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番外編
【拍手お礼⑤】呼び方のひみつ
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2020年2月頃から、Web拍手のお礼に上げていたものです。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「ベティ、クラーラ。ちょっとこちらに」
院長先生に呼ばれたその時、ベティとクラーラはまだ二つや三つの小さい子達を寝かしつけ終えたところだった。
ようやく戦争が終わって "よのなか" は少しずつ平穏になっていっているらしい。
だけどここにいる子達はみんな一人ぼっちになってしまった子供達だ。
十一歳のベティと十歳のクラーラは、何故自分が一人になってしまったかを理解しているけれど、まだまだ小さい子達はもうありはしない温もりを求めて、特に寝る時になると酷く泣く。
夜よりはましだけど、お昼寝の時間もそれは一緒で、一人が泣き始めると連鎖反応で次々に泣き出してしまうから、年が上の子達で手分けをして抱っこしたりおんぶしたりして、そうして小さい子達を優しく夢の中へと誘うのだ。
全員が眠った事を確認してから、ベティとクラーラは何だろうね、と院長先生の部屋へ向かった。
そうして院長先生の部屋に入った二人は、よく "いもん" に来てくれる "こうしゃく様" と、天使みたいに可愛い "リィナ様" の姿に飛び上がらんばかりに驚いて──更にその後のお話に、卒倒しそうなくらい驚いた。
ベティとクラーラは、「君たちさえ良ければすぐにでも」というデルフィーヌ侯爵の言葉に戸惑いながらも、その日、そのまま侯爵家の馬車に乗って孤児院を後にした。
仲の良かった子や慕ってくれていた小さい子達にきちんと挨拶出来なかったのが心残りだったけれど、いつでも連れて来てあげるよと言う侯爵の言葉で、それならばと頷いた。
二人が孤児院を出れば、今晩の食事は二人分余裕が出来る。
つまり一人ずつの食べる量が、僅かでも増えるだろう。
といっても二人はいつもほんの僅かしか口にしていなかったから、あまり差はないかもしれないけれど──
それでも、ほんの少しでもみんなの食べられる量が増えるならば、ベティもクラーラも挨拶が出来なかった事くらい何てことはなかった。
到着した侯爵邸で、ベティとクラーラはぽかりと口を開けて、暫く馬車を下りたその場から動くことが出来なかった。
「ベティ、クラーラ。入りましょう」
リィナに手を引かれて、二人はようやくはっと我を取り戻すと、おずおずと巨大な屋敷へと足を踏み入れた。
そうしてすぐに引き合わされたのは、侯爵夫人でも使用人頭でもなく、二人より少し年上かなという一人の少女だった。
「リィナの侍女のアンネだ。男爵家からうちに行儀見習いに来ていて、もう三年になる。仕事についてはアンネから教わると良い──アンネ。ベティとクラーラだ。今日から君と一緒にリィナに付いて貰う事になったから、よろしく頼むよ」
「畏まりました、旦那様」
侯爵に向かって綺麗なお辞儀をしたアンネに、ベティとクラーラは思わず見惚れてほわぁと息を漏らす。
侯爵が去った後、アンネはすっと視線を二人に移した。
ベティとクラーラはびくりと肩を揺らして、そしてよろしくお願いします! と頭を下げる。
「アンネです。よろしくお願いします」
侯爵に向けてしたのと同じ、綺麗なお辞儀を返されて、ベティとクラーラは慌てて背筋を伸ばして、こう……? と真似をしてみる。
「失礼ながら、ベティさんとクラーラさんは孤児院から?」
「は、はい! そうです!」
ぴんっと背筋を伸ばして、伸ばし過ぎて少し後ろに反りながら返したベティに、アンネは分かりましたと頷くとくるりと踵を返して、後ろでニコニコと皆の様子を眺めているリィナと向き合う。
「お嬢様、お疲れ様でした。今お茶の準備をして参りますからお部屋の方へ」
「あら、お茶は後で良いわ。お父様がヴァレリーにベティとクラーラのお部屋の事を話していたから、様子を見て来てもらえる?」
「──分かりました。では、少々失礼いたします」
リィナにそう返したアンネは、ベティとクラーラにこちらです、と声をかけると部屋を出て行った。
ベティとクラーラは行ってらっしゃいと手を振っているリィナにぺこんと頭を下げて、慌ててアンネの後を追う。
ぱたぱたと後ろをついてくる二人に、アンネはどうしたものかと少しばかり頭を悩ませる。
孤児院から戻ったばかりの旦那様とお嬢様に連れられてきた二人の女の子。
孤児院からやって来たという事はつまりは普通の――貴族出身ではなく平民の子供だろう。
