50 / 387
ウタと愉快な盗賊くん
悪いけど許さない
しおりを挟む
まだ目を押さえているノーセス。リアルバルス状態だ。とまぁここで冷静に鑑定する。
名前 ノーセス
種族 人間
年齢 26
職業 キルナンス頭領
レベル 75
HP 8900
MP 4300
スキル アイテムボックス・威圧(超上級)・剣術(上級)・体術(上級)・初級魔法(熟練度7)・風魔法(熟練度8)・土魔法(熟練度6)・水魔法(熟練度4)・闇魔法(熟練度3)・転移
ユニークスキル 森羅・監視
称号 キルナンス頭領・無慈悲な笑み・自然の使い手
知らないスキルが三つある。それぞれを鑑定していく。
転移……あらかじめ魔方陣を描いた場所から指定の場所へ物や人、魔物をおくることができる。
森羅……草木を操ることが出来る。トゲで攻撃したり、巻き付いて動きを封じたり、絞め殺すことも可能。火に弱い。
そして最後、『監視』を鑑定する。
…………。
…………。
…………へぇ。そっか。
とそこで、ようやくバルスから立ち直ったノーセスが、僕に手のひらを向けた。
「この……どうやったか知らないが、私の魔法から逃げられると思うなよ! 森羅っ!」
「お、おい! どうすんだ――」
「大丈夫。……ファイヤっ!」
向かって来る草木を一気に焼き払い、僕は間から前に飛び出した。そして、剣を片手に構えたまま少し上に飛び上がる。
「ドラゴン召喚っ!」
「生かすか! 森羅っ!」
僕の体が地面につく前に、ノーセスが魔法を放つ。僕を囲うように伸びてきた蔦だったが、次の瞬間に焼き尽くされた。そして、僕の体は、漆黒の鱗を持ったドラゴンに受け止められる。
「……ウタ殿、予定より呼ぶのが遅かったじゃないか」
「ありがとうドラくん! ……詳細は省くけど、今、僕はすっごく怒ってるんだ。だから、アリアさんとポロンくんを巻き込まないように……殺さない程度に、好きに暴れてくれるかな?」
「心得た。……ったく、」
ドラくんはノーセスに向かって急降下しながらぼやく。
「今のお主は、我よりもずっと強いだろうに」
そして、勢いよく炎を吐き出す。ノーセスは蔦で壁を作るようにするが、全てドラくんの炎に焼かれる。全くの無意味だ。
「ドラゴン……だと?! くっ……ならば、ウェーブ!」
水魔法による、大きな波。僕もドラくんも簡単に飲み込まれてしまいそうだ。だが、僕はいう。
「大丈夫、そのまま突っ込んで!」
「正気か? 我は水は得意じゃないぞ」
「大丈夫」
「……信じるぞ、我が主君!」
ドラくんは迷うことなく波に突っ込む。僕はそれとタイミングを合わせ、両手を前に突き出した。
「ウィング!」
もはや竜巻のような風が僕の両手からごうごうと音をたて、大きな波に、大きな風穴を開ける。そこからドラくんと突き抜けると、唖然とした表情で立ち尽くすノーセスがいた。
「武器を奪える?」
「簡単だ」
ドラくんは僕を落とさないようにバランスを保ったまま、巨大な尾でノーセスを壁に叩きつける。アリアさんの時とは比べ物にならない力だけど。……一応、加減してるのか。
「ぐぅあっ……!」
壁に強い力で叩きつけられたノーセスは、痛みから苦しそうな声をあげる。僕はゆっくりとドラくんから降りると、剣を握りしめたまま、ノーセスに近づいていき、そして、切っ先を喉元に突きつける。
「っ……貴様、私を誰だと思っている。こんなことして、生きて帰れるなど」
「あの、僕だってこんなことしたくないんですけど、自分がどういう状況か、分かってます?」
「…………」
「ドラくん、二人のことよろしくね」
「あぁ」
きっと睨み付けてくるノーセス。それから、なにかを悟ったように笑い出し、ふらふらと立ち上がる。
「くくっ……そうか、あぁ、そういうことなのか!」
「なにがおかしいんです?」
「金か? 金がほしいんだな!? 私を脅して金をとろうと」
「ふざけないでくださいっ!」
ガンっと、金属となにかがぶつかる音。僕は力任せに剣をノーセスのすぐ横の壁に刺した。
