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第二章シャーカ王国

65帰還

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「この度は危ない所を助けていただきありがとうございます」

「いや、全員無事で良かった」

俺達はダイヤモンドスネークを倒し回収をした後その場にいた騎士団と話しをしていた。

「しかし我々騎士団とツバキさんが束になっても敵わなかった魔物をたった二人で倒すとはそれに聖獣様の回復に執事さんの強力なシールド凄いですね」

「対したことはない…そう言えば名乗ってなかったな俺は不動無限だ」

「中野蒼花です」

「聖獣のキュンと申します」

「ゾディアと申します以後お見知りおきを」

「これは失礼しました!。私はシャーカ王国騎士団長、シィー・ポセイと申します!」

「シィーさんかよろしく」

「こちらこそ」

俺はシィーさんと握手をした。

この騎士団長誰かに似ているんだが誰だ?……まぁ、そんなことは今はいいか。

「さて、シャーカ王国に帰るか」

「ツバキ大丈夫?」

「もう大丈夫!」

俺達はそのままシャーカ王国へ向かった。

シャーカ王国西門サイド

「離してください!私は兄を救いに行きます!」

「いや!だから今お前が行ったらこの国は誰が守るんだ!」

「そうですよ!少しは落ち着いて!」

「ミナ、今ムゲンさん達が向かっているんだ彼らを信じろ!」

シャーカ王国の西門ではシャーカ王国第三王子に仕える騎士ミナが多くの騎士達と冒険者達に押さえられていた。

「ラテス王子どうしますか」

「魔法で眠らせましょうか?」

「いや、その必要はないかもしれない」

「何故です?」

「凱旋だよ」

「ようやく着いた」

「「「「!!」」」

ラテス達が外を見るとそこには無限達と騎士団達が帰ってきていた。

無限サイド

俺達は西の森を抜けてシャーカ王国に着くと門の目の前ではラテスと騎士団と冒険者が集まって何人かミナを押さえ込んでいた。

「なにやってんだ~?」

「揉め事?」

「押さえ込まれているのはミナさんですね」

「無限様に剣を向けたラテス王子に仕える騎士でしたね」

「ミナ!!」

「!!兄さん!!」

俺達が何故ミナが押さえられているか考えているとシィーさんがミナの名前を呼んで走り出した。

それと同時にミナはシィーさんの名前を呼んで走り出し二人は抱き合った。

「兄さん…………無事で良かった…………」

「心配かけたな」

嗚呼~シィーさん誰かに似ていると思ってたんだが成る程ミナのお兄さんかなら似てるのは当然か。

「兄妹か…………兄貴」

あれから結構立つが…………兄貴が生きていたらどんな事してたんだろ。

「………」

ギュウ

「蒼花///!!」

俺は二人の姿を見て兄貴の事を思い出していると蒼花が俺に抱きついてきた。

「無限……私がいるよ///」

(無限………多分あの二人を見て御兄さんその事思い出している……寂しいないよ…)

「そうだな……ありがとう///」

「ムゲンさん!」

「ムゲン!!」

「よっ、ラテス王子にヤクザさん」

「お前達が戻ってきたってことは」

「ダイヤモンドスネークを討伐したんですか!?」

「倒したぞ」

「死体はどこにあるんだ?」

「今から出す全員少しは離れてろ…………蒼花そろそろ」

「うん」

パチン! ドゴーン!

