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第50話 駆け出し冒険者と真祖
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ラウル=リンドは、一糸まとわぬ姿で姿見の前に立っていた。
姿見の中の彼女もまた当然のごとくに裸体を晒している。
特に気負うところもなく。
そのまま、じっと姿見に映る自分を見つめていた。
正直困ったのは、ルトのほうである。これはおまえたちの責任でもあるのだから、付き合え、と言われて、彼女の私室に通されたら、部屋の主が、いきなり裸になって鏡で自分の姿を眺めはじめたのである。
それに、なんというか。
ラウルは美しかった。
髪を短くしていることもあって、その美貌は少年のようにも見える。その体つきは女性らしい丸みを帯びたものではなく、引き締まって、筋肉の線がくっきりと見えている。
それでいながら乳房は形よく盛り上がり、そもそも授乳の必要がない、吸血鬼になぜ乳房が必要なのか、とルトが関係ないことを考えて気を紛らわせねばならないほど、それは扇情的なまでに美しかった。
そのまま、ラウルは鏡につぶやく。
「水鏡・・・・双極」
ゆらゆら。
と姿見がゆれたように見えた。
だが、鏡の中に映るのは相変わらず、ラウル=リンドの姿だった。
鏡の中のラウルがにっと笑う。
そのまま、顔を顰めてみせる。
頬を膨らませてみせる。
ラウルの顔は、見えない。
ルトはしばし見ているうちに妙な不安感にかられた。
ラウルは、別に百面相などやっていなく。
鏡の中のラウルだけが勝手に表情を作っているのではないか、と。
むろん、そんなことはなく。
振り返ったラウルがにっこりと笑っていた。鏡の中ラウルもまた同じ表情で笑っていた。
ああ、だいじょうぶだ。
え?
それ・・・はないよ、な。
「双極・・・円環。」
二人のラウルが同時に同じ言葉を口にする。
もう一度、鏡を波紋が取り巻き・・・姿見の中からラウル=リンドが歩み出た。
いや、それはラウルではなく。
「ロウ・・・さん?」
「いかにも。」
ラウルが、マントを渡すと、ロウ=リンドは素早くそれを羽織った。
ラウルも同じくマントを羽織って裸体を隠す。
「お前の主は見事にわたしの首を刎ねた。」
ロウは、悔しそうに、嬉しそうに言って。ルトの目の前のソファにドスンと腰をおろした。
「どうやったと思う? 色仕掛けだよ、色仕掛け。
完全にやられたた。調子にのって血を吸ってやろうと思ったら」
首を指で横にさする。
「首を取られても滅ぼせない、真祖吸血鬼。」
ルトは首をふってため息をつく。
「どんだけ化け物なんだか。」
「その首をとったお前の主を褒めるべきだな。」
「まあ、半分の階層主ですからねえ。」
ロウとラウルが顔を見合わせる。
「どこまで理解している?」
「たぶん、全部。
同じことをやれって言われたらできませんけど。
つまりあなた方はもともと一人の吸血鬼。
それをふたつにわけて、一人が倒されてももう一人がいれば、必ず復活できる。
そういう存在になっている。
倒すのなら二人同時じゃないとだめ。
だから、あなたたちはいつも別々に現れて別々に行動している。」
「ね、フィオリナより、むしろこの子が怖くない?」
「そんな気もしてきた。半世紀、接触を絶ってる間に、いったい人類はどうなってるんだ。
…で、今、珍しく私たちが揃って同じ場所にいるわけだが?