任せる、と言われたものの、アンネ自身が行儀見習いの立場であって、つまるところまだまだ勉強中の身だ。
侍女としての仕事は、普段自分がやっている事を順番に教えて行けば良いだろうとは思うけれど……。
「――まずは歩き方かしら」
後ろからぱたぱたと響く二重の足音にぽつりと呟いて、小さい頃に叩き込まれた”淑女の歩き方”はどのように教わったかしらと、僅かに首を傾げた。
その日のうちに整えられたベティとクラーラの部屋に、二人はぽかんと口を開けて部屋の入口で固まってしまった。
「? どうぞ、入ってください」
何か気に入らない事でもあるのかしらと先に部屋に入ったアンネが二人を振り返れば、二人はオロオロとしながらあの、その、と口をパクパクさせている。
「アンネ、さん。あの、私たちこんな立派なお部屋はちょっと……もっと、狭いお部屋で良いので……」
ベティにそんな事を言われて、アンネはぱちりと瞬く。
「もっと狭いお部屋……ですか?」
ここは使用人用の部屋だから、このお屋敷の中では充分に”狭い”部類だし、これ以上狭い部屋はあったかしらとアンネは首を捻る。
と、丁度ヴァレリーが使用人頭を連れて戻ってきた。
そうしてヴァレリーが二人から丁寧に話を聞いたところ、ベティとクラーラが両親と住んでいた家だって孤児院だって、こんな広いお部屋はなかった。
二人一緒の部屋とはいえ、こんなお部屋では広すぎるし綺麗すぎて申し訳なさ過ぎて落ち着かない――と言う事らしい。
ヴァレリーがこのお屋敷ではこれが普通でこれより狭い部屋はないから、逆にここで我慢してくださいと言えば、ベティとクラーラは「これで普通なの!?」と、元々ぱっちりとした可愛らしい瞳を更にまぁるくしたものだから、アンネはこぼれ落ちてしまわないかしら……と心配になって、ヴァレリーの後ろで小さく首を傾げた。
その後ヴァレリーが連れて来た使用人頭からアンネとお揃いの――というよりアンネの予備として置いてあった侍女のお仕着せに着替えたベティとクラーラは、まずはリィナの部屋を覚えて、その後お屋敷の中を案内されただけでその日が終わって。
翌日からアンネについて回って、一つ一つ、それこそ歩き方やお辞儀の仕方から始まって、同時に少しずつ侍女としての仕事を覚えていった。
そうして一月程が経った頃、それまで「アンネさん」と「ベティさん、クラーラさん」だった呼び方に、遂にアンネの方から「変えましょう」と言ってきた。
「私もベティさんもクラーラさんも、お嬢様の侍女で、同志です」
「同志……?」
「この一月様子を見させていただいておりましたが、ベティさんとクラーラさんのお嬢様への愛情に偽りはないものと判断いたしました――つまり、お嬢様を愛し護り、生涯仕える事の出来る方々だと」
「え……はい、勿論私たちは一生お嬢様にお仕えするつもりですが……でも、あの、アンネさんはお家の方が……」
「しがない男爵家の娘ですから、特に貴族云々のしがらみ等はありません。私もお嬢様に一生お仕えするつもりです──ですから……だから、私たち三人も、この先ずっと一緒にいるという事で……」
珍しくもごもごと口ごもったアンネに、ベティとクラーラはきょとんとアンネを見つめる。
「だ、だから、これからはさん付けなんて他人行儀な呼び方じゃなくて……よ、呼び捨てにしても、良いかしら……って……」
物凄く珍しく頬を染めて俯いたアンネに、ベティとクラーラはぱちぱちと瞬いて、そうして顔を見合わせるとむにむにと口元を緩める。
「えっと、その……アンネさん……アンネ……が、良いなら、喜んで!」
「わ、私も!」
ベティとクラーラがよろしく! とアンネに手を差し出す。
アンネはその手にそろりと顔を上げて、良いんですか……? と驚いたような顔をした。
「自分で言い出したのに」
可笑しそうに笑ったベティに、アンネはそうですけど……と呟いて、そうして差し出されたままのベティとクラーラの手をまとめて両手で包むように握る。
「──ありがとう。これからも、よろしくね」
ふわりと小さく微笑んだアンネに、ベティとクラーラはすごくビックリして「アンネが笑った!!」と声を上げて、
そんな二人にアンネはすぐにいつもの真面目な顔に戻ると「私だって笑うわよ」と拗ねたように呟いた。
その日から、アンネとベティとクラーラは「リィナに仕える侍女仲間」という枠を超えて、姉妹のように、友達のように、
それこそ生涯を共にする事となる──
~Fin.~
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
同じリィナ付きの侍女とは言え、平民のベティとクラーラが男爵令嬢のアンネにタメ口なの何で??
