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第45話 フィオリナ救出作戦!
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クローディアは息をのんだ。
彼の記憶にあるリヨンは、虎の隈取を全身に施された、どちらかと言えば小柄な、無邪気さと残虐さを兼ね備えた少女だったのだが。
「やあ、わたしの勇者さま」
声は軋るようなしゃがれ声だった。
「実はちょっと喉を焼いちゃってね。」
全身が赤や青や白や、明るい色合いで塗りつぶされている。
なにかのボディスーツでもきているようにも見えたが、おそらくはそれ自体がペインティングなのだろう。
乳房と股間だけがカップを被せたようにやや厚めに、塗られていた。
髪はピッタリと撫でつけられ、兜でもかぶっているかのよう。まぶたにまで深く塗り込まれたペイントがちょうど面貌のように口元以外を覆っている。
「驚いた?」
「まあ、驚いております。
これは、能力付与の紋章のようなものですか?」
「ようなもの、ではなくて、そのものだよ。わたしの勇者さま。」
チカチカと内側から瞬き続ける両手を下ろすと、リヨンは口元を歪めて大きく息を吐いた。
「…前の姿のほうが好みかな?」
「わたしは、紋章学の素養もない武辺者だが。」
クローディアは、無惨に切断された蜘蛛の死骸の山を見ながら、言う。
リヨンの両手から飛び出した光の鞭は、魔力、斬撃への耐性を高めたはずの、銀色蜘蛛の体をいとも容易く両断し、また、変幻自在に伸び、くねり、蜘蛛どもがいくら敏速に回避しても追尾して一片の狂いもなく殺戮してのけた。
今、その武器は、リヨンの腕の中に紋様として収まっている。
「体に負担はないのか?」
リヨンはしばし、俯いてもう一度ため息をついた。
「ああ、泣く機能はないみたい。
あとは、食べることとか飲むこととかも不要。息を吸うことも不要。
いまはしゃべるために空気の出し入れをしてるんだけど。」
「クリューク殿」
クリュークは慇懃にクローディアに一礼した。
「ご心配なく、閣下。
これは戦闘用の紋様です。攻略が一段落すれば、解除いたします。」
「では、やはり苦痛を伴うものなのですか?」
「金属製の全身鎧のようなものです。戦闘には有効ですが、無限に装着したままではいられません。」
「だいじょうぶ、だいじょうぶだよ、わたしの勇者さま。」
リヨンは笑った。笑ってみせた。
「ニコルの紋章、か。」
ゾルがうめいた。
「その通りです、ゾル殿。」
クリュークは、クローディアのパーティメンバーにも丁寧だった。
負傷したヨウィスを欠いた狼たちの群れはクローディアを含めて、四名。
クリュークとリヨンを含めた6名で臨時のパーティを組んだのだが、彼らが選んだルートがアタリだったようだった。
蜘蛛の群れを掃蕩した先には、煮えたぎるマグマの湖がひろがり、その中心には小さな島と、地下へ通じる階段が見える。
傷ついて意識を失ったヨウィスを抱きかかえるようにして、エルマートとイリアが現れたのが、第一階層、棺桶に似た箱が並んだ空洞、通称「霊安室」だった。
居合わせたパーティに保護され、無事に地上に戻ったものの、失神していたヨウィスはもちろん、エルマートとイリアもなにかの術にかけられていたらしく、第二階層からどうやって戻ったのかは、記憶が飛んでいた。
記憶をさぐる魔道の技でも、彼らは第二階層から階層主によって、第一階層へ導かれ、そこからは「白い蜘蛛」が道案内をしてくれた、ということがおぼろげに分かったのみ。
それでも第二階層への入口は近くにあると、冒険者たちは霊安室、およびその周辺を捜索しまくり、ついに置かれた「棺桶」のひとつが空洞であり、そこから降りた広間から、さらに多方面に伸びる通路が伸びていることが発見された。
だが、そこからの先の侵入は、第一階層主の神獣や新たなる変異種との遭遇が予想されたため、踏破級以上のパーティで捜索に当たることとなった。
「雷光流剣技会」や「緑の指」、緋のドルバーザとその従者、など無傷で投入できるパーティが限られていたため、クローディア公爵のパーティ「白狼」は、肝心のエルマート王子を欠いたままの「栄光の盾」と行動をともにすることになったのだ。
リヨンは、全身をマントでくるみ、フードを深くおろしたまま、クリュークの影に隠れるようにして、一言も口を聞くことなく、ここまで来たのだったが・・・・
「あそこから、第二層に降りることができそうです。
溶岩の海を渡る方法を考えないと・・・」
白狼の魔導師コッペリオが、観測用のかもめに似た使い魔の目を通して、そう告げた。
マグマが割れて、半透明の蜘蛛の化け物が飛び出して、コッペリオの使い魔をアギトにとらえてまたマグマの中に姿を消した。
「・・・・まあ、さきにアレをどうにかしないと行けないわけですが。」
「コッペリオ導師、あなたの魔道でなんとかなりませんか?」
アイベルが、汗を拭いながら尋ねた。
「逆にあなたの剣でなんとかなりますか?」
「わかりました。ではまず、あの蜘蛛をマグマから引きずり出してください。」
「トンチ問答をしている場合か。」
クローディアは叱ったが本気ではない。
アイベルはもともと、騎士団の副長であり、迷宮探索や冒険者という人種についても詳しくはない。
一方、コッペリオはいささか後ろ暗い部分も含めて「腕利き」の冒険者である。
感情的に反発し合うより、軽口をたたきあってくれたほうがありがたい。
どちらも掛け替えのない戦力である。
とは言え、ヨウィスを欠いたのは実に痛い、と思わないわけでもなかった。
たとえば、彼女の「収納」にあるありったけの水をマグマに注ぎ込む。
当然、大爆発がおきるが、その中ではおそらく蜘蛛も無事ではいられないだろう。
「リヨン」
クリュークが声をかけるまで、リヨンは、一歩マグマに近いところに突っ立ったまま、煮えたぎるマグマを眺めていた。
「・・・汗をかく能力もないのか・・・体温調整はどうなっている?
さすがにこれに手を突っ込んで無傷でいることもできない・・・と思うが・・・」
ぶつぶつと言いながら、リヨンは両手を前に差し出す。
先ほどは、手首から二の腕にかけて施された文様が、光の鞭となって飛び出したのだが、今回は・・・・・
深い青と輝く白の二色からなる螺旋。
急速に絡み合い、渦を作ったその未知のエネルギーは、彼ら一行の目の前の空間に絡みつき、蹂躙し、それをこそぎ落とした。
次の瞬間、彼らは、マグマの湖に浮かぶ小島の上にいた。
「あ・・・・」
コッペリオは呆けたように口を開けた。
魔道の知識があるだけに、なにが起こったかを漠然とながら理解したのだ。
空間転移。
しかし、既存のいかなる転移方法とも異なる。
リヨンの螺旋の力は、目の前の空間そのものに作用し・・・これを削り取ったのだ。
目の前の空間がなくなれば、彼らと目的である第二階層への入口がある小島との距離は限りなくゼロになる。
結果、空間転移に近い効果があったわけなのだが、削り取られる空間にもし、対象がいれば、これはどうなるのだろう?
空間もろともに消滅させられるのか?
だとすれば、これは防御も回避も不可能な攻撃なのではないか。
「さ、早く第二層へ。」
クリュークは、リヨンのこの能力を知っていたのだろう。
あわてる風もなく、一行を入口へと促した。
マグマの湖から再び、あの半透明の蜘蛛が姿を表した。
蜘蛛はガラス片をこすり合わせるような叫びをあげて、マグマの上を走った。
その身体に、コッペリオが投じた氷の槍が次々と着弾するが、ダメージが通ったようには見えない。
「この暑さのなかじゃ、それは悪手ですぜ、コッペリオの旦那。」
ぼそっとゾアが呟いた。
抜き打ちに放った魔剣の一撃が生んだ衝撃波が、マグマを巻き上げ、突進する蜘蛛を大波となって飲み込む。
「熱と相性がいいのは、自分だけと思ったら大間違いだぜ、炎熱蜘蛛さん。」
マグマの熱さそのものは、ダメージとはならないのだろうが、とけた溶岩の芳流に変異体としてはやや小柄な蜘蛛は、押し流される。
たまらず、飛び上がった蜘蛛の額にクローディアの放った矢が命中し、さらにリヨンの光の鞭が足を三本切り飛ばした。
蜘蛛はそのまま、マグマに落下。
「わたしと勇者さまのコンビネーションをみたか!」
リヨンが拳をあげて、叫んだ。
絵師ニコルの紋章が、どんな能力を与えたにせよ、リヨンの性格までは侵食してはいないようだった。
クローディアは密かに安堵した。
彼の記憶にあるリヨンは、虎の隈取を全身に施された、どちらかと言えば小柄な、無邪気さと残虐さを兼ね備えた少女だったのだが。
「やあ、わたしの勇者さま」
声は軋るようなしゃがれ声だった。
「実はちょっと喉を焼いちゃってね。」
全身が赤や青や白や、明るい色合いで塗りつぶされている。
なにかのボディスーツでもきているようにも見えたが、おそらくはそれ自体がペインティングなのだろう。
乳房と股間だけがカップを被せたようにやや厚めに、塗られていた。
髪はピッタリと撫でつけられ、兜でもかぶっているかのよう。まぶたにまで深く塗り込まれたペイントがちょうど面貌のように口元以外を覆っている。
「驚いた?」
「まあ、驚いております。
これは、能力付与の紋章のようなものですか?」
「ようなもの、ではなくて、そのものだよ。わたしの勇者さま。」
チカチカと内側から瞬き続ける両手を下ろすと、リヨンは口元を歪めて大きく息を吐いた。
「…前の姿のほうが好みかな?」
「わたしは、紋章学の素養もない武辺者だが。」
クローディアは、無惨に切断された蜘蛛の死骸の山を見ながら、言う。
リヨンの両手から飛び出した光の鞭は、魔力、斬撃への耐性を高めたはずの、銀色蜘蛛の体をいとも容易く両断し、また、変幻自在に伸び、くねり、蜘蛛どもがいくら敏速に回避しても追尾して一片の狂いもなく殺戮してのけた。
今、その武器は、リヨンの腕の中に紋様として収まっている。
「体に負担はないのか?」
リヨンはしばし、俯いてもう一度ため息をついた。
「ああ、泣く機能はないみたい。
あとは、食べることとか飲むこととかも不要。息を吸うことも不要。
いまはしゃべるために空気の出し入れをしてるんだけど。」
「クリューク殿」
クリュークは慇懃にクローディアに一礼した。
「ご心配なく、閣下。
これは戦闘用の紋様です。攻略が一段落すれば、解除いたします。」
「では、やはり苦痛を伴うものなのですか?」
「金属製の全身鎧のようなものです。戦闘には有効ですが、無限に装着したままではいられません。」
「だいじょうぶ、だいじょうぶだよ、わたしの勇者さま。」
リヨンは笑った。笑ってみせた。
「ニコルの紋章、か。」
ゾルがうめいた。
「その通りです、ゾル殿。」
クリュークは、クローディアのパーティメンバーにも丁寧だった。
負傷したヨウィスを欠いた狼たちの群れはクローディアを含めて、四名。
クリュークとリヨンを含めた6名で臨時のパーティを組んだのだが、彼らが選んだルートがアタリだったようだった。
蜘蛛の群れを掃蕩した先には、煮えたぎるマグマの湖がひろがり、その中心には小さな島と、地下へ通じる階段が見える。
傷ついて意識を失ったヨウィスを抱きかかえるようにして、エルマートとイリアが現れたのが、第一階層、棺桶に似た箱が並んだ空洞、通称「霊安室」だった。
居合わせたパーティに保護され、無事に地上に戻ったものの、失神していたヨウィスはもちろん、エルマートとイリアもなにかの術にかけられていたらしく、第二階層からどうやって戻ったのかは、記憶が飛んでいた。
記憶をさぐる魔道の技でも、彼らは第二階層から階層主によって、第一階層へ導かれ、そこからは「白い蜘蛛」が道案内をしてくれた、ということがおぼろげに分かったのみ。
それでも第二階層への入口は近くにあると、冒険者たちは霊安室、およびその周辺を捜索しまくり、ついに置かれた「棺桶」のひとつが空洞であり、そこから降りた広間から、さらに多方面に伸びる通路が伸びていることが発見された。
だが、そこからの先の侵入は、第一階層主の神獣や新たなる変異種との遭遇が予想されたため、踏破級以上のパーティで捜索に当たることとなった。
「雷光流剣技会」や「緑の指」、緋のドルバーザとその従者、など無傷で投入できるパーティが限られていたため、クローディア公爵のパーティ「白狼」は、肝心のエルマート王子を欠いたままの「栄光の盾」と行動をともにすることになったのだ。
リヨンは、全身をマントでくるみ、フードを深くおろしたまま、クリュークの影に隠れるようにして、一言も口を聞くことなく、ここまで来たのだったが・・・・
「あそこから、第二層に降りることができそうです。
溶岩の海を渡る方法を考えないと・・・」
白狼の魔導師コッペリオが、観測用のかもめに似た使い魔の目を通して、そう告げた。
