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8話 山菜取りで遭難!?山の中の冒険
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夏休みが終わりそうな頃の土曜日の朝、町はずれの山の麓に5人の子どもたちが集まっていた。そのわけは理科の先生から出された山菜の観察と採集の課題のためだった。
そしてみけ子を中心に、わくわくした表情で会話を交わしている。
「みんな、準備はできた?」
みけ子が元気よく声をかけた。
「はい、バッチリ!」
4人の仲間たちが口々に答える。
まりが少し不安そうな表情で尋ねた。
「みけちゃん、本当に大丈夫かな? 山って危なくないの?」
けんたが自信満々に胸を張る。
「心配するな、まり。俺がみんなを守るさ!」
たけるも力こぶを作りながら頷いた。
「僕も力仕事なら任せてよ。重い荷物も楽々持てるからね」
ユミは静かに付け加えた。
「私は図鑑と地図を持ってきました。安全に楽しく過ごせるはずです」
みけ子は満足そうに頷き、猫耳フードを整えながら言った。
「よーし!じゃあ、出発だ!」
5人は元気よく山道を登り始めた。新緑の美しい景色に囲まれ、鳥のさえずりを聞きながら、みんなの気分は高揚していく。
しばらく歩くと、みけ子が突然立ち止まり、指さして叫んだ。
「あっ!あれ、ワラビじゃない?」
ユミが素早く図鑑を取り出し、確認する。
「そうですね。形や色がワラビに似ています。採取してみましょう」
慎重にワラビを採取し、かごに入れていく5人。初めての収穫に、みんなの顔がほころぶ。
「わぁ、本物のワラビだよ!」まりが目を輝かせて言った。
けんたが得意げに言う。
「へへっ、これなら課題もバッチリだな」
さらに山を登っていくにつれ、木々が生い茂り、道が不明筭になっていく。まりの表情に不安の色が浮かび始めた。
「ね、ねえ...だんだん道が分かりにくくなってきたけど...」
けんたが優しく声をかける。
「大丈夫だって。ユミが地図を持ってるし、俺たちならどんな状況でも切り抜けられるさ」
ユミは地図とコンパスを見比べながら、少し困惑した表情を浮かべる。
「確かに...少し複雑になってきましたね」
そんな中、たけるが興奮した声を上げた。
「みんな、見て!これ、珍しい山菜じゃない?」
ユミが急いで図鑑を確認する。
「まあ!コシアブラです。本当に珍しい種類ですよ」
みけ子が目を輝かせて言う。
「すごい発見だね、たけるくん!さすが探偵団だよ」
全員で慎重にコシアブラを採取し、大喜び。この発見に気分が高揚し、さらに奥へ進むことを決意する。
しかし、急に空が曇り始め、風が強くなってきた。
まりが不安そうに空を見上げる。
「ねえ...天気が怪しくなってきたよ」
けんたが励ますように言う。
「大丈夫だって。少し雨が降るくらいなら...」
たけるも頷きながら付け加えた。
「そうだよ。僕が雨具も持ってきてるし」
みけ子が提案する。
「うん、もう少しだけ探索してから帰ろう。きっと面白い発見があるはずだよ」
みんなが同意し、さらに進んでいく。しかし、天候の悪化で視界が悪くなり、来た道が分からなくなってしまう。
ユミが焦った様子で地図を確認する。
「おかしいわ...現在地が特定できない」
まりの声が震え始める。
「どうしよう...迷子になっちゃったの?」
けんたも少し動揺を隠せない。
「まさか...俺たちが道に迷うなんて...」
その時、みけ子が大きな声で言った。
「みんな、落ち着いて!私たちは探偵団でしょ?どんな困難も乗り越えられるはず」
突然、雨が降り出し、全員がびしょ濡れになる。
たけるが急いでリュックから雨具を取り出す。
