4 / 35
4月
ピアノ side黎
しおりを挟む
虐待っぽいの入ります。嫌な人は嫌かもしれません。ご注意ください。
☆☆☆☆☆
窓際。前から三番目というベストポジション。空いている窓からの心地よい風と、春特有の穏やかな陽気。
「・・・・・・じめるぞー」
授業でもなんでもない、HR。寝るには、格好の時間と空間。ぼーっと陽ちゃんを眺めながら、手を挙げるだけ挙げて、あとは寝てしまおうかと考えていた。まぶたの重力との戦争に、嬉々として負けようとしていると、
「黎はどうする?」
陽ちゃんが突然後ろを向いて聞いてきた。とたん、目がさえる。眠気?なんだそれは。
「・・・陽ちゃんはサッカー?」
黒板とまわりに素早く視線をやり、状況を把握する。
「まぁ。部活だし。好きだし。」
それはそうだろうなぁと思った。いつも、遠目からしかみれない陽ちゃんのプレイ姿。みたくないどころか、なにをしてでもみたいけれども。
「動くのは・・・自信ないから。バスケにしとこうかな・・・」
『あいつ、また体育サボりかよ。』
『指怪我したくな~いママ~』
『ははっ、似てる似てるw』
『なんで私の邪魔をするの・・・黎?こないで!近づくな、顔も見たくないっ』
ずきり。
こんないい日に、余計なことを思い出して、最悪な気分だった。
「そうだな、サッカーより時間短いし、いいんじゃないか?」
「うん・・・手、挙げたら寝る・・・」
「まだ寝るのかよ・・・」
具合悪いことを、陽ちゃんにばれたくなくて。机の上でうずくまる。気づけば、眠りについていた。
「ん・・・?」
陽ちゃんが、振り向く気配がして目が覚めた。陽ちゃんらしくない、ものすごく焦った顔。
「氷室君。合唱コンの伴奏、引き受けてくれるかい?」
「え、・・・?」
春川君に何か言われた。けど、うまく、理解が、できない。ばんそう・・・?
「前来て。氷室君。」
桜木さんがこっちへきて、僕をひっぱる。まだ、状況が理解できないでいた。
「まて、桜木、黎はっ・・・!」
陽ちゃんが、必死に何かを言っているけど、耳鳴りがして、よく聞こえない。
「・・・決定ね!」
「え・・・え?だから、何が?」
まったくもって、何も理解できていない。相変わらず、耳鳴りは続いている。陽ちゃんも、やたらと、焦っている。でも、みんなはちょっとだるそうに、ばらばらと拍手をしていた。わかってないのは、自分だけ。
「なにって、合唱コンの伴奏。引き受けてくれるでしょ?」
やっと。わかった。ばんそう、伴奏。合唱コンの、伴奏。ピアノを、ぴあのを、ひくこと。
春川が僕に何かを言っているその声が遠ざかっていく。視界が、かすんで。足に、力が入らない。何も聞こえない。何も聞きたくない。誰か。誰か助けて。陽ちゃん。
「黎っ!!!!」
いつも、僕が泣きたいとき。つらいとき。悲しいとき。苦しいとき。困ってるとき。どんなときでも、絶対、駆けつけてくれる、大好きな人。
ふわりと浮いて、陽ちゃんに、抱きかかえられた感触がした。世界のどこよりも安心できる場所。僕は、ゆっくりと、意識を手放した。
*****
「そう、上手よ、黎。」
「このきょくはなんていうの、まま?」
「エルガーの、愛のあいさつ。いい曲でしょう?」
「うん!」
「さ、もう少し練習しましょう。」
「すごいじゃないか。5歳でコンクール優勝だって!?」
「ずば抜けてたわ。あの子は、天才ね・・・!」
「さすがは天才作曲家、氷室文彦と若くしてショパン国際ピアノコンクールで優勝した如月椿の息子だ。」
「これからもっともっと伸びるかと思うと・・・末恐ろしいな。」
「怖い・・・どうしてそんなに弾けるの・・・?もう、表現力なら私を抜いた・・・っ!」
「椿、落ち着くんだ。息子が才能にあふれてる。いいことだろう?」
「でも、怖いのよっ!まだ5歳なのに・・・人間じゃないみたい・・・」
「そんなわけないだろう?私たちの息子じゃないか。頼むから正気に戻ってくれ、椿。」
「私が正気じゃないっていうのっ!!!?おかしいのはあの子よ!そうよ、悪魔なのよあの子はっ!」
