433 / 531
エピローグとプロローグ
道化師たちの会議
しおりを挟む
迷宮ランゴバルド。
かの西域を代表する大都市ランゴバルドをそのまま、模して作られた迷宮である。
ただし、ここには何もない。存在すら秘匿されている。ゆえに訪れるものはおらず。
例外は、ランゴバルドの銀級冒険者パーティ『踊る道化師』だった。
場所は、『ランゴバルド博物館』前の、大通り。通りのなかほどにベンチと花壇がしつらえられた公園があって、彼らは今日はそこに集まっている。
明るい陽光のもとでは、鮮やかに咲き誇る花々も、どこから光源が指してくるのかわからないこの世界では、どこか色彩を失って、影に沈んで見えた。
「順分満帆、とはこのことだろう。」
噴水の天辺に腰を下ろしたランゴバルト冒険者学校の制服に身を包んだ精悍な少年は、バスズ=リウという。過去に世界を滅ぼしかけた魔王の名をもつこの美少年は、なにを隠そう、バズス=リウその人である。初代勇者に『魔王宮』に封じられたはずの彼が、なぜ冒険者をしているかは、話すと長くなるので「婚約破棄で終わらない」という物語を読んでいただけるとありがたい。
「『踊る道化師』のデビューとしては十分だ。ランゴバルド冒険者学校へのギウリークの謀略を阻止し、ギウリークでは、アライアス侯爵のご子息の救出、オールべからクローディア大公夫妻を救助、その歓迎会の護衛任務の成功と。
いずれも、我々の実力を知らしめるに十分な実績だ。」
「確かにね。」
ボロボロのマントの少年が頷いた。こちらはバズス=リウと同じ年代ながら、よく言えば優しげで悪く言えば頼りない印象を与える。
『踊る道化師』のリーダー、ルトだった。
「まさに、ほどよい感じだ。どこぞの悪竜退治やら迷宮制覇のように、有名にもなりすぎず、しかも知る人ぞ知るという。」
「さて、ルト! そこで、だ。いまの我々に足りないものとはなんだろうか?」
ひとの婚約者にちょっかいをかける魔王、かな。いや、ちょっかいをかけられてほいほい乗っちゃう婚約者だろうか。
ルトはそう言ってから。
「すまない。いらないモノではなくて、足りないモノだね。
つまり、実績、だろうな。我々が解決した3つの案件は、いずれも闇の中でひっそりと行われたものだ。冒険者ギルドで大体的に張り出される内容ではない。
つまり世間的には『なんかすごいパーティがいるらしいけど、なにが得意でなにを成功させたいのかはよくわからない』状態だ。
これでは、新しい案件は受注しにくい。やはり、冒険者らしく、なになにを退治したとか、どこぞの迷宮の何層からこんなお宝を回収した、というわかりやすい実績もほしいところだ。」
「さすがはリーダー!」
リウは、うれしそうに言った。
「わかりました。ではてごろな迷宮をひとつ、ふたつ制覇してきましょう。」
手をあげたのは、彼らよりもさらに年下、12,3にしか見えない少女だった。いや、その顔立ちがあまりにも整っていたので「少女」と描写したのであって、もともとこの生き物には性別はない。
その実体は城塞ほどもある巨大な蜘蛛の神獣。ここにいるのは、その義体にすぎない。名をギムリウス、という。
「迷宮を制覇する、の意味はわかるのか?」
ルトが優しくたずねた。うれしそうにギムリウスは答える。
「はい、まず深層部に転移し、コアを発見、これを解析、掌握します。以降、ダンジョンのマスターは、わたしたちになります。一時間ほどの作業になるかと思います。」
「・・・・というわけで、ほどほどのやり方でクエストを遂行できるものが必要だ。」
リウが、同意をもとめるように一同を見回した。
ギムリウスは焦った。
「い、いまのはだめですか? 迷宮を『制覇』できてはいると思うのですが。」
「一方で、ギウリークのランゴバルドへの干渉が終わったわけではない。」
リウは、かわいそうなギムリウスを無視して続けた。
「『踊る道化師』の中核は、冒険者学校の中においたままのほうがよいと思う。なのでオレの提案はこうだ。
選抜したメンバーに、カモフラージュのため冒険者学校の一般生徒もまじえた臨時パーティを作り、ランゴバルド以外の地域の冒険者ギルドで、地道に依頼をこなして名をあげる。
と、同時に『踊る道化師』は化け物ではなく、きちんとした冒険者なのだという評価もうけておく。」
「場所は? メンバーは?」
ルトの問は短い。
リウの提案はたしかにいい手段だと思われた。
だが、その選抜メンバーとやらが。
リウ自らがその選抜メンバーとやらにはいって、ルトの婚約者であり、リウの恋人でもあるフィオリナ(彼女がそのふたつを掛け持ちすることはルトはもう諦めた)も一緒に連れて行ってしまうのは勘弁してほしかった。
「まず、指揮はオレが取る。」
ほら来た。
で、フィオリナをメンバーに加えるっていうんだろうが。
「その他のメンバーはオレの『魔王党』から選抜したい・・・・エミリア!」
はいっ、
と、貫頭衣の美少女は、びっくりしたように立ち上がった。怪盗ロゼル一族の副頭目。棒術使いの少女エミリア。
今回のミトラでの騒動で、ちゃっかり得をしたのが、唯一、彼女だった。実は彼女は、以前ミトラ大聖堂から、盗まれた「神竜の鱗」を密かに「返還」するように指示をうけておいたのである。
盗み出したのはエミリアたちには、違いなかったが、戻すとなるとまたこれは、盗むのに輪をかけて難しい。
手をこまねいていたところ、先日、なんとミトラ大聖堂が消失するという事件が起こった。
ミトラ大聖堂に戻すべきお宝だったが、大聖堂そのものがなくなってしまったので、任務もたち消えになって、一安心していた。
「一緒に来い。おまえなら、各国の裏社会に顔もきくし、いろいろと役にたつだろう。」
パーティの一員というより、ツアーのコンダクターみたいな仕事かな。とはいえ、エミリアには否も応もない。いちおう、ちらりと現在の頭目である吸血鬼の真祖に、目をやったが、彼女は素知らぬ顔をしていた。
「わかりました。選んでいただき光栄です。で、どちらに向かわれます?」
「迷宮都市カザリームを考えている。」
「なるほど、よいご選択です。
ランゴバルドについで冒険者の社会的な地位も高く、また亜人への差別もすくないところです。『踊る道化師』にふさわしい街かと存じます。」
「選ぶメンバーは、人間だけだぞ。」
と、言ってから、リウはルトを見て笑みをうかべた。
「心配するな。フィオリナは連れて行かない。」
かの西域を代表する大都市ランゴバルドをそのまま、模して作られた迷宮である。
ただし、ここには何もない。存在すら秘匿されている。ゆえに訪れるものはおらず。
例外は、ランゴバルドの銀級冒険者パーティ『踊る道化師』だった。
場所は、『ランゴバルド博物館』前の、大通り。通りのなかほどにベンチと花壇がしつらえられた公園があって、彼らは今日はそこに集まっている。
明るい陽光のもとでは、鮮やかに咲き誇る花々も、どこから光源が指してくるのかわからないこの世界では、どこか色彩を失って、影に沈んで見えた。
「順分満帆、とはこのことだろう。」
噴水の天辺に腰を下ろしたランゴバルト冒険者学校の制服に身を包んだ精悍な少年は、バスズ=リウという。過去に世界を滅ぼしかけた魔王の名をもつこの美少年は、なにを隠そう、バズス=リウその人である。初代勇者に『魔王宮』に封じられたはずの彼が、なぜ冒険者をしているかは、話すと長くなるので「婚約破棄で終わらない」という物語を読んでいただけるとありがたい。
「『踊る道化師』のデビューとしては十分だ。ランゴバルド冒険者学校へのギウリークの謀略を阻止し、ギウリークでは、アライアス侯爵のご子息の救出、オールべからクローディア大公夫妻を救助、その歓迎会の護衛任務の成功と。
いずれも、我々の実力を知らしめるに十分な実績だ。」
「確かにね。」
ボロボロのマントの少年が頷いた。こちらはバズス=リウと同じ年代ながら、よく言えば優しげで悪く言えば頼りない印象を与える。
『踊る道化師』のリーダー、ルトだった。
「まさに、ほどよい感じだ。どこぞの悪竜退治やら迷宮制覇のように、有名にもなりすぎず、しかも知る人ぞ知るという。」
「さて、ルト! そこで、だ。いまの我々に足りないものとはなんだろうか?」
ひとの婚約者にちょっかいをかける魔王、かな。いや、ちょっかいをかけられてほいほい乗っちゃう婚約者だろうか。
ルトはそう言ってから。
「すまない。いらないモノではなくて、足りないモノだね。
つまり、実績、だろうな。我々が解決した3つの案件は、いずれも闇の中でひっそりと行われたものだ。冒険者ギルドで大体的に張り出される内容ではない。
つまり世間的には『なんかすごいパーティがいるらしいけど、なにが得意でなにを成功させたいのかはよくわからない』状態だ。
これでは、新しい案件は受注しにくい。やはり、冒険者らしく、なになにを退治したとか、どこぞの迷宮の何層からこんなお宝を回収した、というわかりやすい実績もほしいところだ。」
「さすがはリーダー!」
リウは、うれしそうに言った。
「わかりました。ではてごろな迷宮をひとつ、ふたつ制覇してきましょう。」
手をあげたのは、彼らよりもさらに年下、12,3にしか見えない少女だった。いや、その顔立ちがあまりにも整っていたので「少女」と描写したのであって、もともとこの生き物には性別はない。
その実体は城塞ほどもある巨大な蜘蛛の神獣。ここにいるのは、その義体にすぎない。名をギムリウス、という。
「迷宮を制覇する、の意味はわかるのか?」
ルトが優しくたずねた。うれしそうにギムリウスは答える。
「はい、まず深層部に転移し、コアを発見、これを解析、掌握します。以降、ダンジョンのマスターは、わたしたちになります。一時間ほどの作業になるかと思います。」
「・・・・というわけで、ほどほどのやり方でクエストを遂行できるものが必要だ。」
リウが、同意をもとめるように一同を見回した。
ギムリウスは焦った。
「い、いまのはだめですか? 迷宮を『制覇』できてはいると思うのですが。」
「一方で、ギウリークのランゴバルドへの干渉が終わったわけではない。」
リウは、かわいそうなギムリウスを無視して続けた。
「『踊る道化師』の中核は、冒険者学校の中においたままのほうがよいと思う。なのでオレの提案はこうだ。
選抜したメンバーに、カモフラージュのため冒険者学校の一般生徒もまじえた臨時パーティを作り、ランゴバルド以外の地域の冒険者ギルドで、地道に依頼をこなして名をあげる。
と、同時に『踊る道化師』は化け物ではなく、きちんとした冒険者なのだという評価もうけておく。」
「場所は? メンバーは?」
ルトの問は短い。
リウの提案はたしかにいい手段だと思われた。
だが、その選抜メンバーとやらが。
リウ自らがその選抜メンバーとやらにはいって、ルトの婚約者であり、リウの恋人でもあるフィオリナ(彼女がそのふたつを掛け持ちすることはルトはもう諦めた)も一緒に連れて行ってしまうのは勘弁してほしかった。
「まず、指揮はオレが取る。」
ほら来た。
で、フィオリナをメンバーに加えるっていうんだろうが。
「その他のメンバーはオレの『魔王党』から選抜したい・・・・エミリア!」
はいっ、
と、貫頭衣の美少女は、びっくりしたように立ち上がった。怪盗ロゼル一族の副頭目。棒術使いの少女エミリア。
今回のミトラでの騒動で、ちゃっかり得をしたのが、唯一、彼女だった。実は彼女は、以前ミトラ大聖堂から、盗まれた「神竜の鱗」を密かに「返還」するように指示をうけておいたのである。
盗み出したのはエミリアたちには、違いなかったが、戻すとなるとまたこれは、盗むのに輪をかけて難しい。
手をこまねいていたところ、先日、なんとミトラ大聖堂が消失するという事件が起こった。
ミトラ大聖堂に戻すべきお宝だったが、大聖堂そのものがなくなってしまったので、任務もたち消えになって、一安心していた。
「一緒に来い。おまえなら、各国の裏社会に顔もきくし、いろいろと役にたつだろう。」
パーティの一員というより、ツアーのコンダクターみたいな仕事かな。とはいえ、エミリアには否も応もない。いちおう、ちらりと現在の頭目である吸血鬼の真祖に、目をやったが、彼女は素知らぬ顔をしていた。
「わかりました。選んでいただき光栄です。で、どちらに向かわれます?」
「迷宮都市カザリームを考えている。」
「なるほど、よいご選択です。
ランゴバルドについで冒険者の社会的な地位も高く、また亜人への差別もすくないところです。『踊る道化師』にふさわしい街かと存じます。」
「選ぶメンバーは、人間だけだぞ。」
と、言ってから、リウはルトを見て笑みをうかべた。
「心配するな。フィオリナは連れて行かない。」
0
お気に入りに追加
556
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる