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70章
元魔王様とリュシエルのダンジョン探索 1
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レギオンハートの従魔と別れて屋敷に戻ると天使の少女はソファーですやすやと眠っていた。
「ジル、お帰りなさい。用事は済みましたか?」
「ああ、問題無い。」
「ジル様が外に行っている間に天ちゃんは寝ちゃったのです。」
「天ちゃん?」
「名前が無いと呼びにくいですからね。仮の名前を付けたんです。」
天使族の少女はジルの万能鑑定でも名前が分からなかった。
なので取り敢えず天ちゃんと呼ぶ事にしたらしい。
「天使族だから天ちゃんか。何と言うか安直だな。」
「い、いいではないですか!分かりやすいのが一番です!」
「分かった分かった。」
ムキになっているところを見るとリュシエルが名付けた様だ。
「そう言えばお父様がジルに残りの結晶石を渡したいと言っていましたよ。」
一先ずダナンがシャルルメルトに滞在している間に使う分は前もって貰っているが殆どは査定待ちだった。
それが終わって渡せる状態になったのだろう。
「ダナンの残りと我の買い取り分か。」
「そうだと思います。ジル達が持ち帰った大量の結晶石の査定が終了して、支払い額分の結晶石の用意が出来たらしいですから。」
「ならば貰いにいくか。」
シャルルメルト公爵家の倉庫にやってくる。
ここでは外部との取り引きの為の結晶石が大量に保管されている。
「公爵、結晶石を貰いにきたぞ。」
「丁度良いところに来てくれた。ここにある分を収納してくれ。」
言われた通りにジルが結晶石を次々に無限倉庫に収納していく。
馬車数台分はありそうな量なので収納スキルを持つジルがいなければ運搬は大変だ。
「これでシャルルメルトにやってきた大元の理由は片付いたな。」
「急に呼び出して済まなかったな。近々倉庫が埋まりそうだったのでお前達の大量の結晶石を置いておく余裕が無かった。」
今も作業員達が外から倉庫に結晶石を運び込んでいる。
ジル達の分を収納したのでかなりスペースは出来たが補充される量も相当だ。
「そんなに結晶石が採掘されているのか?」
「結晶石の採掘はかなり順調だからな。だが直に少し落ち着くだろう。」
「落ち着く?まだあの鉱山には大量に結晶石があるだろう?」
新しく発見されたばかりでジル達が大結晶石を採掘した場所はまだまだ未開拓だ。
ベゼルグルに奪われた分もあるがまだまだ結晶石は取れる筈だ。
「ああ、鉱山での採掘は今後も続くが新たに見つかった物があってな。そちらにも注力していく予定なのだ。」
「ほう。」
結晶石が取れる鉱山以外にも何かが見つかったと言う。
「先ずシャルルメルトは公爵領と言うだけあって広大だ。だが比較的平和な領地なので冒険者は少ない。」
「そうだろうな。討伐対象である魔物がいないのであれば冒険者の仕事は大きく減る。」
シャルルメルトに冒険者があまり滞在しない理由の一つだ。
故に有事の際に戦力となってくれる人材が不足している。
平和な領地だからこそ戦力不足に悩まされている。
「その通りだ。だからシャルルメルトには冒険者が少ない。そして冒険者が少ない土地と言うのは未開拓の場所が多くなる。」
「冒険者は色々と発見してくる事が多いからな。」
冒険者とは本来未開の地や場所を冒険する者達の事だ。
領地の拡大や財源となる物の発見にも一役買っている。
「今回の結晶石だって鉱山の魔物を倒している最中に偶然冒険者が見つけてくれたものだからな。」
冒険者の見つけた鉱山が今やシャルルメルトの貴重な財源にまでなっている。
領主としては有り難い存在なのだ。
「そしてまた領民の冒険者が偶然新しく見つけてきてくれたと言う訳だ。これから更に忙しくなりそうだ。」
