すてきな後宮暮らし

トウ子

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すてきな後宮暮らし

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後宮は素敵だ。

まず第一に安全だ。
誰からも殴られないし、蹴られない。
剣を持った兵士が押し入ってくることもないし、突然家に火がつけられることもない。
ここに居れば、多分死なない。

次に、一日三食だ。
しかも、おやつまで付いてくる。
決まった時間に食べられるし、ちゃんとお皿に載って出てくる。
残り物じゃなくて、僕のために作ってくれているご飯だ。
栄養満点で、見た目も綺麗。
味も、めちゃくちゃおいしい。

最後に、毎日入浴できる。
これは本当に贅沢だし、最高だ。
毎日体が綺麗だということの有難さに、感動のあまり涙が出てくる。
汚い体を襤褸雑巾のような布でこするだけじゃなくて、湯船に浸かれるのだ。

しかも、一人で入るのではない。
小さい頃、お父様やお母様が一緒に入浴していた頃と同じように、今は。

「ほれ、華陽よ。私が洗ってやるぞ」
「わぁい!」

ざぶり、と湯から飛び出れば、後ろから僕の『王様』もついてくる。
僕は毎日、王様と一緒にお風呂に入るのだ。
この時間が、毎日最高に楽しみだ。

「ほれ、泡で王冠だ」

高価な石鹸をふんだんに使って泡を作り、王様が僕の頭に輪っかを作る。

「わー!僕も王様?」
「風呂場では華陽が王様だな。私の王冠は宝物庫にあるからなぁ」

ニコニコと言う王様に、僕は張り切って立ち上がった。

「じゃあ、僕が王様の王冠を作ってあげる!王様は僕の王様だもん!」

せっせと泡を作り、小さな白い塊を掌に取る。

「屈んで屈んで!」
「おぉ、ありがとう」

大きな体を小さく折って、王様が頭を低く下げてくれた。
黒々とした髪が、水に濡れてしっとりと首に巻きついている。
王様は、平民の男の人と違って髪が長い。
行事の時に結い上げなくてはいけないかららしい。
首の後ろで髪を一つに結えてある紐も、この間まで僕が着ていた服を十着合わせても足りないほど高価なものだと知っている。
でも僕は気にせず、王様の頭に不格好な泡の王冠を乗せた。

「はい、王様!これで王様も『王様』だよ」
「……ふふ、嬉しいなぁ」

幸せそうに、けれど切なそうに王様は笑う。

「華月亡き今、私に戴冠式をしようなどと言えるのは、お前くらいだぞ、華陽よ」
「え?お父様?」

唐突に出てきた父の名に、僕は首を傾げた。
なぜ王冠と父が関係あるのだろうか。

「私は、この国の名を華国と改めてから、戴冠式はしていないのだよ。……華月以外の手から、王の証たる王冠を戴く気にはなれんからな」
「へぇー」
「ははっ、……まぁ、華陽にはよく分からんだろうな」

王様の言った通り、正直よく分からなかった。
とりあえず相槌を打った僕に、王様は苦笑いして頭を撫でる。
僕の頭の上の泡の王冠はもう萎んでいた。
泡を馴染ませるように、王様はゆっくりと髪を撫でつける。

「お前の父は偉大な男だったのだぞ」
「へぇー……」

さっきと同じ相槌を、今度は少しだけ神妙に口にした。
小さい頃に亡くなってしまった父のことは、もうあまり覚えていない。
とても優しくて、王様と同じくらい大きな人だったとは覚えているけれど。

「私を王にしたのも華月なら、私が今生きて王として立っていられるのも、華月のおかげだからな」

目を眇めて僕を見る王様は、どこか寂しげだ。
父のことを思い出しているのだろうか。
泣きたいような、けれど泣けないような顔をしている。

「……王様、大丈夫?」
「ん?あぁ、平気だよ」

少し慌てたように、王様がにっこりと笑顔を作った。
僕が、数年前に死んでしまった母や、生き別れた妹を思い出す時と同じだなぁ、と思った。
こんな顔で思い出してもらえるということは、王様にとって父は大切な存在だったのだろう。
正直、僕は父のことをあまり覚えていない親不孝者だから、ちょっと申し訳ない気分だ。
でも、ずっと覚えておいてくれる王様がいるのだから、父は幸せ者だなと思う。