「みんな、これを着て!」
けんたが周りを見回しながら言う。
「雨宿りできる場所を探そう」
しばらく歩くと、小さな洞窟を見つける。
「あそこだ!」けんたが指さす。
全員で洞窟に駆け込み、ひとまず雨をしのぐ。
みけ子が声をかける。
「よし、ここで一旦休憩して、状況を整理しよう」
ユミが持っている地図を広げ、けんたが懐中電灯で照らす。
「現在地がここだとすると...」ユミが眉をひそめながら地図を指さす。
まりが不安を抑えきれず、泣き出しそうになる。
「もう...家に帰れないのかな...」
その時、みけ子が決意の表情で立ち上がった。
「大丈夫だよ、まりちゃん。私たち探偵団なら、きっとこの状況を切り抜けられる」
みけ子の言葉に、みんなの表情が少し明るくなる。
「それぞれの得意分野を活かして、役割分担をしよう」みけ子が提案する。
「ユミちゃんは地図とコンパスを使って方向を確認して。けんたくんは先頭に立って道を照らして。たけるくんは後ろからみんなをサポートして。まりちゃんは周りの様子に気を配って。私は全体を見渡して指示を出すね」
みんなが頷き、新たな決意を胸に秘めて洞窟を出る。
雨が小康状態になり、5人は慎重に歩み始める。
しばらく歩くと、けんたが何かを見つけて声を上げた。
「おい、見てみろよ。これ、鹿の足跡じゃないか?」
ユミが確認する。
「本当ですね。鹿は水場に向かう傾向があります。この足跡を追えば、川に出られるかもしれません」
みけ子が頷く。
「よし、その方向に進もう」
木々の間を縫うように進んでいくと、まりが木の幹に気づく。
「ねえ、この木、片側だけコケがついてるよ」
ユミが説明する。
「そうですね。コケは主に北側に生えます。これで方角がわかります」
たけるが空を見上げながら言う。
「雲の流れる方向も確認できるよ。風は西から東に吹くことが多いんだ」
みけ子が感心したように言う。
「さすが、みんな!こうやって自然を観察すれば、きっと道は見つかるよ」
歩き続けるうちに、遠くに水の音が聞こえてきた。
「川の音だ!」けんたが興奮して叫ぶ。
全員で急いで音のする方向に向かうと、確かに小さな清流が見えてきた。
まりが安堵の表情で言う。
「よかった...水が飲めるね」
ユミが冷静に指摘する。
「川は下流に行くほど人里に近づきます。この流れに沿って下っていけば、きっと集落にたどり着けるはずです」
みけ子が元気よく言う。
「よーし、じゃあその作戦で行こう!」
川沿いを歩き始めたものの、急な崖に遭遇する。
けんたがリュックからロープを取り出す。
「ここは俺のロープを使おう。みんなで協力して登ろう」
たけるが力強く言う。
「僕が最後尾で、みんなを支えるよ」
全員で声を掛け合いながら、慎重に崖を登っていく。
無事に崖を越えると、日が傾き始めていた。
まりが不安そうに言う。
「もうすぐ暗くなっちゃうね...」
けんたが懐中電灯を取り出す。
「大丈夫、これがあるさ。でも、電池の消耗が心配だな」
みけ子が前向きに提案する。
「夜の森には、昼間とは違う発見があるかもしれないよ。みんなで協力して、新しい冒険を楽しもう!」
暗闇の中、フクロウの鳴き声やホタルの光など、夜の自然を体験していく5人。
ユミが空を見上げて言う。
「あ、北極星が見えます。これで方角がはっきりわかりますね」
みんなで星空を眺めながら、互いを励まし合う。
たけるが突然立ち止まり、指さす。
「あれ...見て!あそこに何か建物が見えるよ」
慎重に近づいてみると、古い山小屋だった。
「中を調べてみよう」みけ子が提案する。
小屋の中に入ると、昔の山菜採りが使っていたと思われる道具や古い地図を発見。
ユミが興奮して言う。
