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番外編
お題:『寄り添って星空を眺める』
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明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
可愛いカップル描いちゃったー(https://shindanmaker.com/62729)さんからのお題で、
『寄り添って星空を眺める』『フェリクス×リィナ』を書きましょう。
です。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「──リィナ?」
廊下の気配に、フェリクスはふと顔を上げた。
今日は少し遅くなるから先に休んでろと言っただろうがと思いながら時計を見ると、もうすぐ日付が変わろうかという時間だ。
執務室に来るでもなく、どうやら階下へと降りていく気配に、フェリクスは眉を寄せるとペンを置いた。
❊❊❊❊❊ ✽ ❊❊❊❊❊
そぉっとドアを開けて、屋敷の外へ出る。
最近昼間は随分と温かくなってきているというのに、想像以上にひやりとした空気に撫でられた身体が勝手にふるりと震える。
リィナは己を抱き締めるようにして身を縮めながら、ゆっくりと庭を進んだ。
「もう1枚、羽織ってくれば良かったかしら」
呟きと共に、白くなった息が空に昇っていく。
それを目で追って、リィナは足を止めると空へと視線を向ける。
「──きれい」
口元に手をあててはーっと息を吹きかけながら、暫くそのままキラキラと輝いているたくさんの星々を眺めて、そして背後から聞こえてきた音に小さく肩をすぼめる。
「おい、何やってんだ」
予想通りの不機嫌そうな声音に小さく笑って、リィナが振り返ろうとしたその時、
身体をふわりと毛布で包み込まれて、抱き上げられる。
「こんな薄着で出る奴があるか。ちゃんと着込め」
「着込んだつもりだったのですが……温かいです、ありがとうございます」
肩からしっかりと包まれてしまったから、フェリクスの首に腕を回すことが出来なくて、だからリィナは目の前にあるフェリクスの頬に唇を寄せる。
「大事な時期だから身体は冷やすなって、言われたばっかだろ」
「すみません、こんなに寒いと思わなくて」
普段夜に外に出る事などないし、昼間より少し下がるくらいかしら、と軽く見たのは事実なので、リィナはもう一度すみませんと謝って、フェリクスを見上げる。
リィナの少し下がっている眉に、フェリクスは仕方ねーなと言うように息をつくと、リィナの頬に唇を落とす。
「眠れなかったのか?」
「──はい。何だかドキドキしてしまって」
リィナは自身の腹を、今日判明したその事実を、確かめるようにそっと撫でた。
「ここに、赤ちゃん──いるんですね」
「らしいな」
「男の子でしょうか、女の子でしょうか」
「別にどっちでも……リィナに似てると良いとは、思う」
「あら、私はフェリクス様似の男の子が良いです」
そうすれば小さい頃のフェリクス様に会えた気分が味わえそうです、なんて笑ったリィナに、フェリクスは苦笑を零す。
「可愛げもクソもなかったぞ、子供の頃から──だったら俺は、リィナ似の女を希望しとくか」
ちんまいふわふわしてるヤツ、と口端を上げたフェリクスに、リィナはもぅっと頬をふくらませる。
「ちんまいとかちっこいは、禁止です。だって私もう "お母さん" ですものっ」
つんっと澄まし顔をして毛布の中で胸を張ったらしいリィナを抱いたまま、へーへーと適当な返事をしながらフェリクスが歩き出す。
そして少し行った先の芝生の上に、リィナを膝の上に乗せて後ろから抱き締めるようにして座る。
リィナは背中をフェリクスに預けて、また空を見上げた。
「早く欲しいと思っていたはずなのに、いざご懐妊ですと言われてみたら……何だか少し、恐くなってしまったんです」
フェリクスは返事の代わりに、リィナを抱く腕に力を込める。
「問題なく産まれて来てくれるかしら。元気な子を産めるかしら。私は、きちんと"母親"になれるかしらって……ぐるぐるしてしまって。そうしたらちっとも眠れなくなってしまって……それで、窓から外を見ていたら、星がきれいで、それで──」
ごめんなさい、とぽつんと呟いたリィナの頭に、フェリクスがこつんと顎を乗せる。
「俺だって、お前と会う前までは自分が父親なんてものになるんて思ってもなかったからな……」
「フェリクス様も………不安、ですか?」
「不安というか……何だろうな。ケツの辺がムズムズする」
「何ですか、それ」
クスクスと笑ったリィナが、ふぅっと小さく息を吐き出して、もう一度自身の腹に手をあててゆっくりとさする。
