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第1部 冒険者学校へ!入学編
第1話 この冒険者証は無効です
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ここは、西域。
文化の中心と、ひとは言うけれど、確かに陽の光さえも故郷とは違う。
ような、気がする。
落ち着け、落ち着け。
と、ぼくは自分に声をかけた。
はしゃいでる場合じゃない。
これからはじまるんだ。
ここからはじまるんだ。
ぼくの、ぼくらの冒険者としての第一歩だ。
故郷から、徒歩に列車で十日の旅。
冒険者ギルドの入口にぼくは、立っている。
その五分後。
ぼくは絶望のどん底に叩き落された。
「え・・・冒険者の資格が使えない?」
ギルドの受付に差し出した冒険者証は、もちろんホンモノ。
ギルドの紋章。冠をいだいた不死鳥の透かしは、冒険者証の右上に。
右下には、グランダ王国の正式な発行であることの印と、流麗な文字でエルマート王太子殿下の直筆サインまである。
内容は、ぼくが「到達級」の冒険者であること。
他国のギルドでも同様の扱いができるよう明記してある。
「ダメですよ。」
受付嬢はとんでもない美人だった。
冒険者が一度は夢に見るような、あるいは「勇者」モノの本に登場するような。
白いシャツのの腕をまくって、胸のボタンはふたつ、はずしていた。
はずしてたっていうより、内側から押し上げられて、ボタンの方からはずれてしまったような。
しかし、それどころではなかった。
「で、でもグランダ王国のギルドが発行した冒険者証明書ですよ。ほら、手をかざしたらちゃんと光るから。
本人に間違いありません。」
歳より少し、幼くみられるのを実は、ぼくは気にしていて、そんなことで「本人」ではないと思われているのかと、ぼくはそんなことを言ってみた。
「だからです。」
「だから、とは?」
「グランダの発行したものだからです。」
あ、そっちか。
で、でもなんで。
「グランダは、冒険者ギルドの国際協会に属していないのです。」
七色の花を描いた爪先が、冒険者証をとんとんと叩いた。
「そもそも、冒険者のランクに『到達級』なんてありません。」
「え、で、もそれは、一応、『到達級』は西域・中原でいうところの『銀級』ランクに相当するものだというのが目安で・・・・」
「グランダが『銀級』冒険者を国内で『到達級』と呼ぶのはご自由に。
でもその逆はありません。グランダの『到達級』は、グランダ以外ではなんの意味もないの。」
いやいや、そんなはずは。
ぼくは焦った。
「で、でも実際に、グランダの到達級の冒険者が、西域で『銀級』として活動したことは、なんどもあったはずです。」
「若いのによく勉強している。」
受付嬢はため息をついた。
「たしかに、そうしていた時期もあったそうよ。
でもそれは半世紀くらい・・・前の話。
グランダのね、冒険者の質が下がりすぎて、とても実情にあわなくなってしまったの。」
「そんな・・・・」
いや、そんなことはあるかもしれない。
ぼくだって、歴史は勉強している。グランダの王立学院では優等生だったんだ。
「ひょっとして『魔王宮』のこと言ってます?」
「グランダの実情は、よくわからない。
でも、たしかに魔王宮を閉じてしまったのが、グランダの冒険者の質をさげてしまった要因のひとつではあるようね。」
「魔王宮の封印は解かれました!
いまは、毎日百組以上のパーティが攻略を行ってて・・・・」
「こちらから行った『銀級』のパーティ、がでしょう?」
「グランダのパーティだっています。『緋色』とか『風の獅子』とか『雷光流剣技会』とか・・・」
そこでぼくは、絶句してしまったのだ。
そうだ。
そういえば、銀級、グランダ流にいうところの「到達級」で活動しているのは、この3つだけであとは、第二層より下にすすめているのは、みな西域から来た冒険者ばかり・・・
「交流らしい交流も行わないうちに、パーティのありようもずいぶんと様変わりしちゃっているみたい。
たとえば、きみ・・・ええと、ルト、くんだっけ?
きみのパーティ『踊る道化師』にヒールを使えるものは何人いる?
まさか、回復魔法は白魔道士とか回復術士とかいう専門家にまかせてるなんてことはないわよね?」
「ええ・・・と。」
なんでこの受付嬢さんは痛いところをついてくるんだろう。
「あ、あのぼくだけ・・・です。ぼくはその・・・回復や補助系が得意な魔法使いなんで。」
「剣士は前衛でがんがんやりあって、魔法使いが後ろから魔法攻撃。回復や付与魔法はそれはそれの専門家。」
受付嬢は、大げさに方をすくめた。
「そんなパーティは、最近じゃ、オハナシや歌劇にも出てこないわよ。
お互いが補助し合うんじゃなくて、お互いが足を引っ張り合ってしまうから。
きみのパーティもそっちの古いタイプみたいね。」
「ええっと」
魔王宮で戦ってたときのほうがまだまし、の窮地だった。
はんぶん、泣きつくようにぼくは言った。
「それじゃ、新しく登録で。『錆』からはじめます。」
「最下級から?
それはそれで、無理があるわ。
あなたは、少なくとも何度か迷宮にもぐった経験はあるんでしょ?
仲間たちも?」
「そ、それは、もう。」
そこは大いにアピールしたいところだった。
「今の仲間と知り合ったのも魔王宮のなかでしたし・・・」
「なら、いいわ。
あらためて相談にのってあげる。今日の夕方6時にもう一度、ここを訪ねて。
アウラ・べプラ。」
それが彼女の名前だってことに、ぼくは一瞬遅れて気がついた。
「その・・・6時っていうのは?」
「わたしの勤務が終わる時間だから、よ。」
早くいけ、とでも言うようにアウラは、ぼくを追い払うような手付きをした。
ぼくがもたもたしたせいで、後ろには十人以上の長い列ができていた。
とりあえず、彼女の好意にすがるつもりで、ぼくは慌てて、ギルドを出た。
後ろで、「田舎モンが」とか「ガキのくせに」とか罵声がひとつふたつ聞こえてきた。
涙をこらえて、ぼくは、仲間たちがまっているところに戻った。
文化の中心と、ひとは言うけれど、確かに陽の光さえも故郷とは違う。
ような、気がする。
落ち着け、落ち着け。
と、ぼくは自分に声をかけた。
はしゃいでる場合じゃない。
これからはじまるんだ。
ここからはじまるんだ。
ぼくの、ぼくらの冒険者としての第一歩だ。
故郷から、徒歩に列車で十日の旅。
冒険者ギルドの入口にぼくは、立っている。
その五分後。
ぼくは絶望のどん底に叩き落された。
「え・・・冒険者の資格が使えない?」
ギルドの受付に差し出した冒険者証は、もちろんホンモノ。
ギルドの紋章。冠をいだいた不死鳥の透かしは、冒険者証の右上に。
右下には、グランダ王国の正式な発行であることの印と、流麗な文字でエルマート王太子殿下の直筆サインまである。
内容は、ぼくが「到達級」の冒険者であること。
他国のギルドでも同様の扱いができるよう明記してある。
「ダメですよ。」
受付嬢はとんでもない美人だった。
冒険者が一度は夢に見るような、あるいは「勇者」モノの本に登場するような。
白いシャツのの腕をまくって、胸のボタンはふたつ、はずしていた。
はずしてたっていうより、内側から押し上げられて、ボタンの方からはずれてしまったような。
しかし、それどころではなかった。
「で、でもグランダ王国のギルドが発行した冒険者証明書ですよ。ほら、手をかざしたらちゃんと光るから。
本人に間違いありません。」
歳より少し、幼くみられるのを実は、ぼくは気にしていて、そんなことで「本人」ではないと思われているのかと、ぼくはそんなことを言ってみた。
「だからです。」
「だから、とは?」
「グランダの発行したものだからです。」
あ、そっちか。
で、でもなんで。
「グランダは、冒険者ギルドの国際協会に属していないのです。」
七色の花を描いた爪先が、冒険者証をとんとんと叩いた。
「そもそも、冒険者のランクに『到達級』なんてありません。」
「え、で、もそれは、一応、『到達級』は西域・中原でいうところの『銀級』ランクに相当するものだというのが目安で・・・・」
