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迷子の迷子の冒険者捜索!
忘れ物
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見張りが倒れ、僕らは洞穴の中へと入っていった。もちろん、警戒は怠らない。ここは敵陣。少しの気も抜けないのだ。
「……この向こうで四人寝ておるな」
先帝はそういうと、僕らにくるりと背を向けた。
「わしはこちらの始末をしてくる。お主らは奥に進むんじゃ、よいな?」
「…………」
僕はうなずいて、先に進んだ。少し進んだところで、壁に張り付いて身を潜める。
……視せんの先には見張りが四人。その背後には二つの扉がある。きっとあの中にポロンくんが……。
「…………」
行けるか、と、そう僕は目で二人に訴えた。二人がうなずいたのを見て、僕は剣を抜き、そして、
「――シャインっ!」
「っあ!? な、なんだ!?」
飛び出した。相手のステータスは分かっていない。未知数の相手だ。しかし、ここでミスればポロンくんたちの命はない。
『勇気』が発動していなくても、僕は、前よりはきっと強くなっているはず……!
とはいえ、格上の人物、ましてや自分達よりも人数が多いとなると、かなり手がかかる。それならば……!
「アリアさん! 光魔法で動きを――」
気がついた。
アリアさんの動きが、明らかに鈍い。どこか視せんも泳いでいて、はっきりとしない。体も小刻みに震えている。
……あぁ、よく見てみれば、ここにいるのは男ばかりじゃないか。アリアさんにとっては、敵が男であるというだけでかなりのダメージになる。男性が悪いというわけでもないが、そうなってしまうのだ。
「……フローラ、闇魔法で視界を奪うことって出来る?」
「は、はい! できますよ!」
フローラは返事をするとほぼ同時に、アリアさんの異変に気がついたようだった。
「……少しの間くらい、耐えられますよ。任せてください」
「ありがとう、フローラ」
アリアさんを、守らなきゃ。だって僕は、アリアさんに守られてきた。今は……逆だ。
かろうじて攻撃を避ける程度の動きしか出来ていないアリアさん。僕はフローラの後ろを駆け抜けて、アリアさんの元へと向かう。……が、僕がたどり着くよりも速く、一人の男が放った魔法が、アリアさんに迫る。
「……あ」
気がついてはいるが、思考がぼんやりとしているせいか、避けきれそうにない。速く行かないといけないのに、50m8.1の僕の足じゃたどり着かない……!
「――真剣白羽取り」
もう無理かもしれないと思ったのに助けられて、呆気にとられるアリアさんの前には、一人の女侍がたっていた。
「……よっ」
「おさく……」
「おさくさんっ……! あ、ありがとうございます。どうしてここに?」
「気が向いたから来てみた」
そう言ってにっこり笑うおさくさんの、心強さったらない。うん、個性の塊'sって、敵にしたら絶望しか残らないけど、助けてくれたらこの上なく心強くてありがたい存在だよね!
……あれ? でもそういえば、なんで僕らのこと助けてくれるんだろう。
「あ、そうそう! 気が向いたってのも本当だけどさ、忘れ物しちゃったんだよねー」
「え、忘れ物って……ここに!?」
「うん、ここにー」
ここに何を忘れたんだろう……と思った瞬間、おさくさんが僕の手を握る。と同時に暖かい白い光が溢れ出してきた。……これって!
