異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai

文字の大きさ
上 下
53 / 127
第二章シャーカ王国

52試験1

しおりを挟む

「さぁここで試験をして貰うぞ」

俺達はヤクザさんについていくとドーム型の訓練所にやってきた。

「それで俺達の試験官はだれなんだ?」

「あいつらだ」

ヤクザはステージの奥にいる四人の男女の冒険者を指を指していた。

「あの人達が私達の相手」

「ほぉ~どんな相手なんでしょうかね」

「無限様どうみます」

「そうだな…………」

俺は冒険者を見てみると男女二人ずついた。

一人目の男は筋肉がムキムキのいかにも武道家の格好をしていた。

二人目の女は紫色の髪に杖を持って露出がある格好をしていた。

三人目は黒髪のボブにボーとしていて眠たそうにしていた。

四人目は金髪にチャラチャラした格好をしており剣を腰に装備していた。

「…………確かにパーティーとしては強いかもしれないが一人一人の強さは多分そこまでだと思う」

「おお!マスターこいつらか?」

「ハハ!こんな奴らの試験をすればいいのか!?」

「あら~可愛い子達ね」

「…………眠い」

「お前らにお前達に紹介しょうBランク冒険者パーティー[金狼]の奴らだ」

「俺はライて言うんだよろしく!」

「ガハハ俺は!ガンだ!」

「私はマナよ、よろしく~」

「…スイミ」

「不動無限です」

「中野蒼花です」

「キュンです」

「ゾディアと申します」

この時金狼のメンバーは無限達を見て様々な考えをしていた。

(やべー!あの短髪の女マジタイプだわ胸も大きくて…………俺の物にしてぇ~…………あのムゲンて男と親しいな…………)

(なんだこいつら強そうだな丁度魔物じゃ物足りなかったんだ!)

(きぁぁ!!なにあの!執事ポイ見た目の男の人タイプ!…けどあの女邪魔ね~)

(…あの獣可愛いさわりたい)

「さて、試験はこいつらと一対一で戦って貰う」

「わかった」

ザッ

「どうした蒼花」

俺はそれを承諾すると蒼花はそっと俺の服を掴んで背中に隠れていた。

「どうした?」

「あの金髪の人…………私を嫌な目で見ている」

「……大丈夫俺がいる」

「ありがとう」

俺は蒼花の肩にそっと手を置いて落ち着かせる。

あのチャラチャラした男か蒼花に変な目で見ているなんてな…………本気で相手しないとな。

「では!試験を始める」

無限達は一ヶ所に集まり最初誰が出るか話し合っていた。

「では、最初は誰が出ますか?」

「ゾディア」

「なんですか無限様?」

「あのチャラチャラした金髪の男は俺が相手する」

「無限様何でですか?」

「キュン…………あの人私をずっと見ているの」

「なんですて!」

「成る程それは…………良くありませんね」

「嗚呼…………全くだ」

俺の彼女にいやらしい目で見ているそれに蒼花はそれがまだ少しトラウマなんた。

ゾッ!

無限とゾディアは静かに殺気を放っていた。

「対戦相手は決まったな」

「うん」

「えぇ」

「では皆さん頑張りましょ」

数分の話し合を終えステージに相手側は筋肉がムキムキな冒険者ガン、無限達の方はゾディアが上がってきた。

「なんだお前が相手か!!」

「えぇ、よろしくお願いいたします」

「なんだか弱そうな執事だな!」

「それはどうなんでしょ…………ね」

「それでは第一試合始め!!」

「行くぜ!!火の力よ我が拳に宿れ!ファイヤーナックル!」

ガンはゾディアに向かって勢いよく殴ろうと炎の拳を放ってきた。

「土、土壁」

ドゴーーン!!

「なんだもう終わりか!?」

「…………どこを狙っているんですか?」

「なに!」

ガンが放った拳は土の壁で防がれておりゾディアは平然と立っていった。

「こんな壁すぐに壊してやる!!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

「野蛮ですね」

バゴーン!

