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第62話 迷宮攻略には事前の打ち合わせが大切です
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「はいっ!!はいはいはい!」
ギルドの隅で、勢いよく手をあげる少女。
その手のなかにフィオリナには見覚えのあるカードが握られている。
「はい、そこのイリア、いまはきみの出る幕ではないのだけれども。」
「はい! このカードは通りすがりの騎士様にいただきましたっ!
困ったときには、クローディア家を訪ねれば、力になってくれると言われましたっ!」
「・・・・そうは言った・・・・」
「力を貸してください。わたしを魔王宮に連れて行ってくださいっ!」
「・・・・なにやら事情がありそうだな。」
アウデリアは楽しそうだが、単純にこのよくできた自分の娘の困る顔が楽しいのだ。
フィオリナはこれまでのやり取りでもわかるように、けっしてアウデリアに打ち解けてはいなかったが、それは幼少期、母親を求める時期にほとんど顧みられることがなかったことを差し引いても、アウデリアの性格に問題があることは間違いなかった。
「彼女はもともとは、ロープリール街区の平民の娘で、魔術属性を見込まれて、男爵家の養子になり、王立学園に通っていた。
ハルトとわたしの婚約破棄騒動に巻き込まれて、男爵家から勘当され、学院も退学になっている。
得意な属性は光。
“光の矢”を無詠唱で連続して放つことができる。
・・・・将来は優秀な魔導師になれるでしょう・・・」
「ふむ。」アウデリアは大きく頷いた。「ならば、我が『愚者の盾』の見習いメンバーとしてともに魔王宮に挑む、というのではどうだ? 勇敢なお嬢さん。」
「せ、せひ!」
イリアは両手を握り合わせて叫んだ。
「お願いします!」
「やめておかないかな。危険すぎる。」
「なあにを心配している我が娘よ。」
アウデリアは、肉食獣の笑みを浮かべた。
「そもそも、わたしは闘うために行くのではないぞ。
第六層のわからずやにちょっと説教したあとで、最下層の主にクロノを挨拶に連れて行くだけだ。」
クロノとフィオリア以外の全員が冗談だと思った。
“どうにも”
クロノだけが、少し下をむいて表情を隠す。
“ほんとにアウデリアさんは神の化身なのか?
そもそも、ぼくは別に彼を封じてもいないし、会ってもいまさら殺し合いもしないのだけれど。”
「問題は、一層から五層の階層主どもだな。
単純に説得に応じてくれるとも思えんし、こちらは力づくでまかり通る必要がある。」
とんでもないことを言い出すものだ、と一堂が唖然とするなかで、フィオリナがさらにぶち込んだ。
「一層から五層の階層主とはもう話がついている。
倒さなくても通してくれるはずだ。」
あちこちでテーブルの倒れる音、飲み物のはいったグラスを落とす音が相次いだ。
「な、な、な、な、なっ」
「何が、どうなって!? 話ができてるって?」
「おちつけっ!」
「落ち着いていられるか!
話ができるってことは各階の階層主は知性のある魔物ってことだぞっ!
少なくとも災害級、ことによれば天災級かもしれん。
我々だけで手に負えるのかっ?
ミトラの本山から勇者の応援を求めるべき…あれ?もう勇者がいる?
あれ?」
「しっかりしろ!話がついてるってことは戦わなくてもいいんだぞ。」
「戦わなくてもいい迷宮って迷宮なのか、いやそれはつまり冒険ですらないので、ワレワレボウケンシャってナニ・・・」
「倒さなくてもいいだけだ。」
フィオリナは冷静に言った。
「たぶんだが、わたしたちは『試される』。
階層主たちにとって強さとは、存在意義そのものだ。
彼らのお眼鏡に叶うだけの力がなければ、存在そのものを否定される。
それが殺意のない本当の試験に過ぎなくても、イリアにとっては充分すぎるほど危険だ。」
「に、に、二階層の階層主は姫が倒したのではっ!」
「二層の階層主はリンド伯爵だったな。」
アウデリアは顎をかいた。
「死なずのリンドだ。倒したくらいでは殺せんよ。」
「首は姫が切り落とし、体は俺が焼いた。」
ゾルが呆然とつぶやいた。
「それで殺せぬ吸血鬼、だと。いったいどうやれば殺せるんだ。」
ぶるぶると首を振る。
「あ、いや、殺さなくてイイのか。」
「第一階層のギムリウスを覚えてるな。」
フィオリナは、イリアに言う。
「あいつは、あのときまるっきり攻撃なんてしていない。
ただ飛び跳ねていただけだ。
それでもわたしたちはあれだけ苦戦したし、ザックの特異体質のおかげで、あいつを追い詰めはしたが本体は逃してしまった。
第二階層は、殺しても死なない吸血鬼だし、第三層は、知性のある龍だ。
第四層は、どこをどう攻撃すればダメージが通るのかもわからないスライムだし、第五層は、死霊化したかつての聖者。
こいつらの『試し』がいったいどんなものになるか。」
「なるほど、腕がなるね。」
と、クロノが言って、フィオリナを憮然とさせた。
「相手を倒さなくても、こちらに力があることを証明すればいいんですよね。
それなら問題ない。
サクッとやってきますよ。」
「もう一度言う。イリアにはムリだ。」
「で、でも」イリアはくちびるを尖らせた。「それならヨウィスだって吸血鬼にボコボコにされてたし。」
周りの空気が凍ったが、当のヨウィスは、軽く頷いた。
「確かに。そう。わたしには厳しいかな。」
「だったら!」
イリアは力を込めて叫んだ・・・・が、まわりがどこか憐れむような視線で見ているのに気がつき、自信を失ったように下を向いた。
「わ、わたしも・・・もし、わずかでも可能性があれば・・」
アウデリアのイリアを見る目は優しかった。
複雑なところなのだが、同じような優しげな視線を向けられても、フィオリナは反発しただろう。
ひょっとするとそれは弱者に対する哀れみも混じっていたかもしれぬものだから。
「そう言えばまだきいていなかったな。
おまえはなにが目的で魔王宮に挑む?」
「・・・・わ、わたしは・・・・」
イリアが言いよどんだが、意を決したように
「今までのわたしから、変わりたい。人の意のままに流されてきた無力で無気力なわたしから、違うものになりたい。」
「凄まじいほど、無意味な決意よな。」
優しげな笑みを浮かべながらアウデリアは、平然と酷いことを言った。
「ひとは変わることなどできん。
生まれたお主とそのあとで、体験するすべてがお主を形作る。
迷宮に一回や二回に潜って、戦ったくらいでひとは変われない。」
「・・・・・」
「まあ、それを身を以て体験するだけでもお主の人生にとって無意味ではなかろうよ。
フィオリナ、この娘を連れて行く。
技量が不安ならば、おまえが死なないだけのものを叩き込め。」
ギルドの隅で、勢いよく手をあげる少女。
その手のなかにフィオリナには見覚えのあるカードが握られている。
「はい、そこのイリア、いまはきみの出る幕ではないのだけれども。」
「はい! このカードは通りすがりの騎士様にいただきましたっ!
困ったときには、クローディア家を訪ねれば、力になってくれると言われましたっ!」
「・・・・そうは言った・・・・」
「力を貸してください。わたしを魔王宮に連れて行ってくださいっ!」
「・・・・なにやら事情がありそうだな。」
アウデリアは楽しそうだが、単純にこのよくできた自分の娘の困る顔が楽しいのだ。
フィオリナはこれまでのやり取りでもわかるように、けっしてアウデリアに打ち解けてはいなかったが、それは幼少期、母親を求める時期にほとんど顧みられることがなかったことを差し引いても、アウデリアの性格に問題があることは間違いなかった。
「彼女はもともとは、ロープリール街区の平民の娘で、魔術属性を見込まれて、男爵家の養子になり、王立学園に通っていた。
ハルトとわたしの婚約破棄騒動に巻き込まれて、男爵家から勘当され、学院も退学になっている。
得意な属性は光。
“光の矢”を無詠唱で連続して放つことができる。
・・・・将来は優秀な魔導師になれるでしょう・・・」
「ふむ。」アウデリアは大きく頷いた。「ならば、我が『愚者の盾』の見習いメンバーとしてともに魔王宮に挑む、というのではどうだ? 勇敢なお嬢さん。」
「せ、せひ!」
イリアは両手を握り合わせて叫んだ。
「お願いします!」
「やめておかないかな。危険すぎる。」
「なあにを心配している我が娘よ。」
アウデリアは、肉食獣の笑みを浮かべた。
「そもそも、わたしは闘うために行くのではないぞ。
第六層のわからずやにちょっと説教したあとで、最下層の主にクロノを挨拶に連れて行くだけだ。」
クロノとフィオリア以外の全員が冗談だと思った。
“どうにも”
クロノだけが、少し下をむいて表情を隠す。
“ほんとにアウデリアさんは神の化身なのか?
そもそも、ぼくは別に彼を封じてもいないし、会ってもいまさら殺し合いもしないのだけれど。”
「問題は、一層から五層の階層主どもだな。
単純に説得に応じてくれるとも思えんし、こちらは力づくでまかり通る必要がある。」
とんでもないことを言い出すものだ、と一堂が唖然とするなかで、フィオリナがさらにぶち込んだ。
「一層から五層の階層主とはもう話がついている。
倒さなくても通してくれるはずだ。」
あちこちでテーブルの倒れる音、飲み物のはいったグラスを落とす音が相次いだ。
「な、な、な、な、なっ」
「何が、どうなって!? 話ができてるって?」
「おちつけっ!」
「落ち着いていられるか!
話ができるってことは各階の階層主は知性のある魔物ってことだぞっ!
少なくとも災害級、ことによれば天災級かもしれん。
我々だけで手に負えるのかっ?
ミトラの本山から勇者の応援を求めるべき…あれ?もう勇者がいる?
あれ?」
「しっかりしろ!話がついてるってことは戦わなくてもいいんだぞ。」
「戦わなくてもいい迷宮って迷宮なのか、いやそれはつまり冒険ですらないので、ワレワレボウケンシャってナニ・・・」
「倒さなくてもいいだけだ。」
フィオリナは冷静に言った。
「たぶんだが、わたしたちは『試される』。
階層主たちにとって強さとは、存在意義そのものだ。
彼らのお眼鏡に叶うだけの力がなければ、存在そのものを否定される。
それが殺意のない本当の試験に過ぎなくても、イリアにとっては充分すぎるほど危険だ。」
「に、に、二階層の階層主は姫が倒したのではっ!」
「二層の階層主はリンド伯爵だったな。」
アウデリアは顎をかいた。
「死なずのリンドだ。倒したくらいでは殺せんよ。」
「首は姫が切り落とし、体は俺が焼いた。」
ゾルが呆然とつぶやいた。
「それで殺せぬ吸血鬼、だと。いったいどうやれば殺せるんだ。」
ぶるぶると首を振る。
「あ、いや、殺さなくてイイのか。」
「第一階層のギムリウスを覚えてるな。」
フィオリナは、イリアに言う。
「あいつは、あのときまるっきり攻撃なんてしていない。
ただ飛び跳ねていただけだ。
それでもわたしたちはあれだけ苦戦したし、ザックの特異体質のおかげで、あいつを追い詰めはしたが本体は逃してしまった。
第二階層は、殺しても死なない吸血鬼だし、第三層は、知性のある龍だ。
第四層は、どこをどう攻撃すればダメージが通るのかもわからないスライムだし、第五層は、死霊化したかつての聖者。
こいつらの『試し』がいったいどんなものになるか。」
「なるほど、腕がなるね。」
と、クロノが言って、フィオリナを憮然とさせた。
「相手を倒さなくても、こちらに力があることを証明すればいいんですよね。
それなら問題ない。
サクッとやってきますよ。」
「もう一度言う。イリアにはムリだ。」
「で、でも」イリアはくちびるを尖らせた。「それならヨウィスだって吸血鬼にボコボコにされてたし。」
周りの空気が凍ったが、当のヨウィスは、軽く頷いた。
「確かに。そう。わたしには厳しいかな。」
「だったら!」
イリアは力を込めて叫んだ・・・・が、まわりがどこか憐れむような視線で見ているのに気がつき、自信を失ったように下を向いた。
「わ、わたしも・・・もし、わずかでも可能性があれば・・」
アウデリアのイリアを見る目は優しかった。
複雑なところなのだが、同じような優しげな視線を向けられても、フィオリナは反発しただろう。
ひょっとするとそれは弱者に対する哀れみも混じっていたかもしれぬものだから。
「そう言えばまだきいていなかったな。
おまえはなにが目的で魔王宮に挑む?」
「・・・・わ、わたしは・・・・」
イリアが言いよどんだが、意を決したように
「今までのわたしから、変わりたい。人の意のままに流されてきた無力で無気力なわたしから、違うものになりたい。」
「凄まじいほど、無意味な決意よな。」
優しげな笑みを浮かべながらアウデリアは、平然と酷いことを言った。
「ひとは変わることなどできん。
生まれたお主とそのあとで、体験するすべてがお主を形作る。
迷宮に一回や二回に潜って、戦ったくらいでひとは変われない。」
「・・・・・」
「まあ、それを身を以て体験するだけでもお主の人生にとって無意味ではなかろうよ。
フィオリナ、この娘を連れて行く。
技量が不安ならば、おまえが死なないだけのものを叩き込め。」
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ご覧いただきありがとうございます。なんとか完結しました。彼らの物語はまだ続きます。後日談https://www.alphapolis.co.jp/novel/807186218/844632510
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