「陰陽進退、伝授しといたよー! いやぁ、やっぱ、本当の日本人にしか伝授できないっぽくてねー、このスキルは」
……というか今、戦闘中だよね!? 僕がそう思い出すと、おさくさんもなにかを察したように後ろを見る。
「……しょーがないな。今回だけだからね? 無償サービス」
けろっとした顔でそう笑ったあと、おさくさんの目の色が変わる。明らかに、今までとは違う、獲物をとらえるような瞳に変わった。
そしてゆっくりと目を閉じ、口角をあげ、刀に手をかけ、そして、目を開く。
「火事場の馬鹿力アンドそれは残像だ」
……塊'sのスキルって、なんか気が抜けちゃう感じするよね!? しかし、ふざけているのは名前だけだった。
スキルを使った瞬間、おさくさんの姿が消える。
「……な、ど! どこに消えた!?」
「あっははー! 消えてなんかなーいよー」
おさくさんの明るい笑い声だけがあちこちから響く。
……『それは残像だ』ってスキルは確か、自分を神速にするスキルだ。『火事場の馬鹿力』はステータス10倍。見ることができないくらいのスピードになっていてもおかしくない。
辺り一面から聞こえてくるおさくさんの声に、だんだんと男たちが愚弄されていく。そして、もう何がなんだか、僕らもわからなくなってきたとき、おさくさんは男たちの真後ろに立っていた。
「消えてないよ。ほら、ここにいるでしょ?」
「なっ――」
男たちが気がついたときには、もう遅かった。そんなこと、言うまでもないだろう。
男たちが振り向く、その何秒か前、おさくさんは手をかけていた刀を勢いよく抜きつけた。
「陰陽進退替技」
刀の残像のなかに、美しくさえ見える血飛沫が舞う。おさくさんは、その中で笑っていた。
男が四人、地に伏すと、おさくさんは血振りをし刀を収める。どうやら体も麻痺させてしまったみたいだ。……すごい。
「……す、すごい。一瞬で終わっちゃった…………」
フローラが感心したように言うと、おさくさんはにっこり笑った。
「あれくらいのやつらなら、ちょちょいのちょいよ。さっさと先に進んでくださいな。
……んで、」
そして、アリアさんの前に来ると、ポンポンと頭を撫でる。驚いた様子のアリアさんは顔をあげ、目をぱちくりとさせながらおさくさんを見ている。
「男=怖いものって思ってたら、人生楽しめないぜ? ジュノンみたいに片っ端からダウトしない方が楽しめると思うなぁ。
悪いやつならぶっ倒せばいいんだよ。アリアさん一人じゃないんだから、それくらい余裕だろ」
「……え、あ…………」
そして、僕を見て言う。
「……目と耳で得た情報だけを信じるな。大事なのは過去と今。それを繋ぎ合わせれば、きっと大丈夫」
「それって」
「あー! 腰がいたいなぁ! よし、整骨院にいこう、そうしよう!」
おさくさんは僕の言葉には答えずにルンルンで洞穴から出ていった。
ちらりとアリアさんを見ると、触れられた頭をさわりながら、笑っていた。
「……そっか、そうだよな」
「……この向こうで四人寝ておるな」
先帝はそういうと、僕らにくるりと背を向けた。
「わしはこちらの始末をしてくる。お主らは奥に進むんじゃ、よいな?」
「…………」
僕はうなずいて、先に進んだ。少し進んだところで、壁に張り付いて身を潜める。
……視せんの先には見張りが四人。その背後には二つの扉がある。きっとあの中にポロンくんが……。
「…………」
行けるか、と、そう僕は目で二人に訴えた。二人がうなずいたのを見て、僕は剣を抜き、そして、
「――シャインっ!」
「っあ!? な、なんだ!?」
飛び出した。相手のステータスは分かっていない。未知数の相手だ。しかし、ここでミスればポロンくんたちの命はない。
『勇気』が発動していなくても、僕は、前よりはきっと強くなっているはず……!
とはいえ、格上の人物、ましてや自分達よりも人数が多いとなると、かなり手がかかる。それならば……!
「アリアさん! 光魔法で動きを――」
気がついた。
アリアさんの動きが、明らかに鈍い。どこか視せんも泳いでいて、はっきりとしない。体も小刻みに震えている。
……あぁ、よく見てみれば、ここにいるのは男ばかりじゃないか。アリアさんにとっては、敵が男であるというだけでかなりのダメージになる。男性が悪いというわけでもないが、そうなってしまうのだ。
「……フローラ、闇魔法で視界を奪うことって出来る?」
「は、はい! できますよ!」
フローラは返事をするとほぼ同時に、アリアさんの異変に気がついたようだった。
「……少しの間くらい、耐えられますよ。任せてください」
「ありがとう、フローラ」
アリアさんを、守らなきゃ。だって僕は、アリアさんに守られてきた。今は……逆だ。
かろうじて攻撃を避ける程度の動きしか出来ていないアリアさん。僕はフローラの後ろを駆け抜けて、アリアさんの元へと向かう。……が、僕がたどり着くよりも速く、一人の男が放った魔法が、アリアさんに迫る。
「……あ」
気がついてはいるが、思考がぼんやりとしているせいか、避けきれそうにない。速く行かないといけないのに、50m8.1の僕の足じゃたどり着かない……!
