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第一章始まりと星の古代迷宮

43決着

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「「はぁぁぁぁ!!!」」

キーーン! ドドド キン! キン! ドゴン!

無限と悪魔による二人の最後の戦いが始まった。無限は剣と手甲で悪魔を斬りそして殴り悪魔は槍を使い無限の剣と手甲を防ぎ攻撃する。

「やりますねですが風、風死妖星」

悪魔は槍に風を纏わせ風車のように回し始めその遠心力を使い槍を振り続ける。

「土奥義、土全渦波(どぜんかは)」

「!」

ズン!!!

「これは周りの土渦に呑み込まれる!」

「はぁ!」

ドドドドドドドドト

無限は剣を地面に向かって刺すと周りの土が渦を巻き始め悪魔を呑み込むと無限は土を操り悪魔に向かって追撃する。

「ぐぅ!これしき!」

ドゴン!

「抜けるか」

「まさか奥義を使ってくるとはあの数分で何が………それはいいです。氷、魔界氷星(まかいひょうせい)」

カチカチカチカチカチ

悪魔は無限に向かって槍を投げてきたその槍は周りの空気すら凍らせそのまま無限に迫る。

「火奥義、陽光灼熱(ようこうしゃくねつ)」

ボォォォォォ!!

「これは………熱い!」

「なんだあいつ!」

「おいおい!俺の炎より上かよ」

無限の剣から太陽の光のように輝くと炎が勢いよく舞い上がり剣を振るうと凍りついた空気が溶け槍を押し返すと同時に悪魔に炎で攻撃がゆく。

ボォォォォ!

「これが火の奥義とはまるで太陽の炎いやそれ以上」

「今度はこっちからだ風奥義、天嵐猛撃(てんらんもうげき)」

ビュウゥゥゥゥ!!!

「ぐぅ!何ですかこの斬撃の嵐は」

今度は天災と言うなの猛烈な嵐の斬撃が悪魔を襲う。

「雷奥義、雷電神轟波(らいでんしんどうは)」

ズガァーーーーン

「ぐはぁぁぁ!!」

「これでどうだ」

無限は嵐の斬撃を防いでいる悪魔に轟く神の雷撃の波動を放った。

「はぁ…………はぁ……これが貴方の魔法の奥義ですかですが私は倒せんよ火、煌炎流星!」

「水奥義、水瀑布津波!」

「その技は知っています土、大地填星(だいちてんせい)」

ギーーーーン

「ぐぅ!」

俺は剣を縦り水で全てを呑み込んでいく中悪魔は抜け出し槍を片手から両手に持ち変え槍に土を纏わせ振り下ろす。

「押し潰します!」

「…………鋼奥義、金剛錬金戦慄断(こんごうれんきんせんりつだん)」

ピキ ドサッ!!

俺は悪魔の振り下ろされた槍を剣で受け止めた押し潰されそうになったが悪魔が力を再度入れる隙をつき左拳に鋼の奥義を宿し殴った。

「ぐぅ!」

「隙だらけだぞ」

ズズズ

「この威力に固さダイヤモンドいや鉱石を錬金したような固さ何ですかその奥義は」

「これはあらゆる鉱石を錬金して武器に宿し断ずる技痛いだろ」

「えぇ…………恐ろしい技ですね。ですが貴方の奥義は残り五つ全て出させて終わらせます」

「……出し惜しみはしないぞ…自然奥義、森羅万象桜(しんらばんしょうざくら)

ドサッ!!

「これは」

「何ですかあの美しい桜の木は」

「無限様…………」

「綺麗…………」

無限の後ろから突如として桜の木が出現し花びらが舞うその光景に精霊や悪魔達は魅了される。

「毒、疫残星」

「無駄だ」

「!発動しない!?」

悪魔は槍に毒を纏わせようとしたが発動しなかった。

「森羅万象桜はあらゆる呪い、毒、邪を全てを無にするそして花びらが舞い敵を倒す」

ザザザザザザ!!!

「ぐぅ……ならばそちらが数ならこちらも数で攻めましょう……鋼、鋼竜流星雨」

ザザザザザザザザザザザザ!!!!!

悪魔は槍を強化し桜の攻撃を流星の雨のように突き全て破壊する。

「はぁ!」

キーン!!

「おや?今度は物理ですかね」

「毒奥義、閻魔真毒(えんままどく)」

ピタッ ドクン!