フェリクスはその手に自分の手を重ねて、そしてリィナの小さな手を握り込む。
「こればっかりは3人娘は役に立たねーだろうからな。アマーリエもイレーヌもシュゼットもいる。少しでも不安なら、あいつらに話してみろ」
「──そうですね、出産も育児も、経験済みですものね」
握られている手にきゅっと力が込められたから、リィナはもう片方の手をフェリクスの手に重ねる。
「ありがとうございます──アマーリエ達には、少しだけ、弱音に付き合って貰う事にします」
「少しじゃなくて、全部吐き出しておけ。多分あいつらだって、その方が喜ぶ」
「そう、でしょうか……?お仕事だって忙しいでしょうに、迷惑では……」
「ばぁか。迷惑だなんて思うわけがないだろう──あいつらはな、リィナがちっとも自分達を頼ってくれないと零してたぞ」
フェリクスの言葉に、リィナがえ?とフェリクスを振り返る。
「基本的に3人娘が張り付いてるからな。リィナが他のやつを頼る必要がないのも分かるが……少し寂しいんだとよ」
そんな事を言われて、リィナはぱちぱちと瞬く。
普段、身の回りの世話は実家の頃と変わらずアンネ達がやってくれているから、他の使用人達とはリィナが部屋から出た時に廊下や庭や、そんなところで偶然に顔を合わせた時に少し話をする程度だった。
リィナは皆忙しいだろうと、その雑談も気を遣って早めに切り上げていたのだけれど──
「もっと、お話しても、良いのでしょうか」
「あいつら話好きだからな。喜ぶと思うぞ」
「そう……ですか……」
この屋敷に嫁いできてもうすぐ六月が経とうとしているのに、私は皆の事をちっとも分かっていなかったのねと、リィナは小さく息を落とす。
「でしたら、明日からはもう少し、皆の時間を頂いてもよろしいでしょうか?」
「少しくらい時間が取られたところで困る事なんてねぇだろ。好きなだけ話して……そんでさっさと、いつも通りに笑え」
空いている方の手で顎を、喉を、猫にでもするように撫でられて、リィナは笑いながらくすぐったいですと小さく身体を捩る。
捩って、そのまま僅かにフェリクスの膝の上で身体の向きを変える。
顎にかかったままだった手で持ち上げられて、ゆっくりと落ちて来た唇を受け入れる。
「──そろそろ戻るか」
これ以上は身体に悪い、と抱き上げられた腕の中で、リィナは空を仰ぐ。
それにつられた様に空を仰いだフェリクスにきれいですねと囁くと、そうだなと、あまり感情の籠っていない──きっとあんまり興味がないのだろう返事を貰って、リィナは小さく笑う。
「さっき、1人でこの空を見上げていた時は、少しだけ、星に怒られているような……責められているような、そんな気がしていたんです」
「星に、か?」
不思議そうな表情を見せたフェリクスにはいと微笑んで、リィナはもう一度空へと視線を移す。
「お前が母親になれるのかって。お前はまだまだ子供じゃないかって。ちかちか瞬きながら、そんな事を突き付けらているみたいで……でも、フェリクス様が来てくださって。そうしたら今は、がんばれって、励まされているみたいに、見えます」
「星は星だ。その瞬きに意味なんてねぇだろ」
「……フェリクス様は、もう少しロマンというものを解された方が良いと思いますわ」
クスクスと笑っているリィナに、フェリクスはロマン……と難しい顔で呟いている。
そんなフェリクスの肩に頬を摺り寄せて、リィナはそっと目を閉じる。
すぐに後ろ向きで弱くなるリィナの心を、フェリクスはいつだってほんの少しの時間で、僅かな言葉だけで、大丈夫だと、そのまま先に進んで良いのだと、時に強引なくらいに引っ張って、そしてあっという間に前に向けてしまう。
「フェリクス様は、すごいです」
「何だ、突然」
「フェリクス様が素敵すぎて、私の旦那様は世界一ですよーって、大きな声で叫びたいくらいです」
「何かわかんねーが、ヤメロ」
屋敷の中に入って寝室に直行したフェリクスは、毛布で包んだままのリィナをそのままベッドに下ろすと、その腕の中に抱き寄せて自身も布団に潜り込む。
「お仕事、大丈夫ですか?途中だったのでは……」
「まぁ、明日の朝片づければ大丈夫だ」
きっと私が眠った後に起き出すんだわ、と申し訳なく思いながらも、リィナはフェリクスに、その温もりに、身を寄せる。
そうして額にそっと落とされた唇の感触を最後に、リィナはようやく訪れた眠気に身を委ねた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
お読みいただきましてありがとうございました!
お年玉代わり……にもならないネタで申し訳ございません。
時期的にこの直後にセヴィオさんのお誕生日会(笑)に行っている事になるので、セヴィオさんは冬生まれ……晩冬生まれ?
リィナは出産した時には19歳になってるので、春~初夏生まれでしょうか……
ちなみにこれを機に、使用人sとリィナの距離はぐっと近づいたと思います(*´ー`*)
今年もよろしくお願いいたしますm(_ _)m
可愛いカップル描いちゃったー(https://shindanmaker.com/62729)さんからのお題で、
『寄り添って星空を眺める』『フェリクス×リィナ』を書きましょう。
です。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
「──リィナ?」
廊下の気配に、フェリクスはふと顔を上げた。
今日は少し遅くなるから先に休んでろと言っただろうがと思いながら時計を見ると、もうすぐ日付が変わろうかという時間だ。
執務室に来るでもなく、どうやら階下へと降りていく気配に、フェリクスは眉を寄せるとペンを置いた。
❊❊❊❊❊ ✽ ❊❊❊❊❊
そぉっとドアを開けて、屋敷の外へ出る。
最近昼間は随分と温かくなってきているというのに、想像以上にひやりとした空気に撫でられた身体が勝手にふるりと震える。
リィナは己を抱き締めるようにして身を縮めながら、ゆっくりと庭を進んだ。
「もう1枚、羽織ってくれば良かったかしら」
呟きと共に、白くなった息が空に昇っていく。
それを目で追って、リィナは足を止めると空へと視線を向ける。
「──きれい」
口元に手をあててはーっと息を吹きかけながら、暫くそのままキラキラと輝いているたくさんの星々を眺めて、そして背後から聞こえてきた音に小さく肩をすぼめる。
「おい、何やってんだ」
予想通りの不機嫌そうな声音に小さく笑って、リィナが振り返ろうとしたその時、
身体をふわりと毛布で包み込まれて、抱き上げられる。
「こんな薄着で出る奴があるか。ちゃんと着込め」
「着込んだつもりだったのですが……温かいです、ありがとうございます」
肩からしっかりと包まれてしまったから、フェリクスの首に腕を回すことが出来なくて、だからリィナは目の前にあるフェリクスの頬に唇を寄せる。
「大事な時期だから身体は冷やすなって、言われたばっかだろ」
「すみません、こんなに寒いと思わなくて」
普段夜に外に出る事などないし、昼間より少し下がるくらいかしら、と軽く見たのは事実なので、リィナはもう一度すみませんと謝って、フェリクスを見上げる。
リィナの少し下がっている眉に、フェリクスは仕方ねーなと言うように息をつくと、リィナの頬に唇を落とす。
「眠れなかったのか?」
「──はい。何だかドキドキしてしまって」
リィナは自身の腹を、今日判明したその事実を、確かめるようにそっと撫でた。
「ここに、赤ちゃん──いるんですね」
「らしいな」
「男の子でしょうか、女の子でしょうか」
「別にどっちでも……リィナに似てると良いとは、思う」
「あら、私はフェリクス様似の男の子が良いです」
そうすれば小さい頃のフェリクス様に会えた気分が味わえそうです、なんて笑ったリィナに、フェリクスは苦笑を零す。
「可愛げもクソもなかったぞ、子供の頃から──だったら俺は、リィナ似の女を希望しとくか」
ちんまいふわふわしてるヤツ、と口端を上げたフェリクスに、リィナはもぅっと頬をふくらませる。
「ちんまいとかちっこいは、禁止です。だって私もう "お母さん" ですものっ」
つんっと澄まし顔をして毛布の中で胸を張ったらしいリィナを抱いたまま、へーへーと適当な返事をしながらフェリクスが歩き出す。
そして少し行った先の芝生の上に、リィナを膝の上に乗せて後ろから抱き締めるようにして座る。
リィナは背中をフェリクスに預けて、また空を見上げた。
「早く欲しいと思っていたはずなのに、いざご懐妊ですと言われてみたら……何だか少し、恐くなってしまったんです」
フェリクスは返事の代わりに、リィナを抱く腕に力を込める。
「問題なく産まれて来てくれるかしら。元気な子を産めるかしら。私は、きちんと"母親"になれるかしらって……ぐるぐるしてしまって。そうしたらちっとも眠れなくなってしまって……それで、窓から外を見ていたら、星がきれいで、それで──」
ごめんなさい、とぽつんと呟いたリィナの頭に、フェリクスがこつんと顎を乗せる。
「俺だって、お前と会う前までは自分が父親なんてものになるんて思ってもなかったからな……」
「フェリクス様も………不安、ですか?」
「不安というか……何だろうな。ケツの辺がムズムズする」
「何ですか、それ」
クスクスと笑ったリィナが、ふぅっと小さく息を吐き出して、もう一度自身の腹に手をあててゆっくりとさする。
フェリクスはその手に自分の手を重ねて、そしてリィナの小さな手を握り込む。
「こればっかりは3人娘は役に立たねーだろうからな。アマーリエもイレーヌもシュゼットもいる。少しでも不安なら、あいつらに話してみろ」
「──そうですね、出産も育児も、経験済みですものね」
握られている手にきゅっと力が込められたから、リィナはもう片方の手をフェリクスの手に重ねる。
「ありがとうございます──アマーリエ達には、少しだけ、弱音に付き合って貰う事にします」
「少しじゃなくて、全部吐き出しておけ。多分あいつらだって、その方が喜ぶ」
「そう、でしょうか……?お仕事だって忙しいでしょうに、迷惑では……」
「ばぁか。迷惑だなんて思うわけがないだろう──あいつらはな、リィナがちっとも自分達を頼ってくれないと零してたぞ」
フェリクスの言葉に、リィナがえ?とフェリクスを振り返る。
「基本的に3人娘が張り付いてるからな。リィナが他のやつを頼る必要がないのも分かるが……少し寂しいんだとよ」
そんな事を言われて、リィナはぱちぱちと瞬く。
普段、身の回りの世話は実家の頃と変わらずアンネ達がやってくれているから、他の使用人達とはリィナが部屋から出た時に廊下や庭や、そんなところで偶然に顔を合わせた時に少し話をする程度だった。
リィナは皆忙しいだろうと、その雑談も気を遣って早めに切り上げていたのだけれど──
「もっと、お話しても、良いのでしょうか」
「あいつら話好きだからな。喜ぶと思うぞ」
「そう……ですか……」
この屋敷に嫁いできてもうすぐ六月が経とうとしているのに、私は皆の事をちっとも分かっていなかったのねと、リィナは小さく息を落とす。
「でしたら、明日からはもう少し、皆の時間を頂いてもよろしいでしょうか?」
「少しくらい時間が取られたところで困る事なんてねぇだろ。好きなだけ話して……そんでさっさと、いつも通りに笑え」
空いている方の手で顎を、喉を、猫にでもするように撫でられて、リィナは笑いながらくすぐったいですと小さく身体を捩る。
捩って、そのまま僅かにフェリクスの膝の上で身体の向きを変える。
顎にかかったままだった手で持ち上げられて、ゆっくりと落ちて来た唇を受け入れる。
「──そろそろ戻るか」
これ以上は身体に悪い、と抱き上げられた腕の中で、リィナは空を仰ぐ。
それにつられた様に空を仰いだフェリクスにきれいですねと囁くと、そうだなと、あまり感情の籠っていない──きっとあんまり興味がないのだろう返事を貰って、リィナは小さく笑う。
「さっき、1人でこの空を見上げていた時は、少しだけ、星に怒られているような……責められているような、そんな気がしていたんです」
「星に、か?」
不思議そうな表情を見せたフェリクスにはいと微笑んで、リィナはもう一度空へと視線を移す。
「お前が母親になれるのかって。お前はまだまだ子供じゃないかって。ちかちか瞬きながら、そんな事を突き付けらているみたいで……でも、フェリクス様が来てくださって。そうしたら今は、がんばれって、励まされているみたいに、見えます」
「星は星だ。その瞬きに意味なんてねぇだろ」
「……フェリクス様は、もう少しロマンというものを解された方が良いと思いますわ」
クスクスと笑っているリィナに、フェリクスはロマン……と難しい顔で呟いている。
そんなフェリクスの肩に頬を摺り寄せて、リィナはそっと目を閉じる。
すぐに後ろ向きで弱くなるリィナの心を、フェリクスはいつだってほんの少しの時間で、僅かな言葉だけで、大丈夫だと、そのまま先に進んで良いのだと、時に強引なくらいに引っ張って、そしてあっという間に前に向けてしまう。
「フェリクス様は、すごいです」
「何だ、突然」
「フェリクス様が素敵すぎて、私の旦那様は世界一ですよーって、大きな声で叫びたいくらいです」
「何かわかんねーが、ヤメロ」
屋敷の中に入って寝室に直行したフェリクスは、毛布で包んだままのリィナをそのままベッドに下ろすと、その腕の中に抱き寄せて自身も布団に潜り込む。
「お仕事、大丈夫ですか?途中だったのでは……」
「まぁ、明日の朝片づければ大丈夫だ」
きっと私が眠った後に起き出すんだわ、と申し訳なく思いながらも、リィナはフェリクスに、その温もりに、身を寄せる。
そうして額にそっと落とされた唇の感触を最後に、リィナはようやく訪れた眠気に身を委ねた。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
お読みいただきましてありがとうございました!
お年玉代わり……にもならないネタで申し訳ございません。
時期的にこの直後にセヴィオさんのお誕生日会(笑)に行っている事になるので、セヴィオさんは冬生まれ……晩冬生まれ?
リィナは出産した時には19歳になってるので、春~初夏生まれでしょうか……
ちなみにこれを機に、使用人sとリィナの距離はぐっと近づいたと思います(*´ー`*)
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