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第54話 再会
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『迷宮にて恐ろしい幻惑魔法にかかり』、『互いに同士討ちをするところだった』クローディアとクリュークは、宮中にて再会し、互いの無事を喜び合った。
第二階層の階層主を単独で撃破するという伝説の英雄のような働きを行ったフィオリナは、後日、あらためて爵位とそれに伴う領地が下される旨、王より明言があった。
おそらくは、伯爵位を用意し、王の直轄領の一部を伯爵領に当てるのだろう。
当人がどう思っているかはわからないが、少なくとも王と王妃にとっては、エルマートとフィオリナの結婚は既定の路線のようだった。
いずれエルマートの配偶者になる相手になら、爵位でも領地でもいくら与えても、すべて回収出来る。
フィオリナが持ち帰った階層主の首は、詳細に記録をとられたあと、そのまま串にさされて陽光に晒された。
強い陽射しの中、それはシュウシュウと煙をあげて、燃え、無残な髑髏となり、それもまた千々に砕けて消えていった。
「はじまってみれば、案ずるよりも順調にいくものだ。」
理由が明確でなかろうが、薄氷を履むような勝利であろうが、見かけ上物事がうまくいっていれば、上機嫌なのがグランダ王である。
世継ぎに予定していたエルマートが転移で、迷宮奥に飛ばされて、なんとか帰還を果たしたものの、今度は同行したクローディア公爵家令嬢が行方不明。
銀級パーティが次々と負傷者相次いで使い物にならなくなる中、父親であるクローディア公爵自らが、クリュークとともに捜索に乗り出し、九死に一生をえて、かろうじて娘の救出に成功した。
というほうが、正しいのだが、王の頭の中は「攻略開始後、わずか数日で第二層階層主を撃破」という結果しかないようだった。
「第三層への入口はいつ発見できるのだ?」
王の表情は為政者のそれではなく、新しい玩具を欲しがるこどもに似ている。
「父上」
意外にも冷静に声をかけたのはエルマートだった。
顔色はまだ優れないものの、しっかりとした口調で進言する。
「第一層の変異種への対応策をまず講じたうえで、第二層への攻略を開始いたしましょう。
特に新たに出現した爪先が刃物になっている変異種、さらに第二層への入口を守るマグマの中に棲息する変異種をなんとかしませんと、無理やり二層に侵入しても、進むことも退くこともできぬというありさまになりかねません。」
列席者が口々にこの発言をを褒め称える。
王も王妃も満足そうだった。
「第一階層の主は、大型の蜘蛛の魔獣です。」
フィオリナは、一応ドレスのようなものに着替えている。
ようなもの、と言ったのは、元はドレスだったのを、手足をギプスで固めるために、あちこちを切り裂いてしまっていたからだ。
露出している肌も包帯がまかれ、痛々しいことこの上ない。
なぜ、このような可憐な令嬢が、変異種を蹴散らし、第二階層からエルマートを救い出し、階層主を斃して帰還できたのか。
おそらくは。
王国への忠誠心と、エルマート王子への愛が奇跡を生んだのだ。
と、まあ、勝手に思っておいてもらえばよい。
腹の中でなにを思おうと、しとやかな態度を崩さぬことくらいは、フィオリナには容易い。
やれば出来る子なのだ、フィオリナは。
やる気がないことがこのところ多いだけで。
「自ら『神獣』と名乗っておりました。
第一階層の蜘蛛の魔獣、またその変異種を作り出しているのは、かの神獣ギムリウスだと推察されます。
わたくしたちとの戦闘で手傷を負わせましたが、止めはさせておりません。
いまも迷宮の何処かに潜んでいることは間違いございませんが、直接の対峙を避けることは可能にございます。」
「ほうほう」
ボルネック卿が身を乗り出した。
「それはいかなる?」
「そのあまりにも巨大な体躯のため、でございます。
やつと戦ったのは、迷宮の中とは思えぬ、広大なまでの大空間。
あの巨体を動かすためには通常の通路はもちろん、広間ですら不足です。
逆にそのような大空間を避ければ、あえて倒す必要はない、かと。」
「なるほど。
しかし、そやつを倒さぬ限り、変異種をはじめとする蜘蛛は際限なく生み出されるのでは?」
「真に危険なのは、変異種と呼ばれる特異な能力を持たされた蜘蛛。」
フィオリナは、言葉を選びながら続ける。
「現在、第一階層で活動中なのは、二種類。
便宜上、ヤイバの蜘蛛と炎熱蜘蛛と名付けましょう。
ヤイバの蜘蛛は知性を持ち、こちらと会話が可能です。
強敵には違いありませんが、緋のドルバーザが手傷を追わせ、撃退しております。
かの蜘蛛は、ドルバーザを中心に専用の討伐チームを作り、活動を牽制しつつ、倒す機会を伺えば、一般の冒険者との接触はさけられるか、と。
もうひとつ、第二階層への入口があるマグマの湖の中に潜む炎熱蜘蛛は、あの場所から離れることはできません。
二つ以上のチームで共同し、ひとつが炎熱蜘蛛の注意をひきつけつつ、もう片方のチームが、第二階層の入口を突破する手法で、第二階層への侵入は可能かと思われます。」
「勇敢で美しいだけではなく、聡明でもある。」
王は機嫌よく、クローディアに話しかけた。
「公はよいお子を持たれた。」
「過分なお言葉、ありがたく頂戴いたします。」
「では、フィオリナさまのご提案をもって、今後の『魔王宮』攻略の指針といたしましょう。」
クリュークが言う。
「ヤイバの蜘蛛の討伐隊には、ドルバーザ殿に依頼を出すとともに、調査と情報収集の助けとして『緑の指』を当てます。
第二階層への侵入は、我々・・・・」
チラリとエルマートを見やる。
「『栄光の盾』とクローディア公爵閣下の『白狼』とで当たります。」
「うむ。悪くないだろう。」
王は鷹揚に頷いた。
「だが、エルマートはまだ身体が回復しておらず、また、クローディア公爵の『白狼』もまた、フィオリナほか負傷者がでているはずだ。
第二階層への攻略は、みなの回復を待って行うことでよいか?」
「陛下のご配慮に感謝いたします。
クリュークは深々と頭を下げた。
「わたしもすでに何名かを西方域より増援としてこちらに向かわせております。
数日のうちには、迷宮内での戦闘に長けた強者が到着いたします。」
「ふうむ?」
ボルテック卿がにやにやと笑いながら、クリュークを見た。
「さすがに『魔王宮』を相手に出し惜しみはなしと悟ったか?
して、誰を呼んだ? “絵師”ニコルはあまり戦闘向きとは言えんと思うが?」
「“竜殺”ゴルバ、“神獣使い”ラキエ、“聖者”マヌカ」
どよめきが広がる。
いずれも半ば伝説となった英雄たちではないか。
クリュークという男はそこまで大物だったのか!
「魔王をも屠れそうな者たちよな。」
王は興奮を隠せぬように、身を乗り出した。
「クローディア、お主はどうじゃ? いやお主自身の技前、そして今回見せてもらったフィオリナの力、たしかに素晴らしいものだが、なにか補強は考えてもおるか?」
「我が『白狼』に加入ではなく、あくまで迷宮攻略への助力を乞う、という形になりますが。」
王はクリュークの対抗馬として、クローディアを持ち上げている。
周りのものたちは、そう理解していた。
かのバルゴール強欲伯のように少し先が見える者は、クリュークという得体の知れない人物に国が意のままにされるよりは、外様なれど由緒正しいクローディア公爵家のほうが、いろいろにマシだろうと秘かに思っていた。
「さすがは、クローディア公爵!
そこまですでにお考えとは!」
バルゴールは大袈裟に手を打った。
クローディア公爵推しの彼としては、クリュークがあげたとんでもないビッグネームに匹敵はしないまでも、そこそこ名のしれた冒険者を、いち早く手配した、というところで、クローディアを持ち上げるつもりであった。
「いや、バルゴール伯爵。わたしくはつたない伝を辿って、応援を依頼したのみ。
組織として、熟練の冒険者を自在に呼べるクリューク殿とは比較にはなりません。
そもそもわたしがかの者に連絡を取ったのが、つい一昨日のこと。
到着はいましばらくあとになるかと…」
その時であった。
会議室のドアが音をたてて開かれ、息も絶え絶えの衛兵が転がり込んできたのは。
「せ、西域より、陛下にご面会を」
第二階層の階層主を単独で撃破するという伝説の英雄のような働きを行ったフィオリナは、後日、あらためて爵位とそれに伴う領地が下される旨、王より明言があった。
おそらくは、伯爵位を用意し、王の直轄領の一部を伯爵領に当てるのだろう。
当人がどう思っているかはわからないが、少なくとも王と王妃にとっては、エルマートとフィオリナの結婚は既定の路線のようだった。
いずれエルマートの配偶者になる相手になら、爵位でも領地でもいくら与えても、すべて回収出来る。
フィオリナが持ち帰った階層主の首は、詳細に記録をとられたあと、そのまま串にさされて陽光に晒された。
強い陽射しの中、それはシュウシュウと煙をあげて、燃え、無残な髑髏となり、それもまた千々に砕けて消えていった。
「はじまってみれば、案ずるよりも順調にいくものだ。」
理由が明確でなかろうが、薄氷を履むような勝利であろうが、見かけ上物事がうまくいっていれば、上機嫌なのがグランダ王である。
世継ぎに予定していたエルマートが転移で、迷宮奥に飛ばされて、なんとか帰還を果たしたものの、今度は同行したクローディア公爵家令嬢が行方不明。
銀級パーティが次々と負傷者相次いで使い物にならなくなる中、父親であるクローディア公爵自らが、クリュークとともに捜索に乗り出し、九死に一生をえて、かろうじて娘の救出に成功した。
というほうが、正しいのだが、王の頭の中は「攻略開始後、わずか数日で第二層階層主を撃破」という結果しかないようだった。
「第三層への入口はいつ発見できるのだ?」
王の表情は為政者のそれではなく、新しい玩具を欲しがるこどもに似ている。
「父上」
意外にも冷静に声をかけたのはエルマートだった。
顔色はまだ優れないものの、しっかりとした口調で進言する。
「第一層の変異種への対応策をまず講じたうえで、第二層への攻略を開始いたしましょう。
特に新たに出現した爪先が刃物になっている変異種、さらに第二層への入口を守るマグマの中に棲息する変異種をなんとかしませんと、無理やり二層に侵入しても、進むことも退くこともできぬというありさまになりかねません。」
列席者が口々にこの発言をを褒め称える。
王も王妃も満足そうだった。
「第一階層の主は、大型の蜘蛛の魔獣です。」
フィオリナは、一応ドレスのようなものに着替えている。
ようなもの、と言ったのは、元はドレスだったのを、手足をギプスで固めるために、あちこちを切り裂いてしまっていたからだ。
露出している肌も包帯がまかれ、痛々しいことこの上ない。
なぜ、このような可憐な令嬢が、変異種を蹴散らし、第二階層からエルマートを救い出し、階層主を斃して帰還できたのか。
おそらくは。
王国への忠誠心と、エルマート王子への愛が奇跡を生んだのだ。
と、まあ、勝手に思っておいてもらえばよい。
腹の中でなにを思おうと、しとやかな態度を崩さぬことくらいは、フィオリナには容易い。
やれば出来る子なのだ、フィオリナは。
やる気がないことがこのところ多いだけで。
「自ら『神獣』と名乗っておりました。
第一階層の蜘蛛の魔獣、またその変異種を作り出しているのは、かの神獣ギムリウスだと推察されます。
わたくしたちとの戦闘で手傷を負わせましたが、止めはさせておりません。
いまも迷宮の何処かに潜んでいることは間違いございませんが、直接の対峙を避けることは可能にございます。」
「ほうほう」
ボルネック卿が身を乗り出した。
「それはいかなる?」
「そのあまりにも巨大な体躯のため、でございます。
