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第98話 ギムリウスの軍団
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それ自体が城塞と見紛う蜘蛛の巨体が、無造作に脚を振り下ろす。
攻城用の破城槌にも匹敵する一撃は、むろん一撃で終わりではない。
蜘蛛の脚は八本あった。
一撃ごとに地面に大穴を穿ち、爆発でも起きたかのように、粉塵が舞い散る。
アウデリアは、典型的ともいうべき前衛型の戦士の筋肉をもっていたが、当面、回避に徹することにした。
おそらく彼女の斧は、巨大な蜘蛛の爪を断ち切り、肉をえぐることができるだろう。
しかし、振り下ろす脚の質量そのものをかき消すことはできない。
たとえ、脚の先端を砕いたにしても、そのまま押しつぶされる。
風の魔法を併用して移動するアウデリアに、ギムリウスは、軽々と追いついた。
巨体にもかかわらず、ギムリウスは素早い。そして、そのような巨体をすばやく移動させる。
それだけで、あたりの大気は振動し、風が吹き荒れ、生じた衝撃波はアウデリアを地に叩きつけた。
そこに容赦なく、ギムリウスは脚を振り下ろした。
転がりながら躱したアウデリアはそのまま、爪の先端にしがみつく。
振り落とそうと、ギムリウスが脚をあげた、その反動を利用して、アウデリアは、ギムリウスの脚を駆け上がる。
魔法・・・ではない。アウデリアのブーツは、一歩ごとにギムリウスの脚に穴を穿つ。
強靭な外皮に足跡を残しながら、アウデリアは、蜘蛛の胴体に到達した。
アウデリアは、屈強な斧使いでも両手で持つような斧を、片手で軽々と扱ってはいたが、ギムリウスの巨体には、アリが噛み付いたほどの打撃しか与えられなかっただろう。
そのまま、胴体を走り、頭部にまでたどり着く。
腰から下を蜘蛛の体に沈めた少女は、あきれたようにアウデリアを見つめた。
「体術は見事です、けど。」
少女は、自分の薄い胸を指差した。
「これは、あくまでもコミュニケーションのためのツールであって、別に心臓部とか本体とかいうものではありませんので。」
構わず斧を振りかざすアウデリアを、額に開いた目から放たれた極彩色の光線がとらえた。
きりもみして吹き飛ぶアウデリアは、しかし、先だってのリヨンのように無様に壁にたたきつけられたりはしなかった。
空中でからだをひねり、足から着地する。
「これは“試し”であって、戦いでは、ないです。」
ギムリウスは首をかしげた。
「でもあなたから攻撃してもかまわないのですよ?
逃げ回るだけでは、“試し”にならないので。
ああ。
ひょっとしてわたしを傷つけてしまうことを心配されているのでしょうか?
だいじょうぶ。
わたしは治癒能力だってすごいのですから。
なんだったら・・・・攻撃しやすいものをご用意いたしましょうか。」
パクリ。
と、空が割れた。
その裂け目から、ぞろぞろと小型蜘蛛が這い出してくる。
この迷宮ではおなじみの大型犬ほどもある蜘蛛が大半だが、なかには金属の光沢の外皮をもつもの、紫の毒液を体中から分泌しているもの、さらには、雄牛ほどの大きさのある極彩色の外皮をもつ蜘蛛も数体まじっていた。
「おまえが作ったのか、ギムリウス。」
「はい、わたしが作りました、アウデリアさま。」
「それ自体が強大な攻撃力を持つとともに軍需工場となって兵器を作り出す。転移によって作り上げた戦闘部隊を任意の場所に送り込む。
単独で拠点を制圧する。
戦神シュトラの移動城塞ギムリウス。」
「その通りです、アウデリアさま。」
殺到する蜘蛛に振るった斧は、最初の数体を斬り伏せたものの、すぐにその逞ましい体は、蜘蛛の奔流に飲み込まれていく。
簡素な鎧しか着用していないアウデリアには、彼らの牙を、爪を、毒を防ぐすべはないさろう。
それは、訓練された部隊と個人の戦闘を見ているかのようだった。
片方がずぶの素人ならばいざ知らず、少なくとも戦うことについての訓練を受けているものならば、数の差は能力の差に勝る。
巨木をも薙ぎ倒す怪力、空をも駆ける走力、数ヶ月はかかる怪我をあっというまに治してしまう再生力、無詠唱で攻撃魔法を連発する魔力。
そんな常人をはるかにこえた能力持つものがいる、その前提に立って、それなりの準備をすることは可能であったし、準備をしない軍隊というものは存在しない。
ギムリウスの作った蜘蛛軍団も例外ではなかったのだろう。
あるものは、アウデリアの手に足に齧りつき、あるものは分泌した糸で足元を縛り上げ、毒を分泌するものは目潰しと言わんばかりに、毒液を主に顔めがけて吹きかける。
アウデリアの斧に頭を叩き割られても、怯むことなく次々と蜘蛛は、殺到し、ついにアウデリアは地に倒れ、さらに覆いかぶさるように、蜘蛛はその体に群がった。
ギチギチと顎の鳴る音。
なにかを咀嚼するような音。
それでもアウデリアは抗うことをやめない。
引きちぎった蜘蛛の頭部を投げ捨て、次の蜘蛛の脚を掴んで、振り回す。
何匹からの蜘蛛がはねとばされるが、蜘蛛は通常タイプのものだけで百匹近くいた。
ついにはアウデリアの体が完全に蜘蛛の群れに没してしまうと、慌てたのはギムリウスだった。
「・・・・え・・・まさか、これで終わりなのです?