斃してみるか?」
「フィオリナとふたりなら、やるだけはやってみてもいいですけど。ぼく一人では。
それに階層主との信頼と友情を目先の利益よりも優先したいんですけど。」
「・・・まあ、たしかに階層主の好意をぶち壊すに値する栄誉と報酬は想像しにくいが。」
「目先の情欲にかられて、首を刎ねられた階層主もいるようですが。」
「だあれかなあ、そんなバカ」
「いるわけないよねえ、そんなバカ。」
ぼご
と鈍い音がしてラウルが頭を抑えた。
「元はひとり・・・・」
ルトが首をかしげた。
「現在はだいぶ性格的に違うようですが。」
「性格なんてものは、だな。
魂の見え方に過ぎない。
わたしは外向き、ラウルは内向き。どっちが正しくてどっちが上でもない。
例えば、わたしは好みのタイプがいると、周りを見ずにぐいぐい行くほうだが、ラウルはこっそりと覗き見した絵姿を描いて、ひとりため息をつくタイプだ・・・・」
そこまで、言ってロウはなにかに気がついたように、ラウルの首を締め上げた。
「ラウル!スケッチブック!!出せ!」
「え、ええ~~~、なんのことお??」
「いいから!」
同じ姿の美少女の取っ組み合いを、目の保養と眺めるべきか、止めるべきか。
なにしろ、お互いに裸体の上から、マントを羽織っただけの姿なので、だまって立っているよりもいろいろと見えてしまったりもする。
また、止めにはいったところで、彼女たちの怪力の前では、人間の首などいとも簡単に吹っ飛ぶだろう。
「それで!」
とりあえずルトは大声で叫んでみた。
「フィオリナはどうなったんですかっ!」
ぶわっ
と部屋中に画用紙が舞った。
「あわあわわわわわ。」
あわてて、拾い集めるほうがラウルで、一枚をひったくって、怖い顔で眺めるほうがロウなのだろう、おそらく。
ルトも一枚を拾い上げて見てみると。
それは、地面に倒れたフィオリナに馬乗りになった、ロウが牙を突き立てようとしている素描、だった。
いや、そういうところなのだろうが、ロウの大きくはだけたマントの下は、ほぼ裸。
組み敷かれたフィオリナも、服、というより「元」服が、身体の一部を覆っているだけ、というほぼ春画にちかいものだった。
何枚かひったくって見てみると、いろいろと角度がかわったり、視点がかわったりしているものの、ほぼすべてが同じモチーフで、ロウとフィオリナの「色仕掛け」のシーンが延々と描かれていた。
「なんというか・・・・」
不幸中の幸いは、これを描いたのが、人間ではなかったことだろう。
ほかの者の目に触れなければ、この話はなかったことにするに限る。
「フィオリナなら、ぶ、無事だと思う!」
ラウルが部屋を逃げ回りながら、今度は嫌がらせのように、作品の数々をばらまき、叫んだ。
「ちょうど、冒険者のパーティが助けに到着したところだった、から! あれってたぶん、フィオリナの父親じゃないかな。」
白狼、がまさにとんでもないタイミングで。
ルトは真剣にクローディア公爵と彼の仲間たちの安否を気遣った。
ラウルの素描が、盾のようにまわりながらその姿を隠す。
「それでは、かわいい『妹』よ、しばしお別れを! 迷宮の防衛は任せた!!」
ごおっと、風が起こり、部屋の調度が吹き飛ぶ。
ルトは、作り付けの棚にしがみついて突風をやり過ごした。
風がやんだとき、ラウルの姿はもう、部屋にはない。
調度の類は固定されたもの以外は、吹き飛び、豪奢に整えられていた部屋は見るも無残な家具の残骸の集合体となりはてていた。
「自分の絵を『魔方陣』に見立てて“転移”はちょっと新しい、かも。」
「このありさまで感想がそれ、か。」
「いや、絵を残らず始末しても、ラウルの頭の中はどうにもならないわけで。」
「ラウルは、フィオリナを害さないという誓いをたてている。」
ロウは、顔をしかめながら言った。
「不死者にとって、これは厳粛なものだ。もともと、自分の世界に耽溺するために絵を描いているのだから、第三者にこれが見られることはない。」
残った絵が、もう一度、一斉に浮かび上がり・・・・一斉に燃え尽きた。
「あ、おぬし用に、一枚くらいは残しておいたほうがよかったか?」
悪戯っぽい笑いを浮かべて、美貌の吸血鬼がささやいた。
「まあ、そのうちに。
そのときは、あらためて、ラウルに頼むかもしれません。」
ルトは、笑い返した。
「あなたも一枚くらいは欲しいんでしょ。」
ロウの笑いが凍りつく。
図星だったらしい。
「それともフラれたあげくに首をとられた相手の顔はもう見たくもないですか?」
ロウが、叫んだ。
「フラれてない! そ、そうだ! フィオリナとデートの約束をしたんだった!