「これは大発見です!この古い地図と私たちの地図を照らし合わせれば、現在位置がわかるかもしれません」
みんなで協力して地図を解析し、ついに現在位置を特定することに成功。
「やったー!」全員で歓声を上げる。
疲れ切った5人は、この山小屋で一夜を過ごすことに決める。
翌朝、朝日とともに目覚めた探偵団。新たな気持ちで、下山の計画を立てる。
みけ子が提案する。
「みんなで協力して山小屋を掃除しよう。使わせてもらった感謝の気持ちを込めて」
掃除を終えた後、5人は下山を開始。昨日の経験を活かし、自然の標識を上手く読み取りながら進む。
まりが周囲の植物に目を凝らし、次々と発見を重ねる。
「あ、これ食べられるよ!ユミちゃんの図鑑で見たの」
けんたが突然立ち止まり、耳を澄ます。
「おい、聞こえないか?人の声がする気がする」
全員が息を潜めて聞き入ると、確かに遠くから人の声が聞こえてくる。
「助かったー!」まりが飛び跳ねて喜ぶ。
声のする方向に進むと、探索に来ていた地元の救助隊と遭遇。全員で喜び合う。
救助隊員が感心したように言う。
「君たち、よく無事だったね」
みけ子たちは、これまでの冒険を簡潔に説明する。
救助隊の案内で、安全に山を下りる探偵団。麓では心配して待っていた両親たちが、涙ながらに出迎えてくれた。
そして夏休みが終わり、学校での発表会の時になった。
みけ子が堂々と語る。
「私たちは、この冒険で多くのことを学びました。自然の力強さ、チームワークの大切さ、そして諦めないことの重要性です」
まりが続ける。
「最初は怖かったけど、みんなと一緒だったから乗り越えられました」
けんたも力強く言う。
「どんな困難も、仲間と協力すれば解決できる。それが今回の一番の学びでした」
たけるが付け加える。
「僕たちの力を合わせれば、どんな謎も解けると確信しました」
そしてユミが締めくくる。
「そして、自然の中にはまだまだ多くの不思議が隠れています。私たちはこれからも、その神秘を探求していきたいと思います」
みけ子たちの発表は無事終わり5人はホッとした表情を見せたのであった…
そしてみけ子を中心に、わくわくした表情で会話を交わしている。
「みんな、準備はできた?」
みけ子が元気よく声をかけた。
「はい、バッチリ!」
4人の仲間たちが口々に答える。
まりが少し不安そうな表情で尋ねた。
「みけちゃん、本当に大丈夫かな? 山って危なくないの?」
けんたが自信満々に胸を張る。
「心配するな、まり。俺がみんなを守るさ!」
たけるも力こぶを作りながら頷いた。
「僕も力仕事なら任せてよ。重い荷物も楽々持てるからね」
ユミは静かに付け加えた。
「私は図鑑と地図を持ってきました。安全に楽しく過ごせるはずです」
みけ子は満足そうに頷き、猫耳フードを整えながら言った。
「よーし!じゃあ、出発だ!」
5人は元気よく山道を登り始めた。新緑の美しい景色に囲まれ、鳥のさえずりを聞きながら、みんなの気分は高揚していく。
しばらく歩くと、みけ子が突然立ち止まり、指さして叫んだ。
「あっ!あれ、ワラビじゃない?」
ユミが素早く図鑑を取り出し、確認する。
「そうですね。形や色がワラビに似ています。採取してみましょう」
慎重にワラビを採取し、かごに入れていく5人。初めての収穫に、みんなの顔がほころぶ。
「わぁ、本物のワラビだよ!」まりが目を輝かせて言った。
けんたが得意げに言う。
「へへっ、これなら課題もバッチリだな」
さらに山を登っていくにつれ、木々が生い茂り、道が不明筭になっていく。まりの表情に不安の色が浮かび始めた。
「ね、ねえ...だんだん道が分かりにくくなってきたけど...」
けんたが優しく声をかける。
「大丈夫だって。ユミが地図を持ってるし、俺たちならどんな状況でも切り抜けられるさ」