しみじみと思いながら王様を見上げていたら、王様が不意に悪戯っぽい顔をして口を開いた。

「なぁ華陽。将来お前が大きくなったら、互いの頭に王冠を載せようか」
「へ?どういうこと?」

ぱちくりと目を瞬いて、首を傾げて問い返す。
すると王様は、いつもと同じように何か企んでいるような、悪い大人の顔で笑った。

「ふふふ、なんでもないよ。……さぁ、洗ってやろう!」

そう言うと、王様は凄い勢いで、両手にもこもこの泡を作り出した。
大きな手に大量の泡を載せ、王様は僕の体を丸洗いするように撫で始める。

「きゃー!おうさまくすぐったいー!」
「ほぉ、華陽は敏感だなぁ」

にこにこ、……いや、にやにや?
とにかく嬉しそうに、王様は僕の体を洗ってくれる。
王様が僕を見つけてくれて、後宮に入れてくれる前は、僕は下男の仕事をいっぱいしていたから、毎日とても汚かった。
だから、洗えばたくさんの汚れが落ちたけれど、今は毎日綺麗な後宮でお勉強したりお稽古をしたりするだけだから、ちっとも汚れていない。
ただ、綺麗な泡が、綺麗なまま肌を滑り落ちていく。

「んふっ、きもちいー」
「おぉ、そうかそうか。華陽は素直で素晴らしいな。……それ、ここはどうだ」
「ひゃんっ、そこは、……くすぐったいっ」

すぅっと動いた指の先が、ちょん、とお尻と腰の間を彷徨った。
慌てて足を閉じると、王様の手は更に下へと伸び、僕の短い足を丁寧に洗ってくれた。

「んんぅ……」
「さて、そろそろ仕上げとするか」

何度洗ってもらっても慣れない。
全身を清められながら、謎のこそばゆさと、むず痒いような感覚に、僕がもじもじしていると、王様はとてもイイ顔で宣言をした。

「へ?……んんっ、くすぐったぁい」

下から上がってきた分厚い手が、擽るように脇腹から臍にかけてを石鹸の泡で淡く撫ぜる。
そして、そのまま胸の先っぽを指先でクリクリと丹念に洗われた。

「それ、やぁっ」
「こらこら、洗い残しはいかんぞ」

僕は慌てて止めるが、王様は聞き入れてはくれない。
僕は、ココを洗われるのが、苦手なのだ。
いつも逃げ出したいような、もっとして欲しいような、不思議な感覚になるから。

「ふぅ……はぁ……」

なぜか息が荒くなり、頬が熱くなってしまうから、僕は恥ずかしさに顔を歪める。
なぜ恥ずかしいのかもよく分からない。
ただひたすらに変な気分だ。

「ん……ぅふ……ひゃんっ」

キュ、と先を摘み洗いされて、僕はびくりと震えた。
ココを洗われると、時々変な声が漏れてしまうから、それも嫌だ。

「ねぇ、そんなところ汚れてないよ……もういいよぉ」

けれど僕が半泣きになりながら訴えても、王様は楽しそうに笑って首を振る。

「ダメだ、出っ張っている部分には、垢が溜まりやすいのだぞ」
「んんぅ、ぁん、……あっ、王さまっ、やめてってばぁ!」

右側はくにくにと先を弄られ、反対側はコリコリと弾かれる。
痛みとくすぐったさの間のような絶妙な感覚で、僕ははぁはぁ言いながら首を振った。
 
「おぉ、おぉ、お前はどこもかしこも可愛いなぁ」
「あっ、ぁん、ぅう~っ」

そのうち右手が、僕の体のうち、もう一つの出っ張っているところに辿り着き、そちらも洗い始めた。
沢山の泡でぬるぬるになったソコは、王様の大きな手の中でいつもよりもいる。