アップルパイをおごって貰う約束になってる!」
「そういう約束は、フィオリナにとってはけっこう、厳粛なものなのです。」
ルトは、真面目くさって言った。
「言ったからには、彼女はきっと約束を果たしますよ。
その日が早く来るように、とりあえず、ぼくのほうの約束をすすめてもらえますか?」
姿見の中の彼女もまた当然のごとくに裸体を晒している。
特に気負うところもなく。
そのまま、じっと姿見に映る自分を見つめていた。
正直困ったのは、ルトのほうである。これはおまえたちの責任でもあるのだから、付き合え、と言われて、彼女の私室に通されたら、部屋の主が、いきなり裸になって鏡で自分の姿を眺めはじめたのである。
それに、なんというか。
ラウルは美しかった。
髪を短くしていることもあって、その美貌は少年のようにも見える。その体つきは女性らしい丸みを帯びたものではなく、引き締まって、筋肉の線がくっきりと見えている。
それでいながら乳房は形よく盛り上がり、そもそも授乳の必要がない、吸血鬼になぜ乳房が必要なのか、とルトが関係ないことを考えて気を紛らわせねばならないほど、それは扇情的なまでに美しかった。
そのまま、ラウルは鏡につぶやく。
「水鏡・・・・双極」
ゆらゆら。
と姿見がゆれたように見えた。
だが、鏡の中に映るのは相変わらず、ラウル=リンドの姿だった。
鏡の中のラウルがにっと笑う。
そのまま、顔を顰めてみせる。
頬を膨らませてみせる。
ラウルの顔は、見えない。
ルトはしばし見ているうちに妙な不安感にかられた。
ラウルは、別に百面相などやっていなく。
鏡の中のラウルだけが勝手に表情を作っているのではないか、と。
むろん、そんなことはなく。
振り返ったラウルがにっこりと笑っていた。鏡の中ラウルもまた同じ表情で笑っていた。
ああ、だいじょうぶだ。
え?
それ・・・はないよ、な。
「双極・・・円環。」
二人のラウルが同時に同じ言葉を口にする。
もう一度、鏡を波紋が取り巻き・・・姿見の中からラウル=リンドが歩み出た。
いや、それはラウルではなく。
「ロウ・・・さん?」
「いかにも。」
ラウルが、マントを渡すと、ロウ=リンドは素早くそれを羽織った。
ラウルも同じくマントを羽織って裸体を隠す。
「お前の主は見事にわたしの首を刎ねた。」
ロウは、悔しそうに、嬉しそうに言って。ルトの目の前のソファにドスンと腰をおろした。
「どうやったと思う? 色仕掛けだよ、色仕掛け。
完全にやられたた。調子にのって血を吸ってやろうと思ったら」
首を指で横にさする。
「首を取られても滅ぼせない、真祖吸血鬼。」
ルトは首をふってため息をつく。
「どんだけ化け物なんだか。」
「その首をとったお前の主を褒めるべきだな。」
「まあ、半分の階層主ですからねえ。」
ロウとラウルが顔を見合わせる。
「どこまで理解している?」
「たぶん、全部。
同じことをやれって言われたらできませんけど。
つまりあなた方はもともと一人の吸血鬼。
それをふたつにわけて、一人が倒されてももう一人がいれば、必ず復活できる。
そういう存在になっている。
倒すのなら二人同時じゃないとだめ。
だから、あなたたちはいつも別々に現れて別々に行動している。」
「ね、フィオリナより、むしろこの子が怖くない?」
「そんな気もしてきた。半世紀、接触を絶ってる間に、いったい人類はどうなってるんだ。
…で、今、珍しく私たちが揃って同じ場所にいるわけだが?