「6歳・・・ますます磨きがかかってる・・・」
「同年代どころか、10代まで広げても、敵はいないんじゃない?」
「椿さんよりひょっとしたらもううまいんじゃないのか?」
「なにいってるんだ、まだ6歳だぞ。」
「それもそうか。はは。にしても、本当に恐ろしい才能だ・・・」
「まま・・・?ピアノは?ひかないの?」
「うるさい。うるさいうるさいうるさい。黙れ黙れ黙れっっっっ!!!!」
「まま?どうしたの?具合悪いの?」
「あんたがっあんたがいるせいで私はっっっっ!!!!!!」
「っ!いたい、やめてままっどうしてそんなことするの!?ぼくのピアノがへたくそだからおこってるの?」
「悪魔!!悪魔の子!!!!あんたなんて、あんたなんて生まなければよかった!!!!」
「ままはどうしたの、ぱぱ・・・?」
「ちょっと、疲れているんだよ。」
「おみまいは・・・?」
「しばらく、だめだ。わかったな、黎。」
「うん・・・」
「あの、如月椿が自殺・・・!?」
「噂だと、自分よりはるか上の才能を持つ息子を恐れて虐待してたとか。」
「あぁ、きいたよ。たしかに、黎君の才能はすさまじいからな。」
「うちの若い子も、自信を無くして辞めたよ・・・」
「うちもよ。」
「こっちも。」
「・・・悪魔みたいな子だな。」
「ぱぱ・・・?」
「しばらく、ヨーロッパに行くことになった。私の妹が面倒見てくれる。いい子にしてるんだぞ。」
「わかった・・・」
「いつもピアノばかり弾いてて気持ち悪いのよ。あなたのお父さん・・・文彦も、あんたのこと、気持ち悪い顔も見たくないって。」
「そりゃそうよね。自分の妻を殺されたんだもの。あんなにきれいな人だったのに。誰もあんたなんか必要としてない。愛してない。かわいそうに・・・!!ふふっいい気味。」
「ちょっと、なんか言ったらどうなの?ってやだ。死んじゃった?汚い。起きなさいよ。」
「ぼくがピアノをひいたせいでみんなぼくがきらいなの・・・?ままもぱぱもよろこんでくれたからひいてたのに。なんで?まま、どうして死んじゃったの。ぱぱも、なんでがいこくいっちゃうの。だれかたすけて。だれか・・・」
*****
「陽ちゃん・・・?」
保健室、のようだった。どこの学校でも同じ、薬品のにおい。ざらざらしたベッド。
「黎、大丈夫か。どっか痛いとか気持ち悪いとかないか?」
いつみても慣れない、整った、大好きな人の顔。陽ちゃんは笑顔が似合うのに、今は思いつめたような、苦しいような顔をしている。こんな顔させたいわけじゃないから。安心させてあげないと。
「うん、大丈・・・っ!?」
忘れたはずの、忘れようとしたはずの過去が、戻ってくる。
前も後ろも右も左もわからない、真っ暗な所で、ひとりぼっち。視界がぐるぐるまわり、いろんな人の声が、ぐわんぐわんと響く。気づくと、目の前には、変わらない、変われない美しさの、母が居た。いるわけが、ないのに。
「お前が居なければお前なんてお前なんてお前なんて、死んでしまえばいいのよっっっっっ!!!!!!」
恐怖で、何もわからない。
「黎、落ち着け、今ここには二人しかいない、落ち着くんだ、黎。」
暗い、暗い空間で、泣きじゃくって、冷え切った体が、ふいに暖かいものに包まれた。同時に、一筋の光もなかった空間に、光がさす。あぁ、そうだ。いつも、いつも僕のことを助けてくれるのは・・・
「ようちゃん・・・?陽ちゃん・・・!」
うれしくてうれしくて、離れたくなくて、しがみついた。安心して、また涙が出てきたけど、陽ちゃんが優しく頭を撫でてくれた。責任を感じてしまっている陽ちゃんに、これだけは伝えたくて。
「陽ちゃん・・・大丈夫、寝てた、僕が悪いし・・・」
伝えられて、満足したら、また体が重くなってきた。陽ちゃんのそばにいれば、大丈夫。陽ちゃんに全体重を預け、僕は、また、意識を手放した。
大好きだよ、陽ちゃん。もう、隠すのも、無理なくらい。
☆☆☆☆☆
