異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai

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第二章シャーカ王国

62強さとは

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「皆~できたぞ」

「「「「「わぁぁぁぁい!!」」」」

俺達は現在教会の子供達にカレーを振る舞っている。

「はいどうぞ」

「いっぱい食べてね」

「ありがとうお姉ちゃん」

「ツバキ姉ちゃんも食べよう」

「そうだね」

教会の子供達は笑顔になりながらカレーを食べていて無限達は嬉しかった。

「しかし無限様、子供達に料理を振る舞うとは優しいですね」

「子供達が喜ぶ顔が見たかったからな」

「無限様、食材の保存完了しました」

「助かったキュン」

「いえ……それにしても子供達喜んでいますね」

「嗚呼…………」

子供達笑顔でカレーを食べているな良かった。

食材も異界ショッピングで大量に買ったしこれで少しは空腹で苦しまなくて良さそうだな。

「無限全員に配り終わったよ」

「わかった俺達も食べるか」

「無限のカレー久しぶり」

「確かに久しぶりに食べますね」

「私は初めて食べます」

「これがカレー美味しそう」

何故無限達が子供達にカレーを振る舞っているのかそれは数時間前に遡る。

「じゃあお前ら教会の子供達にカレーを振る舞うから手伝ってくれ」

「「「えっ!?」」」

「なんで子供達にカレーを振る舞うの?」

「蒼花、ゾディア実はな」

蒼花とゾディアに今回の事を全て説明をしすぐさま二人は理解した。

「キュンお前は異界ショッピングで買った食材の保存とアリアさんに保存方法を教えてくれ」

「わかりました」

「無限私は何をすればいいの?」

「蒼花はツバキと二人で子供達と遊んでてくれないか」

「わかったツバキ行こう」

「わかりました」

「無限様私は何を」

「ゾディアは俺の手伝いを頼む」

「御意に」

俺は蒼花達に色々頼むと直ぐ様動いてくれた。そんな中ラテスが話しかけてきた。

「無限さん私達はそろそろ城に戻らないといけないなで後はお任せしてもよろしいでしょうか」

「構わない後は任せろ」

「お願いします」

その後ラテス達は教会を後にして俺とゾディアはカレーを作り始めた。

そして作り終えて現在に至り作ったカレーを食べている。

「子供達喜んでいますね無限様」

「嗚呼…………作ったかいがある」

「無限とゾディアお疲れ様」

「お疲れ様です」

「…………なぁお前ら少しいいか?」

「なに無限?」

「この国にいる間たまにこの教会の子供達に食料を渡そうと思うんだがいいか?」

俺は蒼花達に教会の子供達に食料を渡す事を提案した。

この子達を見ているとまだ幼いのに可哀想なのとカイを見ていると昔の自分を見ているようだったからな。

「無限がしたいならしてもいいんじゃない」

「蒼花」

「そうですよ、無限様の好きなようにしてください」

「主の見心のままに」

「ありがとう」

その後無限達は食事を楽しんだ。

数時間後

「さて、始めるか」

その日の夜俺達は教会の子供達に懐かれて『今日泊まって』と言われてしまい断れきれず泊まることにしたが俺は一人木刀を持って教会の外に出た。

「せい!せい!せい!」

ブン!! ブン!! ブン!!

無限は日課の鍛練を始め最初に持っていた木刀を素振りを始めた。

「せい!…………百回か次は…………」

ガチッ!

数時間木刀で振り終え俺は不動流剣術格闘の剣技の構えをした。

「はぁ!」

ドッ!!

最初は不動流剣術格闘、東、降三世明王

「ふん!!」

ブン!!

次に西、大威徳明王 

「せい!!」

ユラリ

次に南、軍茶利明王 

「はぁぁぁ!!」

ドッ!!

最後に北、金剛夜叉明王

全身に集中しながら一つ一つ技の動きを確認した。

「…………次だ」

無限は数時間東西南北の順に技の鍛練をし今度はアイテムボックスから縦約三メートルほ巨大なサンドバッグを取り出し構えた。

「はぁぁ!!」

今度は不動流剣術格闘の剣技ではなく格闘技の鍛練を始めた。

ドン ドン ドン ドン ドン!!

東、降三世明王、断

ドゴーン!

西、大威徳明王 乱

ドドドドドド

南、軍茶利明王 柔

ドッ!!!

北、金剛夜叉明王、突

ドッン!!!!!

無限は先っきと同じく東西南北の順に不動流剣術格闘の格闘技をサンドバッグに向けて放った。

「…………ふぅ~これくらいか」

あれから何時間たった…いつも鍛練している時は集中しているから忘れるんだよな。

「無限様」

「!……ゾディアか」

俺は後ろを向くとそこにはゾディアがいつの間にか立っていた。

「お疲れ様です。これ良ければ」

「ありがとう」

ゾディアは俺にタオルを渡してくれてたので俺はそのタオルで汗を拭いた。

「ほぼ毎日鍛練していますね」

「まぁな一週間に五日は鍛練をして残りの二日は休んでいるけどな」

「それでもここまでするとは驚きです」

「魔法の練習もしないといけないからな」

「…………無限様はいつからその剣術格闘を学んでいたのですか?」

「小さい頃からだ、両親が亡くなって泣いている俺に爺ちゃんが不動流剣術格闘を教えてくれたそれから今まで鍛練してきた」

「そうでしたか…無限様の力が強いのはそれが理由で」

「…………なぁ~ゾディア、力とは何だと思う」

俺の質問にゾディアは少し疑問を浮かべた顔をしていた。

「そうですね…………やはり鍛練をして自ら手にしたものですかね願っても力は得られませんから」

「確かにそうかもな…………俺は力は己自身を表していると思っている」

「己自身?」

「嗚呼、お前が言った通り力は望んだら勝手に得られるものじゃなく鍛練をして自ら手にいれるものそして自分自身の思いや願いが重なって力となって現れる。それは自分自身を表していると俺は考えている」

「…………」

「だから力は己自身であり己は力を持っているそう俺は思う」

この世界に来て改めて力とは何かを考えさせられた。

ゾディアの迷宮で日々鍛錬している時にそうの考えにたどり着いたそしてゾディアと対決して確信に繋がった。

「成る程…………確かに改めて考えるとそうですね」

「まぁ、あくまでも俺の考えだからなけど俺のスキルは無限神様から貰ったものだから何とも言えない」

「そうですかスキルも力です。その力は無限様を表していると思われますよ」

「そうか?」

「はい、無限様は無限の可能性を信じているではありませんか」

ゾディアは無限の顔を見ながら笑っていた。

(何故無限様に負けたのかあの時は力が私より上だったからだと一瞬思ってしまいましたが数日無限様と過ごして何故無限様が強いのかわかったような気がします)

「さて、続きでもしょうかな今度は魔法だな」

「でしたら私もお手伝いしましょう」

「おっ!いいのか」

「はい、私も強くなりたいのでお手合わせお願いできますか」

「嗚呼、いいぜ」

俺はゾディアと一緒に鍛錬することにした。

「では」

シャリン!

ゾディアはアイテムボックスから槍を取り出した。それはゾディアの最強の武器、星霊魔槍だった。

「その武器直ったんだな」

「スキル武器は壊されたら直るまで時間がかかるんですが私のは治ったと言うより真の力を取り戻したところですかね」

「そうか……なら始めようかゾディア」

「そうですね無限様」

無限とゾディアはお互い武器を構えそして

ドッ!!! ギーーーーーン!!!!!

二人だけの鍛錬が始まった。

「あれが無限殿が強い秘密」

そして無限とゾディアの会話をひっそりとツバキは聞いていた。

続く
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