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第一章始まりと星の古代迷宮
7牢屋の中
しおりを挟む「はぁ……はぁ……」
荒木達から抵抗できないまま暴行を受け続け何時間たっただろうか流石に耐えるのに疲れたな服はボロボロ全身は血だらけ意識を保つのがやっとだな。
「くそが……あいつら容赦なく殺りやがったな」
牢屋の隙間から月の光が射し込んできた。
「まだ夜か……そう言えばあいつら殴ってる時俺を追放とか言ってたな」
『てめぇはここから追放されるんだよ!』
『さっさと追放されて死ねばいいんだよ!』
『あんたは邪魔なんだよ!』
無限は殴られている時の事をゆっくりと思い出していた。
「追放か……それも良いかもな魔王を倒さなくても良いしこの世界を旅するのも悪くないかもな……」
カッ カッ カッ タッ タッ タッ
誰だまた荒木達かいやそれならこんな静かに歩かないはず足音からして二人一体誰だ?。
俺は警戒をしながら牢屋の目の前に来た人物を確認した。
「これは……」
「ここまで酷いとは……」
「おいおいまさか【聖女】様が来るとはな」
「そんなこと言わないでください不動さん」
「貴様!お嬢様に向かって!」
「ハイハイそう怒るな…………一体何しに来たんだ天城愛梨、早乙女八重美」
牢屋の目の前に来たのはクラスの女性二人だ。少し冷静な金髪の女性は東雲と同じ財閥のご令嬢
天城 愛梨【てんじょうあいり】
うちのクラスの五人のご子息、ご令嬢の最後の一人そしてこいつのスキルは【聖女】
もう一人天城の隣にいる覇気のある女性は天城の護衛
早乙女 八重美 【さおとめやえみ】
いつも天城の隣で護衛をしていて近く者は潰すと思わせるくらい覇気を持つ女性、スキルは【戦乙女】この二人が一体俺に何の用だ?。
「不動さん貴方は本当にマリンさんを襲ったんですか?」
「あんたも織田達や荒木達と同じ用な事を言うんだなそんな確認の為にわざわざ来たのか言っておくが俺はやってないぞ」
「いえ、私は蒼花さんの頼みで私は貴方に会いに来たんです」
「蒼花から!?」
「嗚呼、蒼花はお前の事を心配していたぞ」
蒼花……無事だったんだな荒木達に何かされてないか心配していたが良かった。
「蒼花さんは貴方がマリンさんを襲ってないと織田さん達に訴えてましたが聞き入れて貰えずここに来る前に私の所に来たのです」
「蒼花はお嬢様に貴様を助けるように必死に頼んできた。私も半信半疑だったが蒼花の態度で貴様が冤罪だと確信した」
「そうか……」
蒼花まさか俺のために天城を頼るなんてな。
「先ずは貴方の傷の手当てをしなくては」
「いや、しなくていい」
「なぜだその傷荒木達からやられたんだろ速く手当てをしなくては死ぬぞ」
「確かにそうだなでも考えて見ろ『傷つけて動けない奴が何故手当てが出来たのか誰かが手当てをした』と思うだろ」
「ですがこのままでは」
「そう簡単には死なねぇよわかるだろ」
「……お嬢様ここは彼に従いましょ」
「八重美!」
「彼の言うとおり我々が手当てをすれば荒木達が手当てをした者を無理やり探すでしょそれだと我々が危険にさらされます」
「…わかりました」
天城は申し訳なさそうにしていた。
「それと頼みがある」
「!!何でしょ」
「俺はどうやら追放されるらしいだから追放されて俺がいなくなった後蒼花や尾田達を守ってくれ」
「何故私に」
「お前なら信頼できると思ったそれだけだ」
「わかりました何があっても蒼花さん達を守りましょ」
「ありがとう…しかし意外だったな俺はお前に嫌われていると思ったんだが」
「私はいつでも中立の立場で物事を見ますでは失礼します」
天城は無限そう言った後その場から去り早乙女もその後を追った。
「これで蒼花や尾田達はなんとかなりそうだな」
ギーーーーー タッタッタッタッ
今度は誰だ足音からして速いなまるで忍者のような動きだなまぁ、誰が来るか知っているけどな。
サッ
牢屋の目の前に黒い服を着た男が現れた。
「フッ来ると思っていたぜ風影」
