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教室の嵐 1

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「はい、静粛にして下さい、みなさんロングホームルームはもう始まってるんですよ。
席にもつかずに何を騒いでるんですか!
着席、さっさと着席しなさい」

騒ぎに気を取られていたら、いつの間にか担任の坂本先生が教室に来ていた。

「「「「はああいい」」」」

先生に促されてみんな大人しく席に着く。

「はい、それじゃあ、高橋さんと小林さんは前に来てください」

坂本先生に呼ばれてマタニティーの制服を着た2人が前にでる。

「もう皆さんも気づいていると思いますが、高橋さんと小林さんの2人が妊娠しました。
素晴らしい事です。
先ずは2人に拍手でお祝いをしましょう」

「「「「パチ、パチ、パチ、パチ、パチ、パチ」」」」

「「「「ひゅう、ひゅう、ひゅう~、やったねえ、おめでとう」」」」

「「「「祥子、おめでとう」」」」

「「「「明子、おめでとう、抜け駆けして狡いぞううう」」」」

みんなが拍手だけでなく、2人に祝福を送る。
2人ともクラスメート達に好かれてるんだね。
祝福を送られて嬉しそうだ。

「はい、静粛に。
そんなわけで2人のお腹には国の未来を担う大切な赤ちゃんが宿っています。
みなさんも、2人のお腹の赤ちゃんを2人と一緒に守ってあげて下さい」

凄いよね、前の常識だったらなんて不名誉でふしだらだとか罵声を浴びて退学コースなのに。
今の常識では2人ともヒーロだよ。

「ハイ、ハイ、ハイ、坂本先生、2人に質問しても良いですか」

島村がいきなり坂本先生に質問を投げる。
嫌な感じがするよね。

「2人に質問ですか、高橋さんと小林さんが答えられる範囲のものならいいですよ」

「先生、どんな質問なら2人が答えられるか判りません」

また島村だ。

「答えられない質問には2人は答えなければよいだけです」

「ハイ、判りました。
じゃあ、質問です、2人はだれから精子の提供を受けて妊娠したんですか」

「「ノーコメントです」」

「じゃあ、2人への精子提供者は同じ人ですか」

「「ノーコメントです」」

「じゃあ、その精子提供者はこの教室にいますか」

「「ノーコメントです」」

「島村さん、2人が答えられない質問ばかりするならおしまいにしますよ」

「まって、先生、これが最後の質問です。
精子提供者は山本君ですか」

「「ノ、ノーコメントです」」

「やった~、やっぱり山本君なんだ」

「「「ええええ、2人ともだって、嘘だ、2人ともなんて無理だろう」」」

「「「「嘘、嘘、えええ、本当、本当なの」」」」

坂本の一言で教室がカオス状態になってしまう。

「こら、島村さん、2人ともノーコメントって言ってるでしょう」

「先生、2人の表情でバレバレですよ。それに高橋の相手は山本なのはクラスの皆も知ってます。
でも委員長もなんだ。
やっぱり、山本はいつでもセックスができる特別な男なんだ」

「嘘、本当に山本って絶倫なんだ」

「いや、それって人外だよ」

なんか、酷い言われようだな。

「ハイ、ハイ、この話は此処までです。
2人とも席に戻って良いですよ」

先生偉い、話を打ち切ってくれる。

「先生、緊急動議を発議します」

島村、どうした、お前、そんな難しい言葉を話せるのか?

「緊急動議ですか?」

「ハイ、このロングホームルームで取り扱う緊急の議題を発議します」

「そんな事は.....」

「そもそも、今日のロングホームルームには碌な議題は無かったはずです」

「それは、そうですが」

「なので、山本君によるこのクラスの女子への精子提供のスキーム構築案の検討を議題にしたいと思います」

なんだ、坂本の奴、普段のぱっぱらぱーな喋りはどこにいったんだ?
そう言えば、あいつって成績は良かったんだっけ。

「ウソ、私も妊娠できるの」

「うわあ、私、私も精子が欲しい」

「はああ、なんでそんな話をホームルームでするんだよ」

「そうだ、そうだ、狡いぞ、山本」

なんなんだ、なんなんだ、このカオスは?
大体、僕がこのクラスの女を抱く理由なんか無いじゃないか。

「先生、良いでしょうか」

 僕は発言を求める。

「僕の意向を無視して変な話を進めようとする人がいますが僕には関係ない話です。
ですからこのバカげた議題は検討の意味がありません
即刻の却下をお願いします」

「そうねえ、山本君の言う通りだわ」

「先生、待ってください。この国にとって次世代を産み育てるのは最重要な課題のはずです。
そこには個人の意思以上に重要な国の意思があります
私達が妊娠することは国の意思なんです」

なに話を大きくしてるんだよ。
島村って本当にうざいな。

「ふざけんなよ、僕には僕の都合があるんだよ」

「そうよね、山本はA級娼館でのお仕事で忙しいからね」

「「「「「えええええ」」」」」

こいつ、本当にふざけてる。
そこまで言うなら言ってやるよ。

「ああ、そうだよ、だから僕に抱かれたかったら娼館に来ればいい。
必要だったら僕の指名用のカードは渡してやるよ。
フリーで入れる店じゃないからな」

「ねえ、山本って常識がないの」

「あ~、今度は何だよ」

「だって、普通の女子高生がA級娼館に入れるわけがないぐらい普通は知ってるもの」

「だから何」

なんで学校でこんな話を続けないといけなんだ。

「国はおばさまよりも若い私たちにこそ子供を産んでほしいわけ。
だ・か・ら、私達女は国のために頑張るの。
いい、あなたも協力しなさいよ」

本当に坂本って俺様だよね。
そろそろ限界だわ。
しょうがない、引導を渡してやるよ。

「そうか、坂本はそんなに国のために頑張りたいんだ。
解ったよ、じゃあ特別にこのホームルームの時間で良ければ抱いてやるよ」

「やった、本当、本当よね」

「「「えええ、狡い、祥子、狡い」」」

「ねえ、ねえ、じゃあ保健室、保健室にいこう」

バカな奴!

「先生、今はホームルーム中ですよね。
教室からでてはいけないですよね」

「そうねえ、出てはダメよねえ」

「だってさ、坂本」

「じゃあ、じゃあ、どうするの、山本、嘘をついたの、酷い、酷いよ」

さあ、チェックメイトだ。

「嘘なんかついてないぞ、ホームルームの間、この教室でなら抱いてやるぞ」

「はああ、山本ってバカア?」

「バカは無いだろう、約束を守って抱いてやるって言ってるのに」

「だ、だって」

「はら、早く服を脱げよ、ああ下半身だけでも良いぞ」

「な、なにを言ってるのよ」

「裸になったら机の上に坐るんだ。
しっかりとまんこをほぐしてやるからな。
濡れてないと痛くて大変だぞ」

「.....」

悔しそうな顔の坂本、僕が出来ないことを突きつけているのが判ってるんだな。

 「まあ、無理にとは言わないけど、辞めるか?」

「.....」

真っ赤な顔をして何かを喋ろうとしては戸惑い口ごもっている。
出来る訳がないもんな。

「じゃあ、この話は無かっ『まって』」

「はああ?」

「私、私が脱ぐ、脱ぐから抱いてよ」

なにこいつ、確か相沢だ、物静な目立たない女だったよな。
それなのに???

「なあ、自分が何を言ってるか判ってるのか?」

「そうよ、相沢さん、冷静に、冷静になりましょう」

みんな、突然の相沢の発言にフリーズしてる。
先生も相当に焦ってるよね。

「冷静になる?
私は冷静です。
だから、私はこのチャンスを逃しません。
山本君、ここで私を抱いてください」

そう言って、相沢がスカートのファスナーを下ろすとスカートが床に落ち相沢の白いショーツが丸出しになる。

「「「「きゃああああ」」」」

クラスの女達から悲鳴があがる。

そんな声をものともせずに相沢は僕の机に座る。
僕の目の前には白いショーツしか纏って居ない相沢の下半身が突き出される。
そして白いショーツに相沢の手が掛かる。

ええええ、なんで、どうする??
仕掛けたはずの僕がパニックだ
相沢、どうするんだよこれ!

そんな僕の心の叫びをものともせずに相沢のショーツが脱ぎ去られ、未成熟な相沢の性器が露わになる。

どうしよう。本当に......
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