あなたは、あのアウデリアさまではなかった・・・?
いや、まずい。死んでしまうとまずいのです。」
蜘蛛の群れがさっと散開した。
あとに残ったのは、血まみれの肉塊。
まだ・・・生きてはいる。
しかし、貪り食われた体は、肋骨が見えている。両の手はほとんど骨だけだ。
顔は毒液でただれ、目も鼻もわからなかった。
下半身は、比較的損傷が少なかったが、それでも何箇所も大きくえぐられ、血を吹き出していた。
「あ、あのお、大丈夫ですかあ?」
「大丈夫なわけがあるかっ!」
かろうじて無事な口が、笑みのかたちに歪んでいる。
声も明瞭だったし・・・なによりも瀕死のけが人の出す声ではなかった。
白い治癒魔法のひかりが明滅する。
損傷した体が見る間に復元していった。
指をほとんどうしなった両手は、元のしなやかな筋肉につつまれた腕に戻り、見えていた肋骨に肉がかぶさり、さらに皮膚が貼られて行く。
復元した手で、毒液にまみれた顔をぐいとぬぐうと、目も、鼻もきれいに治っていた。
ぬぐった拍子に毒液が口にはいったのか、顔をしかめて
「苦い」
と言ったのが、おそらくはアウデリアが実際に受けた唯一のダメージだったかもしれない。
よっこらせ。
と言いながら、アウデリアは立ち上がった。
腕には彼女の得物、斧がしっかりと握られ、しかし、もともと簡易だった鎧は、ばらばらになり、上半身はほとんど裸に近かった。
「止めるのが早すぎる。」
アウデリアは、文句を言った。
言われたギムリウスはさすがに言葉の意味が理解できず
「それはどういう・・・」
「こういうことだ。」
アウデリアがぱちんと指を鳴らした。
その瞬間。
蜘蛛の群れの半数近くが爆裂した。
文字通り、体の内側から爆発し、こなごなに飛び散ったのだ。
それが、アウデリアの体をかじったり、その血をのんだ蜘蛛だということに気がつき、ギムリウスの呆然とした。
「あ、あなたは・・・・」
「勇者クロノの受け売りだ。やつはもっと巧妙かつ、繊細に、この技を使う。」
アウデリアは、ぐるりと肩を回した。しなやかで強靭な筋肉の動きをみせつけるようだった。
「わたしの体はわたしのもので、それは、喰われたぐらいじゃあ、変わらんのさ。
わたしの血でも肉片でも体内にいれたが最後、こういうことになる。」
極彩色の大蜘蛛。
魔法を操れるように知能を進化させたユニークが、魔法陣を展開させる。
だが、魔法の発動よりアウデリアの斧が早かった。
投じられた斧は、一匹の頭蓋を叩き割り、そのまま弧を描いてもう一匹の首を切り落として、再びアウデリアの手に収まった。
「どうせ、この程度の傷はいくらでも再生できるんだ。ぜんぶの蜘蛛に齧らせてやって一網打尽にしたかったんだが、小心者のおまえのせいで計画がくずれた。」
「・・・・わかりました。試し・・・は終了です。
あなたは、あのアウデリアさま、です。」
蜘蛛の巨体が、頭をさげた。もちろんそれでもアウデリアのはるか頭上からだったが。
「けっこう、では、今度はわたしの“試し”を受けてもらおう。
ギムリウスがはたして階層主の資格のある強者かどうか。」
「は」
ギムリウス言うところのコミュニケーションツール。
蜘蛛の頭部にはえたヒトガタは、目を白黒させた。
実際には、彼女の目はさまざまな色の眼球が入り混じり、その中で黒と白のものが慌てたようにくるくるとまわった・・・・のだから、比喩的な表現ではない。
「お受けいたします。」
アウデリアにとっても意外だったことに、その声には喜びがまじっていた。
ずるり。
と、ヒトガタは蜘蛛の頭部から下半身を引き抜き、大きくジャンプして、アウデリアの目の前に飛び降りた。
攻城用の破城槌にも匹敵する一撃は、むろん一撃で終わりではない。
蜘蛛の脚は八本あった。
一撃ごとに地面に大穴を穿ち、爆発でも起きたかのように、粉塵が舞い散る。
アウデリアは、典型的ともいうべき前衛型の戦士の筋肉をもっていたが、当面、回避に徹することにした。
おそらく彼女の斧は、巨大な蜘蛛の爪を断ち切り、肉をえぐることができるだろう。
しかし、振り下ろす脚の質量そのものをかき消すことはできない。
たとえ、脚の先端を砕いたにしても、そのまま押しつぶされる。
風の魔法を併用して移動するアウデリアに、ギムリウスは、軽々と追いついた。
巨体にもかかわらず、ギムリウスは素早い。そして、そのような巨体をすばやく移動させる。
それだけで、あたりの大気は振動し、風が吹き荒れ、生じた衝撃波はアウデリアを地に叩きつけた。
そこに容赦なく、ギムリウスは脚を振り下ろした。
転がりながら躱したアウデリアはそのまま、爪の先端にしがみつく。
振り落とそうと、ギムリウスが脚をあげた、その反動を利用して、アウデリアは、ギムリウスの脚を駆け上がる。
魔法・・・ではない。アウデリアのブーツは、一歩ごとにギムリウスの脚に穴を穿つ。
強靭な外皮に足跡を残しながら、アウデリアは、蜘蛛の胴体に到達した。
アウデリアは、屈強な斧使いでも両手で持つような斧を、片手で軽々と扱ってはいたが、ギムリウスの巨体には、アリが噛み付いたほどの打撃しか与えられなかっただろう。
そのまま、胴体を走り、頭部にまでたどり着く。
腰から下を蜘蛛の体に沈めた少女は、あきれたようにアウデリアを見つめた。
「体術は見事です、けど。」
少女は、自分の薄い胸を指差した。
「これは、あくまでもコミュニケーションのためのツールであって、別に心臓部とか本体とかいうものではありませんので。」
構わず斧を振りかざすアウデリアを、額に開いた目から放たれた極彩色の光線がとらえた。
きりもみして吹き飛ぶアウデリアは、しかし、先だってのリヨンのように無様に壁にたたきつけられたりはしなかった。
空中でからだをひねり、足から着地する。
「これは“試し”であって、戦いでは、ないです。」
ギムリウスは首をかしげた。
「でもあなたから攻撃してもかまわないのですよ?
逃げ回るだけでは、“試し”にならないので。
ああ。
ひょっとしてわたしを傷つけてしまうことを心配されているのでしょうか?
だいじょうぶ。
わたしは治癒能力だってすごいのですから。
なんだったら・・・・攻撃しやすいものをご用意いたしましょうか。」
パクリ。
と、空が割れた。
その裂け目から、ぞろぞろと小型蜘蛛が這い出してくる。
この迷宮ではおなじみの大型犬ほどもある蜘蛛が大半だが、なかには金属の光沢の外皮をもつもの、紫の毒液を体中から分泌しているもの、さらには、雄牛ほどの大きさのある極彩色の外皮をもつ蜘蛛も数体まじっていた。
「おまえが作ったのか、ギムリウス。」
「はい、わたしが作りました、アウデリアさま。」
「それ自体が強大な攻撃力を持つとともに軍需工場となって兵器を作り出す。転移によって作り上げた戦闘部隊を任意の場所に送り込む。
単独で拠点を制圧する。
戦神シュトラの移動城塞ギムリウス。」
「その通りです、アウデリアさま。」
殺到する蜘蛛に振るった斧は、最初の数体を斬り伏せたものの、すぐにその逞ましい体は、蜘蛛の奔流に飲み込まれていく。
簡素な鎧しか着用していないアウデリアには、彼らの牙を、爪を、毒を防ぐすべはないさろう。
それは、訓練された部隊と個人の戦闘を見ているかのようだった。
片方がずぶの素人ならばいざ知らず、少なくとも戦うことについての訓練を受けているものならば、数の差は能力の差に勝る。
巨木をも薙ぎ倒す怪力、空をも駆ける走力、数ヶ月はかかる怪我をあっというまに治してしまう再生力、無詠唱で攻撃魔法を連発する魔力。
そんな常人をはるかにこえた能力持つものがいる、その前提に立って、それなりの準備をすることは可能であったし、準備をしない軍隊というものは存在しない。
ギムリウスの作った蜘蛛軍団も例外ではなかったのだろう。
あるものは、アウデリアの手に足に齧りつき、あるものは分泌した糸で足元を縛り上げ、毒を分泌するものは目潰しと言わんばかりに、毒液を主に顔めがけて吹きかける。
アウデリアの斧に頭を叩き割られても、怯むことなく次々と蜘蛛は、殺到し、ついにアウデリアは地に倒れ、さらに覆いかぶさるように、蜘蛛はその体に群がった。
ギチギチと顎の鳴る音。
なにかを咀嚼するような音。
それでもアウデリアは抗うことをやめない。
引きちぎった蜘蛛の頭部を投げ捨て、次の蜘蛛の脚を掴んで、振り回す。
何匹からの蜘蛛がはねとばされるが、蜘蛛は通常タイプのものだけで百匹近くいた。
ついにはアウデリアの体が完全に蜘蛛の群れに没してしまうと、慌てたのはギムリウスだった。
「・・・・え・・・まさか、これで終わりなのです?
