316 / 387
闇夜に舞う者は
閑話 祝! 一周年!
しおりを挟む
ウタ「ウタです!」
アリア「アリアです!」
ウタ「二人合わせてー」
二人「ウターリアです!」
アリア「久しぶりだなこれ」
ウタ「そうですね。と、いうのも!」
アリア「いうのも?」
ウタ「大切なお知らせ! なんと僕らの出演する小説、『チート能力解放するにはヘタレを卒業しなきゃいけない』が、一周年を迎えることになりました~!」
アリア「すごいな……よく続いたと思うよ。あの体育祭の日の思い付きで」
ウタ「そんなわけでこのクダグダコーナーです。いつも通り僕らが話すだけの話なので、興味ないよって人はどうぞスキップしてください。
……って、体育祭?」
アリア「そう、この小説を書いてる作者なんだがな。書き始めた当初……つまり去年まで、現役高校生だったんだ。で、アイデアを捻って、実際に書き始めたのは体育祭の日の夜」
ウタ「体育祭中に、小説のざっくりした流れを、とりあえず五章分考えて、小説内に出てくるスライム……つまりスラちゃんの名前を決めてもらったんだよね」
アリア「学校行事差し置いてなにやってるんだか」
ウタ「そうして始まったこの小説。思い付きで適当に書いているのにも関わらず、こんなにもたくさんの人に読んでもらって、僕らもビックリです」
アリア「と、言うわけでウタ!」
ウタ「なんですか?」
アリア「一周年……つまりはアニバーサリーだ!」
ウタ「まぁ……そうですね」
アリア「そこでだ。今300話を越えるエピソードがあるわけなんだが」
ウタ「そんなにあるんですか!?」
アリア「その中からいくつか、懐かしいものをピックアップしてみたいと思う! で、それについて私たちが語る!」
ウタ「ちょっと面白そうですね……」
アリア「というわけで最初、私がピックアップしたのは、一章の15話目、『僕の「勇気」』だ」
ウタ「僕が初めて勇気を発動させて、ドラくんに向かっていった話ですね!」
アリア「まさか本当に倒せるなんて思ってなかったからな……。ドラくんは仲間になってくれるし」
ウタ「思い出深いですね。あ、なら僕はこれを。二章の5話、『個性の塊&暴力』ですね」
アリア「これは……おさくとアイリーンの登場回か」
ウタ「今となってはなれた光景ですけど、もう、腰抜けるかと思いましたよ……」
アリア「そのちょっとあとにはキルナンス沈めてしまうしな。……あとは、これなんかどうだ? 三章19話、『どうして』」
ウタ「あぁ、ブラックテラーさん……」
アリア「その場にいなかったからあれだが……ぅん」
ウタ「かなり、怖かったです」
アリア「……あと、個人的に思い入れがあるのは、四章の28話『約束』だ。
姉さんから……母上の話を聞くことが出来た、唯一の機会だった。母上と姉さんが、そんな約束をしていたなんて知らなかった……。すごく、あったかい気持ちになれたよ」
ウタ「……そうですね。でも僕は、やっぱりあの出来事が忘れられません」
アリア「五章だな」
ウタ「五章の話は、作者の中でほとんど構成が決まっていて、流れも完成して、なんなら描写の下書きもしてあったくらい、一番考えられている話なんです」
アリア「最終章に持っていこうとも思ったらしいが……そうすると矛盾が生じること、私たちが最終章に向けて成長しているのにも関わらず弱すぎることから、ここに入れたんだそうだ」
ウタ「結果として、後のUnfinishedの結束をとても強いものにする、いい出来事になったなーというのが作者の見解です」
アリア「やっぱり私は……五章の11話『限界』のときのことが忘れられないな。
父上を失って、自分の生も否定された気がして……何も見えないし、聞こえなくなった。目の前が真っ白になったんだ。あれほどの絶望は……最初で最後にしたいものだ。さすがにな」
ウタ「……僕は、15話の『絶望』が忘れられないです。目の前でアリアさんが、影に貫かれて……追いかけようとしたけど、魔法に拒まれて出来なくて、執着を発動させられて、ドラくんも、自分自身も死にかけて……。本当に……希望が、一瞬見えなくなりました」
アリア「……でも、お前は来てくれたじゃないか。ちゃんと、私のところに。
私が何度拒絶しても、頑なに私の手を引いてくれたじゃないか。……敵わないかもしれない相手に、向かっていってくれたじゃないか」
ウタ「……アリアさんも、最後には自分で鎖をちぎって、僕のことを助けてくれました。25話の『二人で』で、一緒に戦って、勝てたじゃないですか」
アリア「お前が勇気を分け与えてくれたからな」
ウタ「僕の勇気だって……そもそも、分け与えられたものですよ」
アリア「……さて。こうやって話してきたが、そろそろ文字数が2000を越えそうなんだと」
ウタ「じゃあ、あと100文字ちょっとで何を伝えておきましょうか?」
アリア「そうだなぁ……。
本編では、しばらく……というか、もしかしたらずっと、『コメディ』というものから離れてしまうかもしれない。話の都合上な、仕方ないんだ」
ウタ「でも、こんな閑話をちょいちょい入れていくので、どうか今後ともよろしくお願いします」
アリア「……それでは以上!」
ウタ「ウタです!」
アリア「アリアです!」
ウタ「二人合わせてー」
二人「ウターリアでした!」
一周年ありがとうございます。今後とも精進いたしますので、よろしくお願いいたします。
植木鉢たかはし
アリア「アリアです!」
ウタ「二人合わせてー」
二人「ウターリアです!」
アリア「久しぶりだなこれ」
ウタ「そうですね。と、いうのも!」
アリア「いうのも?」
ウタ「大切なお知らせ! なんと僕らの出演する小説、『チート能力解放するにはヘタレを卒業しなきゃいけない』が、一周年を迎えることになりました~!」
アリア「すごいな……よく続いたと思うよ。あの体育祭の日の思い付きで」
ウタ「そんなわけでこのクダグダコーナーです。いつも通り僕らが話すだけの話なので、興味ないよって人はどうぞスキップしてください。
……って、体育祭?」
アリア「そう、この小説を書いてる作者なんだがな。書き始めた当初……つまり去年まで、現役高校生だったんだ。で、アイデアを捻って、実際に書き始めたのは体育祭の日の夜」
ウタ「体育祭中に、小説のざっくりした流れを、とりあえず五章分考えて、小説内に出てくるスライム……つまりスラちゃんの名前を決めてもらったんだよね」
アリア「学校行事差し置いてなにやってるんだか」
ウタ「そうして始まったこの小説。思い付きで適当に書いているのにも関わらず、こんなにもたくさんの人に読んでもらって、僕らもビックリです」
アリア「と、言うわけでウタ!」
ウタ「なんですか?」
アリア「一周年……つまりはアニバーサリーだ!」
ウタ「まぁ……そうですね」
アリア「そこでだ。今300話を越えるエピソードがあるわけなんだが」
ウタ「そんなにあるんですか!?」
アリア「その中からいくつか、懐かしいものをピックアップしてみたいと思う! で、それについて私たちが語る!」
ウタ「ちょっと面白そうですね……」
アリア「というわけで最初、私がピックアップしたのは、一章の15話目、『僕の「勇気」』だ」
ウタ「僕が初めて勇気を発動させて、ドラくんに向かっていった話ですね!」
アリア「まさか本当に倒せるなんて思ってなかったからな……。ドラくんは仲間になってくれるし」
ウタ「思い出深いですね。あ、なら僕はこれを。二章の5話、『個性の塊&暴力』ですね」
アリア「これは……おさくとアイリーンの登場回か」
ウタ「今となってはなれた光景ですけど、もう、腰抜けるかと思いましたよ……」
アリア「そのちょっとあとにはキルナンス沈めてしまうしな。……あとは、これなんかどうだ? 三章19話、『どうして』」
ウタ「あぁ、ブラックテラーさん……」
アリア「その場にいなかったからあれだが……ぅん」
ウタ「かなり、怖かったです」
アリア「……あと、個人的に思い入れがあるのは、四章の28話『約束』だ。
姉さんから……母上の話を聞くことが出来た、唯一の機会だった。母上と姉さんが、そんな約束をしていたなんて知らなかった……。すごく、あったかい気持ちになれたよ」
ウタ「……そうですね。でも僕は、やっぱりあの出来事が忘れられません」
アリア「五章だな」
ウタ「五章の話は、作者の中でほとんど構成が決まっていて、流れも完成して、なんなら描写の下書きもしてあったくらい、一番考えられている話なんです」
アリア「最終章に持っていこうとも思ったらしいが……そうすると矛盾が生じること、私たちが最終章に向けて成長しているのにも関わらず弱すぎることから、ここに入れたんだそうだ」
ウタ「結果として、後のUnfinishedの結束をとても強いものにする、いい出来事になったなーというのが作者の見解です」
アリア「やっぱり私は……五章の11話『限界』のときのことが忘れられないな。
父上を失って、自分の生も否定された気がして……何も見えないし、聞こえなくなった。目の前が真っ白になったんだ。あれほどの絶望は……最初で最後にしたいものだ。さすがにな」
ウタ「……僕は、15話の『絶望』が忘れられないです。目の前でアリアさんが、影に貫かれて……追いかけようとしたけど、魔法に拒まれて出来なくて、執着を発動させられて、ドラくんも、自分自身も死にかけて……。本当に……希望が、一瞬見えなくなりました」
アリア「……でも、お前は来てくれたじゃないか。ちゃんと、私のところに。
私が何度拒絶しても、頑なに私の手を引いてくれたじゃないか。……敵わないかもしれない相手に、向かっていってくれたじゃないか」
ウタ「……アリアさんも、最後には自分で鎖をちぎって、僕のことを助けてくれました。25話の『二人で』で、一緒に戦って、勝てたじゃないですか」
アリア「お前が勇気を分け与えてくれたからな」
ウタ「僕の勇気だって……そもそも、分け与えられたものですよ」
アリア「……さて。こうやって話してきたが、そろそろ文字数が2000を越えそうなんだと」
ウタ「じゃあ、あと100文字ちょっとで何を伝えておきましょうか?」
アリア「そうだなぁ……。
本編では、しばらく……というか、もしかしたらずっと、『コメディ』というものから離れてしまうかもしれない。話の都合上な、仕方ないんだ」
ウタ「でも、こんな閑話をちょいちょい入れていくので、どうか今後ともよろしくお願いします」
アリア「……それでは以上!」
ウタ「ウタです!」
アリア「アリアです!」
ウタ「二人合わせてー」
二人「ウターリアでした!」
一周年ありがとうございます。今後とも精進いたしますので、よろしくお願いいたします。
植木鉢たかはし
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>
侯爵令嬢は元冒険者【完結済】
弓立歩
ファンタジー
私、アーシェ=ティリウスは貴族令嬢となって半年の元冒険者だ。なんでも顔も見たことのない父親の実家らしい。そんな私が引き取られてからの生活をお送りします。
ほぼ冒険者設定は生きていません。最後の方で思い出したように出てきます。
『転生後はのんびりと』の設定をちょっと借りた作品となっております。
ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
【完結】義妹とやらが現れましたが認めません。〜断罪劇の次世代たち〜
福田 杜季
ファンタジー
侯爵令嬢のセシリアのもとに、ある日突然、義妹だという少女が現れた。
彼女はメリル。父親の友人であった彼女の父が不幸に見舞われ、親族に虐げられていたところを父が引き取ったらしい。
だがこの女、セシリアの父に欲しいものを買わせまくったり、人の婚約者に媚を打ったり、夜会で非常識な言動をくり返して顰蹙を買ったりと、どうしようもない。
「お義姉さま!」 . .
「姉などと呼ばないでください、メリルさん」
しかし、今はまだ辛抱のとき。
セシリアは来たるべき時へ向け、画策する。
──これは、20年前の断罪劇の続き。
喜劇がくり返されたとき、いま一度鉄槌は振り下ろされるのだ。
※ご指摘を受けて題名を変更しました。作者の見通しが甘くてご迷惑をおかけいたします。
旧題『義妹ができましたが大嫌いです。〜断罪劇の次世代たち〜』
※初投稿です。話に粗やご都合主義的な部分があるかもしれません。生あたたかい目で見守ってください。
※本編完結済みで、毎日1話ずつ投稿していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる