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第132話 冒険者たち ミア=イアはクローディアと再会する
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「だって、リウが大丈夫だと言ったんでしょう? だったら大丈夫ですよ。」
と、ザックは言うのであるが、これに対しクローディア公爵閣下はまじめにこうかえした。
「何もなくても、つまずいて岩のカドに頭をぶつけても死ねるようなお人だ。」
「そういえば、人間はそれでも死ぬんでしたっけ?」
クローディアにアイベル、あとは「フェンリルの咆哮」の面々である。
「でも、そのためにパーティってものがあるのではないでしょうか? クローディア閣下。」
「ローゼ殿。たしかにパーティは単独ではあまりに脆い人間が、助け合うためのにあるもの。
しかし、どうもエルマート閣下は単独で迷宮入りした様子。」
あらためて名簿をチェックしたみたところ、ソロ冒険者のエルマと名乗る少年が、迷宮入りしていた。
あまりにも若すぎるし、頼り投げにみえたので、受付をしていた『闇鴉』の受付嬢が問いただしたところ
「緋のドルバーザさまに届け物を頼まれた」
とのことなので、通したという。
さすがは『闇鴉』。
噂に違わぬザルっぷりであり、奇しくもハルトの認識阻害魔法と同じような結果になっているのに、クローディアは思わずため息をついたものだった。
魔王宮が活況を呈しているとはいえ、今のところは第一層に限られている。
第二層への回廊となる小島は、煮えたぎるマグマの湖を超えていかねばならないし、そこに巣くう炎熱蜘蛛は、なんとも攻略しにくい相手であった。
と、なれば希少な素材のとれる第一層の蜘蛛の魔物で安定した稼ぎを上げようと考える冒険者を誰も責めることは出来ない。
用事で、とっても忙しいギムリウスがまた強力な変異体(ギムリウス言うところの“ユニーク ”)でも放てばまた様子はかわってくるのかもしれない。
知性のない小型蜘蛛の群れには、なんどか遭遇したが、ローゼが魔法で蹴散らした。
凍結された迷路は、凍結を解かれた様子であった。
自然状態では、決して溶けないとの触れ込みだったので、ギムリウスがなんとかしたのだろう。あるいは迷宮の主自身が。
世界そのものを凍結したものに書き換える魔法があるのなら、それをもとに戻す魔法だってあるに違いない。
クローディアは、深く考えるのをやめた。
まずは、出来ることをする。
クローディアに出来るのは、消えたエルマートを探すこと、彼を王都に連れ戻すことである。
とりあえず、グランダはエルマートに継いでもらって差支えがない。
だが、それはハルトやクローディア公爵家、いやクローディア公爵領の安全が担保されることが最低の条件である。
もちろん
正規軍を率いて戦場にて決着をつける。
という方法もあるが、どうも娘婿はそれがお気に召さない様子なのだ。
マグマの湖は顕在だったが、蜘蛛は姿を表さなかった。
かわりに・・・・
「公爵閣下!」
美貌の剣士が驚いたような顔で、跪こうとするのをクローディアが押し留めた。
「いつものように親父殿でいいぞ、ミア=イア。
『楼蘭』がそろって入院中なのに、いちばん重傷だったはずのおまえが姿を消したと聞いて心配していた。
そうか、ドルバーザ殿と行動をともにしていたのだな。」
グランダでも有数の冒険者は、胸に手をあてて一礼した。顔は無表情のままだが、最低限の礼はつくす、とそういうことらしい。
とすれば傍らの美少女は、魔道人形のテオだろう。
とある遺跡から発掘された意思をもつ魔道人形。
人間そっくりの外観、膨大な知識、魔道の技もこなし。
「グランダ最高の冒険者ドルバーザさまが、やって来たというのに挨拶が遅いっ!」
口が悪い。
ドルバーザが頭上に拳を振り下ろす。当たる寸前に、クローディアがドルバーザの手を掴んだ。
「ドルバーザ殿。こどもの戯れだ。それに挨拶が遅れたのも事実だ。
王都への到着ならびに『魔王宮』攻略、そして、」
不肖の第二王子は、いや、ハルトやフィオリナと比べるとであって、これはこれでそれなりのモノなのであるが、長身のミア=イアの影に隠れるように縮こまっていた。
「エルマート殿下の保護、感謝申し上げる。」
「クローディア公爵・・・これはそのいろいろとあって・・・」
「確かにいろいろと思うところもお有りでしょうが、ハルト殿下やフィオリナと自分を比べて卑下する必要もなければ、自分を認めさせるために無茶な行動にでる必要もない。」
クローディアは、無骨な笑顔を浮かべた。
「いや、無茶ではあるが、考え無しでない。ドルバーザ殿を頼ったのは正解だ。
あなたもあなたなりにちゃんと成長しておられる。」
「あ、あ、ありがたく・・・・」
エルマートは公爵に深く頭を下げた。
「それからもうひとり、そちらの御仁は? はじめて見る顔だが西域の冒険者かな?」
「こ、これはヤイバと言いましてっ」
慌てたように、ミア=イアが割って入った。
「ギムリウスさまのユニークで、ミア=イアの弟子になった。
名前もつけてもらった。」
鷹揚に頷いたクローディアを、ミア=イアはなんと言う大人物だろうと心の中で感嘆したものだが、言うまでもなくあ、これはミア=イアの勘違いだ。
迷宮主と階層主でほぼ全員が占められたパーティと昨晩、一緒にいたために、そういうことにやや鈍くなっていたためだ。
「冒険者を続けるなら、『亜人』として冒険者登録をしておくとよかろう。
ギルドは『闇鴉』がおすすめだ。」
ヤイバはにこりと笑って感謝の意を表した。
少なくともギムリウス並には、ひとにとけ込む能力はありそうだ、とクローディアは安堵した。
「公爵、聞いてくれ。我々は、第六層に到達したのだ。どういうわけか、途中から魔物とはほとんど合わなくなった。
六層から下層への回廊は見つけられなかったが………
これを見てくれ。」
エルマートは興奮した面持ちで、布にくるんだものを取りだした。
黒っぽいガラスの破片、それだけの物に見えたが、エルマートが手をかざすとそこに映像が映し出され。
「これは、迷宮の入口付近ですな。」
クローディアは呻いた。
冒険者たちの顔立ちもわかるほど、鮮明で、これまでの「遠見」の魔法などとは、完全に別次元の代物だった。
第六層に半壊した屋敷があって、そこに砕けた鏡の破片がおちていた。
それがこれなんだ。
見事なものだろう?
一刻も早くこれを父上に報告し、魔道院に解析してもらいたい。
同じものが作れれば、とんでもない技術革新が生まれる。
そうすれば母上もぼくをきっと認めてくれるはず………」
「なんと」
エルマートの言葉の中に、興味深いものを聞いてクローディアは、顔を顰めた。
「王妃陛下が?」
「意外に思うかもしれないけどね。」
エルマートは、少し寂しげに言った。
「母上は、昔からぼくのことをぜんぜん見てくれてなかったんだ。
無視に近いハルにいに比べればそりゃあ、面倒はみてくれた、さ。
表面上は、ね。
ただ、あの方の愛情はぼくにはない。
ぼくを通して別の誰かをいつも見ていた。
ぼくを王太子に、することも、ぼくの為ではなくて、その“誰か”のためにやっている。
グランダを継ごうとしてるものがこんなことに気がちるなんて、おかしな話かな。」
「いいえ。」
クローディアはゆっくりと答えた。
「いいえ、殿下。」
「ハルトにいに比べれば、ぼくは本当に平凡」
「失礼ながら、ハルト殿下と比べれば誰もがそうです。
凡人と天才は、次のようにも置き換えられます。
普通と変わり者。」
「そうか。」エルマートは唇を噛みしめた。「そういう風にも言えるのか。」
「実は、おまえさんが潜ってる間に王宮はとんでもないことになっている。」
ザックが嬉しそうに口を挟んだ。
「『栄光の盾』はボロボロにやられて、まともに戦えるのは、マヌカとラキエくらい。
王妃さまは魔女ザザリの本性を隠す気もなくなったらしい。自分の離宮がある一体を迷宮化して立てこもっhている。
ハルトのパーティとアウデリアのパーティがいま攻略に当たっている。」
明け透けに話しているようで肝心なことは話していない。
「栄光の盾」をボロボロにやったのは、「フェンリルの咆哮」であることとか。
「ハルトにいが見つかったのか!
それに自分のパーティをもっている?
いったんどんなやつらが、ハルトにいのおメガネにかなったんだろう!」
王妃メアがザザリの転生であることに、関心をもてなくなる魔法はよく効いているようだ。
ザックは、密かに思った。
「まあ、会ったときのお楽しみにしといて下さい。とても気のいいヤツらですから。」
ザックは愛想良く言った。
と、ザックは言うのであるが、これに対しクローディア公爵閣下はまじめにこうかえした。
「何もなくても、つまずいて岩のカドに頭をぶつけても死ねるようなお人だ。」
「そういえば、人間はそれでも死ぬんでしたっけ?」
クローディアにアイベル、あとは「フェンリルの咆哮」の面々である。
「でも、そのためにパーティってものがあるのではないでしょうか? クローディア閣下。」
「ローゼ殿。たしかにパーティは単独ではあまりに脆い人間が、助け合うためのにあるもの。
しかし、どうもエルマート閣下は単独で迷宮入りした様子。」
あらためて名簿をチェックしたみたところ、ソロ冒険者のエルマと名乗る少年が、迷宮入りしていた。
あまりにも若すぎるし、頼り投げにみえたので、受付をしていた『闇鴉』の受付嬢が問いただしたところ
「緋のドルバーザさまに届け物を頼まれた」
とのことなので、通したという。
さすがは『闇鴉』。
噂に違わぬザルっぷりであり、奇しくもハルトの認識阻害魔法と同じような結果になっているのに、クローディアは思わずため息をついたものだった。
魔王宮が活況を呈しているとはいえ、今のところは第一層に限られている。
第二層への回廊となる小島は、煮えたぎるマグマの湖を超えていかねばならないし、そこに巣くう炎熱蜘蛛は、なんとも攻略しにくい相手であった。
と、なれば希少な素材のとれる第一層の蜘蛛の魔物で安定した稼ぎを上げようと考える冒険者を誰も責めることは出来ない。
用事で、とっても忙しいギムリウスがまた強力な変異体(ギムリウス言うところの“ユニーク ”)でも放てばまた様子はかわってくるのかもしれない。
知性のない小型蜘蛛の群れには、なんどか遭遇したが、ローゼが魔法で蹴散らした。
凍結された迷路は、凍結を解かれた様子であった。
自然状態では、決して溶けないとの触れ込みだったので、ギムリウスがなんとかしたのだろう。あるいは迷宮の主自身が。
世界そのものを凍結したものに書き換える魔法があるのなら、それをもとに戻す魔法だってあるに違いない。
クローディアは、深く考えるのをやめた。
まずは、出来ることをする。
クローディアに出来るのは、消えたエルマートを探すこと、彼を王都に連れ戻すことである。
とりあえず、グランダはエルマートに継いでもらって差支えがない。
だが、それはハルトやクローディア公爵家、いやクローディア公爵領の安全が担保されることが最低の条件である。
もちろん
正規軍を率いて戦場にて決着をつける。
という方法もあるが、どうも娘婿はそれがお気に召さない様子なのだ。
マグマの湖は顕在だったが、蜘蛛は姿を表さなかった。
かわりに・・・・
「公爵閣下!」
美貌の剣士が驚いたような顔で、跪こうとするのをクローディアが押し留めた。
「いつものように親父殿でいいぞ、ミア=イア。
『楼蘭』がそろって入院中なのに、いちばん重傷だったはずのおまえが姿を消したと聞いて心配していた。
そうか、ドルバーザ殿と行動をともにしていたのだな。」
グランダでも有数の冒険者は、胸に手をあてて一礼した。顔は無表情のままだが、最低限の礼はつくす、とそういうことらしい。
とすれば傍らの美少女は、魔道人形のテオだろう。
とある遺跡から発掘された意思をもつ魔道人形。
人間そっくりの外観、膨大な知識、魔道の技もこなし。
「グランダ最高の冒険者ドルバーザさまが、やって来たというのに挨拶が遅いっ!」
口が悪い。
ドルバーザが頭上に拳を振り下ろす。当たる寸前に、クローディアがドルバーザの手を掴んだ。
「ドルバーザ殿。こどもの戯れだ。それに挨拶が遅れたのも事実だ。
王都への到着ならびに『魔王宮』攻略、そして、」
不肖の第二王子は、いや、ハルトやフィオリナと比べるとであって、これはこれでそれなりのモノなのであるが、長身のミア=イアの影に隠れるように縮こまっていた。
「エルマート殿下の保護、感謝申し上げる。」
「クローディア公爵・・・これはそのいろいろとあって・・・」
「確かにいろいろと思うところもお有りでしょうが、ハルト殿下やフィオリナと自分を比べて卑下する必要もなければ、自分を認めさせるために無茶な行動にでる必要もない。」
クローディアは、無骨な笑顔を浮かべた。
「いや、無茶ではあるが、考え無しでない。ドルバーザ殿を頼ったのは正解だ。
あなたもあなたなりにちゃんと成長しておられる。」
「あ、あ、ありがたく・・・・」
エルマートは公爵に深く頭を下げた。
「それからもうひとり、そちらの御仁は? はじめて見る顔だが西域の冒険者かな?」
「こ、これはヤイバと言いましてっ」
慌てたように、ミア=イアが割って入った。
「ギムリウスさまのユニークで、ミア=イアの弟子になった。
名前もつけてもらった。」
鷹揚に頷いたクローディアを、ミア=イアはなんと言う大人物だろうと心の中で感嘆したものだが、言うまでもなくあ、これはミア=イアの勘違いだ。
迷宮主と階層主でほぼ全員が占められたパーティと昨晩、一緒にいたために、そういうことにやや鈍くなっていたためだ。
「冒険者を続けるなら、『亜人』として冒険者登録をしておくとよかろう。
ギルドは『闇鴉』がおすすめだ。」
ヤイバはにこりと笑って感謝の意を表した。
少なくともギムリウス並には、ひとにとけ込む能力はありそうだ、とクローディアは安堵した。
「公爵、聞いてくれ。我々は、第六層に到達したのだ。どういうわけか、途中から魔物とはほとんど合わなくなった。
六層から下層への回廊は見つけられなかったが………
これを見てくれ。」
エルマートは興奮した面持ちで、布にくるんだものを取りだした。
黒っぽいガラスの破片、それだけの物に見えたが、エルマートが手をかざすとそこに映像が映し出され。
「これは、迷宮の入口付近ですな。」
クローディアは呻いた。
冒険者たちの顔立ちもわかるほど、鮮明で、これまでの「遠見」の魔法などとは、完全に別次元の代物だった。
第六層に半壊した屋敷があって、そこに砕けた鏡の破片がおちていた。
それがこれなんだ。
見事なものだろう?
一刻も早くこれを父上に報告し、魔道院に解析してもらいたい。
同じものが作れれば、とんでもない技術革新が生まれる。
そうすれば母上もぼくをきっと認めてくれるはず………」
「なんと」
エルマートの言葉の中に、興味深いものを聞いてクローディアは、顔を顰めた。
「王妃陛下が?」
「意外に思うかもしれないけどね。」
エルマートは、少し寂しげに言った。
「母上は、昔からぼくのことをぜんぜん見てくれてなかったんだ。
無視に近いハルにいに比べればそりゃあ、面倒はみてくれた、さ。
表面上は、ね。
ただ、あの方の愛情はぼくにはない。
ぼくを通して別の誰かをいつも見ていた。
ぼくを王太子に、することも、ぼくの為ではなくて、その“誰か”のためにやっている。
グランダを継ごうとしてるものがこんなことに気がちるなんて、おかしな話かな。」
「いいえ。」
クローディアはゆっくりと答えた。
「いいえ、殿下。」
「ハルトにいに比べれば、ぼくは本当に平凡」
「失礼ながら、ハルト殿下と比べれば誰もがそうです。
凡人と天才は、次のようにも置き換えられます。
普通と変わり者。」
「そうか。」エルマートは唇を噛みしめた。「そういう風にも言えるのか。」
「実は、おまえさんが潜ってる間に王宮はとんでもないことになっている。」
ザックが嬉しそうに口を挟んだ。
「『栄光の盾』はボロボロにやられて、まともに戦えるのは、マヌカとラキエくらい。
王妃さまは魔女ザザリの本性を隠す気もなくなったらしい。自分の離宮がある一体を迷宮化して立てこもっhている。
ハルトのパーティとアウデリアのパーティがいま攻略に当たっている。」
明け透けに話しているようで肝心なことは話していない。
「栄光の盾」をボロボロにやったのは、「フェンリルの咆哮」であることとか。
「ハルトにいが見つかったのか!
それに自分のパーティをもっている?
いったんどんなやつらが、ハルトにいのおメガネにかなったんだろう!」
王妃メアがザザリの転生であることに、関心をもてなくなる魔法はよく効いているようだ。
ザックは、密かに思った。
「まあ、会ったときのお楽しみにしといて下さい。とても気のいいヤツらですから。」
ザックは愛想良く言った。
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