あなたは、あのアウデリアさまではなかった・・・?
いや、まずい。死んでしまうとまずいのです。」
蜘蛛の群れがさっと散開した。
あとに残ったのは、血まみれの肉塊。
まだ・・・生きてはいる。
しかし、貪り食われた体は、肋骨が見えている。両の手はほとんど骨だけだ。
顔は毒液でただれ、目も鼻もわからなかった。
下半身は、比較的損傷が少なかったが、それでも何箇所も大きくえぐられ、血を吹き出していた。
「あ、あのお、大丈夫ですかあ?」
「大丈夫なわけがあるかっ!」
かろうじて無事な口が、笑みのかたちに歪んでいる。
声も明瞭だったし・・・なによりも瀕死のけが人の出す声ではなかった。
白い治癒魔法のひかりが明滅する。
損傷した体が見る間に復元していった。
指をほとんどうしなった両手は、元のしなやかな筋肉につつまれた腕に戻り、見えていた肋骨に肉がかぶさり、さらに皮膚が貼られて行く。
復元した手で、毒液にまみれた顔をぐいとぬぐうと、目も、鼻もきれいに治っていた。
ぬぐった拍子に毒液が口にはいったのか、顔をしかめて
「苦い」
と言ったのが、おそらくはアウデリアが実際に受けた唯一のダメージだったかもしれない。
よっこらせ。
と言いながら、アウデリアは立ち上がった。
腕には彼女の得物、斧がしっかりと握られ、しかし、もともと簡易だった鎧は、ばらばらになり、上半身はほとんど裸に近かった。
「止めるのが早すぎる。」
アウデリアは、文句を言った。
言われたギムリウスはさすがに言葉の意味が理解できず
「それはどういう・・・」
「こういうことだ。」
アウデリアがぱちんと指を鳴らした。
その瞬間。
蜘蛛の群れの半数近くが爆裂した。
文字通り、体の内側から爆発し、こなごなに飛び散ったのだ。
それが、アウデリアの体をかじったり、その血をのんだ蜘蛛だということに気がつき、ギムリウスの呆然とした。
「あ、あなたは・・・・」
「勇者クロノの受け売りだ。やつはもっと巧妙かつ、繊細に、この技を使う。」
アウデリアは、ぐるりと肩を回した。しなやかで強靭な筋肉の動きをみせつけるようだった。
「わたしの体はわたしのもので、それは、喰われたぐらいじゃあ、変わらんのさ。
わたしの血でも肉片でも体内にいれたが最後、こういうことになる。」
極彩色の大蜘蛛。
魔法を操れるように知能を進化させたユニークが、魔法陣を展開させる。
だが、魔法の発動よりアウデリアの斧が早かった。
投じられた斧は、一匹の頭蓋を叩き割り、そのまま弧を描いてもう一匹の首を切り落として、再びアウデリアの手に収まった。
「どうせ、この程度の傷はいくらでも再生できるんだ。ぜんぶの蜘蛛に齧らせてやって一網打尽にしたかったんだが、小心者のおまえのせいで計画がくずれた。」
「・・・・わかりました。試し・・・は終了です。
あなたは、あのアウデリアさま、です。」
蜘蛛の巨体が、頭をさげた。もちろんそれでもアウデリアのはるか頭上からだったが。
「けっこう、では、今度はわたしの“試し”を受けてもらおう。
ギムリウスがはたして階層主の資格のある強者かどうか。」
「は」
ギムリウス言うところのコミュニケーションツール。
蜘蛛の頭部にはえたヒトガタは、目を白黒させた。
実際には、彼女の目はさまざまな色の眼球が入り混じり、その中で黒と白のものが慌てたようにくるくるとまわった・・・・のだから、比喩的な表現ではない。
「お受けいたします。」
アウデリアにとっても意外だったことに、その声には喜びがまじっていた。
ずるり。
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