窓際。前から三番目というベストポジション。空いている窓からの心地よい風と、春特有の穏やかな陽気。
「・・・・・・じめるぞー」
授業でもなんでもない、HR。寝るには、格好の時間と空間。ぼーっと陽ちゃんを眺めながら、手を挙げるだけ挙げて、あとは寝てしまおうかと考えていた。まぶたの重力との戦争に、嬉々として負けようとしていると、
「黎はどうする?」
陽ちゃんが突然後ろを向いて聞いてきた。とたん、目がさえる。眠気?なんだそれは。
「・・・陽ちゃんはサッカー?」
黒板とまわりに素早く視線をやり、状況を把握する。
「まぁ。部活だし。好きだし。」
それはそうだろうなぁと思った。いつも、遠目からしかみれない陽ちゃんのプレイ姿。みたくないどころか、なにをしてでもみたいけれども。
「動くのは・・・自信ないから。バスケにしとこうかな・・・」
『あいつ、また体育サボりかよ。』
『指怪我したくな~いママ~』
『ははっ、似てる似てるw』
『なんで私の邪魔をするの・・・黎?こないで!近づくな、顔も見たくないっ』
ずきり。
こんないい日に、余計なことを思い出して、最悪な気分だった。
「そうだな、サッカーより時間短いし、いいんじゃないか?」
「うん・・・手、挙げたら寝る・・・」
「まだ寝るのかよ・・・」
具合悪いことを、陽ちゃんにばれたくなくて。机の上でうずくまる。気づけば、眠りについていた。
「ん・・・?」
陽ちゃんが、振り向く気配がして目が覚めた。陽ちゃんらしくない、ものすごく焦った顔。
「氷室君。合唱コンの伴奏、引き受けてくれるかい?」
「え、・・・?」
春川君に何か言われた。けど、うまく、理解が、できない。ばんそう・・・?
「前来て。氷室君。」
桜木さんがこっちへきて、僕をひっぱる。まだ、状況が理解できないでいた。
「まて、桜木、黎はっ・・・!」
陽ちゃんが、必死に何かを言っているけど、耳鳴りがして、よく聞こえない。
「・・・決定ね!」
「え・・・え?だから、何が?」
まったくもって、何も理解できていない。相変わらず、耳鳴りは続いている。陽ちゃんも、やたらと、焦っている。でも、みんなはちょっとだるそうに、ばらばらと拍手をしていた。わかってないのは、自分だけ。
「なにって、合唱コンの伴奏。引き受けてくれるでしょ?」
やっと。わかった。ばんそう、伴奏。合唱コンの、伴奏。ピアノを、ぴあのを、ひくこと。
春川が僕に何かを言っているその声が遠ざかっていく。視界が、かすんで。足に、力が入らない。何も聞こえない。何も聞きたくない。誰か。誰か助けて。陽ちゃん。
「黎っ!!!!」
いつも、僕が泣きたいとき。つらいとき。悲しいとき。苦しいとき。困ってるとき。どんなときでも、絶対、駆けつけてくれる、大好きな人。
ふわりと浮いて、陽ちゃんに、抱きかかえられた感触がした。世界のどこよりも安心できる場所。僕は、ゆっくりと、意識を手放した。
*****
「そう、上手よ、黎。」
「このきょくはなんていうの、まま?」
「エルガーの、愛のあいさつ。いい曲でしょう?」
「うん!」
「さ、もう少し練習しましょう。」
「すごいじゃないか。5歳でコンクール優勝だって!?」
「ずば抜けてたわ。あの子は、天才ね・・・!」
「さすがは天才作曲家、氷室文彦と若くしてショパン国際ピアノコンクールで優勝した如月椿の息子だ。」
「これからもっともっと伸びるかと思うと・・・末恐ろしいな。」
「怖い・・・どうしてそんなに弾けるの・・・?もう、表現力なら私を抜いた・・・っ!」
「椿、落ち着くんだ。息子が才能にあふれてる。いいことだろう?」
「でも、怖いのよっ!まだ5歳なのに・・・人間じゃないみたい・・・」
「そんなわけないだろう?私たちの息子じゃないか。頼むから正気に戻ってくれ、椿。」
「私が正気じゃないっていうのっ!!!?おかしいのはあの子よ!そうよ、悪魔なのよあの子はっ!」
「6歳・・・ますます磨きがかかってる・・・」
「同年代どころか、10代まで広げても、敵はいないんじゃない?」
「椿さんよりひょっとしたらもううまいんじゃないのか?」
「なにいってるんだ、まだ6歳だぞ。」
「それもそうか。はは。にしても、本当に恐ろしい才能だ・・・」
「まま・・・?ピアノは?ひかないの?」
「うるさい。うるさいうるさいうるさい。黙れ黙れ黙れっっっっ!!!!」
「まま?どうしたの?具合悪いの?」
「あんたがっあんたがいるせいで私はっっっっ!!!!!!」
「っ!いたい、やめてままっどうしてそんなことするの!?ぼくのピアノがへたくそだからおこってるの?」
「悪魔!!悪魔の子!!!!あんたなんて、あんたなんて生まなければよかった!!!!」
「ままはどうしたの、ぱぱ・・・?」
「ちょっと、疲れているんだよ。」
「おみまいは・・・?」
「しばらく、だめだ。わかったな、黎。」
「うん・・・」
「あの、如月椿が自殺・・・!?」
「噂だと、自分よりはるか上の才能を持つ息子を恐れて虐待してたとか。」
「あぁ、きいたよ。たしかに、黎君の才能はすさまじいからな。」
「うちの若い子も、自信を無くして辞めたよ・・・」
「うちもよ。」
「こっちも。」
「・・・悪魔みたいな子だな。」
「ぱぱ・・・?」
「しばらく、ヨーロッパに行くことになった。私の妹が面倒見てくれる。いい子にしてるんだぞ。」
「わかった・・・」
「いつもピアノばかり弾いてて気持ち悪いのよ。あなたのお父さん・・・文彦も、あんたのこと、気持ち悪い顔も見たくないって。」
「そりゃそうよね。自分の妻を殺されたんだもの。あんなにきれいな人だったのに。誰もあんたなんか必要としてない。愛してない。かわいそうに・・・!!ふふっいい気味。」
「ちょっと、なんか言ったらどうなの?ってやだ。死んじゃった?汚い。起きなさいよ。」
「ぼくがピアノをひいたせいでみんなぼくがきらいなの・・・?ままもぱぱもよろこんでくれたからひいてたのに。なんで?まま、どうして死んじゃったの。ぱぱも、なんでがいこくいっちゃうの。だれかたすけて。だれか・・・」
*****
「陽ちゃん・・・?」
保健室、のようだった。どこの学校でも同じ、薬品のにおい。ざらざらしたベッド。
「黎、大丈夫か。どっか痛いとか気持ち悪いとかないか?」
いつみても慣れない、整った、大好きな人の顔。陽ちゃんは笑顔が似合うのに、今は思いつめたような、苦しいような顔をしている。こんな顔させたいわけじゃないから。安心させてあげないと。
「うん、大丈・・・っ!?」
忘れたはずの、忘れようとしたはずの過去が、戻ってくる。
前も後ろも右も左もわからない、真っ暗な所で、ひとりぼっち。視界がぐるぐるまわり、いろんな人の声が、ぐわんぐわんと響く。気づくと、目の前には、変わらない、変われない美しさの、母が居た。いるわけが、ないのに。
「お前が居なければお前なんてお前なんてお前なんて、死んでしまえばいいのよっっっっっ!!!!!!」
恐怖で、何もわからない。
「黎、落ち着け、今ここには二人しかいない、落ち着くんだ、黎。」
暗い、暗い空間で、泣きじゃくって、冷え切った体が、ふいに暖かいものに包まれた。同時に、一筋の光もなかった空間に、光がさす。あぁ、そうだ。いつも、いつも僕のことを助けてくれるのは・・・
「ようちゃん・・・?陽ちゃん・・・!」
うれしくてうれしくて、離れたくなくて、しがみついた。安心して、また涙が出てきたけど、陽ちゃんが優しく頭を撫でてくれた。責任を感じてしまっている陽ちゃんに、これだけは伝えたくて。
「陽ちゃん・・・大丈夫、寝てた、僕が悪いし・・・」
伝えられて、満足したら、また体が重くなってきた。陽ちゃんのそばにいれば、大丈夫。陽ちゃんに全体重を預け、僕は、また、意識を手放した。
大好きだよ、陽ちゃん。もう、隠すのも、無理なくらい。
0
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
チャラ男会計目指しました
岬ゆづ
BL
編入試験の時に出会った、あの人のタイプの人になれるように…………
――――――それを目指して1年3ヶ月