「――真剣白羽取り」
もう無理かもしれないと思ったのに助けられて、呆気にとられるアリアさんの前には、一人の女侍がたっていた。
「……よっ」
「おさく……」
「おさくさんっ……! あ、ありがとうございます。どうしてここに?」
「気が向いたから来てみた」
そう言ってにっこり笑うおさくさんの、心強さったらない。うん、個性の塊'sって、敵にしたら絶望しか残らないけど、助けてくれたらこの上なく心強くてありがたい存在だよね!
……あれ? でもそういえば、なんで僕らのこと助けてくれるんだろう。
「あ、そうそう! 気が向いたってのも本当だけどさ、忘れ物しちゃったんだよねー」
「え、忘れ物って……ここに!?」
「うん、ここにー」
ここに何を忘れたんだろう……と思った瞬間、おさくさんが僕の手を握る。と同時に暖かい白い光が溢れ出してきた。……これって!
「陰陽進退、伝授しといたよー! いやぁ、やっぱ、本当の日本人にしか伝授できないっぽくてねー、このスキルは」
……というか今、戦闘中だよね!? 僕がそう思い出すと、おさくさんもなにかを察したように後ろを見る。
「……しょーがないな。今回だけだからね? 無償サービス」
けろっとした顔でそう笑ったあと、おさくさんの目の色が変わる。明らかに、今までとは違う、獲物をとらえるような瞳に変わった。
そしてゆっくりと目を閉じ、口角をあげ、刀に手をかけ、そして、目を開く。
「火事場の馬鹿力アンドそれは残像だ」
……塊'sのスキルって、なんか気が抜けちゃう感じするよね!? しかし、ふざけているのは名前だけだった。
スキルを使った瞬間、おさくさんの姿が消える。
「……な、ど! どこに消えた!?」
「あっははー! 消えてなんかなーいよー」
おさくさんの明るい笑い声だけがあちこちから響く。
……『それは残像だ』ってスキルは確か、自分を神速にするスキルだ。『火事場の馬鹿力』はステータス10倍。見ることができないくらいのスピードになっていてもおかしくない。
辺り一面から聞こえてくるおさくさんの声に、だんだんと男たちが愚弄されていく。そして、もう何がなんだか、僕らもわからなくなってきたとき、おさくさんは男たちの真後ろに立っていた。
「消えてないよ。ほら、ここにいるでしょ?」
「なっ――」
男たちが気がついたときには、もう遅かった。そんなこと、言うまでもないだろう。
男たちが振り向く、その何秒か前、おさくさんは手をかけていた刀を勢いよく抜きつけた。
「陰陽進退替技」
刀の残像のなかに、美しくさえ見える血飛沫が舞う。おさくさんは、その中で笑っていた。
男が四人、地に伏すと、おさくさんは血振りをし刀を収める。どうやら体も麻痺させてしまったみたいだ。……すごい。
「……す、すごい。一瞬で終わっちゃった…………」
フローラが感心したように言うと、おさくさんはにっこり笑った。
「あれくらいのやつらなら、ちょちょいのちょいよ。さっさと先に進んでくださいな。
……んで、」
そして、アリアさんの前に来ると、ポンポンと頭を撫でる。驚いた様子のアリアさんは顔をあげ、目をぱちくりとさせながらおさくさんを見ている。
「男=怖いものって思ってたら、人生楽しめないぜ? ジュノンみたいに片っ端からダウトしない方が楽しめると思うなぁ。
悪いやつならぶっ倒せばいいんだよ。アリアさん一人じゃないんだから、それくらい余裕だろ」
「……え、あ…………」
そして、僕を見て言う。
「……目と耳で得た情報だけを信じるな。大事なのは過去と今。それを繋ぎ合わせれば、きっと大丈夫」
「それって」
「あー! 腰がいたいなぁ! よし、整骨院にいこう、そうしよう!」
おさくさんは僕の言葉には答えずにルンルンで洞穴から出ていった。
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