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第17話 もっとおっぱいが必要です、そうだ奴隷を買おう
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エリーがエルフの風土病に掛かっていないかを確認した事で、エリーのおっぱいから出る魔力で汎用病気治療ポーションが作れることが分かりました。
汎用病気治療ポーションですが。
どうやら凄いらしいです、このポーションは。
何でもポーションは体力回復やケガ治療が出来るのがほとんどで、病気治療や魔力回復が出来るポーションはあるらしいという話は聞くが、まず見れない超レアポーションなんだそうです。
当然、父さまの目の色は変わりました。
いつもは嫌々なのに今回は積極的にシャロンとの交渉に向かいました。
何の交渉ですかって?
もちろんエリーにポーション作りを手伝ってもらう許可を得る交渉です。
なにせ、レアポーションです。
その為なら、7歳の娘のエリーのおっぱいを僕に吸わさせるという交渉をシャロンとする事も厭わないんだそうです。
うう~ん、自分で言っていてなんですが言葉だけ聞くと鬼畜の所業に聞こえてしまいます。
シャロンとの交渉は長引きそうですね。
案の定、シャロンからは色よい返事は貰えないようです。
まあ、そうなりますよね。
一方の僕はメイドのリリーと乳母のイライザからおっぱいから魔力を貰って一生懸命にポーションは作っていますが、やはりおっぱいの数が足りないせいで作れるポーションの数が寂しいです。
僕自体はポーションを作るのに大した負担は無いので、おっぱいが増えればもっとポーションは作れるんです。
父さまにもその話はして、領地の女の中から追加のおっぱいを選ぶかという話も出たんですけども、僕がおっぱいから魔力を吸い出す事でポーションを作れる事は重要機密です。
下手にバレればより寄親の貴族や王様に飼い殺しにされる恐れだってあるんです。
最悪なのは誘拐されて奴隷にされ死ぬまでポーションを作らされる事です。
なので、領民の女を雇うのは機密保持の観点からNGです。
そこで父さまは考えたのです。
我が領地から馬車で5日掛かる商業都市のオーランドにポーションを売りに行き、その資金で奴隷を購入することを。
この国では戦争の捕虜や、犯罪者が奴隷として売られています。
特に今は帝国兵士の捕虜が多くいるので奴隷の値段が下がっているそうです。
という事で、ポーションの販売と奴隷の購入のために僕たちは馬車で5日に旅を終えてオーランドに来ています。
5日の馬車の旅は普通の7歳児はもちろんしません。
幼児にはキツイ旅ですからね。
本当になんなんですかね。
馬車の乗り心地は無茶苦茶悪いです。
道の悪さがそれに拍車をかけるんです。
そして、野宿ですよ。
4泊5日の旅、素晴らしい4泊の野宿でのお泊り、最低でした。
ご飯は乾燥干し肉や乾燥野菜の保存食を薄い調味料で煮た、これ食べるんですかって言うような物です。
睡眠はマントに丸まって焚き火の横に寝るんです、ワイルドでしょう。
流石に僕は馬車の中で寝ましたが、寝心地はやはり最悪でした。
そうまでして僕がオーランド行きのメンバーになったのは買う奴隷が僕のポーション作りの為だからです。
自分で使う道具は自分で確かめろと言われました。
そう言われたら行くしかないですよね。
でも、今は苦労の甲斐はあったかなって思ってます。
悔しいけどオーランドは都会です。
賑わう街並みを見ているだけでワクワクします.。
これぞ、異世界、定番の中世ヨーロッパの城塞都市を思わせる街並みです
「父さまは凄いです。
わああ、あそこを歩いているのはエルフです、エルフですね」
イライザに聞かれたら怒られると思いますが、耳の長い見るからにエルフのお姉さんにはやはりトキメキます。
ごめんなさい、イライザ。
イライザもあのお姉さんに負けないくらいの美人さんですが、耳がね....
