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本編
第28話
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次の日朝早くにギルドに行って昨日の事情聴取を受けてたらもう昼になってた
「ん~疲れたね~」
「だな~んじゃこの後は昼食べてから依頼でも受けてみるか?」
「それでいいかな?クロくんとあおくんはそれでいい?」
「「いいよー!!」」
「ん、じゃ、ご飯食べてからいい依頼を探してみよっか」
「「うん!」」「おう!」
それからご飯を食べてからまたギルドに戻ってきた
「じゃあどういう依頼をしよっか」
とゆうくん。
「最初だし薬草採取とかでいいんじゃない?」
とクロくん
う~ん、最初だしクロくんが言った通り薬草採取とかでいいと思うんだけど...でも魔物相手の戦闘も慣れておかないといけない気がするんだよなと思ってるとあおくんが
「魔物討伐も慣れとかないとだから魔物もやりたい!」
と言ってくれた
あはは...どうしよ...決められないと思ってゆうくんの方を見ると目が合った瞬間にやって笑った。おっと...これはなにかたくらんでる顔だ...
「んじゃ2つ受けて二手に分かれてやろっか。チーム分けは俺とあらんであおとクロでいいよな?」
わぁ、これは絶対さっさと以来終わらせてキスしまくる気だ!顔に書いてるもん!ってか昨日2人きりにしたせいで誘拐されたのにバカなのかな?うん、きっとバカなんだよ。ってことで
「..........バカなゆうくん置いといて僕とあおくんとクロくんの3人で魔物討伐しよっか」
「うん、そうだね!今回はかばえないよ...」
「やったー!あらんお兄ちゃんと一緒だー!」
「ってことでゆうくんはどうする?一人で薬草採取する?」
「うっ...ごめんて...ちょっとふざけただけじゃん...」
「へー、昨日2人きりにしたせいで誘拐されたこと忘れたんだ。へー」
「うわぁ、あらんお兄ちゃんが本気で怒ってるの初めて見た...怒らせないようにしようね、あお...!」
「う、うん。なんかいつもと雰囲気変わって怖い...」
え?2人に怖いって思われちゃったんだけど!もう!これもゆうくんのせいだな...ってことで今日はもう無視しますか!
「もう今日は無視するから!家にいてもいいけど、ちゃんと反省してね、バイバイ!悠璃!んじゃ、いこっか、2人とも!」
「う、うん!バイバイ、ゆう兄ちゃん...!」
「え~そんなぁ...!」
「うん、今のはお前が悪いよ...」
いつから聞いてたかわかんないけどギルマスさんに励まされてるのを聞いてから2人と手をつないで適当に魔物討伐の依頼書をカウンターに持って行ってギルドを後にした。
「あらんお兄ちゃんゆうりお兄ちゃん、いいの?」
「いいもん!2人のこと大事にしないで僕とのイチャイチャを優先する方が悪いんだよ!」
「でも、離れてよかったの...?初めてでしょ...?お兄ちゃん達、離れ離れになるの...」
「うっ...でも!迷子の時は離れ離れだったし...!」
「それは不可抗力じゃん...多分、ゆうりお兄ちゃんいないと危ないよ?それでもいいの?ちゃんと反省してるっぽかったし...許してあげれば...?今ならまだギルドにいるよ?」
「う~わかったよ...たしかにゆうくんいないと危険なのはわかるし...僕も不安だもん...」
「そうでしょ!ってことで迎えに行こうね!」
と言われ2人に手を引っ張られてギルドに戻ったするとまだゆうくんがギルマスと話していた。近づいてくとギルマスがこっちに気付いた
「ほらな?迎えに来たぞ?別に嫌われてないから安心しろ!」
「..........ぐすっ.......ごめんな...」
え...ゆうくんが泣いてる...ぼ、ぼくのせいなのかな...?と少しあたふたしてるとギルマスが教えてくれた
「あ~こいつ、あらんにゆうくん呼びじゃなくて名前で呼ばれたから嫌われたと思って泣いてんの。そんなんで嫌われたわけでもないのになぁ?」
あ~すごい。うん、もう言葉に表せないぐらい、すごい。ほら2人とも少し呆れてるよ?どうすんのこの空気...とりあえずゆうくんを連れて行かないと
「はい、とりあえず連れていきますね?ゆうくんにはあとでみんなの言うこと一つずつ絶対聞いてもらうからね?わかった?」
「はい、わかりました」
「じゃ、もう行くよ?ではお騒がせしました!」
と言って3人と一緒に街の外の森に向かった
ん~確か今回の依頼はゴブリン10体討伐だよね、依頼証明するためにゴブリンの持ってるこん棒を持ってかないといけないんだっけ?
「ねーねーゆうくん、ゴブリンを倒すときに注意することって何だと思う?」
..........返事がない...?んもう!いつまで落ち込んでんの!ほんといつもかっこいいし頼りになるのに!こうなるとほんとバカだよ!と思って声を出そうとしたら先にクロくんが注意してくれた
「もう!ゆう兄ちゃん!?そんなんでへこたれないで?あらんお兄ちゃんがお話ししてくれてるでしょ!?ちゃんとしないと魔物にやられるよ!?この場合あらんお兄ちゃんが一番狙われやすいんだけらね!魔力多いから!」
おっと、そういう大事なことはもっと早く言って欲しかったな...結構怖いんですけど...と震えてるとゆうくんと目が合った
「わかった!よし!ちゃんと俺が守るから!震えないで?」
と言ってほっぺを自分でたたいてた。
うん、守ってくれるみたいだから安心はするけどなんかすごそうな魔物が感知に引っかかってるんですけど...?
「ねぇ、すごい強そうな魔物が感知に引っかかってるのは僕だけですかね?」
「あはは...あおも実は気付いてた」
「クロも...でもさ!ゆう兄ちゃんを何とかしないとだったから...!」
「なら俺のせいか、すまん!.........っと結構速い速度で近づいてきてるな...よし!みんな戦闘準備!あらんとあおは魔法で魔物の足を止めて、クロは俺と剣で切りに行くぞ!」
「「わかった!」」
「ゆうくん...気を付けてね」
「おう!」
と言って駆けて行った
「んじゃ、魔法は何にする?」
「とりあえずファイヤーボールをゆうりお兄ちゃん達がつくまで打ち続けよう?」
「わかった!」
「「『ファイヤーボール』!」」
しばらく打ち続けてると姿が見えてきて亀みたいな魔物だった。
全然足を止めないな~と思ってるとあおくんが話しかけてきた
「ぜんぜん効いてないね...火属性耐性でもあるのかな...?ねぇ、あらんお兄ちゃん、あおが唱えた魔法に合わせて打てる?だんだん変えていこ?」
「わかった!」
「じゃあ、行くよ!『アイスランス』」
「『アイスランス』」
そのままいろんな魔法を試してるけど全然止まらないしゆうくんとクロくんが魔物のそばに着いて戦闘し始めてる。
「ねぇ、あおくん、この敵、魔法耐性絶対あるよね?ってかなんでこんな強そうな敵がこっちまで来てるの...?」
「えーと、多分、あらんお兄ちゃんの魔力のせい...かな...?魔物は魔力を感じられるから...」
「そっか...とりあえずあの2人の近くにいこっか!」
「え?危なくない?」
「危ないけど...近づかないと高火力の魔法打てないもん!」
「あらんお兄ちゃん、少しワクワクしてるでしょ?」
「あはは...ばれた?だって楽しいじゃん!」
と言ってあおくんの手を取って2人の近くにある木の裏をイメージして『転移』と頭の中で唱えた。そしたらすぐそこで2人が戦ってるのが見える。ちなみにあおくんはびっくりしてる
「んじゃ、加勢するよ!あおくん!」
「っ...!あとでその魔法教えてもらうからね!」
やっぱり?みんな転移使いたいよね?明日にでもみんなに教えよう、うん、そうしようと思いながらインフェルノを放つだけの魔力を練り上げる。放つには二人とも少し邪魔だな~あおくんは...さすが!僕がやろうとしてることをわかってるね!あとは2人によけてもらわないと!