「……僕は怒ってるんです。黙って話を聞いてください」
「…………!」
僕は、ひとつひとつ文句をつける。
「まず一つ目、キルナンスをつくったこと。わざわざ犯罪組織を作るなんて、僕には理解できません。
二つ目。やらされていることの割には、みなさん、随分貧相な格好していますよね? あなたはそんなに立派な服を着てるのに」
ノーセスの顔に、今までとは全く違う感情が生まれる。
「三つ目、ポロンくんを利用としようと……いや、すでにしていたこと。
あなたのステータス、覗かせてもるいました。監視、っていうスキルがありましたね。なんか、支配下にある人を、ずっと監視できるとか。
アリアさんの情報や、僕の情報、ポロンくんが僕らについていくっていう情報。全部、こうして手にいれてたんですね。道具のようにポロンくんを使って」
最後に、と、僕は声をあげる。
「僕が一番許せないのは、ポロンくんの気持ちを曲げようとしたことです!」
「…………おいら、の……」
後ろから小さい声が聞こえる。気にせず僕は続ける。
「仲間になろうと決意してくれた、ポロンくんの気持ちをねじ曲げようとしたこと……僕は、絶対に許しません! 絶対に」
ノーセスは、少し下に目線をやり、そして、静かに笑う。
「理解できない……といったら、お前にとって私は狂人だろうな」
「そうでなくても、僕のなかで、あなたは十分すぎるくらいに狂人です」
「じゃあ、仮に膝をついて謝ったら?」
「悪いけど、許しません」
「ふん、そうか。……で、私たちをどうするんだ? これから」
「教えると思いますか? ……アイス」
僕は氷魔法で枷をつくり、ノーセスの手足の動きを封じると、ドラくんを見た。
「二階にいる子以外を連れて、外に出てくれないかな? 結界内は入れないだろうから、すぐのところで待ってて」
「心得た。……こやつも連れてっていいんだな?」
「うん、好きにして」
「……分かった」
ドラくんがノーセスを連れて出ていくと、僕はそっと自分のステータスを確認した。
名前 ウタ
種族 人間
年齢 17
職業 冒険者
レベル 1500
HP 2250000
MP 1200000
スキル 言語理解・アイテムボックス・鑑定・暗視・剣術(上級)・体術(上級)・初級魔法(熟練度20)・使役(上級)・ドラゴン召喚
ユニークスキル 女神の加護・勇気
称号 転生者・ヘタレ・敵前逃亡
……やっぱり、勇気が発動してくれていたんだ。
そう思うと同時に、あのとき本当に動けてよかったと思った。ポロンくんを助けられてよかったって……。
「……また、ウタのお手柄だな。助かったよ。いつものなよなよはどこにいったんだか」
「あ、あはは……。アリアさん、大丈夫でしたか?」
「大丈夫だ。カーターを連れて、一旦街に戻るか」
「そうですね! じゃ、ポロンくん、行こうか!」
そうして僕らがいこうとすると、ポロンくんが呼び止める。
「……おい、お前ら、ちゃんと説明しろよ…………」
「……あ、そっか」
ポロンくんに『勇気』の説明をしていなかったことを今さらのように思い出した。
名前 ノーセス
種族 人間
年齢 26
職業 キルナンス頭領
レベル 75
HP 8900
MP 4300
スキル アイテムボックス・威圧(超上級)・剣術(上級)・体術(上級)・初級魔法(熟練度7)・風魔法(熟練度8)・土魔法(熟練度6)・水魔法(熟練度4)・闇魔法(熟練度3)・転移
ユニークスキル 森羅・監視
称号 キルナンス頭領・無慈悲な笑み・自然の使い手
知らないスキルが三つある。それぞれを鑑定していく。
転移……あらかじめ魔方陣を描いた場所から指定の場所へ物や人、魔物をおくることができる。
森羅……草木を操ることが出来る。トゲで攻撃したり、巻き付いて動きを封じたり、絞め殺すことも可能。火に弱い。
そして最後、『監視』を鑑定する。
…………。
…………。
…………へぇ。そっか。
とそこで、ようやくバルスから立ち直ったノーセスが、僕に手のひらを向けた。
「この……どうやったか知らないが、私の魔法から逃げられると思うなよ! 森羅っ!」