と思ってらっしゃる方もいるかな~……と思いまして。
本編に入れる事が出来なかったので拍手お礼ネタにしました
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「ベティ、クラーラ。ちょっとこちらに」
院長先生に呼ばれたその時、ベティとクラーラはまだ二つや三つの小さい子達を寝かしつけ終えたところだった。
ようやく戦争が終わって "よのなか" は少しずつ平穏になっていっているらしい。
だけどここにいる子達はみんな一人ぼっちになってしまった子供達だ。
十一歳のベティと十歳のクラーラは、何故自分が一人になってしまったかを理解しているけれど、まだまだ小さい子達はもうありはしない温もりを求めて、特に寝る時になると酷く泣く。
夜よりはましだけど、お昼寝の時間もそれは一緒で、一人が泣き始めると連鎖反応で次々に泣き出してしまうから、年が上の子達で手分けをして抱っこしたりおんぶしたりして、そうして小さい子達を優しく夢の中へと誘うのだ。
全員が眠った事を確認してから、ベティとクラーラは何だろうね、と院長先生の部屋へ向かった。
そうして院長先生の部屋に入った二人は、よく "いもん" に来てくれる "こうしゃく様" と、天使みたいに可愛い "リィナ様" の姿に飛び上がらんばかりに驚いて──更にその後のお話に、卒倒しそうなくらい驚いた。
ベティとクラーラは、「君たちさえ良ければすぐにでも」というデルフィーヌ侯爵の言葉に戸惑いながらも、その日、そのまま侯爵家の馬車に乗って孤児院を後にした。
仲の良かった子や慕ってくれていた小さい子達にきちんと挨拶出来なかったのが心残りだったけれど、いつでも連れて来てあげるよと言う侯爵の言葉で、それならばと頷いた。
二人が孤児院を出れば、今晩の食事は二人分余裕が出来る。
つまり一人ずつの食べる量が、僅かでも増えるだろう。
といっても二人はいつもほんの僅かしか口にしていなかったから、あまり差はないかもしれないけれど──
それでも、ほんの少しでもみんなの食べられる量が増えるならば、ベティもクラーラも挨拶が出来なかった事くらい何てことはなかった。
到着した侯爵邸で、ベティとクラーラはぽかりと口を開けて、暫く馬車を下りたその場から動くことが出来なかった。
「ベティ、クラーラ。入りましょう」
リィナに手を引かれて、二人はようやくはっと我を取り戻すと、おずおずと巨大な屋敷へと足を踏み入れた。
そうしてすぐに引き合わされたのは、侯爵夫人でも使用人頭でもなく、二人より少し年上かなという一人の少女だった。
「リィナの侍女のアンネだ。男爵家からうちに行儀見習いに来ていて、もう三年になる。仕事についてはアンネから教わると良い──アンネ。ベティとクラーラだ。今日から君と一緒にリィナに付いて貰う事になったから、よろしく頼むよ」
「畏まりました、旦那様」
侯爵に向かって綺麗なお辞儀をしたアンネに、ベティとクラーラは思わず見惚れてほわぁと息を漏らす。
侯爵が去った後、アンネはすっと視線を二人に移した。
ベティとクラーラはびくりと肩を揺らして、そしてよろしくお願いします! と頭を下げる。
「アンネです。よろしくお願いします」
侯爵に向けてしたのと同じ、綺麗なお辞儀を返されて、ベティとクラーラは慌てて背筋を伸ばして、こう……? と真似をしてみる。
「失礼ながら、ベティさんとクラーラさんは孤児院から?」
「は、はい! そうです!」
ぴんっと背筋を伸ばして、伸ばし過ぎて少し後ろに反りながら返したベティに、アンネは分かりましたと頷くとくるりと踵を返して、後ろでニコニコと皆の様子を眺めているリィナと向き合う。
「お嬢様、お疲れ様でした。今お茶の準備をして参りますからお部屋の方へ」
「あら、お茶は後で良いわ。お父様がヴァレリーにベティとクラーラのお部屋の事を話していたから、様子を見て来てもらえる?」
「──分かりました。では、少々失礼いたします」
リィナにそう返したアンネは、ベティとクラーラにこちらです、と声をかけると部屋を出て行った。
ベティとクラーラは行ってらっしゃいと手を振っているリィナにぺこんと頭を下げて、慌ててアンネの後を追う。
ぱたぱたと後ろをついてくる二人に、アンネはどうしたものかと少しばかり頭を悩ませる。
孤児院から戻ったばかりの旦那様とお嬢様に連れられてきた二人の女の子。
孤児院からやって来たという事はつまりは普通の――貴族出身ではなく平民の子供だろう。
任せる、と言われたものの、アンネ自身が行儀見習いの立場であって、つまるところまだまだ勉強中の身だ。
侍女としての仕事は、普段自分がやっている事を順番に教えて行けば良いだろうとは思うけれど……。