残念ながらイライザやエリーの耳は人族と同じなんです。
「オイゲン、興奮のしすぎだぞ。もうすぐ宿に着くから大人しくしていなさい」
宿は父さまがオーランドに来る時にいつも泊まっている宿です。
そこのご主人とは随分と仲が良いそうです。
どうやら父さまが若い頃に一緒にバカをやった仲間らしいです。
だから、父さまは、母さまと一緒の時はこの宿は使わないらしいです。
バレると不味いことってないんでしょう。ちょっと気になります。
でも、宿のご主人は今は渋いおじ様で妻と一児の娘を溺愛する好男子でした。
「よう、フィルまた世話になるよ」
「これは、これは領主様。
この様なみすぼらしき宿にお泊まりいただくとは恐縮至極にございます」
これもいつものやりとりなんでしょう。
今はお互いの肩を叩いて大笑いしています。
「それでカルロス、お前に頼まれたポーションを取り扱ってる店だが何件か調べたぞ。
その中ではこの店が一番良心的だ」
「おう、済まないな」
「それと奴隷商人だがな、店を構えているのは3店舗ある。
どれもちゃんとした商いをやってる。
まあ、商品が商品だからな。
良い商品が入荷しているかはその時次第だ。
だから、3店舗とも回って自分の目で選ぶのが一番だな」
「オイゲン、自分の目で選ばないとダメなんだと」
「はあ、お前、こんな子供に奴隷を吟味させるのか」
「まあな、普通はしないんだろうがちょっと訳ありでな」
「ふううん、まあ、お前らしいと言えばお前らしいか。
それじゃあ、まずは奴隷購入の資金作りのためにポーションを売りに行くか」
「悪いな、案内してくれるんだ。
それじゃあ、俺とフィルで売りに行くから、皆は宿で休んでいてくれ。
ああ、シャロンも来るよな」
「もちろんだよ」
そして父さまとシャロンはフィルの案内で出かけます。
僕は馬車のせいでお尻が痛いのでお行儀は悪いのですがベッドでうつ伏せになって休憩です。
そして今回の旅のメインイベントの奴隷購入は明日です。
1日で3店舗ある奴隷商人の店を回って奴隷を買い求めなければなりません。
結構、ハードな一日になりそうです。
ですから、今日は疲れた身体を休めてよく寝る必要がありますね。
でも、その前にお風呂です。
ここ、オーランドは近くに死火山が有る関係で温泉が出るんです。
なので、公営の公衆浴場が発達していてこの町の売りのひとつになっています。
この世界に生まれて一番の不満はお風呂に入れないという事でした。
身体の汚れは水で濡らした布で拭って落とすもの。
寒い季節は水がお湯に変わりますけど、お湯を張った湯舟なんてものはどこにも無いんです。
でもオーランドは違うんです。
早くお風呂に行きたくてワクワクしています。
「オイゲン、戻ったぞ」
父さまの声です、機嫌のよい声です。
きっとポーションが良い値段で売れたのでしょう。
「オイゲン、お前の作るポーションは凄いな。
父さんはポーションにランクがあるなんて知らなかったがな。
持って行ったポーションは最下位のFランクが半分で残りの半分はEランクだったぞ。
それに一本だけDランクが混じってた
ほらこれだ」
どうやら父さまはDランクのポーションは売らなかったようです。
「売らなかったのがそんなに不思議か。でもこのDランクのケガ回復ポーションはな、なんでも欠損回復(小)の効能があるんだと。
欠損回復(小)だと指や鼻程度の欠損は回復するらしいぞ」
「はあ、それは凄いですね。
確かに売れませんね。
いざという時のために取っておくべきですね」
「ああ、それにオイゲンの作るポーションは高品質らしくて同じランクでも2割も高く買ってくれたぞ。
なんか、ポーション屋は目の色を変えていてな。
どうしてもお前のポーションを独占したいらしくて、次からは我が家まで買い付けに来るそうだ」
「それは、朗報ですね。往復で10日もかけて売りに行く手間が省けます」
「ああ、これも全てオイゲンの作るポーションが凄いからだな」
父さまはご機嫌です。
僕も父さまに褒められてとても嬉しいです。
「さあ、そんなオイゲンにご褒美だ、先ずは温泉に行くか。
オーランドの温泉は凄いんだぞ。
池と見間違うほどに大きな湯舟にお湯が満ちてるんだからな」
「うわああ、凄いです、父さま行きましょう、早く行きましょうよ」
僕は温泉にウキウキです。
それは僕だけでなく父さま達も同じようです。
でもあの顔、3人ともちょい悪親父の表情です。
ああ、母さまが父さまのオーランド行きを嫌がったのはこれですね。
どうやら、温泉は父さま達の狩場みたいです。
温泉は混浴ですからね。
父さまの知らない姿が見えそうです。
まあ、良いです、温泉、温泉、僕は純粋に楽しみますからね!
汎用病気治療ポーションですが。
どうやら凄いらしいです、このポーションは。
何でもポーションは体力回復やケガ治療が出来るのがほとんどで、病気治療や魔力回復が出来るポーションはあるらしいという話は聞くが、まず見れない超レアポーションなんだそうです。
当然、父さまの目の色は変わりました。
いつもは嫌々なのに今回は積極的にシャロンとの交渉に向かいました。
何の交渉ですかって?
もちろんエリーにポーション作りを手伝ってもらう許可を得る交渉です。
なにせ、レアポーションです。
その為なら、7歳の娘のエリーのおっぱいを僕に吸わさせるという交渉をシャロンとする事も厭わないんだそうです。
うう~ん、自分で言っていてなんですが言葉だけ聞くと鬼畜の所業に聞こえてしまいます。
シャロンとの交渉は長引きそうですね。
案の定、シャロンからは色よい返事は貰えないようです。
まあ、そうなりますよね。
一方の僕はメイドのリリーと乳母のイライザからおっぱいから魔力を貰って一生懸命にポーションは作っていますが、やはりおっぱいの数が足りないせいで作れるポーションの数が寂しいです。
僕自体はポーションを作るのに大した負担は無いので、おっぱいが増えればもっとポーションは作れるんです。
父さまにもその話はして、領地の女の中から追加のおっぱいを選ぶかという話も出たんですけども、僕がおっぱいから魔力を吸い出す事でポーションを作れる事は重要機密です。
下手にバレればより寄親の貴族や王様に飼い殺しにされる恐れだってあるんです。
最悪なのは誘拐されて奴隷にされ死ぬまでポーションを作らされる事です。
なので、領民の女を雇うのは機密保持の観点からNGです。
そこで父さまは考えたのです。
我が領地から馬車で5日掛かる商業都市のオーランドにポーションを売りに行き、その資金で奴隷を購入することを。
この国では戦争の捕虜や、犯罪者が奴隷として売られています。
特に今は帝国兵士の捕虜が多くいるので奴隷の値段が下がっているそうです。
という事で、ポーションの販売と奴隷の購入のために僕たちは馬車で5日に旅を終えてオーランドに来ています。
5日の馬車の旅は普通の7歳児はもちろんしません。
幼児にはキツイ旅ですからね。
本当になんなんですかね。
馬車の乗り心地は無茶苦茶悪いです。
道の悪さがそれに拍車をかけるんです。
そして、野宿ですよ。
4泊5日の旅、素晴らしい4泊の野宿でのお泊り、最低でした。
ご飯は乾燥干し肉や乾燥野菜の保存食を薄い調味料で煮た、これ食べるんですかって言うような物です。
睡眠はマントに丸まって焚き火の横に寝るんです、ワイルドでしょう。
流石に僕は馬車の中で寝ましたが、寝心地はやはり最悪でした。
そうまでして僕がオーランド行きのメンバーになったのは買う奴隷が僕のポーション作りの為だからです。
自分で使う道具は自分で確かめろと言われました。
そう言われたら行くしかないですよね。
でも、今は苦労の甲斐はあったかなって思ってます。
悔しいけどオーランドは都会です。
賑わう街並みを見ているだけでワクワクします.。
これぞ、異世界、定番の中世ヨーロッパの城塞都市を思わせる街並みです
「父さまは凄いです。
わああ、あそこを歩いているのはエルフです、エルフですね」
イライザに聞かれたら怒られると思いますが、耳の長い見るからにエルフのお姉さんにはやはりトキメキます。
ごめんなさい、イライザ。
イライザもあのお姉さんに負けないくらいの美人さんですが、耳がね....