「お、おい! どうすんだ――」
「大丈夫。……ファイヤっ!」
向かって来る草木を一気に焼き払い、僕は間から前に飛び出した。そして、剣を片手に構えたまま少し上に飛び上がる。
「ドラゴン召喚っ!」
「生かすか! 森羅っ!」
僕の体が地面につく前に、ノーセスが魔法を放つ。僕を囲うように伸びてきた蔦だったが、次の瞬間に焼き尽くされた。そして、僕の体は、漆黒の鱗を持ったドラゴンに受け止められる。
「……ウタ殿、予定より呼ぶのが遅かったじゃないか」
「ありがとうドラくん! ……詳細は省くけど、今、僕はすっごく怒ってるんだ。だから、アリアさんとポロンくんを巻き込まないように……殺さない程度に、好きに暴れてくれるかな?」
「心得た。……ったく、」
ドラくんはノーセスに向かって急降下しながらぼやく。
「今のお主は、我よりもずっと強いだろうに」
そして、勢いよく炎を吐き出す。ノーセスは蔦で壁を作るようにするが、全てドラくんの炎に焼かれる。全くの無意味だ。
「ドラゴン……だと?! くっ……ならば、ウェーブ!」
水魔法による、大きな波。僕もドラくんも簡単に飲み込まれてしまいそうだ。だが、僕はいう。
「大丈夫、そのまま突っ込んで!」
「正気か? 我は水は得意じゃないぞ」
「大丈夫」
「……信じるぞ、我が主君!」
ドラくんは迷うことなく波に突っ込む。僕はそれとタイミングを合わせ、両手を前に突き出した。
「ウィング!」
もはや竜巻のような風が僕の両手からごうごうと音をたて、大きな波に、大きな風穴を開ける。そこからドラくんと突き抜けると、唖然とした表情で立ち尽くすノーセスがいた。
「武器を奪える?」
「簡単だ」
ドラくんは僕を落とさないようにバランスを保ったまま、巨大な尾でノーセスを壁に叩きつける。アリアさんの時とは比べ物にならない力だけど。……一応、加減してるのか。
「ぐぅあっ……!」
壁に強い力で叩きつけられたノーセスは、痛みから苦しそうな声をあげる。僕はゆっくりとドラくんから降りると、剣を握りしめたまま、ノーセスに近づいていき、そして、切っ先を喉元に突きつける。
「っ……貴様、私を誰だと思っている。こんなことして、生きて帰れるなど」
「あの、僕だってこんなことしたくないんですけど、自分がどういう状況か、分かってます?」
「…………」
「ドラくん、二人のことよろしくね」
「あぁ」
きっと睨み付けてくるノーセス。それから、なにかを悟ったように笑い出し、ふらふらと立ち上がる。
「くくっ……そうか、あぁ、そういうことなのか!」
「なにがおかしいんです?」
「金か? 金がほしいんだな!? 私を脅して金をとろうと」
「ふざけないでくださいっ!」
ガンっと、金属となにかがぶつかる音。僕は力任せに剣をノーセスのすぐ横の壁に刺した。
「……僕は怒ってるんです。黙って話を聞いてください」
「…………!」
僕は、ひとつひとつ文句をつける。
「まず一つ目、キルナンスをつくったこと。わざわざ犯罪組織を作るなんて、僕には理解できません。
二つ目。やらされていることの割には、みなさん、随分貧相な格好していますよね? あなたはそんなに立派な服を着てるのに」
ノーセスの顔に、今までとは全く違う感情が生まれる。
「三つ目、ポロンくんを利用としようと……いや、すでにしていたこと。
あなたのステータス、覗かせてもるいました。監視、っていうスキルがありましたね。なんか、支配下にある人を、ずっと監視できるとか。
アリアさんの情報や、僕の情報、ポロンくんが僕らについていくっていう情報。全部、こうして手にいれてたんですね。道具のようにポロンくんを使って」
最後に、と、僕は声をあげる。
「僕が一番許せないのは、ポロンくんの気持ちを曲げようとしたことです!」
「…………おいら、の……」
後ろから小さい声が聞こえる。気にせず僕は続ける。
「仲間になろうと決意してくれた、ポロンくんの気持ちをねじ曲げようとしたこと……僕は、絶対に許しません! 絶対に」