「グランダが『銀級』冒険者を国内で『到達級』と呼ぶのはご自由に。
でもその逆はありません。グランダの『到達級』は、グランダ以外ではなんの意味もないの。」
いやいや、そんなはずは。
ぼくは焦った。
「で、でも実際に、グランダの到達級の冒険者が、西域で『銀級』として活動したことは、なんどもあったはずです。」
「若いのによく勉強している。」
受付嬢はため息をついた。
「たしかに、そうしていた時期もあったそうよ。
でもそれは半世紀くらい・・・前の話。
グランダのね、冒険者の質が下がりすぎて、とても実情にあわなくなってしまったの。」
「そんな・・・・」
いや、そんなことはあるかもしれない。
ぼくだって、歴史は勉強している。グランダの王立学院では優等生だったんだ。
「ひょっとして『魔王宮』のこと言ってます?」
「グランダの実情は、よくわからない。
でも、たしかに魔王宮を閉じてしまったのが、グランダの冒険者の質をさげてしまった要因のひとつではあるようね。」
「魔王宮の封印は解かれました!
いまは、毎日百組以上のパーティが攻略を行ってて・・・・」
「こちらから行った『銀級』のパーティ、がでしょう?」
「グランダのパーティだっています。『緋色』とか『風の獅子』とか『雷光流剣技会』とか・・・」
そこでぼくは、絶句してしまったのだ。
そうだ。
そういえば、銀級、グランダ流にいうところの「到達級」で活動しているのは、この3つだけであとは、第二層より下にすすめているのは、みな西域から来た冒険者ばかり・・・
「交流らしい交流も行わないうちに、パーティのありようもずいぶんと様変わりしちゃっているみたい。
たとえば、きみ・・・ええと、ルト、くんだっけ?
きみのパーティ『踊る道化師』にヒールを使えるものは何人いる?
まさか、回復魔法は白魔道士とか回復術士とかいう専門家にまかせてるなんてことはないわよね?」
「ええ・・・と。」
なんでこの受付嬢さんは痛いところをついてくるんだろう。
「あ、あのぼくだけ・・・です。ぼくはその・・・回復や補助系が得意な魔法使いなんで。」
「剣士は前衛でがんがんやりあって、魔法使いが後ろから魔法攻撃。回復や付与魔法はそれはそれの専門家。」
受付嬢は、大げさに方をすくめた。
「そんなパーティは、最近じゃ、オハナシや歌劇にも出てこないわよ。
お互いが補助し合うんじゃなくて、お互いが足を引っ張り合ってしまうから。
きみのパーティもそっちの古いタイプみたいね。」
「ええっと」
魔王宮で戦ってたときのほうがまだまし、の窮地だった。
はんぶん、泣きつくようにぼくは言った。
「それじゃ、新しく登録で。『錆』からはじめます。」
「最下級から?
それはそれで、無理があるわ。
あなたは、少なくとも何度か迷宮にもぐった経験はあるんでしょ?
仲間たちも?」
「そ、それは、もう。」
そこは大いにアピールしたいところだった。
「今の仲間と知り合ったのも魔王宮のなかでしたし・・・」
「なら、いいわ。
あらためて相談にのってあげる。今日の夕方6時にもう一度、ここを訪ねて。
アウラ・べプラ。」
それが彼女の名前だってことに、ぼくは一瞬遅れて気がついた。
「その・・・6時っていうのは?」
「わたしの勤務が終わる時間だから、よ。」
早くいけ、とでも言うようにアウラは、ぼくを追い払うような手付きをした。
ぼくがもたもたしたせいで、後ろには十人以上の長い列ができていた。
とりあえず、彼女の好意にすがるつもりで、ぼくは慌てて、ギルドを出た。
後ろで、「田舎モンが」とか「ガキのくせに」とか罵声がひとつふたつ聞こえてきた。
涙をこらえて、ぼくは、仲間たちがまっているところに戻った。
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