「――まずは歩き方かしら」
後ろからぱたぱたと響く二重の足音にぽつりと呟いて、小さい頃に叩き込まれた”淑女の歩き方”はどのように教わったかしらと、僅かに首を傾げた。
その日のうちに整えられたベティとクラーラの部屋に、二人はぽかんと口を開けて部屋の入口で固まってしまった。
「? どうぞ、入ってください」
何か気に入らない事でもあるのかしらと先に部屋に入ったアンネが二人を振り返れば、二人はオロオロとしながらあの、その、と口をパクパクさせている。
「アンネ、さん。あの、私たちこんな立派なお部屋はちょっと……もっと、狭いお部屋で良いので……」
ベティにそんな事を言われて、アンネはぱちりと瞬く。
「もっと狭いお部屋……ですか?」
ここは使用人用の部屋だから、このお屋敷の中では充分に”狭い”部類だし、これ以上狭い部屋はあったかしらとアンネは首を捻る。
と、丁度ヴァレリーが使用人頭を連れて戻ってきた。
そうしてヴァレリーが二人から丁寧に話を聞いたところ、ベティとクラーラが両親と住んでいた家だって孤児院だって、こんな広いお部屋はなかった。
二人一緒の部屋とはいえ、こんなお部屋では広すぎるし綺麗すぎて申し訳なさ過ぎて落ち着かない――と言う事らしい。
ヴァレリーがこのお屋敷ではこれが普通でこれより狭い部屋はないから、逆にここで我慢してくださいと言えば、ベティとクラーラは「これで普通なの!?」と、元々ぱっちりとした可愛らしい瞳を更にまぁるくしたものだから、アンネはこぼれ落ちてしまわないかしら……と心配になって、ヴァレリーの後ろで小さく首を傾げた。
その後ヴァレリーが連れて来た使用人頭からアンネとお揃いの――というよりアンネの予備として置いてあった侍女のお仕着せに着替えたベティとクラーラは、まずはリィナの部屋を覚えて、その後お屋敷の中を案内されただけでその日が終わって。
翌日からアンネについて回って、一つ一つ、それこそ歩き方やお辞儀の仕方から始まって、同時に少しずつ侍女としての仕事を覚えていった。
そうして一月程が経った頃、それまで「アンネさん」と「ベティさん、クラーラさん」だった呼び方に、遂にアンネの方から「変えましょう」と言ってきた。
「私もベティさんもクラーラさんも、お嬢様の侍女で、同志です」
「同志……?」
「この一月様子を見させていただいておりましたが、ベティさんとクラーラさんのお嬢様への愛情に偽りはないものと判断いたしました――つまり、お嬢様を愛し護り、生涯仕える事の出来る方々だと」
「え……はい、勿論私たちは一生お嬢様にお仕えするつもりですが……でも、あの、アンネさんはお家の方が……」
「しがない男爵家の娘ですから、特に貴族云々のしがらみ等はありません。私もお嬢様に一生お仕えするつもりです──ですから……だから、私たち三人も、この先ずっと一緒にいるという事で……」
珍しくもごもごと口ごもったアンネに、ベティとクラーラはきょとんとアンネを見つめる。
「だ、だから、これからはさん付けなんて他人行儀な呼び方じゃなくて……よ、呼び捨てにしても、良いかしら……って……」
物凄く珍しく頬を染めて俯いたアンネに、ベティとクラーラはぱちぱちと瞬いて、そうして顔を見合わせるとむにむにと口元を緩める。
「えっと、その……アンネさん……アンネ……が、良いなら、喜んで!」
「わ、私も!」
ベティとクラーラがよろしく! とアンネに手を差し出す。
アンネはその手にそろりと顔を上げて、良いんですか……? と驚いたような顔をした。
「自分で言い出したのに」
可笑しそうに笑ったベティに、アンネはそうですけど……と呟いて、そうして差し出されたままのベティとクラーラの手をまとめて両手で包むように握る。
「──ありがとう。これからも、よろしくね」
ふわりと小さく微笑んだアンネに、ベティとクラーラはすごくビックリして「アンネが笑った!!」と声を上げて、
そんな二人にアンネはすぐにいつもの真面目な顔に戻ると「私だって笑うわよ」と拗ねたように呟いた。
その日から、アンネとベティとクラーラは「リィナに仕える侍女仲間」という枠を超えて、姉妹のように、友達のように、
それこそ生涯を共にする事となる──
~Fin.~
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
同じリィナ付きの侍女とは言え、平民のベティとクラーラが男爵令嬢のアンネにタメ口なの何で??
と思ってらっしゃる方もいるかな~……と思いまして。
本編に入れる事が出来なかったので拍手お礼ネタにしました
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