「んにゃぁっ」

キュッと片手で握り込まれ、刺激の強さに僕は目を見開いた。
猫のような悲鳴を上げて、軽く痙攣する僕を、王様は心底愉しげに見つめる。

「可愛らしい仔猫だ」
「ぼくっ、にんげんっ」

必死に反論しても、王様は「そうだなぁ」と聞き流すだけだ。

くにくにくに
こりこりこり
くりくりくり
ころころころ

王様の長い指と固い掌が、僕の体の上で遊んでいる。
僕は「うぅー」と唸りながら体をよじらせて耐えた。

「んーっ」

しばらくして、体がびくんっと跳ねる。
目の前が真っ白になって、耳の奥がきーんとする。

「ふふっ、華陽は覚えがいいなぁ」
「……?ありが、と?」

何だかよく分からないけれど、褒められているらしいので、僕はぼんやりとお礼を言う。
僕がぼぉっとしている間に、王様は満足そうに笑みを深めて、僕の体から泡を洗い流した。

「それ、湯冷めするといかんからな。もう一度浸かるぞ」

愉しげな声の宣言とともに、ひょいっと抱え上げられて、僕は再び湯船に入れられた。
当然のように降ろされた王様の膝の上には、いつも何か固い棒がある。

「んっ、これ、やめなさい」

座り心地が悪くて、ピタッと来る場所を探してもぞもぞしていると、王様が軽く息を詰めて僕を咎めた。

「はーい」

僕は眠たげな声でお返事をして、ぷにっとふたつのお尻の間にその棒を納めて、王様の胸にもたれた。
王様を背もたれ付きの椅子にしている僕は、きっと王国一の贅沢者だと思う。

「ふぅ、なかなかの生殺しだな」
「んにゃ?」
「いや、なんでもない。早く大きくなれよ、華陽」

困ったようなため息が聞こえてきたから上を向いたが、王様はいつも通りの顔で笑っている。
大きな手でわしわしと頭を撫でられて、僕は心の底からの笑顔を浮かべた。

「んひゃひゃっ、おとうさまみたーい」
「はっはっは、しばしは父で我慢しておいてやるか。子供の成長は早いからなぁ」

なんとなくご機嫌な王様が、にこにこと言った。

「華陽よ、後宮ここでの生活に不自由はないか?」

温かい目で見つめられ、優しく問われる。
毎日聞かれる問いに、今日も僕は大きく頷いた。

「うんっ、最高だよ!」

幸せいっぱいに答えれば、王様が嬉しそうに頷く。

「ははは。そうか。ならば、どこにも行くな」

左手を僕の体に回して捕まえて、右手で僕の頭をとんとんと甘く叩きながら、王様が言う。
ここでの生活は幸せだし、王様のことも大好きだから、その言葉はとっても嬉しい。
でも。

「でも王様。ここは奥さんのお部屋でしょ?奥さんが来たら、僕はどこかに行かなきゃ」

僕はへにょんと眉を落として言った。
この間、女官さんが話しているのを聞いてしまったのだ。

僕が住んでいるのは、王様の奥さん……『正妃様』が住むお部屋なのだと。
昔は住んでいたけれど、今は色々あって、後宮には『お妃様』が一人もいないのだと。
だから僕が住めるのだ、と。
いつか王様が、また『正妃様』や『お妃様』を迎えたら、僕はどこかに行かなきゃいけないだろう、と。

