普通の僕が性王と呼ばれる世界【R-18】

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西条瑠璃 1

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冴子さんの歪んだ愛情は僕の娼館の枠の2割を押さえてしまう。
随分とお金の掛かる愛情だよね。
そこまでして西条瑠璃 を僕に落とさせたいんだ。

皮肉なことにその枠の管理を生徒会がすることになっている。
生徒会に管理が任されたのは生徒会長の西城瑠璃が条件を飲んだからだ。

その条件は冴子さんが長澤さんに言っていた通り生徒会長の西城瑠璃さんがこの妊活のイベントに参加すること。

ただし、西城さんだけは避妊薬を飲むことが許される。
その代わり、妊娠するまでは週一の参加が必須となる。

そう、妊娠を避けるなら、西城瑠璃は僕と毎週セックスをしないといけないんだ。
これは公にすると枠から洩れた女生徒の怒りを買う可能性があるので西城瑠璃の枠は裏枠だ。

「なあ、なんでこんな条件を受け入れたんだ」

僕は目の前にいる西城瑠璃に聞いている。

「そんなに僕とセックスをしたかったのか」

そう言うと西城瑠璃のほほは朱に染まり、目は怒りの色に染まる。
なんだろうね、君は恥ずかしいのか、怒っているのか、どっちなんだい?

「はあ、貴方はなにか勘違いされてませんか。
この条件を受け入れることがこの妊活のイベントの成立条件である以上、私に断るという選択肢はあり得ないんです。
もっとも、私には貴方の子供を孕みたいという我が校の女生徒の気持ちは全く分かりませんけどね」

「ああ、貴方と分かり合えるところもありますね。
正直、僕も不思議なんですよ。
僕なんかの遺伝子が入っている子供を産みたいって言う人の気持ちがね」

「そこは、本当に合意しますわ。
何が悲しくて自分の遺伝子と貴方の遺伝子を混ぜ合わせた子共が欲しいと思うんでしょうかね」

ふううん、随分と言ってくれるよね。
自分で納得していることも他人に言われると腹が立つって奴だね。
だから言ってやる。

「本当にそうですよ。
なにが悲しくて僕に処女膜を破られたいんですかね」

「はっ、貴方、何を言ってるんです」

ほう、一瞬で顔色が変わったね。

「何って、言葉通りですよ。
それとも、会長のおまんこにはもう処女膜は残ってないんですか」

「あ、あ、あ、貴方、なんてことを、失礼です、失礼極まります」

「では、処女膜は残ってるんですね」

「あ、当たり前です、私はそんなに安い女じゃ......」

そこで瑠璃は口籠ってしまう。
ああ、自分がいかに安い女に落ちたかには気づいてはいるんだ。

「まあ、生徒会長としての実績を積み有名大学へ推薦されるのと引き換えででしょう。
西城さん、いや、これからは瑠璃と呼ぼうか。
瑠璃の処女膜はそう安くも無いんよね」

多少の苛めぐらいはしても許されると思うんだ。

「酷い、酷すぎます、貴方には他人に対する敬意は無いんですか」

ふううん、それを瑠璃が言うんだ。

「敬意、人として当然の敬意はあるよ。
でも瑠璃に対して敬意を持てるかと言うとまあ無理だね」

「なんでそんな事を言うんですか」

「だって、色々と聞いちゃってるからね。
瑠璃がこの妊活イベントで何を手に入れられるかってこととかね。
そりゃ、必死になるよねえ」

瑠璃それぐらいで驚くなよ。
冴子が話さない訳無いだろう。

「決められた大学に入れば瑠璃が一族の企業の後継者になる、凄いよね。
でも、瑠璃が決められた大学に現役で入れなければ、企業は瑠璃の一族の手を離れる。
そうなると瑠璃は職なしだ、ニートの仲間入りだね」

「貴方、な、なんでそのことを知ってるんです。
ああ、冴子、冴子が話したんですね。
あの女狐は本当に禄でもないですね」

「さあ、そろそろおしゃべりはお仕舞、セックスのお時間です。
だ・か・ら、瑠璃ちゃんはまずは服を脱ごうか」

僕の言葉で瑠璃は怒りのあまり小刻みに身体を震わせる。

「ひ、卑怯です」

「あれ、僕とセックスをするからここにいるんだろう。
まあ、僕はどっちでもよいよ。
無理に瑠璃とセックスをする必要もない。
嫌ならこのまま帰れば良いんじゃないかい」

「ぬ、ぬ、ぬ、脱ぐわよ、服ぐらい脱ぐわよ」

「そうだね、服を脱ぐぐらいは大したことじゃないよ。
その後の事に比べればね」

「その後...」

瑠璃の目の輝きが消えて虚ろな瞳になる。
その瞳も悪くない、うん、悪くないよ。

「ほら脱いで」

「判ったわよ、脱ぐわよ」

「ああ、そこに立ったまま、僕の方を向いて服を脱ぐんだよ。脱衣所とかに行く必要は無いからね」

「それって、ここで脱げってこと?!」

脱衣所に向かおうとしていた瑠璃の脚が止まりこちらに正対する。

「それと、カーテンも閉めないし、電気も消さないからね」

「そう、貴方は私を娼婦のように扱うのね」

「なに言ってんの、娼館の部屋に足を踏み入れた時点で瑠璃は娼婦でしょう」

「娼婦じゃない、娼婦なんかじゃ無いわよ」

「そうかな、国はそうは言わないと思うぞ」

瑠璃も国の制度は知っている。
だから、諦めたみたいだ。
ほら、服に手の指が掛かった。

「いいわ、見なさい、良く見るのよ」

瑠璃はそう言うと服を脱ぎ始める。

最初に制服の上着を脱いだ瑠璃は次に胸元を飾っているリボンに手を掛ける。
解くかと思ったんだけど違ったね。

「へええ、あのリボンはボタンで止まってるんだ、知らなかったよ」

そして、リボンが無くなったシャツのボタンをゆっくりと外し始める。

それは随分と器用なシャツの脱ぎ方だ。
片手でボタンを外して、もう一方の手でシャツの合わせを押さえて肌を隠している。
でも、無駄な努力だ。
だって全部のボタンを外して仕舞えば。
ほら、シャツを脱ぐしかなくなるね。

そう、頑張ったのに全部のボタンを外した瑠璃は結局シャツを脱ぎ捨てる。

「随分と高そうな下着だね。僕に見せるために選んでくれたんだ」

「ふざけないでよ。アンタのためな訳はないでしょう」

「そうか残念、でもまあ良いや。
どんなに可愛い下着でも脱いだらただの布切れだからね。
ほら手が止まってるよ。
次は脱ぐのはスカートかな?」

「判ってるわよ!」

瑠璃がスカートのサイドのホックを外し、ジッパーを下げると、スカートは簡単に床に落ちてしまう。
もう瑠璃の身体を隠すのはブラジャーとショーツだけだ。
その下着さえも見られたく無いのだろう。
瑠璃は片手で胸を、もう一方の手では股間を一所懸命に隠している。

「瑠璃は恥ずかしがり屋なんだね。
でも、その恰好じゃセックスは出来ないからね。
さっさと下着も脱ごうか」

「あんたって本当にゲスね。
良いわよ、脱いでやるわよ」

怒りのエネルギーは凄いよね。
瑠璃は下着を手で隠す事を止める。
自由になった片手が器用に背後に廻り、ブラジャーのホックを外す。
ブラジャーのホックって片手で摘まむだけで外れるんだ、知らなかったよ。
でも、ブラジャーはまだ瑠璃の胸に留まっている。
瑠璃の手がブラジャーを押さえているからね。

「ほら、ブラジャーを僕に渡すんだよ」

「はああ、この変態」

瑠璃は僕におっぱいが見えないように器用に腕でおっぱいを隠しながらブラジャーを抜き去ると僕にブラジャーを投げつける。

「ふ~ん、これが瑠璃の匂いなんだ」

僕は瑠璃のブラジャーを鼻に押し付けて瑠璃の匂いを堪能する。

「やっ、ちょ、ちょっと、あんた、なにしているの」

「なにって、瑠璃の匂いを確認してるんだよ。
良い匂いだ。少し汗臭いけど、それ以上に甘い女の匂いがするね」

真っ赤になった瑠璃は口をパクパクするが言葉がでないようだ。

「ほら、次、ショーツを脱ぐんだ、脱いだショーツはブラジャーと同じように僕に渡すんだよ」

「あ、あ、あ、あんた、信じられない」

涙目になる瑠璃。でも瑠璃はあがなえない。
片手で胸を隠しながら前傾姿勢を取ることでおっぱいと股間の茂みを隠しながら器用にショーツを脱いでゆく。
それでも前傾した瑠璃からは豊かなおっぱいの谷間がこれでもかと僕の目に入ってくるけどね。
 
「ほらあげるわよ」

前傾姿勢のまま瑠璃はアンダースローでショーツを僕に放りなげる。
器用なもんだ。

「ふううん、少し湿ってるね」

「うわあああ、変態、変態」

我を忘れて瑠璃が身体を少し起こしたせいで股間の茂みが目に留まる。
うん、なかなかだね。

「ショーツなんだけど、瑠璃のまんこが触れてたところが濡れて変色してるじゃん。
ううん、この匂い、若いメスの匂いだ。
それに、ウォシュレットでしっかり洗えてないね、ショーツの後ろが少し汚れてる」

瑠璃は僕に罵声を返せないぐらいショックを受けている、屈辱だよね。
でも、まだまだだよ。

「ほら、瑠璃、気をつけ。
聞こえたか、気をつけの姿勢を取るんだよ」

胸と股間を隠しながら背筋を伸ばして瑠璃は気をつけの姿勢をとる、裸でね。

「手は頭の上、脚は60度開く、ほら早くするんだ」

僕を睨みつける瑠璃。
でも涙目じゃ迫力はないな。
そんな瑠璃と僕との睨み合いが始まる。
先に、目を逸らしたのは瑠璃。
全裸になっちゃった瑠璃には今更僕に逆らう力は残っていないよね。


その瑠璃の手がゆっくりと動き出す。

僕に瑠璃の全てを見せるために。
僕に瑠璃の身体を委ねる為に。
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