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01. 覚醒
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何故だか喉が渇いて仕方がない。
いくらお水やお茶を飲んでも、ちっとも渇きが癒えない。
何故だかお腹も減りっぱなし。
毎食きちんと食べているのに、喉の渇きと同じでずっと空腹感がなくならない。
それと比例するように、何を食べても美味しいと思えなくなってきてしまった。
味は分かるのに、好きだったはずの物を食べても物足りなくて仕方がない。
何かがおかしいと思うけれど、原因がまったく分からない。
ソフィアはここ最近常に部屋に置いている水差しからコップに水をなみなみと注いで一気に煽ると、ぽすんとベッドに横になった。
「一体、どうしたのかしら……」
成長期を迎えた頃にとてもお腹が空く事はあったけれど、あの頃だって食べればお腹は満たされたし、喉はこんなに渇かなかった。
何より、味覚の変化が気持ち悪かった。
食事も、甘い物も、美味しいと思うものがなくなってしまった。
何か病気かしら……と不安になって、ソフィアはぎゅっと自分の身体を抱き締めた。
「話ってなぁに?」
そんなある日。
陽気を絵に描いたような母親がとても真面目な顔をしてソフィアをリビングに呼び出した。
夜間警備の仕事をしているから、普段昼間はずっと寝ている父親まで起きている事に、ソフィアはぱちりと目を瞬かせる。
「ソフィア。あなたに確認したい事があるの」
ソフィアの正面に腰かけた母・フローラから、聞いた事もないくらい真面目な声音でそう切り出されて、ソフィアはゴクリと唾を飲み込む。
「最近喉が渇いて仕方ない、という事はある?」
フローラのその言葉にソフィアが驚いたように目を瞠ると、娘のその表情だけで察したらしいフローラはそう、と神妙に頷いて、そして父親のディーノと視線を交わす。
ディーノがうん、と頷き返すと、二人はがたりと勢いよく立ち上がった。
「あなた! ついに……!! ついにソフィアが覚醒したわ!!!」
「あぁ、少し遅いから心配していたが、これでソフィアも一人前だ!!」
突然がしりと抱き合って何やら喜んでいるらしい両親を、ソフィアはぽかんと口を開けて見上げた。
「覚醒……? 一人前……?」
「そうよ。十六になってもそんな様子がないから心配していたけど、ようやくあなたもヴァンパイアとして覚醒したのよ!」
「…………ヴァン……パイア……?」
ぽかんと見上げて来るソフィアに、両親はにっこりと満面の笑みを浮かべた。
「父さんがヴァンパイアで、母さんはサキュバス……?」
何を言っているの? とでも言いたげに首を傾げたソフィアに、両親はひしっと抱き合ったまま頷く。
「実は父さんは由緒あるヴァンパイアの家の生まれなの。でも種族の違う私の事を好きになってくれて、家を出てまで一緒になってくれてね」
「これからは種族なんて関係ない。自由に恋愛結婚をすべきだって言ったんだけど、認めないと言われてね。子供の頃に決められた婚約者と無理矢理結婚させられそうになったから逃げちゃったんだ」
「逃げちゃったって……じゃあ小さな頃から住まいを転々としていたのは、父さんと母さんが駆け落ちしたから、とか、そういう……?」
「そうそう。まだ捜されてるみたいなのよね~。でも色んな場所で暮らせて楽しいでしょう?」
母さんはやっぱり海辺の街が好きだったわぁなどと笑っているフローラに、ソフィアはうぅーん、と唸る。
「話してくれれば良かったのに……ただあっちこっち行きたいだけなんだと思ってた」
折角出来た友達と別れなければならない悲しみを何度も繰り返して来たソフィアは、話して貰ったところで悲しみが軽くなるわけではないにしろ、両親を恨めしく思ってしまっていた気持ちはマシだったかもしれないのに、と唇を尖らせる。
「だって外でぺろっとヴァンパイアとサキュバスのハーフだって話されて、万が一それが噂になって見つかっちゃっても困るじゃない? だから覚醒したら話そうって父さんと決めてたの。ね?」
