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第3部 元勇者の苦悩
試したいこと
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青白い炎は数十本の腕と化した。
あるものは炎の剣を握り。あるものは槍を風車のように回し。あるものは巨大な槌を振り上げ。
蜘蛛は、どの程度危険を察知する知能があるのだろう。
牙をむき突進する蜘蛛は、次々と、刺し貫かれ、切断され、叩き潰され。
そして燃やされていく。
それは十、呼吸する間くらい続いたのだろうか。
殺到してきた小型の蜘蛛はすべて、無惨な燃えカスとなっていた。
代償は魔力の枯渇だった。
魔法使いのドルモは、青い顔で今にも蹲りそうだ。
「交替」
サリアが、そう言うと全員が目をつぶった。
目を開けると、妖艶な美貌の魔法使いの姿はなく、斥候のモールが不満げに立っていた。
「みんなドルモをじろじろ見すぎ。」
少女と言ってもよいモールは、腰に手を当てて、一同を見回した。
「彼女だって好きで色っぽいわけじゃないんだから。」
見たところ、モールは元気いっぱい、先程のダメージは微塵も残っていなかった。
ルーモの治癒魔法もまた、Sクラスに違いない。
そして、彼女たちは、「待機部屋」でその恩恵を受けることができるのだ。
さて、どうする?
と、リティシアがいたずらっぽく笑いながら言った。
撤退するなら、最後のチャンスだぞ?
「俺の意見を言っていいか?」
元勇者は、手を挙げた。みなが嫌な顔をする中、どうぞ、とサリアが言うと、彼は咳払いをして続けた。
「俺たちのことだけを考慮するなら、撤退すべきだと思う。」
「理由をきこうか?」
「ドルモの攻撃魔法は、最大出力で放てるのがもう一度あるかどうか。
あとは、集団で押し寄せる蜘蛛に対して有効な攻撃手段が俺たちにはない。」
「俺たち、と言ったね。」
リティシアが目を細めた。
「俺たち以外の立場からすれば?」
「ここでやつらを引き付け、殲滅する。」
オルフェは、ため息をついた。
嫌でたまらないことを無理やりやらされる駄々っ子の表情だった。
「そうしないと、やつらは白骨宮殿から溢れ出し、十二層を占拠する。その過程で今現在、十二層で活動中の、いや十二層より下で活動しているすべての」
そんなにいやならやめたら?
そう誰かが言ってくれるのを待つように、オルフェは一瞬、間を置いたが、諦めて続けた。
「・・・冒険者連中が、壊滅的な打撃を受ける。
A級、B級の上位チームでも、難しい。
ここは攻略が進んだ迷宮だ。
安全地帯とされたところでは、冒険者はそれなりに気を抜いてしまう。
後で、あらためてやつらに特化した、掃討部隊を送り込めれば、その方が確実だろう。
だが、それでは『今日』起こる損害を止めることはできない。」
ああ。
いやだ。
そう、オルフェは締めくくった。
「こいつの分析が正しいなんてこと、あるの?」
リティシアが、楽しそうに言った。
「いや、俺は何しろS級冒険者チームのリーダーで、新公爵閣下とは幼馴染。その戦い方も思考方法もバッチリ頭に入っている。
だが、面倒臭いとか、汚くて嫌だとか、痛いのはごめんだとか、命が惜しいとにかくそういう欲求に正直なんだよ。」
「人間の屑だと自白してるわよね。」
全員の目が、迷宮研究家に集まった。
彼女は、たじろぎ、迷い、なんとか逃げ道を探して周りを見回して、それから答えた。
「モール。蜘蛛たちが集結してるところを探して。先制攻撃をかけましょう。
わたしが、この前、七層で使ったのと同じ方法をとるわ。それでも数が削れないようなら、ドルモの攻撃魔法。」
サリアは、頭を下げた。
「本当は一番に脱出できるはずの私たちが、とんでもない貧乏くじだと思うけど、そこまで付き合って。
それでダメなら撤退しましょう。」
「それで十分だ。」
オルフェが言った。
「雑魚どもを削れれば、試したいことがある。おまえらは撤退していいぜ。」
「何を言っている!」
サリアは、オルフェの胸ぐらを掴んだ。
「同じパーティなんだ。一緒に脱出しろ。」
「まあ、俺も、迷宮で一人で置いてけぼりにされる気持ちを一度、味わっとかないと人生、フェアじゃないと思っただけだ。」
元勇者は、肩をすくめた。
「自分の命は何より大事にする卑怯者が言うことだ。まあ、心配だったら遠巻きで見ててくれてもいい。ひょっとしたら、治癒魔法が必要になるかもしれないしな。」
何を考えているんだ。
オルフェの顔は相変わらず。意味のないニヤニヤ笑いを貼り付けたままで、そこにはなんの感情も読むことは出来なかった。
しかし、昔も今も、嫌なことは露骨に顔に出る。
つまり、こいつは!
今の!
この状況を楽しんで嫌がるのだ。それは間違いない。
「なにをたくらんでるんだ、オルフェ。」
なにをこいつが考えているにしろ、それほど時間は無い。いつまでも、ここで押し問答をしているわけにはいかなかった。
「あ、その、なんだ。」
オルフェは評判通りの馬鹿であることが、よく分かる。別に秘密にするようなつもりもないの、言葉が出でこないのだ。
「ためしたいって言っただろ。
つまり聖剣がないくても、俺が魔物に対してどこまで戦えるのか、ためしたいんだ。」
「その装備で、か。」
わたしは絶句した。
鎧が軽装なのはよくあることだ。
よく、それものの冒険小説には、フルアーマーの重騎士がパーティにいたりするものだか、何日もそのまま、過ごすよう場合、それはありえない。
留め金でセットするような本格的な鎧は、自分では脱ぎ着ができず、排泄物も垂れ流しだ。
問題は武器の方だった。
オルフェの長剣は、いい鉄を丹念に叩いて、しあげた業物だった。
だが、これから対峙しようとする変異には通じない。
恐らくはサイズがとんでもなく大きい。
硬い外皮にただの鉄がどの程度の傷を与えられるかは疑問だったし、仮に貫けたとしてもそんな針の先で、チクチクする攻撃で相手に効果があるとは思えないのだ。
あるものは炎の剣を握り。あるものは槍を風車のように回し。あるものは巨大な槌を振り上げ。
蜘蛛は、どの程度危険を察知する知能があるのだろう。
牙をむき突進する蜘蛛は、次々と、刺し貫かれ、切断され、叩き潰され。
そして燃やされていく。
それは十、呼吸する間くらい続いたのだろうか。
殺到してきた小型の蜘蛛はすべて、無惨な燃えカスとなっていた。
代償は魔力の枯渇だった。
魔法使いのドルモは、青い顔で今にも蹲りそうだ。
「交替」
サリアが、そう言うと全員が目をつぶった。
目を開けると、妖艶な美貌の魔法使いの姿はなく、斥候のモールが不満げに立っていた。
「みんなドルモをじろじろ見すぎ。」
少女と言ってもよいモールは、腰に手を当てて、一同を見回した。
「彼女だって好きで色っぽいわけじゃないんだから。」
見たところ、モールは元気いっぱい、先程のダメージは微塵も残っていなかった。
ルーモの治癒魔法もまた、Sクラスに違いない。
そして、彼女たちは、「待機部屋」でその恩恵を受けることができるのだ。
さて、どうする?
と、リティシアがいたずらっぽく笑いながら言った。
撤退するなら、最後のチャンスだぞ?
「俺の意見を言っていいか?」
元勇者は、手を挙げた。みなが嫌な顔をする中、どうぞ、とサリアが言うと、彼は咳払いをして続けた。
「俺たちのことだけを考慮するなら、撤退すべきだと思う。」
「理由をきこうか?」
「ドルモの攻撃魔法は、最大出力で放てるのがもう一度あるかどうか。
あとは、集団で押し寄せる蜘蛛に対して有効な攻撃手段が俺たちにはない。」
「俺たち、と言ったね。」
リティシアが目を細めた。
「俺たち以外の立場からすれば?」
「ここでやつらを引き付け、殲滅する。」
オルフェは、ため息をついた。
嫌でたまらないことを無理やりやらされる駄々っ子の表情だった。
「そうしないと、やつらは白骨宮殿から溢れ出し、十二層を占拠する。その過程で今現在、十二層で活動中の、いや十二層より下で活動しているすべての」
そんなにいやならやめたら?