「「「なっっっ!!!!」」」

蒼花達は少し離れ無限は指を鳴らすと無限達の後ろにダイヤモンドスネークの死体が出現した。

「これが証拠だ」

「これは素晴らしい!!」

「あっ、ミツロさんお久しぶりです」

「お久しぶりですムゲンさん、しかし真っ二つで少し鱗に亀裂がありますがここまで綺麗なダイヤモンドスネークの死体を見るのは初めてです!」

「そうですか」

「ムゲンさん!このダイヤモンドの素材私に売ってくれませんか!」

「ちょっと待てミツロ!ダイヤモンドスネークは我ら冒険者ギルドが買い取る!」

「なんだとヤクザここは商人の私が買い取り!その素材で最高の商品を作る!」

「いや!内の冒険者が討伐したんだ内が買い取る!」

「「なんだと!!!」」

うわぁ~何か始まった確かにこいつの鱗はダイヤモンドだから素材としては高値で売れるのはわかっていたがここまでとはな。

「何か始まりましたね」

「喧嘩するほどあの素材が欲しいとは」

「無限どうする?」

「そうだな」

「ムゲンさん」

「なんだラテス王子?」

「ラテスと呼んで構いません公の場ではないので」

「そうか」

冒険者ギルド長のヤクザとミツロ商会会長ミツロさんが喧嘩している中ラテス王子が無限に話しかけてきた。

「今回ダイヤモンドスネークの討伐できた者がいたら連れてきてほしいと父から言われまして」

「父てことは国王陛下か」

「はい」

「理由は」

「わかりません。ですが私がここに来る前にこう言っていました『聖獣様と契約している者とその仲間達によろしくな』と」

「…………ラテスお前俺達の事話したか?」

「いえ、父にはムゲンさん達その事は話していません」

ラテスの父が俺達の事を知っている何故だラテスが俺達の事を話していない考えられるのはそういった魔法かスキルのどちらかだ?。

「わかったあの場にいた全員で行くか」

「そうだね」

「えっ!?」

「ん?なんで驚くんだ?」

「討伐したのはムゲンさんとアオカさんですよね」

「確かに倒したのは俺と蒼花だけどなあの場にいた騎士団達とツバキは俺達が来るまでダイヤモンドスネークを押さえ込んでいただから俺達も状況を把握できた」

「それにキュンやゾディアも私達が最大限、力を出せるようにしてくれたから」

「だから全員で倒せたてことですね」

「嗚呼」

「……わかりましたでは皆さんで城へ向かいましょ」

「その前に」

俺は今に言い合いをしているヤクザとミツロさんのところに近寄った。

「だから素材は冒険者ギルドが!」

「いや!私の商会が買い取る!」

「そろそろいいか?」

「「!!」」

「いつまで言い争ってんだこのダイヤモンドスネークを討伐したのは俺達だどうするかは俺達が決める」

「じゃあどうするんだ」

「ゾディア」

「はい、無限様」

俺はゾディアを呼ぶとゾディアはいつの間にか俺の後ろにいた。

「交渉……任せてもいいか?」

「お任せください」

するとゾディアはアイテムボックスから紙とペンを取り出し書き始めヤクザとミツロ三人での交渉が始まった。

「無限様何故ゾディアに交渉を?」

「無限でも出きるよね」

「そうなんだが………面倒だからゾディアに任せる」

「面倒なんだね」

「成る程~」

「まぁ、ゾディアなら確実にお互いに利益のある交渉をするだろ」

「なら少し待ちましょうか」

「そうだな」

五分後

「皆様お待たせしました」

「ゾディア交渉は?」

「上手くいきました」

「内容は?」

「まずダイヤモンドスネークは胴体が真っ二つになっていた為に冒険者ギルドとミツロ商会にそれぞれ半分ずつ売りました」

まぁ、そこまでは俺も考え付いた事だな。

「更には売るにあたって冒険者ギルドから白金貨20枚に私達の冒険者ランクを上げる事、ミツロ商会にも白金貨20枚そして各国の最近の情報と世界の絶景スポットの情報を提供する以上が決まりました」

「ありがとうゾディア」

「いえ、これくらいは簡単ですので」

流石ゾディアだお金以外にも冒険者ランクのランクアップや各国の最近の情報や絶景スポットの場所まで手に入れるとはゾディアに頼んで正解だったな。

「ムゲンさんそろそろいいですか?」

「さて、この国の王様に会ってみるか」

続く。
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