273 / 531
第6部 聖帝国ギウリークの終わりの始まり
第254話 かくして宴ははじまる
しおりを挟む
ガルフォート伯爵は、なんというか。
忘れていた。
近ごろ、ミトラで名の高いランゴバルトの料理人が、元竜人部隊の最高顧問として君臨した古竜であったことを。
その連絡は、娘のカテリアから受けていた。実際にラウレスにも顔を合わせている。
だが、本当の意味で実感はしていなかった。
以前のラウレスは、もう少し年長の男性の姿をとっていて。女好きで気に入った女性にはあとさき考えずに散財してしまうのが唯一の「長所」なくらいで、あとは恐ろしく気難しく、プライドが高い、しかも怒りっぽい。
普通の気難しくて重りっぽい人間は、充分害毒だが、それが、人の姿をとってさえ、常人の数十倍の魔力、体力をもつ古竜だったのだ。
それでも、その程度の性格的欠点は、古竜としては普通であって、その運搬能力の高さから、もう十年以上も竜人たちの指揮官としてギウリークでは、厚遇を与えていた。
いまのラウレスは、いつも笑みを絶やさず、人間たちに敬語で話し、よく働き、しかもいくら称賛されても驕ることがない。
いつも下働きのウォルトという少年と軽口をたたきあっては楽しそうに、働いていた。
「なにをやっているのだ、ラウレス!」
「ああ、すまない。きみたちは『竜王の牙』だったな。あまり軽々しく口をきく立場ではなかった。」
そう言って、ラウレスは今度は、六名の『竜王の牙』全員にむけて、帽子をとって頭を下げた。
「もう会場にひとをいれたいとアライアス閣下から、お話があったのでね。取り急ぎ、食べ物の準備をはじめないとと思ったのさ。急いでいたので、つい前を横切ることになってしまって申し訳ない。」
人間が古竜にする詫びとしては、あまりに軽すぎるが、古竜が古竜にするものとしてはどうなのだろう。
博識なガルフィート伯爵も、古竜同士の上下関係やその礼儀作法には詳しくはなかった。
だが、すでに『竜王の牙』たちは、前を横切ったとかそういったことはどうでもよくなっていた。
「がうがうがう」
これは、妖滅竜のクサナギである。ついた当初は少女の姿をとっていたが、目の前を通りかかったラウレスに怒って、異形の姿に变化したまま、戻れなくなっている。
口も爬虫類のように大きく飛び出して、耳まで裂けているので、当然人間の言葉は発音できない。
「こんなところで、なにをしているっ!」
いっこうに要領をえないラウレスの軽口に業を煮やしたリーダーの道化服の男、火閃竜リイウーが叫んだ。
「今回のパーティーで料理をつくるように頼まれたんだ。」
「それはわかるぞ。わたしも人間の生活風俗にはくわしいほうだ。それは料理人の格好だな。」
リイウーは、ラウレスを睨んだ。
「だが、わたしの質問はなぜ、おまえがここで料理人をしているか、ということなのだ。
誤魔化さずに答えろ。」
「誤魔化してなど、いないぞ、リイウー、わたしはもともとランゴバルドで料理人として働いている。わたしの噂をききつけた枢機卿がミトラにわたしを、招いたんだ。
わかっている。」
リイウーまでもが怒りに我を忘れるようなことに、なっては大惨事だ。
「主に外交的な意味合いでの責任をとる形で、わたしはギウリークの聖竜師団を、辞めたんだ。
生活のためにランゴバルドの“神竜の息吹”というギルドに入ったんだが、そこが、冒険者ギルドではなくてレストランだったんだ。」
リイウーは、半歩退いた。
ラウレスが、既に、正気を失っているのではないか、という懸念を捨てきれなかったからだ。
「まあ、なんでミトラにきたのか分からんが、せっかくなんだから、わたしの料理を食べていってくれ。」
「ラウレスっ!」
十代半ばくらいだろうか、可愛い少年がラウレスを呼びにきた。
「10分後に、お客を入れ始めるそうだ。料理にかかってくれだとさ。」
「火は?」
「いい感じだよ。」
痺れるような脳内で、ガルフィートはひとつ歯車が噛み合うのを感じた。
このウォルトと名乗る少年が、グランダの元王子で現在クローディア大公国の庇護下にあり、さらにランゴバルド冒険者学校で、ギウリークと対立する立場にあるルールス前学を後ろ盾にもつ“踊る道化師”の関係者だとすると・・・。
すべては、クローディア公の筋書きのうえなのか!
「これは古竜のみなさんだねっ! 」
ウォルトは快活に挨拶をした。
「転移で来たのかな?
今日は北の雄クローディア大公とその奥方アウデリアの歓迎会なんだ。暴れないと約束するなら歓迎するよ。」
そういいながら、爬虫類とも人ともつかない姿に変化したクサナギの背中をそっと叩いた。
げぐぅっ
と、クサナギは黒い塊を吐き出した。
その姿が急速に人間のものに戻っていく。
「きさまは何者だっ!
いま何をした!」
「ぼくは、“踊る道化師”のリーダー、ルト。」
変化したせいでズタズタになった服はもとに戻らなかったので、ルトは自分の上着をかけてやった。
「これは魔法というよりは、治療かなあ、変身を司る回路が寝違えてたのを治しただけ。」
「どうやってそんなことがっ!」
「こっちが聞きたいよ。感情にあわせて身体も変化させてしまうなんて妙な術式をなんで、この子が組んだのか。」
「リイウー」
と、一触即発の空気をまったく読まないラウレスが、割って入った。
「そろそろ忙しくなりそうなんだ。何はともあれ会場に入ってくれ。話はあとでいくらでも出来る。」
「名前を呼んだら殺す。」
だが、会場についた竜の牙の面々は、もはや話どころではなかった。
「魔力を使ったら殺す。なにか質問をしても殺す。
わたしは、『踊る道化師』の冒険者のアモン。
それ以外のなにものでもない。
わかったか?
わからなければ殺す。」
なにがなんだかわからなかったが。
ガルフィートは、古竜たちにほんとうにすまないと思った。
忘れていた。
近ごろ、ミトラで名の高いランゴバルトの料理人が、元竜人部隊の最高顧問として君臨した古竜であったことを。
その連絡は、娘のカテリアから受けていた。実際にラウレスにも顔を合わせている。
だが、本当の意味で実感はしていなかった。
以前のラウレスは、もう少し年長の男性の姿をとっていて。女好きで気に入った女性にはあとさき考えずに散財してしまうのが唯一の「長所」なくらいで、あとは恐ろしく気難しく、プライドが高い、しかも怒りっぽい。
普通の気難しくて重りっぽい人間は、充分害毒だが、それが、人の姿をとってさえ、常人の数十倍の魔力、体力をもつ古竜だったのだ。
それでも、その程度の性格的欠点は、古竜としては普通であって、その運搬能力の高さから、もう十年以上も竜人たちの指揮官としてギウリークでは、厚遇を与えていた。
いまのラウレスは、いつも笑みを絶やさず、人間たちに敬語で話し、よく働き、しかもいくら称賛されても驕ることがない。
いつも下働きのウォルトという少年と軽口をたたきあっては楽しそうに、働いていた。
「なにをやっているのだ、ラウレス!」
「ああ、すまない。きみたちは『竜王の牙』だったな。あまり軽々しく口をきく立場ではなかった。」
そう言って、ラウレスは今度は、六名の『竜王の牙』全員にむけて、帽子をとって頭を下げた。
「もう会場にひとをいれたいとアライアス閣下から、お話があったのでね。取り急ぎ、食べ物の準備をはじめないとと思ったのさ。急いでいたので、つい前を横切ることになってしまって申し訳ない。」
人間が古竜にする詫びとしては、あまりに軽すぎるが、古竜が古竜にするものとしてはどうなのだろう。
博識なガルフィート伯爵も、古竜同士の上下関係やその礼儀作法には詳しくはなかった。
だが、すでに『竜王の牙』たちは、前を横切ったとかそういったことはどうでもよくなっていた。
「がうがうがう」
これは、妖滅竜のクサナギである。ついた当初は少女の姿をとっていたが、目の前を通りかかったラウレスに怒って、異形の姿に变化したまま、戻れなくなっている。
口も爬虫類のように大きく飛び出して、耳まで裂けているので、当然人間の言葉は発音できない。
「こんなところで、なにをしているっ!」
いっこうに要領をえないラウレスの軽口に業を煮やしたリーダーの道化服の男、火閃竜リイウーが叫んだ。
「今回のパーティーで料理をつくるように頼まれたんだ。」
「それはわかるぞ。わたしも人間の生活風俗にはくわしいほうだ。それは料理人の格好だな。」
リイウーは、ラウレスを睨んだ。
「だが、わたしの質問はなぜ、おまえがここで料理人をしているか、ということなのだ。
誤魔化さずに答えろ。」
「誤魔化してなど、いないぞ、リイウー、わたしはもともとランゴバルドで料理人として働いている。わたしの噂をききつけた枢機卿がミトラにわたしを、招いたんだ。
わかっている。」
リイウーまでもが怒りに我を忘れるようなことに、なっては大惨事だ。
「主に外交的な意味合いでの責任をとる形で、わたしはギウリークの聖竜師団を、辞めたんだ。
生活のためにランゴバルドの“神竜の息吹”というギルドに入ったんだが、そこが、冒険者ギルドではなくてレストランだったんだ。」
リイウーは、半歩退いた。
ラウレスが、既に、正気を失っているのではないか、という懸念を捨てきれなかったからだ。
「まあ、なんでミトラにきたのか分からんが、せっかくなんだから、わたしの料理を食べていってくれ。」
「ラウレスっ!」
十代半ばくらいだろうか、可愛い少年がラウレスを呼びにきた。
「10分後に、お客を入れ始めるそうだ。料理にかかってくれだとさ。」
「火は?」
「いい感じだよ。」
痺れるような脳内で、ガルフィートはひとつ歯車が噛み合うのを感じた。
このウォルトと名乗る少年が、グランダの元王子で現在クローディア大公国の庇護下にあり、さらにランゴバルド冒険者学校で、ギウリークと対立する立場にあるルールス前学を後ろ盾にもつ“踊る道化師”の関係者だとすると・・・。
すべては、クローディア公の筋書きのうえなのか!
「これは古竜のみなさんだねっ! 」
ウォルトは快活に挨拶をした。
「転移で来たのかな?
今日は北の雄クローディア大公とその奥方アウデリアの歓迎会なんだ。暴れないと約束するなら歓迎するよ。」
そういいながら、爬虫類とも人ともつかない姿に変化したクサナギの背中をそっと叩いた。
げぐぅっ
と、クサナギは黒い塊を吐き出した。
その姿が急速に人間のものに戻っていく。
「きさまは何者だっ!
いま何をした!」
「ぼくは、“踊る道化師”のリーダー、ルト。」
変化したせいでズタズタになった服はもとに戻らなかったので、ルトは自分の上着をかけてやった。
「これは魔法というよりは、治療かなあ、変身を司る回路が寝違えてたのを治しただけ。」
「どうやってそんなことがっ!」
「こっちが聞きたいよ。感情にあわせて身体も変化させてしまうなんて妙な術式をなんで、この子が組んだのか。」
「リイウー」
と、一触即発の空気をまったく読まないラウレスが、割って入った。
「そろそろ忙しくなりそうなんだ。何はともあれ会場に入ってくれ。話はあとでいくらでも出来る。」
「名前を呼んだら殺す。」
だが、会場についた竜の牙の面々は、もはや話どころではなかった。
「魔力を使ったら殺す。なにか質問をしても殺す。
わたしは、『踊る道化師』の冒険者のアモン。
それ以外のなにものでもない。
わかったか?
わからなければ殺す。」
なにがなんだかわからなかったが。
ガルフィートは、古竜たちにほんとうにすまないと思った。
0
お気に入りに追加
556
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる