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第130話 「真の」勇者のパーティの到着
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ミュラは、朝から
ほんとうに
こころのそこから
いやいや
『魔王宮』の入場受付をやっている。
結局、昨晩のうちには、ハルト王子もフィオリナも戻っては来なかった。
それ自体は、いまの時点で心配して騒ぎ立てる問題ではない。
なにしろ・・・・
フィオリナのパーティは、「不死鳥の冠」でもトップのひとり「隠者」ヨウィス、フィオリナの母でもありひょっとしたら英雄神の現身とも噂される冒険者「大斧豪」アウデリアに、「勇者」クロノ、おまけのリヨンが不安要因ではあるものの・・・
ハルトのパーティに至っては・・・・神獣に真祖、神竜・・ああ、それに「魔王」だ。
王妃メアが魔女ザザリその人だったとしても、考えるだけばかばかしい、どこにこのパーティに対抗できるものがいるのだろうか。
しかし、寝不足に加え、イライラを感じるのは否めない。
ミュラとても、フィオリナを追いかけたいのだ。ギルドで帰りを待つのではなく、その横でともに戦いたい。
ともに戦い、勝利の喜びを分かち合い、それでもって酔った勢いで・・・・
ぐふふ。
もともとがキリリとした美貌の持ち主なだけに、そんな表情を浮かべると、まわりがぎょっとしたようになる。
「ミュラさま!」
顔見知りの「闇鴉」の受付嬢が、声をかけてきた。
「ん? んにゃ? フィオリナってば・・・そんな・・・なにか?」
最後の最後に正気に戻った尊敬する先輩を、「闇鴉」の受付嬢は不安げに見据えた。
「あの・・・また順番を守らない冒険者が。」
見るものをぞっとさせる笑みをうかべて、ミュラは立ち上がった。
「そうなの? 今度はどこの伯爵さまかしら?」
「ギウリーク聖帝国ガルフィート伯爵家令嬢“剣聖”カテリアさま・・・・と、名乗っています。西域の冒険者たちの様子から見て・・・・ほんものっぽいです。」
ミュラは、慌てた素振りを一切、見せないように全力で現場に急いだ。
昨日とよく似た光景がそこには広がっていた。
押し通ろうとする貴族のパーティの一団とそれに対峙する冒険者たち。
ただし、違うのは、冒険者の数だ。昨日とは異なり、対峙する冒険者はみな、グランダ出身のものばかり。
西域からの出張ぐみは遠巻きにして様子を伺っている。
どこかフィオリナを思わせる長身の美女が、ガルフィート伯爵家のご令嬢なのだろうか。
金属の胸当てに、兜はかぶらずに金糸の髪を長くなびかせている。
付き従うのは、東域の戦士がよく使う曲刀を腰にさした少女。魔道士。そして、一番みたくないのが、聖光協会の高位の聖職者らしき人物がかかげる「印」である。
それを持つものがパーティにいる以上、そのパーティがミトラから来た者たちであり、伯爵家令嬢を中心とするホンモノのパーティであることは疑う余地はなかった。
「ここの入口を任されております「不死鳥の冠」サブマスターのミュラと申します。」
はるばる西域からお越しいただきましたことを幾重にも感謝申し上げます。
グランダ王国エノーラ伯爵家を代表して、心より歓迎いたします。」
優雅に一礼をすると、相手も礼をかえした。
一応は、ミュラの実家もグランダでは有数の名門と言われる貴族家である。
この挨拶は、一応、相手にも響いたようだった。
「ガルフィート伯爵家の嫡子カテリアと申します。
これは、剣士ユウイヒ、魔術師グローガ、聖光教会のエルオル司教。正規なものではありませんが当代の『勇者パーティ』です。」
エルオル司教が、掲げた「印」を懐にしまい込んだ。
「勇者さま抜きの?」
痛いところをつかれた、といった顔で、カテリアは顔をしかめた。
「勇者クロノは、我々よりも先行して、ミトラを出立している。すでにグランダに到着しているはず。
わたしたちは一刻も早く、勇者と合流したいのだ。
ミュラ殿。勇者クロノはいずこに?」
ミュラは困ったように首をかしげた。