「クロくん!ゆうくん!3秒後高火力魔法打つから!よけてね!」
「「わかった!」」
お~いいお返事!
「んじゃ行くよ!カウント!3!2!1!」
「「『インフェルノ』!」」
お~タイミングばっちり!さすがあおくん!とそろそろ煙がなくなってきた...!どうかな?倒せたかな?と思い目を凝らしてると攻撃が飛んできた。はぁ~、よかったぁ...!とっさに物理魔法結界張れてよかったぁ...!ってかまだ生きてるんか...
「んもう!しつこすぎ!」
「あらん!こいつ、魔法攻撃受けるとき甲羅の中に隠れてるぞ!」
「まんま亀じゃん!ってことは弱点はお腹とか?腕とか足とか頭?」
「たぶん!」
「ならあらんお兄ちゃんと一緒にひっくり返すから攻撃よろしく!」
え?どうやるの?と思ってるとあおくんが
「あらんお兄ちゃん!前使った雷魔法?でこいつを一回でも麻痺させて!そしたらあおが残り魔力でジェットストーム使ってひっくり返す!そしたらあらんお兄ちゃんひっくり返ったタイミングでウィンドプレス使って」
なるほど!そういうことか!でも逆でもいいんじゃ?と思ってると剣で攻撃を防いでるゆうくんが
「その役目逆じゃダメ?あおが倒れるぞ?」
「たぶん、全魔力使ってもあおの魔力じゃ麻痺させられないから!」
「なるほど!ならいくよ!『サンダーボルト』!あおくん!」
「『ジェットストーム』!あらんお兄ちゃん!」
「はい!ん~ここ!『ウィンドプレス』!あとはよろしく!2人とも!」
「「おう!」」
とたくましい返事を聞いて魔力不足で膝まついてるあおくんの手を取った
ん~うまくいくかわかんないけど『魔力譲渡』と心の中で唱えると魔力が減った気がしてあおくんの顔色がよくなった
「え?あらんお兄ちゃんどうやったの?」
「えーと...」
どう答えればいいか戸惑ってると
「まぁ、いいや!とりあえずあとで教えてもらうからね!今はまだ戦闘に集中!」
「はい!んじゃ援護!『ウィンドカッター』」
しばらく戦ってるとようやく魔物の魔力反応が消えて動きが止まった
「おー!初めての戦闘勝ったよ!あおくん!」
「でもここからも大変だよ...あの魔物解体しないとだから...」
「えっ...そんなことすんの?ギルドに任せられないかな...?」
「できるけどお金かかるよ...?」
などと話してると2人が魔物の返り血や土埃で汚くなって帰ってきた
うん、仕方がないのはわかるよ?でも気になっちゃうよね...!ってことで『浄化』と心の中で唱えた。うーん、なんかみんな僕が思い付きで新しい魔法使うとびっくりするよね。まぁどうでもいいんだけどさ...!
「うん!きれいになったね!お疲れ様!」
「はぁ、なんかもうあらんお兄ちゃんに突っ込むのもめんどくなってきたよ...」
「あはは...ごめんね?」
「そんなことより!なんであらんお兄ちゃんとあお、あんな早くこっち来れたの?」
とクロくんが近づいてくる
「それはあらんが転移っていうチート魔法使えるからだよ」
とすこし遅れてゆうくんもこっちに来る
「なっ...!クロにも教えて!」
「あはは...みんな同じ反応。いいよ!明日にでも教えるね!」
「やったー!」
「それよりもこれどうするんだ?」
とゆうくんが魔物の死体を指さして聞いてきた
「えー?僕たちだけで解体?できると思う?」
「クロは少しなら解体できるけどこんな大きいの初めてだよ?」
「だよねークロが無理ならあおも無理だよな~」
という言葉にあおくんは頷く。けどすぐに何か思い付いたようにこっちを見た
「ね!あらんお兄ちゃんが精霊さんにお願いしてみれば?案外いけるかもよ?」
「あー、その手は考えてなかった」
とゆうくん
「えー!?そんなのに精霊さん使っていいのかな?」
「いいと思うよ!だって嫌なら最初から精霊さんついてきてないし」
ん?あおくんなんか変なこと言ったような...?