それを聞いて、僕はとても悲しかった。
また、どこかにやられてしまうのか、と思って。
けれど。

「はは、心配するな。……お前の成長を待っているだけさ」

王様は満面の笑みで、自信満々に言った。
深刻な悩みを笑い飛ばされて、不満に感じた僕は唇を尖らせる。

「えー。意味がわからないよ、王様」
「なぁに、そのうち分かる」

ニヤニヤしている王様に、どうせ子供心など分かりはしないのだ、と腹を立てていた僕は、とてもとても子供だった。
王様のを、ちっとも理解していなかったのだから。





***





後宮は危険だ。

僕はそう考えを改めた。
改めざるを得なくなった。

なにせ、まず第一に、脱走してもすぐに捕まる。

「華陽様、お戻りくださいませ」
「……なんで分かったの?」

庭の隅にやっと見つけた外への抜け道。
そこを通れば、僕付きの女官が当然の顔で立っていた。

「分かりますわ。華陽様は素直でいらっしゃるから」

遠回しに分かりやすい馬鹿だと言われて、地面に座り込んだ僕は、膨れながらそっぽを向く。

「そこらにいる衛士達に、手荒な真似をされたくなかったら、大人しくお戻りなさいませ」
「……ちぇっ、分かったよ!」

チラリと姿を見せる屈強な男たちに、僕は舌打ちしながら立ち上がった。

第二がコレだ。
後宮には、衛士達が馬鹿みたいにたくさんいる。
逃げ出す僕を安全に捕らえるために、謎の網を持って。
僕が言うことを聞かないと、どこからともなくその捕獲網が投げられる。
僕は罠に嵌った小動物のように、手も足も網に絡まって身動きが取れない状態で、荷物のように運ばれることになるのだ。
そして、ニヤニヤしている王様の前に連れて行かれて、『僕の好物ばかりが並んだ夕ご飯を王様が食べているのをただ網の中から見ている刑』に処される。
その夜は夕ご飯抜きが確定だ。



そして、第三に。



「あーもー!また夜が来る前に逃げられなかった!」

部屋に戻った僕は、頭をかきむしりながら叫んだ。
今日もまた、僕は大人しくが来るのを待つしかないのか。
歯ぎしりしながら地団駄を踏んでいると、ガチャリ、と無造作に扉が開いた。

「おぉ、今日も元気だったらしいな、華陽よ」
「……おうさま」

心の底から楽しんでいることがよく分かる、明るい声が聞こえた。
僕は苦虫を噛み潰したような顔を、ゆっくりと上げ、扉を見る。

「おや、に帰って来たのに、お帰りを言ってくれないのか?王様は悲しいぞ」
「……おかえりなさい」
「ふっふっふ、華陽は不満げな顔も可愛らしいな」

むくれながらも口にした僕に、王様はくしゃりと目を細めて破顔する。

「さて、政務の後の癒しだ」
「わぁっ」

ひょい、と猫をつまむような気軽さで抱え上げられる。
そして当然のように膝の上に乗せられて、僕は悲鳴をあげた。
もう四十過ぎのくせに、王様は力持ち過ぎるのだ。

「僕もう十四歳なんだから!子供扱いやめてよ!」
「大きくなったなぁ、華陽よ。この間まで奥さんなんて娶らないでと泣いていたのに」

数年前に比べてだいぶ渋みを増した王様が、しみじみと言った。
まるで親のような慈愛の目で、膝に乗せた僕を見つめている。
けれど、非常に残念なことに、幼い頃は頭を撫でていた手が、今は尻を撫でている。

「そのムニムニする変な手つきやめてってば!」

鷲掴んでこねくり回す大きな手に制止をかければ、王様はにんまりと笑って「すまぬな」と謝った。
そして王様は、悪人じみた目つきで、ちろりと下に視線を向け、舌舐めずりする。

「……ほぉ、敏感な華陽には刺激が強かったか」
「うるさいっ」

勝手にちょっとだけ立ち上がってしまった下半身に気づかれ、僕は赤い顔で吐き捨てた。
何も知らなかった頃から仕込まれてしまった体が腹立たしい。
こんな体になったのは完全に王様のせいだ。
どうしてくれようか。

ふるふると怒りに震える僕を無視して、王様はうんうんと満足げに頷きながら言った。

「尻にもだいぶ肉がついた。……いやぁ、成長したなぁ。イイ尻だ」
「うるさいうるさいうるさぁああああいッ」

後宮は危険だ。
本当に危険だ!
まさか、僕の尻が狙われてるとは!!

「お前だけを見て小十年…ふむ、そろそろ食べ頃か」
「食べ頃なわけないでしょっ!この馬鹿王様!」

僕の尻の運命やいかに!?




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感想 2

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みんなの感想(2件)

さくら夏目
2024.10.31 さくら夏目

もう手遅れですね♪

ふふふ(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)

トウ子
2024.10.31 トウ子

ですね!諦めるしかない…!ʅ(◞‿◟)ʃ

解除
penpen
2024.07.28 penpen

え?(´゚д゚`)体から落とされたガンミ(*Φ∀Φ)ジィ-

トウ子
2024.07.29 トウ子

落とされました(´∀`)ハート

解除

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