マグマが割れて、半透明の蜘蛛の化け物が飛び出して、コッペリオの使い魔をアギトにとらえてまたマグマの中に姿を消した。
「・・・・まあ、さきにアレをどうにかしないと行けないわけですが。」
「コッペリオ導師、あなたの魔道でなんとかなりませんか?」
アイベルが、汗を拭いながら尋ねた。
「逆にあなたの剣でなんとかなりますか?」
「わかりました。ではまず、あの蜘蛛をマグマから引きずり出してください。」
「トンチ問答をしている場合か。」
クローディアは叱ったが本気ではない。
アイベルはもともと、騎士団の副長であり、迷宮探索や冒険者という人種についても詳しくはない。
一方、コッペリオはいささか後ろ暗い部分も含めて「腕利き」の冒険者である。
感情的に反発し合うより、軽口をたたきあってくれたほうがありがたい。
どちらも掛け替えのない戦力である。
とは言え、ヨウィスを欠いたのは実に痛い、と思わないわけでもなかった。
たとえば、彼女の「収納」にあるありったけの水をマグマに注ぎ込む。
当然、大爆発がおきるが、その中ではおそらく蜘蛛も無事ではいられないだろう。
「リヨン」
クリュークが声をかけるまで、リヨンは、一歩マグマに近いところに突っ立ったまま、煮えたぎるマグマを眺めていた。
「・・・汗をかく能力もないのか・・・体温調整はどうなっている?
さすがにこれに手を突っ込んで無傷でいることもできない・・・と思うが・・・」
ぶつぶつと言いながら、リヨンは両手を前に差し出す。
先ほどは、手首から二の腕にかけて施された文様が、光の鞭となって飛び出したのだが、今回は・・・・・
深い青と輝く白の二色からなる螺旋。
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次の瞬間、彼らは、マグマの湖に浮かぶ小島の上にいた。
「あ・・・・」
コッペリオは呆けたように口を開けた。
魔道の知識があるだけに、なにが起こったかを漠然とながら理解したのだ。
空間転移。
しかし、既存のいかなる転移方法とも異なる。
リヨンの螺旋の力は、目の前の空間そのものに作用し・・・これを削り取ったのだ。
目の前の空間がなくなれば、彼らと目的である第二階層への入口がある小島との距離は限りなくゼロになる。
結果、空間転移に近い効果があったわけなのだが、削り取られる空間にもし、対象がいれば、これはどうなるのだろう?
空間もろともに消滅させられるのか?
だとすれば、これは防御も回避も不可能な攻撃なのではないか。
「さ、早く第二層へ。」
クリュークは、リヨンのこの能力を知っていたのだろう。
あわてる風もなく、一行を入口へと促した。
マグマの湖から再び、あの半透明の蜘蛛が姿を表した。
蜘蛛はガラス片をこすり合わせるような叫びをあげて、マグマの上を走った。
その身体に、コッペリオが投じた氷の槍が次々と着弾するが、ダメージが通ったようには見えない。
「この暑さのなかじゃ、それは悪手ですぜ、コッペリオの旦那。」
ぼそっとゾアが呟いた。
抜き打ちに放った魔剣の一撃が生んだ衝撃波が、マグマを巻き上げ、突進する蜘蛛を大波となって飲み込む。
「熱と相性がいいのは、自分だけと思ったら大間違いだぜ、炎熱蜘蛛さん。」
マグマの熱さそのものは、ダメージとはならないのだろうが、とけた溶岩の芳流に変異体としてはやや小柄な蜘蛛は、押し流される。
たまらず、飛び上がった蜘蛛の額にクローディアの放った矢が命中し、さらにリヨンの光の鞭が足を三本切り飛ばした。
蜘蛛はそのまま、マグマに落下。
「わたしと勇者さまのコンビネーションをみたか!」
リヨンが拳をあげて、叫んだ。
絵師ニコルの紋章が、どんな能力を与えたにせよ、リヨンの性格までは侵食してはいないようだった。
クローディアは密かに安堵した。
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ご覧いただきありがとうございます。なんとか完結しました。彼らの物語はまだ続きます。後日談https://www.alphapolis.co.jp/novel/807186218/844632510
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