英華学園に高等部から編入した齋木 葵《サイキ アオイ 》は念願のチャラ男会計になれた
意中の相手に好きになってもらうためにチャラ男会計を目指した素は真面目で素直な主人公が王道学園でがんばる話です。
※この小説はBL小説です。
苦手な方は見ないようにお願いします。
※コメントでの誹謗中傷はお控えください。
初執筆初投稿のため、至らない点が多いと思いますが、よろしくお願いします。
他サイトにも掲載しています。
平凡腐男子なのに美形幼馴染に告白された
うた
BL
平凡受けが地雷な平凡腐男子が美形幼馴染に告白され、地雷と解釈違いに苦悩する話。
※作中で平凡受けが地雷だと散々書いていますが、作者本人は美形×平凡をこよなく愛しています。ご安心ください。
※pixivにも投稿しています
百色学園高等部
shine
BL
やっほー
俺、唯利。
フランス語と英語と日本語が話せる、
チャラ男だよっ。
ま、演技に近いんだけどね~
だってさ、皆と仲良くしたいじゃん。元気に振る舞った方が、印象良いじゃん?いじめられるのとか怖くてやだしー
そんでもって、ユイリーンって何故か女の子っぽい名前でよばれちゃってるけどぉ~
俺はいじられてるの?ま、いっか。あだ名つけてもらったってことにしよ。
うんうん。あだ名つけるのは仲良くなった証拠だっていうしねー
俺は実は病気なの??
変なこというと皆に避けられそうだから、隠しとこー
ってな感じで~
物語スタート~!!
更新は不定期まじごめ。ストーリーのストックがなくなっちゃって…………涙。暫く書きだめたら、公開するね。これは質のいいストーリーを皆に提供するためなんよ!!ゆるしてぇ~R15は保険だ。
病弱、無自覚、トリリンガル、美少年が、総受けって話にしたかったんだけど、キャラが暴走しだしたから……どうやら、……うん。切ない系とかがはいりそうだなぁ……
とある金持ち学園に通う脇役の日常~フラグより飯をくれ~
無月陸兎
BL
山奥にある全寮制男子校、桜白峰学園。食べ物目当てで入学した主人公は、学園の権力者『REGAL4』の一人、一条貴春の不興を買い、学園中からハブられることに。美味しい食事さえ楽しめれば問題ないと気にせず過ごしてたが、転入生の扇谷時雨がやってきたことで、彼の日常は波乱に満ちたものとなる──。
自分の親友となった時雨が学園の人気者たちに迫られるのを横目で見つつ、主人公は巻き込まれて恋人のフリをしたり、ゆるく立ちそうな恋愛フラグを避けようと奮闘する物語です。
チャラ男を演じる腐男子の受難な日々
神楽 聖鎖
BL
どうして… 皆いなくなるの…?
僕が悪い子だから…?
いいこになるから…
一人にしないでよ…
とゆーことで、はじめまして~
皆のアイドル腐男子の卯月朔(ウヅキサク)でぇーすヽ(*´∀`)ノ♪パチパチ
ご、ごめん わかったからそんな冷たい目で見ないでぇ~
この話は~学園に転入してきた王道転校生が総受けになっちゃう話だよ~
(作者)この話は過去ありの演技派腐男子が総受けになっちゃう話でーす✨
(朔)ぇ、そ、そんなの聞いてないよ~(上目遣い+涙目)
(作者)ぐはっ…(鼻からケチャップが…)
とにかく君は総受けになるのです!
がんばれ👊😆🎵
※この話はBLです
もしかしたらR15が入るかも…
作者はこの作品が処女作なのでコメント大歓迎です!いろいろ送ってくださいね
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
真冬の痛悔
白鳩 唯斗
BL
闇を抱えた王道学園の生徒会長、東雲真冬は、完璧王子と呼ばれ、真面目に日々を送っていた。
ある日、王道転校生が訪れ、真冬の生活は狂っていく。
主人公嫌われでも無ければ、生徒会に裏切られる様な話でもありません。
むしろその逆と言いますか·····逆王道?的な感じです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる