国宝級イケメンからモサ男に転生〜女装カフェやってます〜

籠 冬雪

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店長目線 【きゅん】

職権乱用(かも?)の罪悪感

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『あなた~おかえりなさい♡』

「え?ルアランくん?」

『何言ってるんですか?…モジモジ…結婚してるんだからはダメですよ♡』

あ、そうか…俺たち結婚してたのか~


 『あなた♡ ご飯にしますか?お風呂にしますか?
それとも……お・れ?♡』


うっ!!!

なんだこの破壊力は!!!

「ご、ご飯で…」

『あなたったら、可愛いんですね♡』

いやぁ~俺ったらこんな幸せでいいんですかねー神様ー?


『はい、今日もオムライス作っておきました!!栄養満点です!!……愛情も♡』

相変わらず可愛いなぁ~


「いっただきまーす!」

と、見てみるとオムライスは綺麗な黄色だった…



----------------------------------------------------




ーーーーーっは!

やはり夢か…


というか!!

俺は…俺は…

なんという夢を見てしまったんだー!


従業員と店長という間柄で……


俺は…………俺は…………



っは!   もしや…

これは職権乱用になるのでは無いか?

いや、でも俺の夢だしな…

知られなければ大丈夫だ!!うん!!




----------------------------------------------------

『おはようございます~~
あっ!店長もう鼻血は大丈夫ですか?』

「あ、ルアランくん…う、うん。もう大丈夫だよ」

『良かったぁ~
実は、オムライスが不味すぎたのかと思って心配してたんです…』


……え?

ルアランくんが心配?

……この俺に???


「ゴホン……心配ご無用ですよ
俺はもう大丈夫だからホントに心配大丈夫です」


嬉しさのあまり、変な日本語になってしまった

『なら良かったです!何かあったら言ってください!』


おぉ

なんて優しい人なんだ


今朝見た夢を思い出して、現実のルアランくんと照らし合わせてしまった俺の心がどれほど汚いものかよく思い知ったよ…

……すまん。
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