ノーセスは、少し下に目線をやり、そして、静かに笑う。
「理解できない……といったら、お前にとって私は狂人だろうな」
「そうでなくても、僕のなかで、あなたは十分すぎるくらいに狂人です」
「じゃあ、仮に膝をついて謝ったら?」
「悪いけど、許しません」
「ふん、そうか。……で、私たちをどうするんだ? これから」
「教えると思いますか? ……アイス」
僕は氷魔法で枷をつくり、ノーセスの手足の動きを封じると、ドラくんを見た。
「二階にいる子以外を連れて、外に出てくれないかな? 結界内は入れないだろうから、すぐのところで待ってて」
「心得た。……こやつも連れてっていいんだな?」
「うん、好きにして」
「……分かった」
ドラくんがノーセスを連れて出ていくと、僕はそっと自分のステータスを確認した。
名前 ウタ
種族 人間
年齢 17
職業 冒険者
レベル 1500
HP 2250000
MP 1200000
スキル 言語理解・アイテムボックス・鑑定・暗視・剣術(上級)・体術(上級)・初級魔法(熟練度20)・使役(上級)・ドラゴン召喚
ユニークスキル 女神の加護・勇気
称号 転生者・ヘタレ・敵前逃亡
……やっぱり、勇気が発動してくれていたんだ。
そう思うと同時に、あのとき本当に動けてよかったと思った。ポロンくんを助けられてよかったって……。
「……また、ウタのお手柄だな。助かったよ。いつものなよなよはどこにいったんだか」
「あ、あはは……。アリアさん、大丈夫でしたか?」
「大丈夫だ。カーターを連れて、一旦街に戻るか」
「そうですね! じゃ、ポロンくん、行こうか!」
そうして僕らがいこうとすると、ポロンくんが呼び止める。
「……おい、お前ら、ちゃんと説明しろよ…………」
「……あ、そっか」
ポロンくんに『勇気』の説明をしていなかったことを今さらのように思い出した。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>
せっかく転生したのに得たスキルは「料理」と「空間厨房」。どちらも外れだそうですが、私は今も生きています。
リーゼロッタ
ファンタジー
享年、30歳。どこにでもいるしがないOLのミライは、学校の成績も平凡、社内成績も平凡。
そんな彼女は、予告なしに突っ込んできた車によって死亡。
そして予告なしに転生。
ついた先は、料理レベルが低すぎるルネイモンド大陸にある「光の森」。
そしてやって来た謎の獣人によってわけの分からん事を言われ、、、
赤い鳥を仲間にし、、、
冒険系ゲームの世界につきもののスキルは外れだった!?
スキルが何でも料理に没頭します!
超・謎の世界観とイタリア語由来の名前・品名が特徴です。
合成語多いかも
話の単位は「食」
3月18日 投稿(一食目、二食目)
3月19日 え?なんかこっちのほうが24h.ポイントが多い、、、まあ嬉しいです!
聖女なのに婚約破棄した上に辺境へ追放? ショックで前世を思い出し、魔法で電化製品を再現出来るようになって快適なので、もう戻りません。
向原 行人
ファンタジー
土の聖女と呼ばれる土魔法を極めた私、セシリアは婚約者である第二王子から婚約破棄を言い渡された上に、王宮を追放されて辺境の地へ飛ばされてしまった。
とりあえず、辺境の地でも何とか生きていくしかないと思った物の、着いた先は家どころか人すら居ない場所だった。
こんな所でどうすれば良いのと、ショックで頭が真っ白になった瞬間、突然前世の――日本の某家電量販店の販売員として働いていた記憶が蘇る。
土魔法で家や畑を作り、具現化魔法で家電製品を再現し……あれ? 王宮暮らしより遥かに快適なんですけど!
一方、王宮での私がしていた仕事を出来る者が居ないらしく、戻って来いと言われるけど、モフモフな動物さんたちと一緒に快適で幸せに暮らして居るので、お断りします。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる