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第87話 ウロボロス鬼兵団
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「あれは!」
アイベルが叫んだ。
「閣下!
ザクリー殿!
あの文様はたしか魔法を使う変異種のジャイアントスパイダーです。」
それは、クリューク、またはマヌカによって改造を施されていたのだろう。
最も近くにいる「栄光の盾」には見向きもせず、まっすぐにウロボロスめがけて突っ込んできた。
「盾、構え」
盾兵たちが、背中に背負った巨大な盾を並べる。
ガンっ、盾から杭が打ち込まれ、それは強固は一個の壁となった。
そこに、魔法蜘蛛改が、生み出した瀑布がぶつかり、飛び散った。
「空衝斬」
大剣をもった剣士のうち十名が一斉に剣を振りかぶった。
蜘蛛は、生み出した瀑布を隠れ蓑にするようにして、飛び上がり、風魔法と自らの糸を使って、天井付近をすべるように移動していく。
「放てっ」
斬!
振り下ろした剣は、衝撃波を生みだし、剣戟では届かない距離にある蜘蛛を襲う。
ぎいっ
と蜘蛛がないた。
「ザクリー殿、そいつは複数の魔法を使う。」
大剣から発せられた衝撃波は、蜘蛛に痛みを与えたようだったが、ダメージらしきものは見られない。
大盾を構えたウロボロスの団員たちが、盾の裏からクロスボウを取り出す。
蜘蛛が投じた風の刃を、魔法使いたちが、同様の風魔法で迎え撃つ間に、矢が一斉に発射された。
空中を自在に移動する蜘蛛には、本数が少なすぎたし、狙いも雑・・・に見えた。
だが、放たれた矢は、蜘蛛の移動を追尾するように向きをかえ、七本の矢のうち五本が、その胴体に命中、だが、矢は刺さることなく落下した。
「硬いな。」
ザクリーが呻いた。
「奇数分隊は空破斬。矢には、追尾に加え、炸裂の効果魔法を。
残りのものは、陣=バウレクスの竜を取る。」
ウロボロスの隊員たちの動作には遅れがない。
大剣使いのうち、七名が再び、剣から衝撃波を放つ。
クロスボウの第二射は、流星の輝きをもって、蜘蛛に到達。それで、小規模な爆発を起こす。
蜘蛛が怒りの鳴き声をあげた。
金属とガラスが擦り合わされるような鳴き声は、魔法のための「力ある言葉」の詠唱だったのだろう。
蜘蛛を中心に、巨大な蜘蛛の巣が現れた。
ほとんど広間を覆い尽くすようなそれは、凄まじい魔力を帯び・・・・
「腐敗の魔法がかかっている。触るだけでもまずいぞ。」
アイベルがクローディアをかばうように前に出た。
身代わりに死ぬ気は、毛頭ない。
この程度で、くたばるならば白狼騎士団の副長は務まらぬ。
抜き放った剣に、魔力を込めれば、巣を打ち払うことができる。
だが、蜘蛛が巣を投げ落とす前に、ウロボロスは陣形を整えていた。
天に向かって掲げた大盾は、六芒星の形に組み上げられ、剣と槍が紋章を象る。
魔法使いがそこに魔力を流し込む。
「武具で魔法陣を組み上げる・・・・だと。」
アイベルが絶句した。
「理屈では可能だが、相当な訓練がないとできんな。」
クローディアも感嘆したようにつぶやく。
投げ下ろした蜘蛛の巣。
ウロボロスが組み上げた魔法陣から、炎と電光が走り、それは空中で絡まって一匹の竜のすがたに見えた。
竜の口から吐かれたブレスもまた、火炎と稲妻の混合。
蜘蛛が投じた腐食の糸を切り裂き、燃やし、吹き散らす。
変異体の魔法蜘蛛と、ウロボロスの戦いはここまでは互角、であった。
だが、この間にクリュークたちは、通路の奥へと姿を消し、さらに「フィエンリルの咆哮」は・・・・
広間の隅っこにしゃがみこんで、これを見ていた。
談笑しながら、手元のグラスの飲み物や手にした皿の食べ物を腹に収める。
まるで居酒屋でよく見る光景のようであったし、実際にさきほどのザックの発言からも彼らが食事中であったのは間違いなかった。
「そっちはどうするのだ?」
面白そうにクローディアが尋ねた。
ザックは、麦酒を飲み干すと、例の収納袋から酒瓶を取り出して、直に飲み始めていたが、それをきいて照れたように笑った。
「ええ・・・なんだか、クリュークサマはあんまり俺たちが、派手に抵抗するのも好まないようなので。」
「だから傍観するのか?
あとでまずくはないのか?」
「・・・そこらは実は解決しております。
ああ、ルトとかいう坊やのおかげでね。」
「彼は今どこに?」
「魔王宮の第六層で別れました。
正確には、第六層の階層主の元へ強制転移されました。
お気づきかとは思いますが・・・ルトが、ハルト王子です。」
クローディアは顔をしかめた。
幼少から彼を知り、フィオリナの婚約者に正式に決まる前から、育ての親のような立場でいた、つもりである。
その彼がハルトを見抜けなかったというのは、あまり愉快なことではなかった。
「その前に、アウデリアたちと合流させてやりたかったが・・・かなわなかったか。」
「ひとつ、ご意見をよろしいですかね、公爵閣下。
手前の勝手な推論でありますが・・・」
クローディアは頷いた。
「賢者ウィルニアはもはや神話の中の人物。
これから、六層から最深部で起こることもまた神話。
定命の人間には、別の世界のお話とお考えいただくことをおすすめいたします。」
「それは無理だな。」
クローディアあっさりと答えた。
「すでにグランダが巻き込まれている。クローディア公爵家も巻き込まれている。
ハルト殿下もフィオリナも、アウデリアも、不死鳥の冠もな。
敵わぬからと言って、抗いもしないのは、我が家の家訓にはない。」
「よいお答えです。
ならばその心意気にお応えしましょう。
我々が、クローディア公爵に力をお貸しいたします。」
なにを馬鹿な。
とクローディアは言わなかった。
探るようにザックの顔を見つめる。
「神話の世界、定命の人間には関与できぬ世界のことに、力を貸すと?
おぬしたち・・・・『彷徨えるフェンリル』が」
「彷徨えるフェンリルではありません。」
ザックが笑ったがその口が耳まで避けて白い牙がのぞいたかのような幻覚に、クローディアは目を見開いた。
「我らは『フェンリルの咆哮』です。」
アイベルが叫んだ。
「閣下!
ザクリー殿!
あの文様はたしか魔法を使う変異種のジャイアントスパイダーです。」
それは、クリューク、またはマヌカによって改造を施されていたのだろう。
最も近くにいる「栄光の盾」には見向きもせず、まっすぐにウロボロスめがけて突っ込んできた。
「盾、構え」
盾兵たちが、背中に背負った巨大な盾を並べる。
ガンっ、盾から杭が打ち込まれ、それは強固は一個の壁となった。
そこに、魔法蜘蛛改が、生み出した瀑布がぶつかり、飛び散った。
「空衝斬」
大剣をもった剣士のうち十名が一斉に剣を振りかぶった。
蜘蛛は、生み出した瀑布を隠れ蓑にするようにして、飛び上がり、風魔法と自らの糸を使って、天井付近をすべるように移動していく。
「放てっ」
斬!
振り下ろした剣は、衝撃波を生みだし、剣戟では届かない距離にある蜘蛛を襲う。
ぎいっ
と蜘蛛がないた。
「ザクリー殿、そいつは複数の魔法を使う。」
大剣から発せられた衝撃波は、蜘蛛に痛みを与えたようだったが、ダメージらしきものは見られない。
大盾を構えたウロボロスの団員たちが、盾の裏からクロスボウを取り出す。
蜘蛛が投じた風の刃を、魔法使いたちが、同様の風魔法で迎え撃つ間に、矢が一斉に発射された。
空中を自在に移動する蜘蛛には、本数が少なすぎたし、狙いも雑・・・に見えた。
だが、放たれた矢は、蜘蛛の移動を追尾するように向きをかえ、七本の矢のうち五本が、その胴体に命中、だが、矢は刺さることなく落下した。
「硬いな。」
ザクリーが呻いた。
「奇数分隊は空破斬。矢には、追尾に加え、炸裂の効果魔法を。
残りのものは、陣=バウレクスの竜を取る。」
ウロボロスの隊員たちの動作には遅れがない。
大剣使いのうち、七名が再び、剣から衝撃波を放つ。
クロスボウの第二射は、流星の輝きをもって、蜘蛛に到達。それで、小規模な爆発を起こす。
蜘蛛が怒りの鳴き声をあげた。
金属とガラスが擦り合わされるような鳴き声は、魔法のための「力ある言葉」の詠唱だったのだろう。
蜘蛛を中心に、巨大な蜘蛛の巣が現れた。
ほとんど広間を覆い尽くすようなそれは、凄まじい魔力を帯び・・・・
「腐敗の魔法がかかっている。触るだけでもまずいぞ。」
アイベルがクローディアをかばうように前に出た。
身代わりに死ぬ気は、毛頭ない。
この程度で、くたばるならば白狼騎士団の副長は務まらぬ。
抜き放った剣に、魔力を込めれば、巣を打ち払うことができる。
だが、蜘蛛が巣を投げ落とす前に、ウロボロスは陣形を整えていた。
天に向かって掲げた大盾は、六芒星の形に組み上げられ、剣と槍が紋章を象る。
魔法使いがそこに魔力を流し込む。
「武具で魔法陣を組み上げる・・・・だと。」
アイベルが絶句した。
「理屈では可能だが、相当な訓練がないとできんな。」
クローディアも感嘆したようにつぶやく。
投げ下ろした蜘蛛の巣。
ウロボロスが組み上げた魔法陣から、炎と電光が走り、それは空中で絡まって一匹の竜のすがたに見えた。
竜の口から吐かれたブレスもまた、火炎と稲妻の混合。
蜘蛛が投じた腐食の糸を切り裂き、燃やし、吹き散らす。
変異体の魔法蜘蛛と、ウロボロスの戦いはここまでは互角、であった。
だが、この間にクリュークたちは、通路の奥へと姿を消し、さらに「フィエンリルの咆哮」は・・・・
広間の隅っこにしゃがみこんで、これを見ていた。
談笑しながら、手元のグラスの飲み物や手にした皿の食べ物を腹に収める。
まるで居酒屋でよく見る光景のようであったし、実際にさきほどのザックの発言からも彼らが食事中であったのは間違いなかった。
「そっちはどうするのだ?」
面白そうにクローディアが尋ねた。
ザックは、麦酒を飲み干すと、例の収納袋から酒瓶を取り出して、直に飲み始めていたが、それをきいて照れたように笑った。
「ええ・・・なんだか、クリュークサマはあんまり俺たちが、派手に抵抗するのも好まないようなので。」
「だから傍観するのか?
あとでまずくはないのか?」
「・・・そこらは実は解決しております。
ああ、ルトとかいう坊やのおかげでね。」
「彼は今どこに?」
「魔王宮の第六層で別れました。
正確には、第六層の階層主の元へ強制転移されました。
お気づきかとは思いますが・・・ルトが、ハルト王子です。」
クローディアは顔をしかめた。
幼少から彼を知り、フィオリナの婚約者に正式に決まる前から、育ての親のような立場でいた、つもりである。
その彼がハルトを見抜けなかったというのは、あまり愉快なことではなかった。
「その前に、アウデリアたちと合流させてやりたかったが・・・かなわなかったか。」
「ひとつ、ご意見をよろしいですかね、公爵閣下。
手前の勝手な推論でありますが・・・」
クローディアは頷いた。
「賢者ウィルニアはもはや神話の中の人物。
これから、六層から最深部で起こることもまた神話。
定命の人間には、別の世界のお話とお考えいただくことをおすすめいたします。」
「それは無理だな。」
クローディアあっさりと答えた。
「すでにグランダが巻き込まれている。クローディア公爵家も巻き込まれている。
ハルト殿下もフィオリナも、アウデリアも、不死鳥の冠もな。
敵わぬからと言って、抗いもしないのは、我が家の家訓にはない。」
「よいお答えです。
ならばその心意気にお応えしましょう。
我々が、クローディア公爵に力をお貸しいたします。」
なにを馬鹿な。
とクローディアは言わなかった。
探るようにザックの顔を見つめる。
「神話の世界、定命の人間には関与できぬ世界のことに、力を貸すと?
おぬしたち・・・・『彷徨えるフェンリル』が」
「彷徨えるフェンリルではありません。」
ザックが笑ったがその口が耳まで避けて白い牙がのぞいたかのような幻覚に、クローディアは目を見開いた。
「我らは『フェンリルの咆哮』です。」
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ご覧いただきありがとうございます。なんとか完結しました。彼らの物語はまだ続きます。後日談https://www.alphapolis.co.jp/novel/807186218/844632510
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