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宴の後始末 魔道院の後継者
6、会っちゃいけないやつほど、よく出会う
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グランダ王都の上空の黒き竜。
『竜殺』ゴルバが、マヌカに、召喚してもらった飛翔体は、鷲に似ていた。
だが人一倍ごついゴルバの体を掴んで軽々と舞い上がるその力量はだだの鷲ではありえない。
偉大なる聖域とは異なり、グランダでは電気による照明がない。
闇に沈みかけるその、街の上空に巨大な影が差し掛かっている。
全長は30メトルにはなるだろうか。
長い首。ワニを思わせる口は人間など一口てで平らげそうだ。
全身を包む鱗は、艶やかな、黒。
‘ なにをやっているのだ。グランダの兵共は!’
鷲がぼやいた。
黒竜は、グランダを非難し、街を焼き払うと明言している。
だが、迎撃にでてくるものはない。
バリスタはもちろん、弓をつがえようとするものすらいない。
召喚獣をぼやかせるとは、グランダの防衛体制恐るべし、である。
「やつの上空、背後に回ってくれ。」
心得た。
と、召喚獣は念話で答えた。
街を睥睨する黒竜に見つからぬ角度から、背後をとる。
「ご苦労、いい仕事をしたな。」
と、ゴルバが、言うと、いやいや、とんでもない、と、召喚獣は恐縮して見せた。
離せ。
と言うと、召喚獣は素直に、ゴルバの両肩を離した。あとは落ちるだけ。
だかその途中に黒竜がいる。
それで十分。
武器屋で、買い求めた剣を抜き放つ。
雄叫び は上げない。
ただ静かに。
一条の閃光となって、舞い降りる。
本来ならば首を落とす。
一撃で。
竜とはそう長時間、力比べをしたい相手ではないからだ。
だか、いま、手に持つのは慣れ親しんだ屠竜剣ではない。
聖者マヌカの付与魔法こそかかっているが、たまたまその店にあった、「そこで一番いい剣」に過ぎない。
首を狙えば、竜鱗にはじかれ、傷らしい傷を与えられぬまま、折れる。
竜はゴルバに気づき、身を翻えした。
落ちていく位置にちょうど翼があった。
それを半ば切り裂くまでは、なんとか刀身はもったのだ。
街を救った英雄。
として、ゴルバに与えられた金は、悪くはない。
少なくとも、クリュークとリヨンが回復するまでの滞在費用には十分すぎた。
また、クリュークたちがウロボロス鬼兵団に敗北したという悪評もこの活躍で、部分的には帳消しにできたはずだ。
だが、ゴルバとしては、少しでも早くこの街を去りたい。
街がいやなわけでも、人が気に食わぬわけでもない。
ただ、ここにいても彼の折れた屠竜剣の修理も叶わぬし、それに匹敵するような剣を手に入れることも叶わないことは、明らかになっていた。
マヌカは、ゴルバに付き合ってくれている。
ゴルバは、すでに、剣のことは諦めているので、単に街をぶらついているのに過ぎない。
マヌカにしても此度の戦いで、多数の子飼いの魔物を失っているはずだ。
それを補充する方法は、マヌカ独自の・・・あまり他人には見られたくないやり方である。
早くこの街をまなれたい心情は、ゴルバと同様のはずであったが、そうはせずに、クリュークに付き添い、リヨンの様子を見る。
そうして、ゴルバのすでに「剣を手に入れる」という目的を失った買い物にも付き合ってくれるのだ。
「魔道院を訪ねてみたら。」
と言い出したのは、マヌカで、これはなにかあてがあったというよりも、なにも目的もなしに街をうろつくよりはマシという程度の提案であった。
なるほど、それも悪くない。と思ったゴルバは馬車をひろい、魔道院にむかった。
着いてみて唖然とした。
正門。
もとは正門だった瓦礫のなかに、つまらなそうに男がひとり佇んでいる。
風采のあがらない、中年男だ。
寂しそうに見えたのは、頭部がかなり薄くなっていたからか。
「どうした? なにがあった?」
ゴルバが、馬車をおりて(御者は運賃をうけとると釣り銭も返さずにその場をにげだした)男にたずねた。
「あ・・・ああ。」
男はぴしゃりと額をたたいた。
ほとんど頭髪のない額はいい音をたてた。
「せっかく、ジウルとかいう拳法家をたずねてきたら不在だと言うので、門に八つ当たりをしてしまったんだ。」
「ジウル? 知らんな。グランダの人間か?」
「ほう、お主もしらんのか。これは、クローディア公にガセをつかまされたかな?」
男は愉快そうに笑った。
「古竜と殴り合いをして、生き残った男がいるときいてぜひ手合わせを、と思い、探し回っているのだが、からぶりばかりだ。
やはり、そんなやつはいなかった、とそういうことだな。
古竜と戦って生き延びれるものがいるわけがない。」
男は、ゴルバの顔を見て、にやりと笑った。
「ほう? 異論がありそうだな。お主。」
「『竜殺』ゴルバという。」
「ほうほう。」
男は笑った。こんどは明らかに悪意のある笑いだった。
「知性のない若竜を狩って、『竜狩り』を名乗る辺境民族がいるときいたが、そこの出身で身の程も知らずに『竜殺』を名乗る冒険者がいるときいたが、お主か?」
「ひとつ、勘違いをしている。」
ゴルバも野太い笑みで返した。
「ほう?なにが違う。」
「『竜殺』は俺が名乗りだしたのではない。」
男に拳を突きつけた。
「竜どもが勝手に俺をそう呼び出したのだ。」
『竜殺』ゴルバが、マヌカに、召喚してもらった飛翔体は、鷲に似ていた。
だが人一倍ごついゴルバの体を掴んで軽々と舞い上がるその力量はだだの鷲ではありえない。
偉大なる聖域とは異なり、グランダでは電気による照明がない。
闇に沈みかけるその、街の上空に巨大な影が差し掛かっている。
全長は30メトルにはなるだろうか。
長い首。ワニを思わせる口は人間など一口てで平らげそうだ。
全身を包む鱗は、艶やかな、黒。
‘ なにをやっているのだ。グランダの兵共は!’