「ぐぅ…………ぐぁぁぁぁ!!」

無限は桜を花びらの間を攻め悪魔に向かって突きをする。

悪魔は槍で受け止めた瞬間無限は剣に毒を纏わせ一滴悪魔に触れると悪魔は苦しみだした。

「これは…………一体…………」

「閻魔が作りし真なる毒当たれば地獄の苦しみを味わい死を迎える」

「主!!」

「貴様!!」

「よくも!!」

今度は悪魔の眷属達が精霊達を無視して俺に向かって来た。

「無限!皆お願い止めて!」

「蒼花あんたは魔力が後少ししかないんだよ!」

「無理はいけませんよ!」

「でも、無限に頼まれた足留めするって」

「…………多分大丈夫」

「えっ?」

「氷奥義、零氷結世界(ぜろひょうけつせかい)

ガキーーーーン

「えっ!!」

「マジかよ…………」

無限は剣を地面に向けると冷気が溢れ周りと近づいて来た悪魔の眷属を全て凍らせた。

「ふぅ~悪いがしばらく凍っおけ……立てよそろそろ回復しているだろ」

「わかりましたか」

悪魔はいつの間にか回復して軽々と立ち上がった。

「奥義を喰らっても平気でいるからな耐性もあるみたいだし」

「えぇ、ですが私もこの技を使うとは思いませんでしたよ!」

「来るか」

「光、飛天明星(ひてんあけぼし)」

ドッ!

「!!」

悪魔は槍に力を最大限込め目にも止まらぬ速さで突きを放った。

「止めてやる闇奥義、深淵暗黒壊(しんえんあんこくかい)」

「なっ…………」

無限は剣に力と魔力を込め闇の斬撃を放った。斬撃は周りを全て破壊しながら悪魔に向かっていが悪魔は勢いを止めない。

「はぁぁぁ!!」

ドドドドドド

悪魔の槍は闇の斬撃をぶつかり斬撃をかき消した。

「マジかよ…………最後の技か光奥義、聖光神総裁(せいこうじんそうさい)」

無限は聖なる光のエネルギーを放つ。

「無駄です!!」

「威力は弱まったな!」

振り下ろし悪魔の槍と無限の剣がぶつかる。

「「はぁぁぁぁ!!」」

ピキーン ドーーーン!!!!!

二人の攻撃が衝撃波を生み出し激しい爆発が起き二人は後ろに飛ばされてしまう。

「ぐぅ…………まさかここまでやるとは貴方の奥義は流石です。ですが奥義はもお無いようですね」

悪魔は起き上がり無限に勝ったように思われたが無限は仁王立ちしていた。

「…………奥義ならまだある」

ザッ

「不動流剣術格闘がな」

「成る程無属性ですかならば私も」

ザッ!!

「これで最後にしましょう」

無限と悪魔はお互いに武器を構える。

昔爺ちゃんが言ってたな不動流剣術格闘の奥義は受け継いだ者によって奥義は変わる…………今ならわかるよ爺ちゃん。奥義は自分で生み出せて事だろ本当は爺ちゃんに見せたかったけどいつかそっちに行ったら俺の不動流剣術格闘の奥義を見せるよ。

不動流剣術格闘は永遠に不滅であり

自由に世の中の全てを見よ

無限の可能性を信じ突き進む

我……今明王となる。

「不動流剣術格闘奥義…………」

無限と悪魔の最後の一撃が今ぶつかる。

「超新星!」

最初に仕掛けたのは悪魔の方だ。悪魔の槍は大規模な爆発エネルギー帯び周りを破壊しながら悪魔は無限に槍を突刺する。

「終わりです!!」

「無限!!」

「無限様!!」

「不滅恣全無限明王(ふめつしぜんむげんみょうおう)」

ザ ン !!

無限は全身に力と魔力そして気を込め悪魔に向かって剣を振り下ろした瞬間悪魔の槍は先端から破壊され悪魔はそのまま無限に斬られてしまった。

「…まさかこれ程とは………私の負けです…………」

バタン

「………」

ヅサ パキン!

無限は倒れた悪魔に近づき心臓部分に剣を刺した後すぐに剣を抜きそのまま後ろを向いた。

「俺の勝ちだ…………後は好きに生きろ」
 
これでやっと終わった…………蒼花達は…………無事だな…………よか………った…………。

バタン

続く
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