「壊れたぜ!強固な鋼よ!拳を鉄に変えよ!アイアンナックル!」

ガンは土の壁を破壊して再度ゾディアを殴ろうと拳を鉄に変えて殴りかかった。

シュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュンシュン

「おや、どうしました?攻撃が当たりませんが」

「糞!避けてんじゃねぇ!」

ゾディアはガンの攻撃を軽々と避ける。

「舐めてんじゃねぇ!!」

ガシ!

「なっ!?」

「そんな拳では私には勝てませんよ」

(こいつ!俺の拳を片手で止めやがった一体何者なんだよこいよは!)

ゾディアはガンの拳を左手で軽く受け止め離さずにじっとしていた」

「では私の攻撃をしましょう処女手甲、光、乙女光拳」

ドゴン!!!!

「ぐぅぅぅ!!!!」

「もう一度」

ドゴン!!!!

「ぐはぁ!!」

ゾディアはガンの拳を離し乙女座の武器処女宮手甲を装備し魔力を込めガンに向かって一撃目は胸に二撃目は腹にクリンヒットさせるとガンはステージの隅まで飛ばされた。

「流石ゾディアだな」

「やっぱり凄い」

「ですがあれはまだ弱い方ですよ」

無限達はゾディアの強さを身を持って知っているため驚おてはいないがゾディアの強さを知らない金狼のメンバーとギルマスのヤクザは驚きを隠せていなかった。

「一体なんだあの男はガンの攻撃を軽々と避けてたり止めたり」

「嘘!素敵///」

「わ~あのガンがやられるなんてね~」

(なんだあのゾディアと言う男は軽々と無詠唱で魔法を発動させるしガンの拳を片手で受け止める力がある何者だ)

「なんだこの拳の重さは…………」

「さて、金牛戦斧」

ゾディアは今度は金牛戦斧を装備して一歩ずつガンに向かって歩き始めた。

「さぁ、どうしました攻撃しないんですか?」

「ふざけるな!!風の速さを纏いて速くなれ、風、風速!!」

ビュウン!ビュウン!ビュウン!ビュウン!ビュウン!ビュウン!

「ほ~速くなりましたね」

ガンは足に風魔法を発動させて動きを速くしてゾディアの周りを動き始めた。

(あいつ気づいてねぇ!俺のスキルは【拳魔】拳に適正魔法を纏わせるスキル俺の魔法適正は風、火、鋼の三つ、風のスピードに鉄の重み、炎の熱さをこの男にぶつけてやる!!)

「…………」

「お前は俺のであった中でも強い男だ、けどな!!俺よりも弱いぜ!!」

「そうですか…………それで」

「お前を倒す!はぁぁぁぁ!!」

ガンは風のスピードを極限まで上げ炎を纏い拳をゾディアに向かって放った。

「では少し見せましょ私の力を…………火、プロメテウス」

ドザァン!!

「ぐはぁ!」

ヒュゥン ドゴーーーン!!

ゾディアは太陽の炎を纏った金牛戦斧をガンに振り下ろすとガンは戦斧に押し斬られ訓練所の壁に吹き飛ばされた。

「おや?少しやりすぎましたかね?」

「いや、妥当だろゾディア」

「無限様」

「ヤクザさん、判定」

「あっ!すまない驚いてな、第一試合!!勝者ゾディア」

ゾディアは武器をしまいステージから降りると俺達の所に戻ってきた。

「ゾディアおつかれさん」

「お疲れ様」

「ナイスファイトです」

「いえ、相手はそこまで強くありませんでしたからね」

「殺してはないよな」

「安心してください打撲と火傷程度にしときました」

「そうか次は誰が相手かな」

金狼のメンバーはガンの回収して治療をしていた。

「ちょっとガン!しっかりしろ」

「光の神よこのものを癒したまえヒール」

「…………あの人達本当に強いかも」

「なら次は私が行くわ」

「まさせたぞマナ」

「頑張れ~」

続く
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる

けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ  俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる  だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました

ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが…… なろう、カクヨムでも投稿しています。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います

しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

処理中です...