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第118話 愚か者たちは夜道に彷徨う
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結論から言えば、アウデリアを探しに出かけたミュラの行動は正しかった。
ほっておいたら、今日中に帰ってきたか怪しい。
「不死鳥の冠」の冒険者が、よく行く店のなかでも特に料理が美味いと評判の「食香庵」という店で、ミュラとリヨンが、アウデリアたちを見つけた時、彼女はかなり、出来上がっており、目の前の酒樽になにやら話しかけているところだった。
ヨウィスとクロノは、白酒の果汁割をちびちびやりながら、呆れたようにそれを眺めている。
ミュラがことの次第を話すと、それでもアウデリアはすぐさま立ち上がり、酒樽とともに王宮へ出発しようとしたので、ミュラはとにかく1度彼女を座らせて、酔い覚めの茶を持ってくるように酒場のものに依頼した。
ミュラがさらに呆れ返ったことに、三人は飲み代、食い物代をだれも持っていなかった。
誰かが、持っているのだろうと思っていたらしいが、その、言い訳が通るかどうか。
もっともヨウィスの収納には、希少なアイテムも入っていたので、いざとなればそれを担保にツケにするつもりだった。
とヨウィスは言うのであるが、これはかなりカッコ悪いことだった。
お茶はとびっきり苦く、アウデリアは何かを踏み潰したかのような悲鳴をあげた。
「わたしは苦痛には耐性があるはずなんだがなっ。」
目を白黒させながらアウデリアが言う。
「あくまで、“酔い醒ましの薬”であって、毒ではないからですよ。」
ミュラは冷たく答えた。
アウデリアとは初対面ではない。
だが、フィオリナに影響を受けたのか、アウデリアに対するミュラの態度にもどこか尊大で、よそよそしいものがある。
代金はミュラが立て替えた。
借用書は、いちばん、金回りがよさそうなクロノにサインをさせる。クロノは当然、文句を言ったが無視した。
日は暮れ、このあたりは街灯もろくにない。
“都会”育ちのクロノなどにとっては、ずいぶんと田舎に来てしまったとういのが、感想なのだが、これは間違いではない。
西域の、しかもミトラなどに比べれば、グランダなどは田舎も田舎、文化の程度すら異なる、ド田舎である。
この時間では、乗り合いの馬車なども通っておらず、一行は、王宮までの道のりを歩くことになった。
「ハルトは、やつらを『冒険者』として連れて行ったんだな?」
いい気分で酔っ払っていたところを、引きずり出されたにしては、アウデリアの機嫌は悪くはない。
「危ないところでした。」
ミュラはため息をついた。
「ほっといたら、『不死鳥の冠』で彼らを冒険者認定するところでした。
今度ばかりは、殿下に助けられました。」
「それはなんとかなるだろう?」
アウデリアの無神経さは、こんなところだけ親子で似るな、といいたいほどフィオリナに似ていた。
「ギムリウスは、神獣を崇める亜人ってことにしておけばいい。リアモンドは、そのままずばり『竜人』でいいし、吸血鬼だって西域では、立派に冒険者として登録できる。
バズス=リウにいたっては、あれは人間だぞ。魔族特有の濃い魔素に対する過敏症すらない。
いたって普通の『人間』だ。」
「本気で言ってますか?」
ミュラは、魔法による灯りで、道先を照らしながら、おおざっぱすぎる恋人の母君に抗議した。
「ギムリウスの体を説明できるような“亜人”はいままでに例がなく、リアモンドはそのまま伝説の神竜の名前で、どうせその御本人でしょう?
ロウは、ひとりで国を滅ぼすと言われている『真祖』の吸血鬼です。
そして、リウは、魔王宮の主、伝説の魔王そのひとなんですよ。」
「ばれなきゃ、だいじょーぶ、だいじょーぶ」
「ランゴバルドあたりだとね。」
なぜ、このメンバーと一緒にいるのかわからないリヨンが口をはさんだ。
「亜人っていうのは便利な言葉なのよ。
一応、人間っぽいフォルムで、言葉がしゃべれるやつはみんな亜人扱いで、冒険者登録しちゃうよ。
うちのチームだって、マヌカは亜人だしね!
実際は亜人ではなくて、どこかの魔導師がキメラをつくるのに失敗したやつとかもそういう出自がよくわからないのは全部『亜人』で通る。」
「誰かと思えば、クリュークのところのデタラメ娘か!」
アウデリアは、ぼやくように言ったがほんとうに嫌なわけではなさそうだった。
「少しばかり噂をきいたぞ。我が君、クローディア公をさかんに誘惑してたそうではないか?」
「いやあなヤツに寝屋の誘いを受けてたのを、さっそうと立ちふさがって、そいつをやっつけてくれたのさ。
惚れるよね?」
「なるほど」
アウデリアはため息をついた。
「あの男は、どうも人たらしなところがあって、所構わずそれを発揮するからな。」
「ずいぶん、優しいじゃんか。」
「わたしが敵視してるのはクリュークとヴァルゴールであってな。
それ以外は、はっきり言って眼中にない。
おまえがクリュークの腹心なのか知らんが、気に食わん程度でいちいちぶち殺していたら、まわりは血の海になってしまう。
まして、その体ではあまり、戦う気もおきない・・・」
今度はリヨンが嫌な顔をした。
「もう怪我は治ってるよ!」
「正確には治してる途中だな。
表面的な損傷はともかく、中身が治るには時間がかかる・・・・
まして、治癒魔法まで弾くような改造の仕方をされたあとだからな。
ニコルの天才は充分承知しているし、おまえが何者かも知っているが、いまは安静にしていたほうがいい。」
王宮は静まり返っていた。
時間が時間、なのだから当然であろう。
開門を告げると、正門横の扉が開いて兵士が首を出した。
「『愚者の盾』アウデリアだ。」
「同じく、勇者クロノ。」
「ヨウィス。」
「『栄光の盾』のリヨンだよ!」
顔を見合わせる兵に、アウデリアが一歩、前に出た。
「クローディア公爵より、宮中にて、火急の事態あり、とのことで参集を受けた。」
その逞しい体に(あるいはその酒臭さに)一歩、兵が引いた。
「何用だ!」
甲高いキシリ声はと共に駆けつけたのは、ブラウ公爵だった。
こんな地位の者が、門の近くを夜更けにうろうろしているだけで、なにか異常がおきているとわかってしまう。
「後宮への道が閉ざされて、王と連絡がつかぬようだな。」
「そ、そんなことは、ない!」
ブラウ公は、こやつらをひっ捕らえろと叫んだが、どこの世界に門番に捕まる勇者が、いるものか。
門番兵は一瞬ためらったものの、とっさに素晴らしい回答を出した。
「応援を呼んで来ます!」
ひとりがそう叫んで、かけ出すと
「そ、そうだ。おい、当直兵を叩き起してくる。おまえは、直ちに大隊長殿へ報告に走れ!」
「急げ! 総員、対超越者装備で南門へ集合!」
「おお!」
後には憤懣やる形ないブラウ公爵と、冒険者たちが残された。
「これは………王宮の警備体制の見直しが必要ですな。」
まるで待っていたかのようにクローディアが、現れた。
「近衛を早々と解散してしまったのは、性急に過ぎたかも知れません。バルゴー ル殿とはいえ、この短期間で手配できたのは金で雇える傭兵、冒険者のみ、」
「し、信用ならん!」
「訳ではありません。
要するに勝てない戦にはとびきり敏感だけの事です。」
「我が君。
ハルトたちが、潜ったのな? 」
アウデリアは、にやにやと笑いながら言った。
彼女は、もちろん楽しいときも笑うが、どうしようも無く闘争本能をかきたてられた時も同じ笑いを浮かべる。
付き合いの長いクローディアにもその、違いが分からないことはしばしばあって、今宵はどっちなのだろう。
“ 両方かもしれんな”
と、思いながら一行のなかに燭乱の少女を見つけた。
「リヨン殿か、体はもういいのか?」
これだから。我が君は。
と、アウデリアは呆れたように、クローディアを見やった。
どんなもんだい
と、言わんばかりに腰に手を当てて、にんまりと、笑いながらリヨンはアウデリアを見上げた。
なにがどんなもんだい、なのか分からぬまま、アウデリアも歯をむき出してみせた。
「ルト………ハルトたちが迷宮にはいってから一刻はたっている。」
駆けつけたフィオリナがいらいらと言った。
無理に着いていったのにやっぱり置いてけぼりにされたか。
ミュラはかわいそうなものを見る目で愛しい公爵令嬢を見つめた。
「『愚者の盾』も行くぞ。反対の者は置いていく。」
「異議なし!」
「リヨン、おまえは関係ない!」
ほっておいたら、今日中に帰ってきたか怪しい。
「不死鳥の冠」の冒険者が、よく行く店のなかでも特に料理が美味いと評判の「食香庵」という店で、ミュラとリヨンが、アウデリアたちを見つけた時、彼女はかなり、出来上がっており、目の前の酒樽になにやら話しかけているところだった。
ヨウィスとクロノは、白酒の果汁割をちびちびやりながら、呆れたようにそれを眺めている。
ミュラがことの次第を話すと、それでもアウデリアはすぐさま立ち上がり、酒樽とともに王宮へ出発しようとしたので、ミュラはとにかく1度彼女を座らせて、酔い覚めの茶を持ってくるように酒場のものに依頼した。
ミュラがさらに呆れ返ったことに、三人は飲み代、食い物代をだれも持っていなかった。
誰かが、持っているのだろうと思っていたらしいが、その、言い訳が通るかどうか。
もっともヨウィスの収納には、希少なアイテムも入っていたので、いざとなればそれを担保にツケにするつもりだった。
とヨウィスは言うのであるが、これはかなりカッコ悪いことだった。
お茶はとびっきり苦く、アウデリアは何かを踏み潰したかのような悲鳴をあげた。
「わたしは苦痛には耐性があるはずなんだがなっ。」
目を白黒させながらアウデリアが言う。
「あくまで、“酔い醒ましの薬”であって、毒ではないからですよ。」
ミュラは冷たく答えた。
アウデリアとは初対面ではない。
だが、フィオリナに影響を受けたのか、アウデリアに対するミュラの態度にもどこか尊大で、よそよそしいものがある。
代金はミュラが立て替えた。
借用書は、いちばん、金回りがよさそうなクロノにサインをさせる。クロノは当然、文句を言ったが無視した。
日は暮れ、このあたりは街灯もろくにない。
“都会”育ちのクロノなどにとっては、ずいぶんと田舎に来てしまったとういのが、感想なのだが、これは間違いではない。
西域の、しかもミトラなどに比べれば、グランダなどは田舎も田舎、文化の程度すら異なる、ド田舎である。
この時間では、乗り合いの馬車なども通っておらず、一行は、王宮までの道のりを歩くことになった。
「ハルトは、やつらを『冒険者』として連れて行ったんだな?」
いい気分で酔っ払っていたところを、引きずり出されたにしては、アウデリアの機嫌は悪くはない。
「危ないところでした。」
ミュラはため息をついた。
「ほっといたら、『不死鳥の冠』で彼らを冒険者認定するところでした。
今度ばかりは、殿下に助けられました。」
「それはなんとかなるだろう?」
アウデリアの無神経さは、こんなところだけ親子で似るな、といいたいほどフィオリナに似ていた。
「ギムリウスは、神獣を崇める亜人ってことにしておけばいい。リアモンドは、そのままずばり『竜人』でいいし、吸血鬼だって西域では、立派に冒険者として登録できる。
バズス=リウにいたっては、あれは人間だぞ。魔族特有の濃い魔素に対する過敏症すらない。
いたって普通の『人間』だ。」
「本気で言ってますか?」
ミュラは、魔法による灯りで、道先を照らしながら、おおざっぱすぎる恋人の母君に抗議した。
「ギムリウスの体を説明できるような“亜人”はいままでに例がなく、リアモンドはそのまま伝説の神竜の名前で、どうせその御本人でしょう?
ロウは、ひとりで国を滅ぼすと言われている『真祖』の吸血鬼です。
そして、リウは、魔王宮の主、伝説の魔王そのひとなんですよ。」
「ばれなきゃ、だいじょーぶ、だいじょーぶ」
「ランゴバルドあたりだとね。」
なぜ、このメンバーと一緒にいるのかわからないリヨンが口をはさんだ。
「亜人っていうのは便利な言葉なのよ。
一応、人間っぽいフォルムで、言葉がしゃべれるやつはみんな亜人扱いで、冒険者登録しちゃうよ。
うちのチームだって、マヌカは亜人だしね!
実際は亜人ではなくて、どこかの魔導師がキメラをつくるのに失敗したやつとかもそういう出自がよくわからないのは全部『亜人』で通る。」
「誰かと思えば、クリュークのところのデタラメ娘か!」
アウデリアは、ぼやくように言ったがほんとうに嫌なわけではなさそうだった。
「少しばかり噂をきいたぞ。我が君、クローディア公をさかんに誘惑してたそうではないか?」
「いやあなヤツに寝屋の誘いを受けてたのを、さっそうと立ちふさがって、そいつをやっつけてくれたのさ。
惚れるよね?」
「なるほど」
アウデリアはため息をついた。
「あの男は、どうも人たらしなところがあって、所構わずそれを発揮するからな。」
「ずいぶん、優しいじゃんか。」
「わたしが敵視してるのはクリュークとヴァルゴールであってな。
それ以外は、はっきり言って眼中にない。
おまえがクリュークの腹心なのか知らんが、気に食わん程度でいちいちぶち殺していたら、まわりは血の海になってしまう。
まして、その体ではあまり、戦う気もおきない・・・」
今度はリヨンが嫌な顔をした。
「もう怪我は治ってるよ!」
「正確には治してる途中だな。
表面的な損傷はともかく、中身が治るには時間がかかる・・・・
まして、治癒魔法まで弾くような改造の仕方をされたあとだからな。
ニコルの天才は充分承知しているし、おまえが何者かも知っているが、いまは安静にしていたほうがいい。」
王宮は静まり返っていた。
時間が時間、なのだから当然であろう。
開門を告げると、正門横の扉が開いて兵士が首を出した。
「『愚者の盾』アウデリアだ。」
「同じく、勇者クロノ。」
「ヨウィス。」
「『栄光の盾』のリヨンだよ!」
顔を見合わせる兵に、アウデリアが一歩、前に出た。
「クローディア公爵より、宮中にて、火急の事態あり、とのことで参集を受けた。」
その逞しい体に(あるいはその酒臭さに)一歩、兵が引いた。
「何用だ!」
甲高いキシリ声はと共に駆けつけたのは、ブラウ公爵だった。
こんな地位の者が、門の近くを夜更けにうろうろしているだけで、なにか異常がおきているとわかってしまう。
「後宮への道が閉ざされて、王と連絡がつかぬようだな。」
「そ、そんなことは、ない!」
ブラウ公は、こやつらをひっ捕らえろと叫んだが、どこの世界に門番に捕まる勇者が、いるものか。
門番兵は一瞬ためらったものの、とっさに素晴らしい回答を出した。
「応援を呼んで来ます!」
ひとりがそう叫んで、かけ出すと
「そ、そうだ。おい、当直兵を叩き起してくる。おまえは、直ちに大隊長殿へ報告に走れ!」
「急げ! 総員、対超越者装備で南門へ集合!」
「おお!」
後には憤懣やる形ないブラウ公爵と、冒険者たちが残された。
「これは………王宮の警備体制の見直しが必要ですな。」
まるで待っていたかのようにクローディアが、現れた。
「近衛を早々と解散してしまったのは、性急に過ぎたかも知れません。バルゴー ル殿とはいえ、この短期間で手配できたのは金で雇える傭兵、冒険者のみ、」
「し、信用ならん!」
「訳ではありません。
要するに勝てない戦にはとびきり敏感だけの事です。」
「我が君。
ハルトたちが、潜ったのな? 」
アウデリアは、にやにやと笑いながら言った。
彼女は、もちろん楽しいときも笑うが、どうしようも無く闘争本能をかきたてられた時も同じ笑いを浮かべる。
付き合いの長いクローディアにもその、違いが分からないことはしばしばあって、今宵はどっちなのだろう。
“ 両方かもしれんな”
と、思いながら一行のなかに燭乱の少女を見つけた。
「リヨン殿か、体はもういいのか?」
これだから。我が君は。
と、アウデリアは呆れたように、クローディアを見やった。
どんなもんだい
と、言わんばかりに腰に手を当てて、にんまりと、笑いながらリヨンはアウデリアを見上げた。
なにがどんなもんだい、なのか分からぬまま、アウデリアも歯をむき出してみせた。
「ルト………ハルトたちが迷宮にはいってから一刻はたっている。」
駆けつけたフィオリナがいらいらと言った。
無理に着いていったのにやっぱり置いてけぼりにされたか。
ミュラはかわいそうなものを見る目で愛しい公爵令嬢を見つめた。
「『愚者の盾』も行くぞ。反対の者は置いていく。」
「異議なし!」
「リヨン、おまえは関係ない!」
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ご覧いただきありがとうございます。なんとか完結しました。彼らの物語はまだ続きます。後日談https://www.alphapolis.co.jp/novel/807186218/844632510
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