残念ながらイライザやエリーの耳は人族と同じなんです。
「オイゲン、興奮のしすぎだぞ。もうすぐ宿に着くから大人しくしていなさい」
宿は父さまがオーランドに来る時にいつも泊まっている宿です。
そこのご主人とは随分と仲が良いそうです。
どうやら父さまが若い頃に一緒にバカをやった仲間らしいです。
だから、父さまは、母さまと一緒の時はこの宿は使わないらしいです。
バレると不味いことってないんでしょう。ちょっと気になります。
でも、宿のご主人は今は渋いおじ様で妻と一児の娘を溺愛する好男子でした。
「よう、フィルまた世話になるよ」
「これは、これは領主様。
この様なみすぼらしき宿にお泊まりいただくとは恐縮至極にございます」
これもいつものやりとりなんでしょう。
今はお互いの肩を叩いて大笑いしています。
「それでカルロス、お前に頼まれたポーションを取り扱ってる店だが何件か調べたぞ。
その中ではこの店が一番良心的だ」
「おう、済まないな」
「それと奴隷商人だがな、店を構えているのは3店舗ある。
どれもちゃんとした商いをやってる。
まあ、商品が商品だからな。
良い商品が入荷しているかはその時次第だ。
だから、3店舗とも回って自分の目で選ぶのが一番だな」
「オイゲン、自分の目で選ばないとダメなんだと」
「はあ、お前、こんな子供に奴隷を吟味させるのか」
「まあな、普通はしないんだろうがちょっと訳ありでな」
「ふううん、まあ、お前らしいと言えばお前らしいか。
それじゃあ、まずは奴隷購入の資金作りのためにポーションを売りに行くか」
「悪いな、案内してくれるんだ。
それじゃあ、俺とフィルで売りに行くから、皆は宿で休んでいてくれ。
ああ、シャロンも来るよな」
「もちろんだよ」
そして父さまとシャロンはフィルの案内で出かけます。
僕は馬車のせいでお尻が痛いのでお行儀は悪いのですがベッドでうつ伏せになって休憩です。
そして今回の旅のメインイベントの奴隷購入は明日です。
1日で3店舗ある奴隷商人の店を回って奴隷を買い求めなければなりません。
結構、ハードな一日になりそうです。
ですから、今日は疲れた身体を休めてよく寝る必要がありますね。
でも、その前にお風呂です。
ここ、オーランドは近くに死火山が有る関係で温泉が出るんです。
なので、公営の公衆浴場が発達していてこの町の売りのひとつになっています。
この世界に生まれて一番の不満はお風呂に入れないという事でした。
身体の汚れは水で濡らした布で拭って落とすもの。
寒い季節は水がお湯に変わりますけど、お湯を張った湯舟なんてものはどこにも無いんです。
でもオーランドは違うんです。
早くお風呂に行きたくてワクワクしています。
「オイゲン、戻ったぞ」
父さまの声です、機嫌のよい声です。
きっとポーションが良い値段で売れたのでしょう。
「オイゲン、お前の作るポーションは凄いな。
父さんはポーションにランクがあるなんて知らなかったがな。
持って行ったポーションは最下位のFランクが半分で残りの半分はEランクだったぞ。
それに一本だけDランクが混じってた
ほらこれだ」
どうやら父さまはDランクのポーションは売らなかったようです。
「売らなかったのがそんなに不思議か。でもこのDランクのケガ回復ポーションはな、なんでも欠損回復(小)の効能があるんだと。
欠損回復(小)だと指や鼻程度の欠損は回復するらしいぞ」
「はあ、それは凄いですね。
確かに売れませんね。
いざという時のために取っておくべきですね」
「ああ、それにオイゲンの作るポーションは高品質らしくて同じランクでも2割も高く買ってくれたぞ。
なんか、ポーション屋は目の色を変えていてな。
どうしてもお前のポーションを独占したいらしくて、次からは我が家まで買い付けに来るそうだ」
「それは、朗報ですね。往復で10日もかけて売りに行く手間が省けます」
「ああ、これも全てオイゲンの作るポーションが凄いからだな」
父さまはご機嫌です。
僕も父さまに褒められてとても嬉しいです。
「さあ、そんなオイゲンにご褒美だ、先ずは温泉に行くか。
オーランドの温泉は凄いんだぞ。
池と見間違うほどに大きな湯舟にお湯が満ちてるんだからな」
「うわああ、凄いです、父さま行きましょう、早く行きましょうよ」
僕は温泉にウキウキです。
それは僕だけでなく父さま達も同じようです。
でもあの顔、3人ともちょい悪親父の表情です。
ああ、母さまが父さまのオーランド行きを嫌がったのはこれですね。
どうやら、温泉は父さま達の狩場みたいです。
温泉は混浴ですからね。
父さまの知らない姿が見えそうです。
まあ、良いです、温泉、温泉、僕は純粋に楽しみますからね!
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