「やっぱり無限はわかるよね」
黒い男の正体は風影であった風影はフードを取り無限の前に座った。
「お前のスキルは忍者なのとお前達が俺がこんなになっていると知れば動くと思っていたからな」
「流石無限だねさっきここに来る時天城さん達がいたんだけど」
「嗚呼、俺がマリンを襲っかを確認しに来ただけだまぁ、蒼花の証言もあってあの二人は俺が無罪だと信じてくれたさ」
「そうなんだ…それより無限お前大変なことになっているよ」
「追放されるんだろ」
「・・・知っているんだね」
「荒木達が殴りながら言っていたからな」
「俺達はリアンさんから聞いたよこれからどうする脱獄するよう計画はしているよ?」
成る程多分スキルの使い方をリアンさんから聞いたんだな。
「いやしないそれよりお前に聞きたいことがある」
「何?」
「俺がいない時国王の謁見で何があったかを教えてくれ」
「わかった」
俺は風影から俺がいなかった時国王の謁見で何があったかを聞き出した。
「俺達は無限を置いて国王様の謁見をしたんだけど特にこれと言って普通だったな『魔王を倒してくれ』や『世界を救ってくれ』て言われたよ」
「そうか」
「あっ!もう一つあった織田が魔王を倒したら元の世界に戻れるかって聞いていた」
「はぁ!?」
何だとあいつ何故それを神様から聞かなかったんだこの世界の人間に聞いても意味ないだろ。
「それでなんて答えたんだ」
「マリンさんが帰れるて答えたよ」
「マジか~」
どうやらマリンさんは魔王の討伐の他にも別な目的があるらしいなどうするこいつに元の世界には帰れないて伝えた方が言いな。
コン コン コン コン
そう考えていると此方に近づく足音が聞こえた。
「チッ誰かきたな風影手短に話す。先ず俺達は元の世界には帰れないそれを尾田達に伝えろ織田達には伝えるなよそれと何かあったら無灯先生か天城達を頼れわかったな」
「無限!帰れないって」
「早くいけ!誰かに見られたらまずい」
「わかった……」
俺は小声で風影に事の内容を伝えた流石に風影も戸惑っていたが人が来た為直ぐにその場を後にした。
「これでなんとかなるかな…次は誰だ寝たふりでもしておくか」
無限は寝たふりをして次にやってくる人物を確認しようとした。
コン コン コン コン
「どうやら寝ているな」
「問題は無し」
マリン側の騎士か問題ないな少しでも体力を温存しないと追放された時ヤバイからな。
翌朝
「起きろ罪人!」
「さっさと起きねぇか!」
ドゴン
「ぐぅ……いつの間にか寝てたか」
俺は誰かに殴られ目を覚ますと目の前に夜に来た騎士達が目の前に立っていた。
「お前を連行する」
「準備しろ」
「「はぁ!!」」
俺は騎士達から手に付けられた鎖を外されたと思えば手を後ろに組まれ手錠をされ更には目隠しをされた。
「行くぞ」
無限は騎士達に連れられ歩き始めた目隠しをしているため今どこに向かっているのかはわからなかった。
一体何処に連れて行くんだ確か俺は追放されるんじゃないのか。
「ついたぞ目隠しを外せ」
「はい!」
俺はその場に膝をつかさた。騎士の一人が俺の目隠しを外し俺は目を開けると目の前は崖で下は暗闇広がっていた。
「何処だここは」
「時期にわかる」
俺は周りを見ると崖の向こう側にクラスの連中とマリンといかにも王様て感じの人物と年寄りがいた。
「おい…まさか」
俺はこの状況を一瞬で理解した目の前は崖それに全員がいるこの状態。
するとマリンの隣にいた老人が紙を広げ大声を上げた
「この者!ムゲン・フドウはこの国の第一王女マリン様を襲い仲間を人質に取り脅したそしてこの者はスキルすら無く神から見放された者!」
俺は荒木達や織田達の顔を見たするとあいつらは笑みを浮かべていた。
「以上の事からこの者ムゲン・フドウを追放とする!!」
ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
続く
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