普通の僕が性王と呼ばれる世界【R-18】

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幕間:高橋明子という女

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小さい頃、私はお父ちゃん子だった。
だからいつもお父ちゃんにくっ付いて歩いてた。
お父ちゃんに抱っこされてコタツでご飯を食べるのがお気に入りだった。
そう言えばお父ちゃんとお風呂に入るのも好きだったな。

お母ちゃんは私がお父ちゃんと仲良くするのをあまり喜んでなかったっけ。
特に私がお父ちゃんとお風呂に入るのを嫌がってたわ。
お姉ちゃんもお父ちゃんとお風呂に入るのを嫌がってたね。
お姉ちゃんに何でって聞いたら、あんたこそ何で一緒に入れるのって聞かれた。
何でだろう?
うちの中でお父ちゃんと仲が良いのは私だけだった。

そう、お母ちゃんもお父ちゃんと仲が悪かったの。
寝室も別だったし、お母ちゃんがお父ちゃんに笑いかけるところを見たことも無かった。
そんな家だからお父ちゃんは居心地が悪かったのだろう。
いつの間にかお父ちゃんはご飯の時以外はほとんどの時間を自分の部屋で過すようになったしまった。

そんな状態の家族に決定的な亀裂が入ったのはお母ちゃんのお腹が大きくなってからだった。

お父ちゃんはお母ちゃんが子供を作ったことを許せなかったみたいだ。
俺の知らないうちに他の男に抱かれやがってっていつも怒ってた。

そしてある夜。
お父ちゃんとお母ちゃんが大げんかをしてお父ちゃんはどっかに行ってしまい、それを最後にお父ちゃんは二度と家に帰ることは無かった。

お母ちゃんは整々したって言ってたけど私はお父ちゃんが居なくなって悲しかった。
そんな私にお姉ちゃんはあきが悪戯される前にお父ちゃんが居なくなって良かったねって言うのだった。

お父ちゃんが居なくなった家は私にとってはとっても寒々しい家になった。
居心地の悪い家にはあまり居たく無い私は当然のように遊び歩くようになった。

私は誰かと一緒に居たかった。誰かの温もりが欲しかった。
私は必要とされたかった。

だから、あきは綺麗だねって言ってもらえるのが嬉しかった。
綺麗だって言われるために化粧もファッションも頑張った。

こうして私はちょっと可愛くて男から声が掛けやすいギャルになったのだ。
でもね。つるんでバカをやる男たちは私を抱きしめてはくれなかった。
私って魅力が無いのかなって姉さんに聞いたら、ちんぽ無しの男もどきに男を求める私が悪いって言われたよ。

私はお父さんみたいに私を愛してくれて抱きしめてくれる相手が欲しい。
それって難しいのって姉さんに聞いたら玉なし、ちんぽなしにそんなことを求めるなって吐き捨てられたよ。

だから、私は何も考えずに毎日ちゃらちゃらと遊んで過ごすことにした。
何かを望むような生き方に疲れたんだ。

でもね。
私は見つけてしまったの。
玉あり、ちんぽありの男をね。
そいつ、山本英雄はちっともイケメンじゃない。まあモブと言われるような目立たない男だった。

でもそいつはクラスで平然と娼館の話をしてたの。
その時はこいつは彼女が出来ないから娼館に行くんだってバカにしてたよ。

でもね、そいつの話が気になって聞き耳を立ててると色々とそいつが可笑しいことが分かってくる。

そいつ、山本はね。短い期間に何度も娼館に行ってるみたいなんだ。
何しに娼館に行ってるんだろう。
ちんぽも無いくせにって思って山本の股間をガン見したら膨らんでた。

何なのって思って山本に話しかけたら変な奴だった。
私に向かってパシリにしないでとか言ってビビってるけど全然本気じゃ無い。
私をおちょくってるんだ。
それに私の胸チラとかパンチラとかをガン見してたみたいだし。
決定的変なのなのは山本のちんぽだ。
なんと山本にはいつでもちんぽがあるみたい。
それもデカチンみたいだし。

あまりに不思議に思って思わず山本のちんぽが見たいって言ってしまった。
私、ヤバイかも。

それからはジェットコースター。

山本に引っ張られて空き教室に連れ込まれた。
散々山本に宥めすかされて誘導されて、引くに引けなくなって…自分で制服を脱いで裸になってた。

バカだ、私。
今思い出しても不思議なんだけど?
何であんなことをしてしまったんだろう?

うそ、分かってる。
私は誰かに求められたかったんだ。
私を支配して甘やかしてくれる男が欲しかったの。

私のおっぱいを見て触って興奮する山本に私は少し濡れたもの。
山本に求められてドキドキしてた。

それなのにあのバカは私のおっぱいだけじゃ飽き足らず、おまんこまで触って舐め回した。
山本は女に慣れすぎてる、どんだけ娼館で女を抱いてるんだろう。

私は山本のおちんちんを舐めさせられて山本の精子を飲まされた。
山本を興奮させたかったのに興奮したのは私の方。

山本に舐められたおまんこは準備が整っていたのに山本に放置されたわ。
あそこ迄しておいて山本は私とセックスしなかった。
私は生殺しにされたの。

だから私の身体は火照ったまま。
私の心は山本に抱きしめられたい、山本の女になりたいって思ってる。
それ以上に私の子宮が疼く。
どうしよう。
私は家族が欲しいのだ。
山本の赤ちゃんでお腹を大きくしたい。
私の子宮がそう囁く。

だからしょうがないよ。
私が毎晩ベッドで山本に抱かれることを考えながら自分を慰めるのはね。

「あっ、あっ、あん、いいよ、山本、もっと、もっと深く、そう、そう、私の赤ちゃんの部屋をノックして、そう、そう、そうよ、出して、逝くから、いく、いく、いくわ、いま、いま、いまよ、私の中に出して、出してよ、あっ、あっ、あああ」

余韻に浸りながら私は決意する。
山本に抱かれることを。
ねえ、山本、逃がさないからね。
覚悟して待ってなさいね。
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