室にいると。
瑠璃から呼び出しを受けたからだ。

瑠璃の奴、完全に落ちたな。
今日はどんな風に逝かせるか。

そんな事を考えながら生徒会室に入ると今日は瑠璃以外の生徒会メンバーもいる。
どうやらセックスのお誘いでは無いようだ。

「山本さん、そこに座ってくれるかしら?」

なんだかビジネスライクな雰囲気だな。

「そこに置いてある資料を見てくれるかしら」

そこにはタイムチャートが記載されていた。

「なあ、これって」

「そうよ。貴方の種付けのスケジュールよ」

「種付けって?
まあ、これを見る限りいかにも種付けだな。
しかし、1時間に3人。2時間で6人とか、突っ込んで出すのがやっとだよな。
それにしても1人20分かよ。
随分とふざけたスケジュールだな」

「やっぱり、回数は気にしないのね。
貴方なら6回ぐらい問題ないのね」

「いや、そんな問題じゃないだろう。
それに皆んな3年生じゃないか。
名前を見ても全然知らないぞ」

「後でリンクを送るわ。
各自のPRビデオがリンク先にあるから見ればおっぱいの大きさもおまんこの形もちゃんと分かるわよ」

「お前、おっぱいとおまんこって。
まさか顔は隠してるんじゃないよな?」

「もちろん、隠してるわよ。
下手に情が移ると困るでしょう。
これから孕ませる女達や生まれてくる子供に貴方が出来る事なんて何もないのよ。
貴方の相手の女もその子供もそんな事を考えられる数をはるかに超えるのよ」

「そうかも知れないけど‥‥」

「2時間で6人、週3回で18人、ひと月に72人。年間で800人ぐらいの女に精を注ぐのよ。
どうせ、覚えてなんて居られないわよ」

「いや、年に800人って、この学校は1学年で400人だろう。
なんでそんな数になるんだよ」

「しょうがないのよ。冴子さんがどこかで口を滑られたみたいでこの計画が外に洩れちゃったのよね。
それで我が校の女生徒だけで独占はするのは怪しからんてことになったの。
だから、他校の女生徒も相手にしてもらう必要ができたのよ」

「出来たのよって、こっちは了承してないぞ」

「了承ってことならちゃんと約束した拘束時間に収まるようにしてるわよ」

「なら、時間が来たら止めるって事で良いんだな」

「そうね、それは仕方ないわ。
でもね、ちゃんと時間内に皆に精を注げるようにこちらも色々と準備するから。
上手くいくわよ。
最初は明日だから宜しくね」

「おい、明日からかよ」

「そうよ。契約は条件が揃った日から開始されてるの。
だから、明日からで問題無いのよ」

「そうかよ。分かったよ」

随分と無茶振りだが確かに約束した範囲ではある。
拒むことは出来ないか。
2時間で6人ね?
仕方がないか。やってみて無理ポかったら止めればいいんだし。

そういうことで明日、僕は2時間で6人の女に種付けをすることとなったのだった。
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