14 / 125
第一章始まりと星の古代迷宮
13夜
しおりを挟む「異世界でお風呂入れるなんて夢にも思わなかった」
「私はお風呂始めて入ります」
「じゃあキュン体洗ってあげる」
「ありがとうございます」
無限は蒼花達がお風呂に入ろうとしている中一人でツリーハウスから出るとキュンが張っていた結界の周りには多くの熊や狼が取り囲んでいた。
「鑑定……ブラッティベアーとダークネスウルフかまた面倒な奴らが来たな」
俺は無魔法で鑑定を使い魔物の情報を確認した。
ブラッティベアー
魔熊の最上位種
夜行性で凶暴で力が強く獲物を見つけると一直線に襲いかかり倒さない限り何度でも襲ってくる。
ダークネスウルフ
魔狼の上位種
暗闇に生息し影を使いながら集団で獲物を狩る。
「全く気配関知で周りに何かいると思ったらこんなに魔物がいるとはな飯の匂いで集まったか?一様キュンの結界で中には入れないがこんだけいるなら結界がいつ破れるかわからないか………」
無限は一歩ずつ歩いていき結界の外に出た瞬間魔物達が一斉に無限に襲いかかってきた。
「ふん!!」
ビュウウゥゥ!! ザァァァァァァン!!
「「「「「ぎぁぁうん!!」」」」」」
「「「「「「!!」」」」」」
無限が動いた瞬間前列の魔物達は後ろに血を流しながら吹き飛んでいった。吹き飛ばなかった魔物達は驚いて無限を見ると無限の右手には剣が握られていた。
風、疾風轟乱(しっぷうごうらん)………創造した通りできた。やっぱり俺は剣と魔法の組み合わせがいい………さぁ殺ろうか身体強化。
無限は剣を握り絞めると身体強化を使い素早く動き始めた。
ザサザザザザザサザザザザザサザザザザ
「「「「「ぎぁうん!!」」」」
無限は次々と魔物達を剣で的確に斬りつけて倒していく。
「雷、黒雷一閃(こくらいいっせん)」
ザーーーーーーーン
黒雷の斬撃が魔物達を襲う。
「「「「がぉぁぁぁ!!」」」」
「氷、氷霞紅蓮(ひょうかぐれん)」
ザキン ザキン ザキン ザキン ザキン カチカチカチ
魔物は無限に攻撃しょうとしたが無限は霞のように消え次の瞬間魔物達は斬られ傷口から氷の紅蓮花が咲き全身が氷に包まれた。
「闇、黒影八咫烏(こくえいやたがらす)」
ザザザザーーン
「「「「「ギァォォォォ!!」」」」
次の瞬間剣に黒い影が纒い無限はその纏った剣を魔物達にぶつけた。
「まだまだ!」
無限が魔物と戦っている頃、蒼花とキュンはお風呂でのんびりしていた。
「気持ちいい~」
「本当ですね蒼花様~」
(無限やっぱり凄い。お風呂を作るなんて普通無理なのに癒される///………)
「………蒼花様もしか無限様の事好きなんですか?」
「///!!なんでそう思うの?」
「いや、普通にわかりますよ。無限様に対する態度が乙女の顔をしてましたから」
「~~っ恥ずかしい///」
(まぁ、無限様は気づいてないと思いますが)
「キュン、無限には黙ってて」
「何故ですか?」
「だって私まだ無限の事知らない事が多いし……それに心の準備ができてないの///」
(乙女ですね~、まだ会って一日ですが最初は落ち着いていて真面目な方だと思っていましたが無限様に対しては積極的で純粋なんですね)
「お願い………」
「わかりました。無限様には内緒にしておきますよ」
「ありがとう…」
「で、無限様のどこに惚れたんてすか」
「えっ!!………内緒///」
蒼花とキュンが楽しい会話をしている中無限は魔物の死体の上に立っていた。
「ふぅ~これで片付いたな」
流石に疲れたいったい何匹いたんだ、数えてないからわからないが別にいいかそんなこと。しかし鋼魔法で作った剣だとやっぱり脆いな直ぐに壊れるから何回も作ったな。
「さてと、自動解体、アイテムボックス」
無限は立ち上がり自動解体とアイテムボックスを使い魔物達を回収した。
「さて、風呂に入るか蒼花達もそろそろ上がる頃だろ」
無限はそのままツリーハウスの中に戻った。
ガチャア
「あれ無限外に行ってたの?」
「何していたんですか?」
俺は扉を開けるとなかでは水色のパジャマ姿の蒼花とキュンがいた。
「いやなに、少し外の空気を吸いたくなってな」