「クロノさまならば、ご自分のパーティ『愚者の盾』をもってすでに独自の活動をお始めです。
カテリアさまに居場所をお教えしてよいかは、ご本人の意思を確認しなければ・・・・」
「隠し立てをしてもよいことはないぞ、ミュラ。」
カテリアの声色が変わった。
うむ。
切れるのが早すぎる。これは所詮、小物だな。とミュラは思った。
「ひとつ、申し上げられるならば、いま、クロノさまは『魔王宮』内にはいらっしゃいません。」
「証拠はあるのか? オンナ。」
東域剣士の少女が、ずいと前に踏み出した。
これはまずい。小物どころか、チンピラだ。
すいっ
と左足をひいて、ミュラは少女の剣撃の届く範囲から身を避けた。それが、少女にもわかったのだろう、ひくくうめいて腰を落とす。
鞘の内から、電光石火の一撃で相手を両断する。イアイの構えだったが、さすがにこれはカテリアが制した。
「『魔王宮』に入ったもの、出たもの。すべて、帳簿で管理しております。
そして、隠すまでもなく、クロノさまはわたしくどものギルド『不死鳥の冠』を拠点に活動していらっしゃいます。
我がギルドマスター、クローディア公爵家令嬢フィオリナさまもクロノさまのパーティの一員です。
昨晩、クロノさまは、ここを出られたあと、王都の見物に出かけられ、そのままおかえりにはなりませんでした。
わたしくは、早朝より、こちらに勤務しておりましたため、その後のことは承知しておりませんが、もし、クロノさまをお探しならば、王都にてクローディア公爵家、または『不死鳥の冠』をお尋ねになることをおすすめいたします。」
「わ、わかった。感謝する。ミュラ殿・・・・し、しかし『愚者の盾』?」
「それについては・・・」
ミュラは深刻そうに眉をひそめた。小さな声で囁くように。
「我がグランダ王が、第二王子エルマート殿下のパーティにこともあろうに『栄光の盾』と名をつけてしまわれたのです。
到着したクロノさまとアウデリアさまが『それなら我々は愚者の盾を名乗ろう』とおっしゃって・・・・」
「あ、アウデリア殿もいっしょなのか!」
「はい、西方よりお二人で駆けつけていただきました。アウデリアさまは西域でも名高い冒険者と伺っております。
我がギルドマスター、フィオリナの母君でもある御方と伺っております。」
アウデリア、の名前を聞きつけた西域の冒険者たちから、声が上がる。
さすがはアウデリア殿だ。
とうとう、勇者パーティ入りか、たいしたもんだ、アウデリア姉さん。
そんか感嘆の多い感想に舌打ちをしたカテリナは、ミュラを向かって感謝の礼をした。
しぶしぶながら、の感は否めない。
「勇者は、聖剣を持たずに出立してしまったのだ。
もし、勇者が自ら『魔王宮』に挑んでいるであるならば、一刻でも早く聖剣を手渡したい。
協力を頼む。」
カテリナは、そう言って背にしょった厳重に梱包された包みを下ろした。
「当代勇者のクロノは、魔法も得意だがその剣はミトラのもの。
威力は絶大だが、剣身に大きな負担がかかる技が多い。
並の剣では、剣の方が折れてしまって彼の力を発揮できないのだ。」
ひょい。
と、横合いから伸びた小さな手が、剣を掴み取った。
「承知しました。これをクロノのところに届けるのですね。」
ほがらかにそう宣言した年端も行かぬ少女に、カテリナは戦慄した。
“剣聖”カテリナがその接近にまったく気が付かなかったのだ。
少女が何者か知っていたミュラは、視界がグルグルと、回るのを感じた。ああ、意識を手放せたらいいのになあ。
「ギムリウスさま、どの、ちゃん?」
「ちゃんが可愛らしくてよいかな。
でも、ミュラもそこの聖光教会の女もまだ試しをしてないから、あまりわたしと安易に口をきかないようにしてください。
うっかりつぶしてしまうかもしれないから。」
「“知性のある魔物”です。」
エルオル司教が叫んだ。相手を見抜くなんらかのスキルを持っているのだろう。
「こ、これは、まさか“神獣”!?」
「ギムリウスちゃん、よろしく頼みます。」
ミュラは頭を下げた。
にこりと笑って、ギムリウスは消滅した。
何のタメも痕跡も、残さない、見事な転移だった。
「み、ミュラどの、あれは何者です?