「嬉しい悲鳴と言うやつか。何を見つけてきたんだ?」
「ダンジョンだ。」
「ダンジョンだと?」
また鉱山関係かと思ったら予想外の物を見つけてきた様だ。
「見つけてきてくれた冒険者には感謝している。これで冒険者の仕事が色々と斡旋出来そうだ。」
ダンジョンのあるところには冒険者が集まる。
この事を発表すれば多くの冒険者がダンジョン目当てにシャルルメルトに集まる事になるだろう。
「ダンジョンが見つかったとなると人が増えそうだな。」
「リュシエルの心配か?」
「お嬢は前に比べて明るくなってきたが、まだ人に慣れていない。急に人が増えればまた襲われる可能性もあるのではないか?」
外から多くの者が訪れてくると言う事は、その中に犯罪者も紛れやすい。
襲われる確率が上がりそうだと感じる。
「だからこそ訓練に期待しているのだ。以前より格段に強くなっていると報告を受けているぞ。」
「元々才能はあったからな。だが自衛出来る強さを身に付けたかと言われればまだまだ首を縦には振れん。」
リュシエルは毎日確実に成長していっている。
しかしスタートが遅れた分、同年代の者達にやっと追い付いてきたくらいの実力だ。
「厳しい師匠だな。ならばダンジョンで修行させてみるか?実は高ランクの冒険者にどのくらいの難易度なのか調査を依頼しようと思っていてな。」
一言にダンジョンと言っても中身は全然違う。
低ランクの冒険者が余裕で攻略出来るダンジョンもあれば、高ランクの冒険者が簡単に命を落とすダンジョンもある。
シャルルメルトの冒険者は高ランクが少ないので、危険なダンジョンであれば無理に冒険者を送り込めない。
「事前調査をしないと無駄死にする冒険者が増えるかもしれないからな。調査ついでにお嬢の訓練場所としてはありだな。」
ダンジョンなら魔物との実戦を沢山経験出来る。
実戦経験を積ませるには最高の環境だ。
「ならば引き受けてくれるか?」
「ああ、明日からの訓練に取り入れるとしよう。」
公爵から正式に指名依頼を出される事になり、明日からダンジョン調査に出掛ける事となった。
「ジル、お帰りなさい。用事は済みましたか?」
「ああ、問題無い。」
「ジル様が外に行っている間に天ちゃんは寝ちゃったのです。」
「天ちゃん?」
「名前が無いと呼びにくいですからね。仮の名前を付けたんです。」
天使族の少女はジルの万能鑑定でも名前が分からなかった。
なので取り敢えず天ちゃんと呼ぶ事にしたらしい。
「天使族だから天ちゃんか。何と言うか安直だな。」
「い、いいではないですか!分かりやすいのが一番です!」
「分かった分かった。」
ムキになっているところを見るとリュシエルが名付けた様だ。
「そう言えばお父様がジルに残りの結晶石を渡したいと言っていましたよ。」
一先ずダナンがシャルルメルトに滞在している間に使う分は前もって貰っているが殆どは査定待ちだった。
それが終わって渡せる状態になったのだろう。
「ダナンの残りと我の買い取り分か。」
「そうだと思います。ジル達が持ち帰った大量の結晶石の査定が終了して、支払い額分の結晶石の用意が出来たらしいですから。」
「ならば貰いにいくか。」
シャルルメルト公爵家の倉庫にやってくる。
ここでは外部との取り引きの為の結晶石が大量に保管されている。
「公爵、結晶石を貰いにきたぞ。」
「丁度良いところに来てくれた。ここにある分を収納してくれ。」
言われた通りにジルが結晶石を次々に無限倉庫に収納していく。
馬車数台分はありそうな量なので収納スキルを持つジルがいなければ運搬は大変だ。
「これでシャルルメルトにやってきた大元の理由は片付いたな。」
「急に呼び出して済まなかったな。近々倉庫が埋まりそうだったのでお前達の大量の結晶石を置いておく余裕が無かった。」
今も作業員達が外から倉庫に結晶石を運び込んでいる。
ジル達の分を収納したのでかなりスペースは出来たが補充される量も相当だ。