「うん。僕らも心苦しくはあったんだけどね……家族がバラバラになってしまうよりは、良いだろう?」
「それは、まぁ……そうだけど……」
ぷくっと頬を膨らませたソフィアは、けれど過ぎてしまった事はもう仕方ないと息を落として両親を見上げる。
「じゃあ、最近のこの喉の渇きもお腹が減って仕方ないのもご飯が美味しくないのも、全部私がヴァンパイアとして覚醒したから?」
ソフィアがそう言うと、何だかいちゃいちゃとし始めていた両親がぴたりと動きを止めた。
「……お腹が減って、仕方ない……?」
フローラがゆっくりとソフィアに顔を向ける。
「え、えぇ……喉は乾くしお腹も減るし、なのにご飯も美味しくなくなっちゃって……どうすれば治るの?」
早く何とかしたいと両親を見上げると、今まで抱き合って喜んでいた両親がかちんと固まっている。
「母さん……? 父さん……?」
どうしたの? と首を傾げたソフィアから視線をゆっくりとお互いに戻して、両親は再びがしりと抱き合った。
「喉の渇きはヴァンパイアで、空腹はサキュバス……?」
「すごいわ、ソフィア! どっちの属性も兼ね備えているなんて! さすが私たちの愛の結晶ね!」
「母さんが毎日がんばってくれたからね」
「あなただって私の為にって、毎晩たくさんくれたから……♡」
いっちゃいっちゃし始めた両親はいつもの事なのでおいておきながら、ソフィアは情報を整理しようと頭を振る。
この世界には、大きく分けて四つの種族が暮らしている。
人族・魔族・精霊族と、天族だ。
大昔はきっちりと棲み分けがされていたらしいけれど、その境界が曖昧になって随分と経つのだそう。
天族はプライドが突き抜けているらしくいまだ混ざり合ってはいないけれど、人族と魔族と精霊族は上手に共存している。
見た目の特徴から魔族や精霊族だと分かる者もいれば、特にこれと言った特徴のない者もいる。
ソフィアの両親の種族も後者で、だからソフィアは今の今まで自分が魔族だとは思っていなかった。
けれど各種族の中で高貴とされる身分にある家は未だ他種族と――同族内であってもその血を混ぜる事はしていないのだとか。
ヴァンパイアもサキュバスも魔族に属す種であるものの、驚いた事にディーノはその魔族の中でも高貴な身分の出だったらしい。
ヴァンパイアは魔族同士であっても異なる種の血が交わる事を嫌う、最たる一族だ。
そんな一族の中ではディーノはさぞや変わり者だったのだろう。それともフローラと出逢った事でその考えが変わったのか――
そこはまぁ、機会があったら聞いてみようと思いつつ(多分聞かないけれど)ソフィアはいちゃいちゃしている両親から視線を外して窓の外をぼんやりと眺める。
魔族の中でも高位に類されているヴァンパイア。
一族の結束は固く、個体数はそう多くはない、と言われている。
彼らは日の光を嫌い、夜に活動をする。
糧となるのは、生き血。
――なるほど。ディーノが「もう生活リズムが出来ちゃってるからね」なんて言いつつどこの街へ行こうが夜の仕事にしか就かずに昼間に寝ているのはそういう事だったのね、と納得しつつ、血は母さんから貰っているのかしらと横目でフローラの艶めかしい首筋を見て見るが、牙の痕を伺う事は出来ない。
子供の頃からずっとフローラの首筋にそんな痕があった記憶もないから、どこか別の場所から吸っているのかしら、と首を傾げつつ、そこもまぁ機会があったら(略)
サキュバスとインキュバスは魔族の中でもかなり個体数の多い種だ。
何せ彼らの糧は異性との性交。
異種族間は基本的に子を生しにくいと言われている中、彼らは望めば種族関係なく子を宿せるし、孕ませる事が出来る。
その証拠とでも言うべきか、ヴァンパイアとサキュバスだという両親にはソフィアを含めて四人の子供がいる。
「生き血と、性交……」
ヴァンパイアとサキュバスの基本情報を思い出したソフィアは、改めてそれを口にしてみて愕然とする。
「……あの……父さん、母さん……?」
