全年齢ゲームのはずなのに、セッ…しないと出られないって何で!?

桜月みやこ

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03.

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「や、やだぁ……っ!」

 いやだってば! ちょっと待って!! と言っている間に非常に手際よくするすると服を剥ぎ取られて、すっかりと生まれたままの姿にされてしまったサーラは涙声で訴える。
 ぴちゃぴちゃと水音を立ててサーラの秘所を舐めているギードの頭を押し返そうとした時、何度目かのシステム音が響いた。

「おー、やっぱり鳴ったか。んじゃあ、次は主が舐めてみるか?」

 ぐいっと口元を拭ったギードは、サーラを引っ張り起こすとベッドの上に膝立ちになる。
 そうして自身の腰をサーラの方へとぐっと寄せてみせた。

「ひっ……無理……!」

 目の前で勃ち上がっている、るりの知る物よりもずっとずっと大きな一物に、サーラはぶんぶんと首を振る。

「どうせなら少しでも多くポイント取った方が良いじゃねーか。おら」

 がっしと両頬を押さえられて、無理無理無理! と何とか拒絶しようとしたサーラの口元にギードの先っぽが押し当てられる。

「んぶっ!!」

 ずぼっと容赦なく口内に侵入してきたぶっとい男根にサーラが目を白黒させている間に、ギードはゆるゆると腰を前後させ始めてしまう。

「んっ……んぐっ、んん……っ」

 男根が数度サーラの口内を往復すると、またシステム音が鳴り響いた。
 フェラもクリア、と呟いたギードはあっさりとサーラの口から自身を引き抜く。

「ぅ……けほっ……あ、あんたね! 人の身体で好き勝手……って、ちょっ……!」

 窒息しそうになっていた為にゼーハーと息を乱しつつも文句を言おうとしたサーラに、今度は何を思いついたのかギードはサーラの身体を反転させると肩を押さえる。
 四つん這いにさせられたサーラの口からひゃあっと悲鳴が零れた。
 後ろから、サーラの秘所にギードの男根が擦りつけられたからだ。

「ちょ……ちょっと……!?」
「おら、しっかり閉じてろよ」

 まさかこのまま挿入……!? と青くなったサーラはしかし、次の瞬間にはまた違った悲鳴を上げた。

「ひゃあっ……!? や、あっ……あんっ」

 ぴったりと閉じさせられた太腿の間、サーラの秘裂にギードの男根がぬちゅぬちゅと擦りつけられる。

「あっ、あぁ……!」

 ゆっくりだった動きが少しずつ速くなって、そうしてぱんぱんと身体がぶつかり合う音が響き始めた頃、システム音が鳴った。
 それを確認した途端にギードはサーラをころんと仰向けに転がして、サーラの豊かな胸の間にどんっと男根を乗っける。

「っ!!?」

 なに!? と言おうとしたサーラの両の胸をたぷりと寄せて、ギードは今度は胸の間で男根を擦り始める。

「や……うそ!? ちょっ……ひゃっ! あっ、や、やめ……っ」

 胸を寄せながらぷくりと膨らんでいる先端をこりこりと刺激されて、サーラはびくりと身体を跳ねさせた。

「はっ……たまんねぇ」

 サーラの胸を掴むギードの手にぐっと力が籠って、擦り付ける動きも速くなる。

「あー……やべぇ。主、一回射精すぞ」

 ぎゅうっと両胸を強く寄せられて激しく揺すられたと思ったら、ギードの男根がびくりと震えて――そうして白濁が放たれた。

「――――っ!」

 サーラの首元から顔に向けて、びゅるびゅるびゅるっと生温かい白濁が勢いよく放たれる。
 ――システム音が二回、鳴り響いた。

 何だかえらい量の射精を終えたギードがはぁっと満足気に息を落とした。

「素股にパイズリ……最後のは顔射か?」

 こまけーな、なんて笑っているギードを、サーラはぎろりと睨み付ける。
 本当は蹴り上げてやりたかったけれど、跨られたまんまなので残念ながらそれは無理だった。

「しんっじらんない……!」

 遠慮なくぶっかけられたおかげでむわりと漂う雄の臭いに顔をしかめているサーラに、ギードはわりぃなと、ちっとも悪くなさそうにシーツで無造作に白濁を拭う。

「んじゃ、そろそろヤるか?」
「きゃぁぁっ!」

 遠慮も艶っぽい雰囲気なんて物も一切なく、ギードはぱかりとサーラの足を大きく開かせると、サーラの秘裂に先端を押し当てる。

「やだっ! ちょっと待……っ!」

 舐められたし素股もされたので、濡れてはいる。
 ゲーム内で飲食しても排泄は全くしなくて良いというのに、なぜだか、そして恥ずかしながら、サーラの秘所からはそれなりの量の蜜が溢れてはいる。
 けれど、中はまだ一切慣らされていないのだ。
 いきなりは無理! ともがくサーラに、ギードは不満そうな顔をする。

「何で駄目なんだよ。まだヤりたくねーとか言うつもりか?」
「そうじゃなくて……いや、シなくて済むなら勿論それが一番だけどね!?」
「ヤんなきゃ出らんねーんだから、諦めろっつってんだろ」

 ぐっと先端を押し込めようとしてくるギードに、サーラは待って待って待って! と叫ぶ。

「ぜ、全然慣らしてないのに、そんなの挿入らないってば!」

 『サーラ』は兎族だ。明確な数値としては出ていないけれど、身長160センチのるりよりも目線が低いので、150センチあるかなー? 多分ないなー、という感覚だ。
 対して巨人族のギードはサーラが見上げる程大きい。
 狼族のヴィルとエルフ族のラウリは多分190センチくらいで、ギードはそれよりも頭一つ分くらい大きい。
 だから多分、2メートルは超えているはずだ。
 つまり何が言いたいかと言うと、小柄なサーラが大きなギードの立派すぎるギードを受入れるのは相当辛いだろう――いや、正直無理では? という事だ。
 慣らしもせずに突っ込まれたりしたら、死ねる気しかしない。
 そう訴えたサーラに、ギードは今度は不思議そうな顔をした。

「それなら何も問題ねーだろ?」
「え!? 問題しかないよね!!?」

 何言ってるの!? とギードを見上げたサーラの閉じかけていた足が、またがばっと開かれる。
 待って、と言おうとしたサーラの中に、ギードの男根が突き入れられた。

「――――っ!?」

 どちゅんっ! と一気に貫かれた衝撃で、サーラの身体が跳ねる。

「あ……っ?」

 小さな入り口も狭い膣内も、全てを一気にこじ開けられたサーラは、身体を真っ二つに裂かれるような痛みに襲われ――なかった。
 ギードのご立派すぎる男根で中が全部みっちりと埋まっているから、圧迫された苦しさはある。
 出血だってしているだろう。
 けれど破瓜の痛みはほんの僅か。ちりっと走った程度だった。
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