勇者の聖剣が。」
「ああ、亜人の冒険者です。」
できるだけ平然と答えたつもりではあったが、彼らにはどう映っただろうか。
「我が国の王太子ハルト殿下のパーティメンバーです。現在は『愚者の縦』と行動を共に、しているはずですから、聖剣はお望み通りに勇者のもとへ。」
「し、しかし」
司教は土気色にかわっている。
「神獣に匹敵する亜人をメンバーに従える、とは。
ハルト殿下は魔王の再来か。」
それはあいつの学院時代のあだ名だったな、とミュラは思った。実際、パーティのメンバーには魔王その人だっているのだが。
ミュラは賢明にも口をつぐんでいた。
ほんとうに
こころのそこから
いやいや
『魔王宮』の入場受付をやっている。
結局、昨晩のうちには、ハルト王子もフィオリナも戻っては来なかった。
それ自体は、いまの時点で心配して騒ぎ立てる問題ではない。
なにしろ・・・・
フィオリナのパーティは、「不死鳥の冠」でもトップのひとり「隠者」ヨウィス、フィオリナの母でもありひょっとしたら英雄神の現身とも噂される冒険者「大斧豪」アウデリアに、「勇者」クロノ、おまけのリヨンが不安要因ではあるものの・・・
ハルトのパーティに至っては・・・・神獣に真祖、神竜・・ああ、それに「魔王」だ。
王妃メアが魔女ザザリその人だったとしても、考えるだけばかばかしい、どこにこのパーティに対抗できるものがいるのだろうか。
しかし、寝不足に加え、イライラを感じるのは否めない。
ミュラとても、フィオリナを追いかけたいのだ。ギルドで帰りを待つのではなく、その横でともに戦いたい。
ともに戦い、勝利の喜びを分かち合い、それでもって酔った勢いで・・・・
ぐふふ。
もともとがキリリとした美貌の持ち主なだけに、そんな表情を浮かべると、まわりがぎょっとしたようになる。
「ミュラさま!」
顔見知りの「闇鴉」の受付嬢が、声をかけてきた。
「ん? んにゃ? フィオリナってば・・・そんな・・・なにか?」
最後の最後に正気に戻った尊敬する先輩を、「闇鴉」の受付嬢は不安げに見据えた。
「あの・・・また順番を守らない冒険者が。」
見るものをぞっとさせる笑みをうかべて、ミュラは立ち上がった。
「そうなの? 今度はどこの伯爵さまかしら?」
「ギウリーク聖帝国ガルフィート伯爵家令嬢“剣聖”カテリアさま・・・・と、名乗っています。西域の冒険者たちの様子から見て・・・・ほんものっぽいです。」
ミュラは、慌てた素振りを一切、見せないように全力で現場に急いだ。
昨日とよく似た光景がそこには広がっていた。
押し通ろうとする貴族のパーティの一団とそれに対峙する冒険者たち。
ただし、違うのは、冒険者の数だ。昨日とは異なり、対峙する冒険者はみな、グランダ出身のものばかり。
西域からの出張ぐみは遠巻きにして様子を伺っている。
どこかフィオリナを思わせる長身の美女が、ガルフィート伯爵家のご令嬢なのだろうか。
金属の胸当てに、兜はかぶらずに金糸の髪を長くなびかせている。
付き従うのは、東域の戦士がよく使う曲刀を腰にさした少女。魔道士。そして、一番みたくないのが、聖光協会の高位の聖職者らしき人物がかかげる「印」である。
それを持つものがパーティにいる以上、そのパーティがミトラから来た者たちであり、伯爵家令嬢を中心とするホンモノのパーティであることは疑う余地はなかった。
「ここの入口を任されております「不死鳥の冠」サブマスターのミュラと申します。」
はるばる西域からお越しいただきましたことを幾重にも感謝申し上げます。
グランダ王国エノーラ伯爵家を代表して、心より歓迎いたします。」
優雅に一礼をすると、相手も礼をかえした。
一応は、ミュラの実家もグランダでは有数の名門と言われる貴族家である。
この挨拶は、一応、相手にも響いたようだった。
「ガルフィート伯爵家の嫡子カテリアと申します。
これは、剣士ユウイヒ、魔術師グローガ、聖光教会のエルオル司教。正規なものではありませんが当代の『勇者パーティ』です。」
エルオル司教が、掲げた「印」を懐にしまい込んだ。
「勇者さま抜きの?」
痛いところをつかれた、といった顔で、カテリアは顔をしかめた。
「勇者クロノは、我々よりも先行して、ミトラを出立している。すでにグランダに到着しているはず。
わたしたちは一刻も早く、勇者と合流したいのだ。
ミュラ殿。勇者クロノはいずこに?」
ミュラは困ったように首をかしげた。
「クロノさまならば、ご自分のパーティ『愚者の盾』をもってすでに独自の活動をお始めです。
カテリアさまに居場所をお教えしてよいかは、ご本人の意思を確認しなければ・・・・」
「隠し立てをしてもよいことはないぞ、ミュラ。」
カテリアの声色が変わった。
うむ。
切れるのが早すぎる。これは所詮、小物だな。とミュラは思った。
「ひとつ、申し上げられるならば、いま、クロノさまは『魔王宮』内にはいらっしゃいません。」