斃してみるか?」
「フィオリナとふたりなら、やるだけはやってみてもいいですけど。ぼく一人では。
それに階層主との信頼と友情を目先の利益よりも優先したいんですけど。」
「・・・まあ、たしかに階層主の好意をぶち壊すに値する栄誉と報酬は想像しにくいが。」
「目先の情欲にかられて、首を刎ねられた階層主もいるようですが。」
「だあれかなあ、そんなバカ」
「いるわけないよねえ、そんなバカ。」
ぼご
と鈍い音がしてラウルが頭を抑えた。
「元はひとり・・・・」
ルトが首をかしげた。
「現在はだいぶ性格的に違うようですが。」
「性格なんてものは、だな。
魂の見え方に過ぎない。
わたしは外向き、ラウルは内向き。どっちが正しくてどっちが上でもない。
例えば、わたしは好みのタイプがいると、周りを見ずにぐいぐい行くほうだが、ラウルはこっそりと覗き見した絵姿を描いて、ひとりため息をつくタイプだ・・・・」
そこまで、言ってロウはなにかに気がついたように、ラウルの首を締め上げた。
「ラウル!スケッチブック!!出せ!」
「え、ええ~~~、なんのことお??」
「いいから!」
同じ姿の美少女の取っ組み合いを、目の保養と眺めるべきか、止めるべきか。
なにしろ、お互いに裸体の上から、マントを羽織っただけの姿なので、だまって立っているよりもいろいろと見えてしまったりもする。
また、止めにはいったところで、彼女たちの怪力の前では、人間の首などいとも簡単に吹っ飛ぶだろう。
「それで!」
とりあえずルトは大声で叫んでみた。
「フィオリナはどうなったんですかっ!」
ぶわっ
と部屋中に画用紙が舞った。
「あわあわわわわわ。」
あわてて、拾い集めるほうがラウルで、一枚をひったくって、怖い顔で眺めるほうがロウなのだろう、おそらく。
ルトも一枚を拾い上げて見てみると。
それは、地面に倒れたフィオリナに馬乗りになった、ロウが牙を突き立てようとしている素描、だった。
いや、そういうところなのだろうが、ロウの大きくはだけたマントの下は、ほぼ裸。
組み敷かれたフィオリナも、服、というより「元」服が、身体の一部を覆っているだけ、というほぼ春画にちかいものだった。
何枚かひったくって見てみると、いろいろと角度がかわったり、視点がかわったりしているものの、ほぼすべてが同じモチーフで、ロウとフィオリナの「色仕掛け」のシーンが延々と描かれていた。
「なんというか・・・・」
不幸中の幸いは、これを描いたのが、人間ではなかったことだろう。
ほかの者の目に触れなければ、この話はなかったことにするに限る。
「フィオリナなら、ぶ、無事だと思う!」
ラウルが部屋を逃げ回りながら、今度は嫌がらせのように、作品の数々をばらまき、叫んだ。
「ちょうど、冒険者のパーティが助けに到着したところだった、から! あれってたぶん、フィオリナの父親じゃないかな。」
白狼、がまさにとんでもないタイミングで。
ルトは真剣にクローディア公爵と彼の仲間たちの安否を気遣った。
ラウルの素描が、盾のようにまわりながらその姿を隠す。
「それでは、かわいい『妹』よ、しばしお別れを! 迷宮の防衛は任せた!!」
ごおっと、風が起こり、部屋の調度が吹き飛ぶ。
ルトは、作り付けの棚にしがみついて突風をやり過ごした。
風がやんだとき、ラウルの姿はもう、部屋にはない。
調度の類は固定されたもの以外は、吹き飛び、豪奢に整えられていた部屋は見るも無残な家具の残骸の集合体となりはてていた。
「自分の絵を『魔方陣』に見立てて“転移”はちょっと新しい、かも。」
「このありさまで感想がそれ、か。」
「いや、絵を残らず始末しても、ラウルの頭の中はどうにもならないわけで。」
「ラウルは、フィオリナを害さないという誓いをたてている。」
ロウは、顔をしかめながら言った。
「不死者にとって、これは厳粛なものだ。もともと、自分の世界に耽溺するために絵を描いているのだから、第三者にこれが見られることはない。」
残った絵が、もう一度、一斉に浮かび上がり・・・・一斉に燃え尽きた。
「あ、おぬし用に、一枚くらいは残しておいたほうがよかったか?」
悪戯っぽい笑いを浮かべて、美貌の吸血鬼がささやいた。
「まあ、そのうちに。
そのときは、あらためて、ラウルに頼むかもしれません。」
ルトは、笑い返した。
「あなたも一枚くらいは欲しいんでしょ。」
ロウの笑いが凍りつく。
図星だったらしい。
「それともフラれたあげくに首をとられた相手の顔はもう見たくもないですか?」
ロウが、叫んだ。
「フラれてない! そ、そうだ! フィオリナとデートの約束をしたんだった!
アップルパイをおごって貰う約束になってる!」
「そういう約束は、フィオリナにとってはけっこう、厳粛なものなのです。」
ルトは、真面目くさって言った。
「言ったからには、彼女はきっと約束を果たしますよ。
その日が早く来るように、とりあえず、ぼくのほうの約束をすすめてもらえますか?」
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ご覧いただきありがとうございます。なんとか完結しました。彼らの物語はまだ続きます。後日談https://www.alphapolis.co.jp/novel/807186218/844632510
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