ソフィアは恐る恐るいちゃいちゃいちゃいちゃしている両親に声をかけた。
「私のこの喉の渇きと空腹を癒すには……どうすれば良いの……?」
いくらお水やお茶を飲んでも、ちっとも渇きが癒えない。
何故だかお腹も減りっぱなし。
毎食きちんと食べているのに、喉の渇きと同じでずっと空腹感がなくならない。
それと比例するように、何を食べても美味しいと思えなくなってきてしまった。
味は分かるのに、好きだったはずの物を食べても物足りなくて仕方がない。
何かがおかしいと思うけれど、原因がまったく分からない。
ソフィアはここ最近常に部屋に置いている水差しからコップに水をなみなみと注いで一気に煽ると、ぽすんとベッドに横になった。
「一体、どうしたのかしら……」
成長期を迎えた頃にとてもお腹が空く事はあったけれど、あの頃だって食べればお腹は満たされたし、喉はこんなに渇かなかった。
何より、味覚の変化が気持ち悪かった。
食事も、甘い物も、美味しいと思うものがなくなってしまった。
何か病気かしら……と不安になって、ソフィアはぎゅっと自分の身体を抱き締めた。
「話ってなぁに?」
そんなある日。
陽気を絵に描いたような母親がとても真面目な顔をしてソフィアをリビングに呼び出した。
夜間警備の仕事をしているから、普段昼間はずっと寝ている父親まで起きている事に、ソフィアはぱちりと目を瞬かせる。
「ソフィア。あなたに確認したい事があるの」
ソフィアの正面に腰かけた母・フローラから、聞いた事もないくらい真面目な声音でそう切り出されて、ソフィアはゴクリと唾を飲み込む。
「最近喉が渇いて仕方ない、という事はある?」
フローラのその言葉にソフィアが驚いたように目を瞠ると、娘のその表情だけで察したらしいフローラはそう、と神妙に頷いて、そして父親のディーノと視線を交わす。
ディーノがうん、と頷き返すと、二人はがたりと勢いよく立ち上がった。
「あなた! ついに……!! ついにソフィアが覚醒したわ!!!」
「あぁ、少し遅いから心配していたが、これでソフィアも一人前だ!!」
突然がしりと抱き合って何やら喜んでいるらしい両親を、ソフィアはぽかんと口を開けて見上げた。
「覚醒……? 一人前……?」
「そうよ。十六になってもそんな様子がないから心配していたけど、ようやくあなたもヴァンパイアとして覚醒したのよ!」
「…………ヴァン……パイア……?」
ぽかんと見上げて来るソフィアに、両親はにっこりと満面の笑みを浮かべた。
「父さんがヴァンパイアで、母さんはサキュバス……?」
何を言っているの? とでも言いたげに首を傾げたソフィアに、両親はひしっと抱き合ったまま頷く。
「実は父さんは由緒あるヴァンパイアの家の生まれなの。でも種族の違う私の事を好きになってくれて、家を出てまで一緒になってくれてね」
「これからは種族なんて関係ない。自由に恋愛結婚をすべきだって言ったんだけど、認めないと言われてね。子供の頃に決められた婚約者と無理矢理結婚させられそうになったから逃げちゃったんだ」
「逃げちゃったって……じゃあ小さな頃から住まいを転々としていたのは、父さんと母さんが駆け落ちしたから、とか、そういう……?」
「そうそう。まだ捜されてるみたいなのよね~。でも色んな場所で暮らせて楽しいでしょう?」
母さんはやっぱり海辺の街が好きだったわぁなどと笑っているフローラに、ソフィアはうぅーん、と唸る。
「話してくれれば良かったのに……ただあっちこっち行きたいだけなんだと思ってた」
折角出来た友達と別れなければならない悲しみを何度も繰り返して来たソフィアは、話して貰ったところで悲しみが軽くなるわけではないにしろ、両親を恨めしく思ってしまっていた気持ちはマシだったかもしれないのに、と唇を尖らせる。
「だって外でぺろっとヴァンパイアとサキュバスのハーフだって話されて、万が一それが噂になって見つかっちゃっても困るじゃない? だから覚醒したら話そうって父さんと決めてたの。ね?」
「うん。僕らも心苦しくはあったんだけどね……家族がバラバラになってしまうよりは、良いだろう?」
