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第9話 ポーションを作ったらリリーのおっぱいから魔力をもらう事になりました

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「オイゲン、今日は此処までよ」

僕が7歳になった祈念すべき芽吹きの日から2週間がすぎました。
僕は芽吹きの日から毎日、母さまから魔法の手ほどきを受けています。
まあ、魔法の手ほどきと言っても、マナを指の先に集める訓練なんですけどね。

そして2週間の間、僕は母さまの努力に全く応えられていません。
母さまは諦めずに僕に魔法指導を続けてくれていますが、内心では僕には魔法の才能は無いと思っているかもしれません。

父さまにも魔法の才能は無かったのですから子供の僕に魔法の才能が無いのは少しも不思議じゃないですからね。
僕も自分の身体の中にマナを感じられないのでマナを使う魔法は使えないと諦め気分です。

このまま、いくら頑張っても僕は生活魔法ですら使える様にならないでしょう。
だとすると、やはりおっぱいを大きく出来る成長魔法の線から魔法へとアプローチをするしかないのでしょうね。

そのアプローチを取る上で避けて通れないのは封印しているポーションの作成スキルの解放です。
今までは作ったポーションが見つかった場合に、父さまや母さまに出どこを説明できないと思って封印してきましたが、魔法を覚えるためにもポーションの作成を実際にしてみる必要がありそうです。

子供部屋から自分の寝室に下がった僕は一生懸命にポーションの事を考えます。
そうするとお腹の中に何かが集まってきます。
その集まった物をマナの訓練を思いだして右手の指先へと集めます。

そして右手の指先にある何かに強く願いました。
ポーションになりなさいと。

『ポーションの作成ですね。
ポーションのランクにF級からS級迄ありますがどのランクのポーションを作成しますか』

頭の中に声が響きます。
ランク、どうしよう?
元、日本の庶民だった僕の常識が「竹」でしょうと囁きます。

やっぱり、「松」じゃあ贅沢だし「梅」では少しみっともない気分です。
「竹」、だったらD級ですかね。

僕はD級ポーションを作りますと頭で念じます。

『D級ポーションを作る材料はありません』

そんな冷たい声が聞こえました。
ええっ、ちょっと待ってください。
だったら作れるポーションのランクを先に教えてほしいんですけど。

仕方ないですね、梅、梅でいきます。
僕はやり直してF級ポーションを作りますと念じます。

『F級ポーションですね。体力回復ポーションかケガ回復ポーションのどちらを作成しますか』

再び響く声に、ケガ回復ポーションをお願いしますと念じました。

すると指先に集まっていた何かが指からあふれ出します。
そしてその何かは光を帯びた後、目に見える形、小さなガラス瓶へと変わってゆきます。
そして、光が消えると空中に小さなガラス瓶が浮かんでいます。

僕はとっさにそのガラス瓶に手を伸ばして掴みます。
すると、手の平には確かに冷たいガラス瓶の感触。
ゆっくりと手を開くとそこにガラス瓶が確かにあります。

ガラス瓶をローソクの光越しに見ると中には確かに液体が入っています。
この液体がケガ回復ポーションなのかな?

僕の心がこれがケガ回復ポーションだと囁きます。
でも、確認しないとダメですよね。
実際にケガを直さないとケガ回復ポーションとは言えません。

でも、都合の良いケガ人はいませんよね。
だとすると、意図的にケガをしてポーションで治すしかありませんね。
そうは言っても大きなケガは必要ありません。
ガラス瓶の中の液体が本当にケガ回復ポーションであることが確認できれば十分なんです。

という事で僕は刃物で指先に小さな傷を作って直すことにしました。
当然刃物が必要ですが僕の部屋にはありません。

どこにありますかね、刃物?
思い出しました。父さまが料理を切り分けるナイフが有るじゃないですか。
あれで指先に傷を作ってみましょう。

方針が決まれば行動です。
ナイフなら厨房にあるはずです。

僕は燭台を手に取ってこっそりと部屋を出て厨房に向かいます。
日本の家ならばスイッチを押すだけで照明が付きましたがこの家では燭台のローソクの明かりが無ければ夜は家の中でも真っ暗で歩けないんです。