「えっと...あおくん精霊さん見えるの?」
「あっ...えへへ」
と笑ってごまかした。いや~もう2人ともびっくりしちゃってるよ...!たぶんごまかせてないしね
「まぁ、それは後で聞くとしてとりあえず解体をお願いしてみよっか」
「うん!」
ってことで精霊さん!そこにある大きい魔物を解体してください!とお願いすると魔物が光って素材になっていった。
「うわ~!やっぱりできたね!クロ、収納できる?」
「う、うん。できるけどあらんお兄ちゃんにお願いしたら?」
「残念なことにまだ教えられてないんだよね~」
「そうなの!?わかった!クロに任せて!」
と言い、クロくんが一瞬で素材を回収していった
「んじゃ、さっさとゴブリン10体倒して依頼達成しようぜ~」
「そうだね!んじゃ探してみよっか...『探知』」
う~ん、ゴブリンぽい魔力...........あった!これかな?結構近くにいるね!
「ここからまっすぐの場所に15体いるよ!」
「りょーかい!思ったんだけど感知と探知って何が違うんだ?」
「え~と、感知がこっちに向かってくる魔物が分かるので探知は探したいものを特定して探すやつだよ」
「ふ~ん、全然違うんだな~あおは使える?」
「使えない~だって頭痛くなるもん!魔力消費やばいし」
「あ~チートあらんだから使えるって感じか」
「たぶんね!」
「もう!はやくいこ!ってか先に行ってるから!いこ!クロくん!」
「う、うん!」
それから少し歩いてからゴブリン15体とエンカウントしてイライラをぶつけるようにフャイヤーアローで瞬殺してこん棒をクロくんと拾ってたら2人が追い付いてきた
「お~終わってる!おつかれ!」
「ん、じゃ、拾い終わったし帰ろっか!」
「「「はーい!」」」
と返事をした3人と手をつないで人が少なめのとこに転移してギルドに行った
「ん~疲れたね~」
「だな~んじゃこの後は昼食べてから依頼でも受けてみるか?」
「それでいいかな?クロくんとあおくんはそれでいい?」
「「いいよー!!」」
「ん、じゃ、ご飯食べてからいい依頼を探してみよっか」
「「うん!」」「おう!」
それからご飯を食べてからまたギルドに戻ってきた
「じゃあどういう依頼をしよっか」
とゆうくん。
「最初だし薬草採取とかでいいんじゃない?」
とクロくん
う~ん、最初だしクロくんが言った通り薬草採取とかでいいと思うんだけど...でも魔物相手の戦闘も慣れておかないといけない気がするんだよなと思ってるとあおくんが
「魔物討伐も慣れとかないとだから魔物もやりたい!」
と言ってくれた
あはは...どうしよ...決められないと思ってゆうくんの方を見ると目が合った瞬間にやって笑った。おっと...これはなにかたくらんでる顔だ...
「んじゃ2つ受けて二手に分かれてやろっか。チーム分けは俺とあらんであおとクロでいいよな?」
わぁ、これは絶対さっさと以来終わらせてキスしまくる気だ!顔に書いてるもん!ってか昨日2人きりにしたせいで誘拐されたのにバカなのかな?うん、きっとバカなんだよ。ってことで
「..........バカなゆうくん置いといて僕とあおくんとクロくんの3人で魔物討伐しよっか」
「うん、そうだね!今回はかばえないよ...」
「やったー!あらんお兄ちゃんと一緒だー!」
「ってことでゆうくんはどうする?一人で薬草採取する?」
「うっ...ごめんて...ちょっとふざけただけじゃん...」
「へー、昨日2人きりにしたせいで誘拐されたこと忘れたんだ。へー」
「うわぁ、あらんお兄ちゃんが本気で怒ってるの初めて見た...怒らせないようにしようね、あお...!」
「う、うん。なんかいつもと雰囲気変わって怖い...」
え?2人に怖いって思われちゃったんだけど!もう!これもゆうくんのせいだな...ってことで今日はもう無視しますか!
「もう今日は無視するから!家にいてもいいけど、ちゃんと反省してね、バイバイ!悠璃!んじゃ、いこっか、2人とも!」
「う、うん!バイバイ、ゆう兄ちゃん...!」
「え~そんなぁ...!」
「うん、今のはお前が悪いよ...」
いつから聞いてたかわかんないけどギルマスさんに励まされてるのを聞いてから2人と手をつないで適当に魔物討伐の依頼書をカウンターに持って行ってギルドを後にした。
「あらんお兄ちゃんゆうりお兄ちゃん、いいの?」
「いいもん!2人のこと大事にしないで僕とのイチャイチャを優先する方が悪いんだよ!」
「でも、離れてよかったの...?初めてでしょ...?お兄ちゃん達、離れ離れになるの...」
「うっ...でも!迷子の時は離れ離れだったし...!」
「それは不可抗力じゃん...多分、ゆうりお兄ちゃんいないと危ないよ?それでもいいの?ちゃんと反省してるっぽかったし...許してあげれば...?今ならまだギルドにいるよ?」
「う~わかったよ...たしかにゆうくんいないと危険なのはわかるし...僕も不安だもん...」
「そうでしょ!ってことで迎えに行こうね!」
と言われ2人に手を引っ張られてギルドに戻ったするとまだゆうくんがギルマスと話していた。近づいてくとギルマスがこっちに気付いた
「ほらな?迎えに来たぞ?別に嫌われてないから安心しろ!」
「..........ぐすっ.......ごめんな...」
え...ゆうくんが泣いてる...ぼ、ぼくのせいなのかな...?と少しあたふたしてるとギルマスが教えてくれた
「あ~こいつ、あらんにゆうくん呼びじゃなくて名前で呼ばれたから嫌われたと思って泣いてんの。そんなんで嫌われたわけでもないのになぁ?」
あ~すごい。うん、もう言葉に表せないぐらい、すごい。ほら2人とも少し呆れてるよ?どうすんのこの空気...とりあえずゆうくんを連れて行かないと
「はい、とりあえず連れていきますね?ゆうくんにはあとでみんなの言うこと一つずつ絶対聞いてもらうからね?わかった?」
「はい、わかりました」
「じゃ、もう行くよ?ではお騒がせしました!」
と言って3人と一緒に街の外の森に向かった
ん~確か今回の依頼はゴブリン10体討伐だよね、依頼証明するためにゴブリンの持ってるこん棒を持ってかないといけないんだっけ?
「ねーねーゆうくん、ゴブリンを倒すときに注意することって何だと思う?」
..........返事がない...?んもう!いつまで落ち込んでんの!ほんといつもかっこいいし頼りになるのに!こうなるとほんとバカだよ!と思って声を出そうとしたら先にクロくんが注意してくれた
「もう!ゆう兄ちゃん!?そんなんでへこたれないで?あらんお兄ちゃんがお話ししてくれてるでしょ!?ちゃんとしないと魔物にやられるよ!?この場合あらんお兄ちゃんが一番狙われやすいんだけらね!魔力多いから!」
おっと、そういう大事なことはもっと早く言って欲しかったな...結構怖いんですけど...と震えてるとゆうくんと目が合った
「わかった!よし!ちゃんと俺が守るから!震えないで?」
と言ってほっぺを自分でたたいてた。
うん、守ってくれるみたいだから安心はするけどなんかすごそうな魔物が感知に引っかかってるんですけど...?
「ねぇ、すごい強そうな魔物が感知に引っかかってるのは僕だけですかね?」
「あはは...あおも実は気付いてた」
「クロも...でもさ!ゆう兄ちゃんを何とかしないとだったから...!」
「なら俺のせいか、すまん!.........っと結構速い速度で近づいてきてるな...よし!みんな戦闘準備!あらんとあおは魔法で魔物の足を止めて、クロは俺と剣で切りに行くぞ!」
「「わかった!」」
「ゆうくん...気を付けてね」
「おう!」
と言って駆けて行った
「んじゃ、魔法は何にする?」
「とりあえずファイヤーボールをゆうりお兄ちゃん達がつくまで打ち続けよう?」
「わかった!」
「「『ファイヤーボール』!」」
しばらく打ち続けてると姿が見えてきて亀みたいな魔物だった。
全然足を止めないな~と思ってるとあおくんが話しかけてきた
「ぜんぜん効いてないね...火属性耐性でもあるのかな...?ねぇ、あらんお兄ちゃん、あおが唱えた魔法に合わせて打てる?だんだん変えていこ?」
「わかった!」
「じゃあ、行くよ!『アイスランス』」
「『アイスランス』」
そのままいろんな魔法を試してるけど全然止まらないしゆうくんとクロくんが魔物のそばに着いて戦闘し始めてる。
「ねぇ、あおくん、この敵、魔法耐性絶対あるよね?ってかなんでこんな強そうな敵がこっちまで来てるの...?」
「えーと、多分、あらんお兄ちゃんの魔力のせい...かな...?魔物は魔力を感じられるから...」
「そっか...とりあえずあの2人の近くにいこっか!」
「え?危なくない?」
「危ないけど...近づかないと高火力の魔法打てないもん!」
「あらんお兄ちゃん、少しワクワクしてるでしょ?」
「あはは...ばれた?だって楽しいじゃん!」
と言ってあおくんの手を取って2人の近くにある木の裏をイメージして『転移』と頭の中で唱えた。そしたらすぐそこで2人が戦ってるのが見える。ちなみにあおくんはびっくりしてる
「んじゃ、加勢するよ!あおくん!」
「っ...!あとでその魔法教えてもらうからね!」
やっぱり?みんな転移使いたいよね?明日にでもみんなに教えよう、うん、そうしようと思いながらインフェルノを放つだけの魔力を練り上げる。放つには二人とも少し邪魔だな~あおくんは...さすが!僕がやろうとしてることをわかってるね!あとは2人によけてもらわないと!
「クロくん!ゆうくん!3秒後高火力魔法打つから!よけてね!」
「「わかった!」」
お~いいお返事!
「んじゃ行くよ!カウント!3!2!1!」
「「『インフェルノ』!」」
お~タイミングばっちり!さすがあおくん!とそろそろ煙がなくなってきた...!どうかな?倒せたかな?と思い目を凝らしてると攻撃が飛んできた。はぁ~、よかったぁ...!とっさに物理魔法結界張れてよかったぁ...!ってかまだ生きてるんか...
「んもう!しつこすぎ!」
「あらん!こいつ、魔法攻撃受けるとき甲羅の中に隠れてるぞ!」
「まんま亀じゃん!ってことは弱点はお腹とか?腕とか足とか頭?」
「たぶん!」
「ならあらんお兄ちゃんと一緒にひっくり返すから攻撃よろしく!」
え?どうやるの?と思ってるとあおくんが
「あらんお兄ちゃん!前使った雷魔法?でこいつを一回でも麻痺させて!そしたらあおが残り魔力でジェットストーム使ってひっくり返す!そしたらあらんお兄ちゃんひっくり返ったタイミングでウィンドプレス使って」
なるほど!そういうことか!でも逆でもいいんじゃ?と思ってると剣で攻撃を防いでるゆうくんが
「その役目逆じゃダメ?あおが倒れるぞ?」
「たぶん、全魔力使ってもあおの魔力じゃ麻痺させられないから!」
「なるほど!ならいくよ!『サンダーボルト』!あおくん!」
「『ジェットストーム』!あらんお兄ちゃん!」
「はい!ん~ここ!『ウィンドプレス』!あとはよろしく!2人とも!」
「「おう!」」
とたくましい返事を聞いて魔力不足で膝まついてるあおくんの手を取った
ん~うまくいくかわかんないけど『魔力譲渡』と心の中で唱えると魔力が減った気がしてあおくんの顔色がよくなった
「え?あらんお兄ちゃんどうやったの?」
「えーと...」
どう答えればいいか戸惑ってると
「まぁ、いいや!とりあえずあとで教えてもらうからね!今はまだ戦闘に集中!」
「はい!んじゃ援護!『ウィンドカッター』」
しばらく戦ってるとようやく魔物の魔力反応が消えて動きが止まった
「おー!初めての戦闘勝ったよ!あおくん!」
「でもここからも大変だよ...あの魔物解体しないとだから...」
「えっ...そんなことすんの?ギルドに任せられないかな...?」
「できるけどお金かかるよ...?」
などと話してると2人が魔物の返り血や土埃で汚くなって帰ってきた
うん、仕方がないのはわかるよ?でも気になっちゃうよね...!ってことで『浄化』と心の中で唱えた。うーん、なんかみんな僕が思い付きで新しい魔法使うとびっくりするよね。まぁどうでもいいんだけどさ...!
「うん!きれいになったね!お疲れ様!」
「はぁ、なんかもうあらんお兄ちゃんに突っ込むのもめんどくなってきたよ...」
「あはは...ごめんね?」
「そんなことより!なんであらんお兄ちゃんとあお、あんな早くこっち来れたの?」
とクロくんが近づいてくる
「それはあらんが転移っていうチート魔法使えるからだよ」
とすこし遅れてゆうくんもこっちに来る
「なっ...!クロにも教えて!」
「あはは...みんな同じ反応。いいよ!明日にでも教えるね!」
「やったー!」
「それよりもこれどうするんだ?」
とゆうくんが魔物の死体を指さして聞いてきた
「えー?僕たちだけで解体?できると思う?」
「クロは少しなら解体できるけどこんな大きいの初めてだよ?」
「だよねークロが無理ならあおも無理だよな~」
という言葉にあおくんは頷く。けどすぐに何か思い付いたようにこっちを見た
「ね!あらんお兄ちゃんが精霊さんにお願いしてみれば?案外いけるかもよ?」
「あー、その手は考えてなかった」
とゆうくん
「えー!?そんなのに精霊さん使っていいのかな?」
「いいと思うよ!だって嫌なら最初から精霊さんついてきてないし」
ん?あおくんなんか変なこと言ったような...?
「えっと...あおくん精霊さん見えるの?」
「あっ...えへへ」
と笑ってごまかした。いや~もう2人ともびっくりしちゃってるよ...!たぶんごまかせてないしね
「まぁ、それは後で聞くとしてとりあえず解体をお願いしてみよっか」
「うん!」
ってことで精霊さん!そこにある大きい魔物を解体してください!とお願いすると魔物が光って素材になっていった。
「うわ~!やっぱりできたね!クロ、収納できる?」
「う、うん。できるけどあらんお兄ちゃんにお願いしたら?」
「残念なことにまだ教えられてないんだよね~」
「そうなの!?わかった!クロに任せて!」
と言い、クロくんが一瞬で素材を回収していった
「んじゃ、さっさとゴブリン10体倒して依頼達成しようぜ~」
「そうだね!んじゃ探してみよっか...『探知』」
う~ん、ゴブリンぽい魔力...........あった!これかな?結構近くにいるね!
「ここからまっすぐの場所に15体いるよ!」
「りょーかい!思ったんだけど感知と探知って何が違うんだ?」
「え~と、感知がこっちに向かってくる魔物が分かるので探知は探したいものを特定して探すやつだよ」
「ふ~ん、全然違うんだな~あおは使える?」
「使えない~だって頭痛くなるもん!魔力消費やばいし」
「あ~チートあらんだから使えるって感じか」
「たぶんね!」
「もう!はやくいこ!ってか先に行ってるから!いこ!クロくん!」
「う、うん!」
それから少し歩いてからゴブリン15体とエンカウントしてイライラをぶつけるようにフャイヤーアローで瞬殺してこん棒をクロくんと拾ってたら2人が追い付いてきた
「お~終わってる!おつかれ!」
「ん、じゃ、拾い終わったし帰ろっか!」
「「「はーい!」」」
と返事をした3人と手をつないで人が少なめのとこに転移してギルドに行った
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