「それは、まぁ……そうだけど……」
ぷくっと頬を膨らませたソフィアは、けれど過ぎてしまった事はもう仕方ないと息を落として両親を見上げる。
「じゃあ、最近のこの喉の渇きもお腹が減って仕方ないのもご飯が美味しくないのも、全部私がヴァンパイアとして覚醒したから?」
ソフィアがそう言うと、何だかいちゃいちゃとし始めていた両親がぴたりと動きを止めた。
「……お腹が減って、仕方ない……?」
フローラがゆっくりとソフィアに顔を向ける。
「え、えぇ……喉は乾くしお腹も減るし、なのにご飯も美味しくなくなっちゃって……どうすれば治るの?」
早く何とかしたいと両親を見上げると、今まで抱き合って喜んでいた両親がかちんと固まっている。
「母さん……? 父さん……?」
どうしたの? と首を傾げたソフィアから視線をゆっくりとお互いに戻して、両親は再びがしりと抱き合った。
「喉の渇きはヴァンパイアで、空腹はサキュバス……?」
「すごいわ、ソフィア! どっちの属性も兼ね備えているなんて! さすが私たちの愛の結晶ね!」
「母さんが毎日がんばってくれたからね」
「あなただって私の為にって、毎晩たくさんくれたから……♡」
いっちゃいっちゃし始めた両親はいつもの事なのでおいておきながら、ソフィアは情報を整理しようと頭を振る。
この世界には、大きく分けて四つの種族が暮らしている。
人族・魔族・精霊族と、天族だ。
大昔はきっちりと棲み分けがされていたらしいけれど、その境界が曖昧になって随分と経つのだそう。
天族はプライドが突き抜けているらしくいまだ混ざり合ってはいないけれど、人族と魔族と精霊族は上手に共存している。
見た目の特徴から魔族や精霊族だと分かる者もいれば、特にこれと言った特徴のない者もいる。
ソフィアの両親の種族も後者で、だからソフィアは今の今まで自分が魔族だとは思っていなかった。
けれど各種族の中で高貴とされる身分にある家は未だ他種族と――同族内であってもその血を混ぜる事はしていないのだとか。
ヴァンパイアもサキュバスも魔族に属す種であるものの、驚いた事にディーノはその魔族の中でも高貴な身分の出だったらしい。
ヴァンパイアは魔族同士であっても異なる種の血が交わる事を嫌う、最たる一族だ。
そんな一族の中ではディーノはさぞや変わり者だったのだろう。それともフローラと出逢った事でその考えが変わったのか――
そこはまぁ、機会があったら聞いてみようと思いつつ(多分聞かないけれど)ソフィアはいちゃいちゃしている両親から視線を外して窓の外をぼんやりと眺める。
魔族の中でも高位に類されているヴァンパイア。
一族の結束は固く、個体数はそう多くはない、と言われている。
彼らは日の光を嫌い、夜に活動をする。
糧となるのは、生き血。
――なるほど。ディーノが「もう生活リズムが出来ちゃってるからね」なんて言いつつどこの街へ行こうが夜の仕事にしか就かずに昼間に寝ているのはそういう事だったのね、と納得しつつ、血は母さんから貰っているのかしらと横目でフローラの艶めかしい首筋を見て見るが、牙の痕を伺う事は出来ない。
子供の頃からずっとフローラの首筋にそんな痕があった記憶もないから、どこか別の場所から吸っているのかしら、と首を傾げつつ、そこもまぁ機会があったら(略)
サキュバスとインキュバスは魔族の中でもかなり個体数の多い種だ。
何せ彼らの糧は異性との性交。
異種族間は基本的に子を生しにくいと言われている中、彼らは望めば種族関係なく子を宿せるし、孕ませる事が出来る。
その証拠とでも言うべきか、ヴァンパイアとサキュバスだという両親にはソフィアを含めて四人の子供がいる。
「生き血と、性交……」
ヴァンパイアとサキュバスの基本情報を思い出したソフィアは、改めてそれを口にしてみて愕然とする。
「……あの……父さん、母さん……?」
ソフィアは恐る恐るいちゃいちゃいちゃいちゃしている両親に声をかけた。
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