そんな真っ暗な家の廊下を僕はそろそろと歩きます。
普段は感じませんが、燭台の明かりひとつで歩くとこの家も結構広く感じるんです。

やっとの思いで厨房にたどり着くと引き出しを開けてナイフを探します。
ありました。

ろうそくの明かりを受けて光るナイフは危険な刃物そのものです。
ゆっくりとそのナイフを取り出して指先にナイフの先の鋭利な部分を当てます。

ううう、痛そうです、辞めようかな!
ダメです、ここで止めるとか有り得ないんです

僕は覚悟を決めてナイフを指先で滑らせます。
痛い、その感覚と同時に指先に赤い筋が付きました。
切り傷から血が滲み出ています。

では、ポーションで直してみましょう。
ガラス瓶の蓋を開けます。
そして数滴のポーションを指先にかけます。

すると傷の上を光が覆い、そして傷が無くなりました。
僕は本当にケガ回復ポーションを作れたんです。

「坊ちゃま、そこで何をしているんですか」

うわああ、暗闇からいきなり声が聞こえます。

「坊ちゃま、リリーですよ。そんなに驚かないでください」

なんだ、リリーか。
でも不味いですね、僕の手にはナイフとポーションが有ります。
僕はこの状態をどうリリーに説明しようか悩みます。

そう思ったんですが、僕よりリリーの方が不審な感じです。
着崩した寝間着は色々と危ういのもがチラチラと見えています。
それ以上に困るのは、リリーの太ももを伝う父さまの痕跡です。
7歳児に父さまとの閨事の残滓を見せるのはどうかと思いますよ。

それ以上におかしいのは熱を帯びたようなリリーの目です。
妖しく輝いています。

「オイゲン様、私のおっぱいを吸ってください」

リリーが寝間着をはだけておっぱいを丸出しにします。

「ご領主様に吸って頂いてもだめなんです。オイゲン様に吸われないと私......」

いや、僕は7歳なんですけど。

でも、リリーの目は熱く僕を見つめています。
少し開いた唇からは熱い吐息が漏れています。

「リリーはそんなに切ないの?」

リリーの様子に思わずそんな事を聞いてしまいます。

そんな僕にリリーは蕩けるような笑みを見せます。
そして無言で優しく僕を抱きかかえるとおっぱいに僕を導くのです。

久しぶりに見るリリーのおっぱいは少し小さくなっていました。
僕がおっぱいを吸うのを辞めたせいでしょうか?
そんなリリーのおっぱいに僕の手が触れると不思議なことが起きました.

リリーのおっぱいに、僕がポーションを作った時と同じ何かが集まってくる気配を感じるのです。
僕はその何かをリリーから受け取るためにリリーのおっぱいに吸い付きます.

ああ、リリーのおっぱいから僕にリリーの何か、生命力でしょうか、何かが流れ込んできます。
そして頭の中に言葉が響きます。

「リリーからポーション一本分の魔力の取得が完了しました」

こんなのは初めてです。
驚いてリリーを見るとリリーの様子もおかしいです。
くぐもった声をあげて身体を震わしています。
メスの匂いが仄かに漂っています。
おっぱいも少し膨らんだみたいです。

どうやら僕はリリーから直接魔力を貰い、代わりにリリーを逝かせてしまったようです。

「オイゲン様、リリーははしたない女ですね。
これでもずっと我慢していたのです。
でも、駄目でした。
オイゲン様じゃ無いと駄目なんです」

リリーは縋り付くように僕に打ち明けます。

「リリーが悪いんじゃ無いからね。
僕がリリーのおっぱいを何度も吸ったせいだよ。
それがリリーを縛り付けているんだろう」

「はい、狂おしいようにオイゲン様におっぱいを吸って頂いた感触が私を突き動かす時があるのです。
そんなときは旦那様に慰めて頂いても疼きが治らないのです」

「リリー、これからはそうなったら僕の所においでよ。
僕がリリーの疼きを収めてあげるから」

これはギブアンドテイクです。

リリーは疼きが抑えられる。
僕は魔力がもらえる。

僕は新しい能力が開花したのでリリーが必要なんです。
リリー、これから僕に魔力を貢いでもらいますよ。

この夜から僕とリリーの共生生活が始まるのです。
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