ユミは地図とコンパスを見比べながら、少し困惑した表情を浮かべる。
「確かに...少し複雑になってきましたね」
そんな中、たけるが興奮した声を上げた。
「みんな、見て!これ、珍しい山菜じゃない?」
ユミが急いで図鑑を確認する。
「まあ!コシアブラです。本当に珍しい種類ですよ」
みけ子が目を輝かせて言う。
「すごい発見だね、たけるくん!さすが探偵団だよ」
全員で慎重にコシアブラを採取し、大喜び。この発見に気分が高揚し、さらに奥へ進むことを決意する。
しかし、急に空が曇り始め、風が強くなってきた。
まりが不安そうに空を見上げる。
「ねえ...天気が怪しくなってきたよ」
けんたが励ますように言う。
「大丈夫だって。少し雨が降るくらいなら...」
たけるも頷きながら付け加えた。
「そうだよ。僕が雨具も持ってきてるし」
みけ子が提案する。
「うん、もう少しだけ探索してから帰ろう。きっと面白い発見があるはずだよ」
みんなが同意し、さらに進んでいく。しかし、天候の悪化で視界が悪くなり、来た道が分からなくなってしまう。
ユミが焦った様子で地図を確認する。
「おかしいわ...現在地が特定できない」
まりの声が震え始める。
「どうしよう...迷子になっちゃったの?」
けんたも少し動揺を隠せない。
「まさか...俺たちが道に迷うなんて...」
その時、みけ子が大きな声で言った。
「みんな、落ち着いて!私たちは探偵団でしょ?どんな困難も乗り越えられるはず」
突然、雨が降り出し、全員がびしょ濡れになる。
たけるが急いでリュックから雨具を取り出す。
「みんな、これを着て!」
けんたが周りを見回しながら言う。
「雨宿りできる場所を探そう」
しばらく歩くと、小さな洞窟を見つける。
「あそこだ!」けんたが指さす。
全員で洞窟に駆け込み、ひとまず雨をしのぐ。
みけ子が声をかける。
「よし、ここで一旦休憩して、状況を整理しよう」
ユミが持っている地図を広げ、けんたが懐中電灯で照らす。
「現在地がここだとすると...」ユミが眉をひそめながら地図を指さす。
まりが不安を抑えきれず、泣き出しそうになる。
「もう...家に帰れないのかな...」
その時、みけ子が決意の表情で立ち上がった。
「大丈夫だよ、まりちゃん。私たち探偵団なら、きっとこの状況を切り抜けられる」
みけ子の言葉に、みんなの表情が少し明るくなる。
「それぞれの得意分野を活かして、役割分担をしよう」みけ子が提案する。
「ユミちゃんは地図とコンパスを使って方向を確認して。けんたくんは先頭に立って道を照らして。たけるくんは後ろからみんなをサポートして。まりちゃんは周りの様子に気を配って。私は全体を見渡して指示を出すね」
みんなが頷き、新たな決意を胸に秘めて洞窟を出る。
雨が小康状態になり、5人は慎重に歩み始める。
しばらく歩くと、けんたが何かを見つけて声を上げた。
「おい、見てみろよ。これ、鹿の足跡じゃないか?」
ユミが確認する。
「本当ですね。鹿は水場に向かう傾向があります。この足跡を追えば、川に出られるかもしれません」
みけ子が頷く。
「よし、その方向に進もう」
木々の間を縫うように進んでいくと、まりが木の幹に気づく。
「ねえ、この木、片側だけコケがついてるよ」
ユミが説明する。
「そうですね。コケは主に北側に生えます。これで方角がわかります」
たけるが空を見上げながら言う。
「雲の流れる方向も確認できるよ。風は西から東に吹くことが多いんだ」
みけ子が感心したように言う。
「さすが、みんな!こうやって自然を観察すれば、きっと道は見つかるよ」
歩き続けるうちに、遠くに水の音が聞こえてきた。
「川の音だ!」けんたが興奮して叫ぶ。
全員で急いで音のする方向に向かうと、確かに小さな清流が見えてきた。
まりが安堵の表情で言う。
「よかった...水が飲めるね」
ユミが冷静に指摘する。
「川は下流に行くほど人里に近づきます。この流れに沿って下っていけば、きっと集落にたどり着けるはずです」
みけ子が元気よく言う。
「よーし、じゃあその作戦で行こう!」
川沿いを歩き始めたものの、急な崖に遭遇する。
けんたがリュックからロープを取り出す。
「ここは俺のロープを使おう。みんなで協力して登ろう」
たけるが力強く言う。
「僕が最後尾で、みんなを支えるよ」
全員で声を掛け合いながら、慎重に崖を登っていく。
無事に崖を越えると、日が傾き始めていた。
まりが不安そうに言う。
「もうすぐ暗くなっちゃうね...」
けんたが懐中電灯を取り出す。
「大丈夫、これがあるさ。でも、電池の消耗が心配だな」
みけ子が前向きに提案する。
「夜の森には、昼間とは違う発見があるかもしれないよ。みんなで協力して、新しい冒険を楽しもう!」
暗闇の中、フクロウの鳴き声やホタルの光など、夜の自然を体験していく5人。
ユミが空を見上げて言う。
「あ、北極星が見えます。これで方角がはっきりわかりますね」
みんなで星空を眺めながら、互いを励まし合う。
たけるが突然立ち止まり、指さす。
「あれ...見て!あそこに何か建物が見えるよ」
慎重に近づいてみると、古い山小屋だった。
「中を調べてみよう」みけ子が提案する。
小屋の中に入ると、昔の山菜採りが使っていたと思われる道具や古い地図を発見。
ユミが興奮して言う。
「これは大発見です!この古い地図と私たちの地図を照らし合わせれば、現在位置がわかるかもしれません」
みんなで協力して地図を解析し、ついに現在位置を特定することに成功。
「やったー!」全員で歓声を上げる。
疲れ切った5人は、この山小屋で一夜を過ごすことに決める。
翌朝、朝日とともに目覚めた探偵団。新たな気持ちで、下山の計画を立てる。
みけ子が提案する。
「みんなで協力して山小屋を掃除しよう。使わせてもらった感謝の気持ちを込めて」
掃除を終えた後、5人は下山を開始。昨日の経験を活かし、自然の標識を上手く読み取りながら進む。
まりが周囲の植物に目を凝らし、次々と発見を重ねる。
「あ、これ食べられるよ!ユミちゃんの図鑑で見たの」
けんたが突然立ち止まり、耳を澄ます。
「おい、聞こえないか?人の声がする気がする」
全員が息を潜めて聞き入ると、確かに遠くから人の声が聞こえてくる。
「助かったー!」まりが飛び跳ねて喜ぶ。
声のする方向に進むと、探索に来ていた地元の救助隊と遭遇。全員で喜び合う。
救助隊員が感心したように言う。
「君たち、よく無事だったね」
みけ子たちは、これまでの冒険を簡潔に説明する。
救助隊の案内で、安全に山を下りる探偵団。麓では心配して待っていた両親たちが、涙ながらに出迎えてくれた。
そして夏休みが終わり、学校での発表会の時になった。
みけ子が堂々と語る。
「私たちは、この冒険で多くのことを学びました。自然の力強さ、チームワークの大切さ、そして諦めないことの重要性です」
まりが続ける。
「最初は怖かったけど、みんなと一緒だったから乗り越えられました」
けんたも力強く言う。
「どんな困難も、仲間と協力すれば解決できる。それが今回の一番の学びでした」
たけるが付け加える。
「僕たちの力を合わせれば、どんな謎も解けると確信しました」
そしてユミが締めくくる。
「そして、自然の中にはまだまだ多くの不思議が隠れています。私たちはこれからも、その神秘を探求していきたいと思います」
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