そう誰かが言ってくれるのを待つように、オルフェは一瞬、間を置いたが、諦めて続けた。
「・・・冒険者連中が、壊滅的な打撃を受ける。
A級、B級の上位チームでも、難しい。
ここは攻略が進んだ迷宮だ。
安全地帯とされたところでは、冒険者はそれなりに気を抜いてしまう。
後で、あらためてやつらに特化した、掃討部隊を送り込めれば、その方が確実だろう。
だが、それでは『今日』起こる損害を止めることはできない。」
ああ。
いやだ。
そう、オルフェは締めくくった。
「こいつの分析が正しいなんてこと、あるの?」
リティシアが、楽しそうに言った。
「いや、俺は何しろS級冒険者チームのリーダーで、新公爵閣下とは幼馴染。その戦い方も思考方法もバッチリ頭に入っている。
だが、面倒臭いとか、汚くて嫌だとか、痛いのはごめんだとか、命が惜しいとにかくそういう欲求に正直なんだよ。」
「人間の屑だと自白してるわよね。」
全員の目が、迷宮研究家に集まった。
彼女は、たじろぎ、迷い、なんとか逃げ道を探して周りを見回して、それから答えた。
「モール。蜘蛛たちが集結してるところを探して。先制攻撃をかけましょう。
わたしが、この前、七層で使ったのと同じ方法をとるわ。それでも数が削れないようなら、ドルモの攻撃魔法。」
サリアは、頭を下げた。
「本当は一番に脱出できるはずの私たちが、とんでもない貧乏くじだと思うけど、そこまで付き合って。
それでダメなら撤退しましょう。」
「それで十分だ。」
オルフェが言った。
「雑魚どもを削れれば、試したいことがある。おまえらは撤退していいぜ。」
「何を言っている!」
サリアは、オルフェの胸ぐらを掴んだ。
「同じパーティなんだ。一緒に脱出しろ。」
「まあ、俺も、迷宮で一人で置いてけぼりにされる気持ちを一度、味わっとかないと人生、フェアじゃないと思っただけだ。」
元勇者は、肩をすくめた。
「自分の命は何より大事にする卑怯者が言うことだ。まあ、心配だったら遠巻きで見ててくれてもいい。ひょっとしたら、治癒魔法が必要になるかもしれないしな。」
何を考えているんだ。
オルフェの顔は相変わらず。意味のないニヤニヤ笑いを貼り付けたままで、そこにはなんの感情も読むことは出来なかった。
しかし、昔も今も、嫌なことは露骨に顔に出る。
つまり、こいつは!
今の!
この状況を楽しんで嫌がるのだ。それは間違いない。
「なにをたくらんでるんだ、オルフェ。」
なにをこいつが考えているにしろ、それほど時間は無い。いつまでも、ここで押し問答をしているわけにはいかなかった。
「あ、その、なんだ。」
オルフェは評判通りの馬鹿であることが、よく分かる。別に秘密にするようなつもりもないの、言葉が出でこないのだ。
「ためしたいって言っただろ。
つまり聖剣がないくても、俺が魔物に対してどこまで戦えるのか、ためしたいんだ。」
「その装備で、か。」
わたしは絶句した。
鎧が軽装なのはよくあることだ。
よく、それものの冒険小説には、フルアーマーの重騎士がパーティにいたりするものだか、何日もそのまま、過ごすよう場合、それはありえない。
留め金でセットするような本格的な鎧は、自分では脱ぎ着ができず、排泄物も垂れ流しだ。
問題は武器の方だった。
オルフェの長剣は、いい鉄を丹念に叩いて、しあげた業物だった。
だが、これから対峙しようとする変異には通じない。
恐らくはサイズがとんでもなく大きい。
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