鷲がぼやいた。
黒竜は、グランダを非難し、街を焼き払うと明言している。
だが、迎撃にでてくるものはない。
バリスタはもちろん、弓をつがえようとするものすらいない。
召喚獣をぼやかせるとは、グランダの防衛体制恐るべし、である。
「やつの上空、背後に回ってくれ。」
心得た。
と、召喚獣は念話で答えた。
街を睥睨する黒竜に見つからぬ角度から、背後をとる。
「ご苦労、いい仕事をしたな。」
と、ゴルバが、言うと、いやいや、とんでもない、と、召喚獣は恐縮して見せた。
離せ。
と言うと、召喚獣は素直に、ゴルバの両肩を離した。あとは落ちるだけ。
だかその途中に黒竜がいる。
それで十分。
武器屋で、買い求めた剣を抜き放つ。
雄叫び は上げない。
ただ静かに。
一条の閃光となって、舞い降りる。
本来ならば首を落とす。
一撃で。
竜とはそう長時間、力比べをしたい相手ではないからだ。
だか、いま、手に持つのは慣れ親しんだ屠竜剣ではない。
聖者マヌカの付与魔法こそかかっているが、たまたまその店にあった、「そこで一番いい剣」に過ぎない。
首を狙えば、竜鱗にはじかれ、傷らしい傷を与えられぬまま、折れる。
竜はゴルバに気づき、身を翻えした。
落ちていく位置にちょうど翼があった。
それを半ば切り裂くまでは、なんとか刀身はもったのだ。
街を救った英雄。
として、ゴルバに与えられた金は、悪くはない。
少なくとも、クリュークとリヨンが回復するまでの滞在費用には十分すぎた。
また、クリュークたちがウロボロス鬼兵団に敗北したという悪評もこの活躍で、部分的には帳消しにできたはずだ。
だが、ゴルバとしては、少しでも早くこの街を去りたい。
街がいやなわけでも、人が気に食わぬわけでもない。
ただ、ここにいても彼の折れた屠竜剣の修理も叶わぬし、それに匹敵するような剣を手に入れることも叶わないことは、明らかになっていた。
マヌカは、ゴルバに付き合ってくれている。
ゴルバは、すでに、剣のことは諦めているので、単に街をぶらついているのに過ぎない。
マヌカにしても此度の戦いで、多数の子飼いの魔物を失っているはずだ。
それを補充する方法は、マヌカ独自の・・・あまり他人には見られたくないやり方である。
早くこの街をまなれたい心情は、ゴルバと同様のはずであったが、そうはせずに、クリュークに付き添い、リヨンの様子を見る。
そうして、ゴルバのすでに「剣を手に入れる」という目的を失った買い物にも付き合ってくれるのだ。
「魔道院を訪ねてみたら。」
と言い出したのは、マヌカで、これはなにかあてがあったというよりも、なにも目的もなしに街をうろつくよりはマシという程度の提案であった。
なるほど、それも悪くない。と思ったゴルバは馬車をひろい、魔道院にむかった。
着いてみて唖然とした。
正門。
もとは正門だった瓦礫のなかに、つまらなそうに男がひとり佇んでいる。
風采のあがらない、中年男だ。
寂しそうに見えたのは、頭部がかなり薄くなっていたからか。
「どうした? なにがあった?」
ゴルバが、馬車をおりて(御者は運賃をうけとると釣り銭も返さずにその場をにげだした)男にたずねた。
「あ・・・ああ。」
男はぴしゃりと額をたたいた。
ほとんど頭髪のない額はいい音をたてた。
「せっかく、ジウルとかいう拳法家をたずねてきたら不在だと言うので、門に八つ当たりをしてしまったんだ。」
「ジウル? 知らんな。グランダの人間か?」
「ほう、お主もしらんのか。これは、クローディア公にガセをつかまされたかな?」
男は愉快そうに笑った。
「古竜と殴り合いをして、生き残った男がいるときいてぜひ手合わせを、と思い、探し回っているのだが、からぶりばかりだ。
やはり、そんなやつはいなかった、とそういうことだな。
古竜と戦って生き延びれるものがいるわけがない。」
男は、ゴルバの顔を見て、にやりと笑った。
「ほう? 異論がありそうだな。お主。」
「『竜殺』ゴルバという。」
「ほうほう。」
男は笑った。こんどは明らかに悪意のある笑いだった。
「知性のない若竜を狩って、『竜狩り』を名乗る辺境民族がいるときいたが、そこの出身で身の程も知らずに『竜殺』を名乗る冒険者がいるときいたが、お主か?」
「ひとつ、勘違いをしている。」
ゴルバも野太い笑みで返した。
「ほう?なにが違う。」
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男に拳を突きつけた。
「竜どもが勝手に俺をそう呼び出したのだ。」
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