「そんなに結晶石が採掘されているのか?」
「結晶石の採掘はかなり順調だからな。だが直に少し落ち着くだろう。」
「落ち着く?まだあの鉱山には大量に結晶石があるだろう?」
新しく発見されたばかりでジル達が大結晶石を採掘した場所はまだまだ未開拓だ。
ベゼルグルに奪われた分もあるがまだまだ結晶石は取れる筈だ。
「ああ、鉱山での採掘は今後も続くが新たに見つかった物があってな。そちらにも注力していく予定なのだ。」
「ほう。」
結晶石が取れる鉱山以外にも何かが見つかったと言う。
「先ずシャルルメルトは公爵領と言うだけあって広大だ。だが比較的平和な領地なので冒険者は少ない。」
「そうだろうな。討伐対象である魔物がいないのであれば冒険者の仕事は大きく減る。」
シャルルメルトに冒険者があまり滞在しない理由の一つだ。
故に有事の際に戦力となってくれる人材が不足している。
平和な領地だからこそ戦力不足に悩まされている。
「その通りだ。だからシャルルメルトには冒険者が少ない。そして冒険者が少ない土地と言うのは未開拓の場所が多くなる。」
「冒険者は色々と発見してくる事が多いからな。」
冒険者とは本来未開の地や場所を冒険する者達の事だ。
領地の拡大や財源となる物の発見にも一役買っている。
「今回の結晶石だって鉱山の魔物を倒している最中に偶然冒険者が見つけてくれたものだからな。」
冒険者の見つけた鉱山が今やシャルルメルトの貴重な財源にまでなっている。
領主としては有り難い存在なのだ。
「そしてまた領民の冒険者が偶然新しく見つけてきてくれたと言う訳だ。これから更に忙しくなりそうだ。」
「嬉しい悲鳴と言うやつか。何を見つけてきたんだ?」
「ダンジョンだ。」
「ダンジョンだと?」
また鉱山関係かと思ったら予想外の物を見つけてきた様だ。
「見つけてきてくれた冒険者には感謝している。これで冒険者の仕事が色々と斡旋出来そうだ。」
ダンジョンのあるところには冒険者が集まる。
この事を発表すれば多くの冒険者がダンジョン目当てにシャルルメルトに集まる事になるだろう。
「ダンジョンが見つかったとなると人が増えそうだな。」
「リュシエルの心配か?」
「お嬢は前に比べて明るくなってきたが、まだ人に慣れていない。急に人が増えればまた襲われる可能性もあるのではないか?」
外から多くの者が訪れてくると言う事は、その中に犯罪者も紛れやすい。
襲われる確率が上がりそうだと感じる。
「だからこそ訓練に期待しているのだ。以前より格段に強くなっていると報告を受けているぞ。」
「元々才能はあったからな。だが自衛出来る強さを身に付けたかと言われればまだまだ首を縦には振れん。」
リュシエルは毎日確実に成長していっている。
しかしスタートが遅れた分、同年代の者達にやっと追い付いてきたくらいの実力だ。
「厳しい師匠だな。ならばダンジョンで修行させてみるか?実は高ランクの冒険者にどのくらいの難易度なのか調査を依頼しようと思っていてな。」
一言にダンジョンと言っても中身は全然違う。
低ランクの冒険者が余裕で攻略出来るダンジョンもあれば、高ランクの冒険者が簡単に命を落とすダンジョンもある。
シャルルメルトの冒険者は高ランクが少ないので、危険なダンジョンであれば無理に冒険者を送り込めない。
「事前調査をしないと無駄死にする冒険者が増えるかもしれないからな。調査ついでにお嬢の訓練場所としてはありだな。」
ダンジョンなら魔物との実戦を沢山経験出来る。
実戦経験を積ませるには最高の環境だ。
「ならば引き受けてくれるか?」
「ああ、明日からの訓練に取り入れるとしよう。」
公爵から正式に指名依頼を出される事になり、明日からダンジョン調査に出掛ける事となった。
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