「証拠はあるのか? オンナ。」
東域剣士の少女が、ずいと前に踏み出した。
これはまずい。小物どころか、チンピラだ。
すいっ
と左足をひいて、ミュラは少女の剣撃の届く範囲から身を避けた。それが、少女にもわかったのだろう、ひくくうめいて腰を落とす。
鞘の内から、電光石火の一撃で相手を両断する。イアイの構えだったが、さすがにこれはカテリアが制した。
「『魔王宮』に入ったもの、出たもの。すべて、帳簿で管理しております。
そして、隠すまでもなく、クロノさまはわたしくどものギルド『不死鳥の冠』を拠点に活動していらっしゃいます。
我がギルドマスター、クローディア公爵家令嬢フィオリナさまもクロノさまのパーティの一員です。
昨晩、クロノさまは、ここを出られたあと、王都の見物に出かけられ、そのままおかえりにはなりませんでした。
わたしくは、早朝より、こちらに勤務しておりましたため、その後のことは承知しておりませんが、もし、クロノさまをお探しならば、王都にてクローディア公爵家、または『不死鳥の冠』をお尋ねになることをおすすめいたします。」
「わ、わかった。感謝する。ミュラ殿・・・・し、しかし『愚者の盾』?」
「それについては・・・」
ミュラは深刻そうに眉をひそめた。小さな声で囁くように。
「我がグランダ王が、第二王子エルマート殿下のパーティにこともあろうに『栄光の盾』と名をつけてしまわれたのです。
到着したクロノさまとアウデリアさまが『それなら我々は愚者の盾を名乗ろう』とおっしゃって・・・・」
「あ、アウデリア殿もいっしょなのか!」
「はい、西方よりお二人で駆けつけていただきました。アウデリアさまは西域でも名高い冒険者と伺っております。
我がギルドマスター、フィオリナの母君でもある御方と伺っております。」
アウデリア、の名前を聞きつけた西域の冒険者たちから、声が上がる。
さすがはアウデリア殿だ。
とうとう、勇者パーティ入りか、たいしたもんだ、アウデリア姉さん。
そんか感嘆の多い感想に舌打ちをしたカテリナは、ミュラを向かって感謝の礼をした。
しぶしぶながら、の感は否めない。
「勇者は、聖剣を持たずに出立してしまったのだ。
もし、勇者が自ら『魔王宮』に挑んでいるであるならば、一刻でも早く聖剣を手渡したい。
協力を頼む。」
カテリナは、そう言って背にしょった厳重に梱包された包みを下ろした。
「当代勇者のクロノは、魔法も得意だがその剣はミトラのもの。
威力は絶大だが、剣身に大きな負担がかかる技が多い。
並の剣では、剣の方が折れてしまって彼の力を発揮できないのだ。」
ひょい。
と、横合いから伸びた小さな手が、剣を掴み取った。
「承知しました。これをクロノのところに届けるのですね。」
ほがらかにそう宣言した年端も行かぬ少女に、カテリナは戦慄した。
“剣聖”カテリナがその接近にまったく気が付かなかったのだ。
少女が何者か知っていたミュラは、視界がグルグルと、回るのを感じた。ああ、意識を手放せたらいいのになあ。
「ギムリウスさま、どの、ちゃん?」
「ちゃんが可愛らしくてよいかな。
でも、ミュラもそこの聖光教会の女もまだ試しをしてないから、あまりわたしと安易に口をきかないようにしてください。
うっかりつぶしてしまうかもしれないから。」
「“知性のある魔物”です。」
エルオル司教が叫んだ。相手を見抜くなんらかのスキルを持っているのだろう。
「こ、これは、まさか“神獣”!?」
「ギムリウスちゃん、よろしく頼みます。」
ミュラは頭を下げた。
にこりと笑って、ギムリウスは消滅した。
何のタメも痕跡も、残さない、見事な転移だった。
「み、ミュラどの、あれは何者です?
勇者の聖剣が。」
「ああ、亜人の冒険者です。」
できるだけ平然と答えたつもりではあったが、彼らにはどう映っただろうか。
「我が国の王太子ハルト殿下のパーティメンバーです。現在は『愚者の縦』と行動を共に、しているはずですから、聖剣はお望み通りに勇者のもとへ。」
「し、しかし」
司教は土気色にかわっている。
「神獣に匹敵する亜人をメンバーに従える、とは。
ハルト殿下は魔王の再来か。」
それはあいつの学院時代のあだ名だったな、とミュラは思った。実際、パーティのメンバーには魔王その人だっているのだが。
ミュラは賢明にも口をつぐんでいた。
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ご覧いただきありがとうございます。なんとか完結しました。彼らの物語はまだ続きます。後日談https://www.alphapolis.co.jp/novel/807186218/844632510
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