やつと戦ったのは、迷宮の中とは思えぬ、広大なまでの大空間。
あの巨体を動かすためには通常の通路はもちろん、広間ですら不足です。
逆にそのような大空間を避ければ、あえて倒す必要はない、かと。」
「なるほど。
しかし、そやつを倒さぬ限り、変異種をはじめとする蜘蛛は際限なく生み出されるのでは?」
「真に危険なのは、変異種と呼ばれる特異な能力を持たされた蜘蛛。」
フィオリナは、言葉を選びながら続ける。
「現在、第一階層で活動中なのは、二種類。
便宜上、ヤイバの蜘蛛と炎熱蜘蛛と名付けましょう。
ヤイバの蜘蛛は知性を持ち、こちらと会話が可能です。
強敵には違いありませんが、緋のドルバーザが手傷を追わせ、撃退しております。
かの蜘蛛は、ドルバーザを中心に専用の討伐チームを作り、活動を牽制しつつ、倒す機会を伺えば、一般の冒険者との接触はさけられるか、と。
もうひとつ、第二階層への入口があるマグマの湖の中に潜む炎熱蜘蛛は、あの場所から離れることはできません。
二つ以上のチームで共同し、ひとつが炎熱蜘蛛の注意をひきつけつつ、もう片方のチームが、第二階層の入口を突破する手法で、第二階層への侵入は可能かと思われます。」
「勇敢で美しいだけではなく、聡明でもある。」
王は機嫌よく、クローディアに話しかけた。
「公はよいお子を持たれた。」
「過分なお言葉、ありがたく頂戴いたします。」
「では、フィオリナさまのご提案をもって、今後の『魔王宮』攻略の指針といたしましょう。」
クリュークが言う。
「ヤイバの蜘蛛の討伐隊には、ドルバーザ殿に依頼を出すとともに、調査と情報収集の助けとして『緑の指』を当てます。
第二階層への侵入は、我々・・・・」
チラリとエルマートを見やる。
「『栄光の盾』とクローディア公爵閣下の『白狼』とで当たります。」
「うむ。悪くないだろう。」
王は鷹揚に頷いた。
「だが、エルマートはまだ身体が回復しておらず、また、クローディア公爵の『白狼』もまた、フィオリナほか負傷者がでているはずだ。
第二階層への攻略は、みなの回復を待って行うことでよいか?」
「陛下のご配慮に感謝いたします。
クリュークは深々と頭を下げた。
「わたしもすでに何名かを西方域より増援としてこちらに向かわせております。
数日のうちには、迷宮内での戦闘に長けた強者が到着いたします。」
「ふうむ?」
ボルテック卿がにやにやと笑いながら、クリュークを見た。
「さすがに『魔王宮』を相手に出し惜しみはなしと悟ったか?
して、誰を呼んだ? “絵師”ニコルはあまり戦闘向きとは言えんと思うが?」
「“竜殺”ゴルバ、“神獣使い”ラキエ、“聖者”マヌカ」
どよめきが広がる。
いずれも半ば伝説となった英雄たちではないか。
クリュークという男はそこまで大物だったのか!
「魔王をも屠れそうな者たちよな。」
王は興奮を隠せぬように、身を乗り出した。
「クローディア、お主はどうじゃ? いやお主自身の技前、そして今回見せてもらったフィオリナの力、たしかに素晴らしいものだが、なにか補強は考えてもおるか?」
「我が『白狼』に加入ではなく、あくまで迷宮攻略への助力を乞う、という形になりますが。」
王はクリュークの対抗馬として、クローディアを持ち上げている。
周りのものたちは、そう理解していた。
かのバルゴール強欲伯のように少し先が見える者は、クリュークという得体の知れない人物に国が意のままにされるよりは、外様なれど由緒正しいクローディア公爵家のほうが、いろいろにマシだろうと秘かに思っていた。
「さすがは、クローディア公爵!
そこまですでにお考えとは!」
バルゴールは大袈裟に手を打った。
クローディア公爵推しの彼としては、クリュークがあげたとんでもないビッグネームに匹敵はしないまでも、そこそこ名のしれた冒険者を、いち早く手配した、というところで、クローディアを持ち上げるつもりであった。
「いや、バルゴール伯爵。わたしくはつたない伝を辿って、応援を依頼したのみ。
組織として、熟練の冒険者を自在に呼べるクリューク殿とは比較にはなりません。
そもそもわたしがかの者に連絡を取ったのが、つい一昨日のこと。
到着はいましばらくあとになるかと…」
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