「そうなんだお風呂入っていいよ」
「嗚呼、そうするそれと先に寝てていいからなそこの部屋を使えばいいベットも用意してあるから」
「わかった」
蒼花に部屋の説明をした後無限は風呂場に向かった。
………///蒼花のパジャマ姿初めて見たが…可愛いパジャマだったな///。
その後無限は風呂に入りながら今日の事を思い返していた。
「気持ちいいな~~やっぱり風呂に入らないと体が休まらない………しかし今日は驚きの連続だったな」
追放処刑されそうになるし、助かるために飛び降りたら蒼花がついてきたり、キュンが仲間になったり魔法で魔物を倒したり………これが異世界、流石に今日は上手くいったが今後どうなるかわからない。
「今日使った攻撃魔法はと」
俺は今日使った攻撃魔法を再確認した。
水流連弾
疾風轟乱
黒雷一閃
氷霞紅蓮
黒影八咫烏
「こんなもんか今使えるのは五つ………明日から他の属性の攻撃魔法を少しずつ増やして常に使えるようにすればいいか」
そう言えば尾田達俺がいなくて大丈夫か………まぁ.あいつらなら大丈夫だろ………そろそろ上がるか。
無限は風呂か上がりパジャマに着替え居間に行くとキュンが待っていた。
「無限様上がったんですね」
「なんだキュン待っていたのか?」
「えぇ、お話がありましたので」
「……蒼花はどうした?」
「蒼花様ならお休みになられましたよ多分疲れがたまっていたんでしょ」
「そうか……で話ってなんだ?」
俺は椅子に座りキュンの話を聞く事にした。
「無限様は元の世界には帰れない事を知っているんですよね」
「嗚呼、知っている。スキルを授けて貰う前に無限神様から聞いた、だが蒼花は事の知らないし知っているのは俺そして友人の風影が知っているもしかしたら尾田や謙信も知っているかもな」
「一様無限神様から無限様の事は色々聞いてます」
「俺の素性を知っているのか」
「ある程度だけで細かくは知りません」
「ならいい…」
「無限様この迷宮を攻略したらどうするんですか」
「………旅をしょうと思うだがその前にキュン、蒼花には元の世界には帰れない事を黙って欲しい」
「何故です?」
「蒼花には向こうの世界に大切な家族や友人がいる帰れないて知ると心がもたいかもしれない……それに俺なんかよりもクラスのあいつらといた方がいいこの迷宮を抜けたら………蒼花をあいつらの元に送り返す」
蒼花には俺の魔法で操られていたて気づいたら城にいましたて説明すればあいつらもそれを信じるだろ。
「無限様それは!」
(蒼花様は無限様の事が好きですが無限神様に聞いた通り無限様はあの事を引きずっていられる)
「話しはいいな俺は寝る」
「………わかりましたお休みなさい」
「お休み」
「私も寝ましょうかね」
俺はキュンとの話しを終えツリーハウスの自分の部屋に入った。
「………色々疲れたし寝るか」
無限はベットに入り就寝したのであった。
最下層 迷宮王の部屋
「成る程序盤で殺られない者がいるとはもしかしたらここまでたどり着くのかもしれませんね」
男は一人玉座に座りながら無限達の様子を眺めていた。
「ですがここからが星の迷宮の本番実に楽しみですね」
続く
247
お気に入りに追加
800
あなたにおすすめの小説
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる
けんたん
ファンタジー
レイ・ユーグナイト 貴族の三男で産まれたおれは、12の成人の儀を受けたら家を出ないと行けなかった だが俺には誰にも言ってない秘密があった 前世の記憶があることだ
俺は10才になったら現代知識と貴族の子供が受ける継承の義で受け継ぐであろうスキルでスローライフの夢をみる
だが本来受け継ぐであろう親のスキルを何一つ受け継ぐことなく能無しとされひどい扱いを受けることになる だが実はスキルは受け継がなかったが俺にだけ見えるユニークスキル スキル喰らいで俺は密かに強くなり 俺に対してひどい扱いをしたやつを見返すことを心に誓った
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる